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2014年10月アーカイブ

西山瞳trio "parallax" 『Shift』リリースツアー:ライブ情報 / LIVE INFO

西山瞳さんがリーダーを務めるピアノ・トリオ・ユニット、"parallax(パララックス)"が6年振りに始動。
ニューアルバム『Shift』を10月8日にリリース、そしてツアーも決定しています。

このトリオが織りなすアンサンブルは、激しくも美しいグラデーション。
繊細とダイナミックが同居する、"parallax"ならではのサウンド、非常にかっこいいです。
(資料にもありましたが"parallax"は西山さんの「動」のトリオ!)

11月放送のライブ番組「Jazz Today」(2014年11月12日~2014年12月10日)では、
先日10月8日に横浜ドルフィーで行われたライブをご紹介。
予習も兼ねてこちらも是非お聴き下さい。

//www.jjazz.net/programs/toshiba-jazztoday/
「Jazz Today」11月度 (配信期間:2014年11月12日~2014年12月10日)


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【西山瞳trio "parallax" 『Shift』リリースツアー】

【メンバー】
西山瞳trio "parallax"
西山瞳(piano)
坂崎拓也(bass)
清水勇博(drums)

【日程】
11/22(土)小岩 Cochi 
東京都江戸川区南小岩8-12-6マンション中村II 1F  tel: 03-3671-1288
http://www.jazz-cochi.com/

11/26(水)新宿ピットイン
開場19:30 開演20:00 ¥3,000+税(1DRINK付)
新宿区新宿2-12-4 アコード新宿B1 tel: 03-3354-2024
http://www.pit-inn.com/index_j.php

11/27(木)伊豆修善寺 WOOD BOX 夢造作 
開場19:00 開演20:00 / 3,000円(1Drink付)
伊豆市修善寺4280-11 tel 0558-72-0622、090-8554-5420(渡辺様)
http://www.facebook.com/syuzennjisanntyouraibu

11/28(金)名古屋 Star Eyes 
開場18:00 開演19:30 / 予約3,000円 当日3,500円
名古屋市千種区菊坂町3-4-1 tel 052-763-2636
http://www.stareyes.co.jp

11/29(土昼)枚方 Blue Lights
開場14:30 開演15:00 / 料金 4,000円(1ドリンク付き)
大阪府枚方市東香里元町15-23 tel 072-854-1633
http://jazzspotbluelights.web.fc2.com

11/30(日)梅田 Mr. Kelly's
開場18:00 開演1st19:00, 2nd 20:30  charge 3,200円
大阪市北区曽根崎新地2-4-1 tel 06-6342-5821
http://www.misterkellys.co.jp


【Shift / Hitomi Nishiyama Trio "parallax"】





【10月8日新譜『Shift / 西山瞳trio"parallax"』】

■タイトル:『Shift』
■アーティスト:西山瞳trio"parallax"
■発売日:2014年10月8日
■税込定価:2,916円
■レーベル: Meantone (DIW)
■製品番号:MT-06

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amazon link

[メンバー]
西山 瞳 ピアノ Hitomi Nishiyama : piano
坂崎 拓也 ベース Takuya Sakazaki : bass  
清水 勇博 ドラムス Takehiro Shimizu : drums 
馬場 孝喜 ギター  Takayoshi Baba : guitar (track 2,3,6)  


[収録曲]
1. Rock Out ロック・アウト (作曲 西山瞳)
2. Shift シフト (作曲 西山瞳)
3. Wright Flyer ライト・フライヤー (作曲 西山瞳)
4. Aquascape アクアスケープ (作曲 西山瞳)
5. Girl from Ipanema イパネマの娘 (作曲 Antonio Carlos Jobim)
6. T.C.T. -Twelve Chord Tune- ティー・シー・ティー 副題:トゥエルヴ・コード・チューン (作曲 西山瞳)
7. Move ムーヴ (作曲 西山瞳)
8. To The White Forest トゥー・ザ・ホワイト・フォレスト (作曲 西山瞳)
9. Analemma アナレンマ (作曲 西山瞳)
10. C Jam Blues シー・ジャム・ブルース (作曲 Duke Ellington)

「稀代のピアニスト/コンポーザー西山瞳率いるピアノ・トリオ・ユニット"パララックス"第2弾が遂に登場!」
横浜ジャズプロムナードでのグランプリを始め、ストックホルム・ジャズフェスティバルへの招聘やアメリカ最大のインターナショナル・ソングライティング・コンペティション(ISC)での3RDプレイス獲得など、世界でも注目を集め、いまや日本ジャズ・シーンきってのピアニスト/コンポーザーへと登り詰めた西山瞳。若手屈指のベーシスト坂崎拓也とインディゴ・ジャム・ユニットのドラマーとしても活躍する清水勇博による3者が6年の時をへて邂逅を果たしたピアノ・トリオ・ユニット「パララックス」が待望の2ndアルバムをリリース。佐藤"ハチ"恭彦-池長一美とのトリオをアンサンブルを重視した「静」のトリオとするならば、このパララックスはアグレッシヴな仕掛けを随所に散りばめた「動」のトリオ、スリリングなプレイとギミックが織りなすテクスチュアに引き込まれる衝撃のサウンドを聴かせてくれる。西山瞳のオリジナルを中心に、希代のギタリスト馬場孝喜を迎えた3曲とパララックスならではの解釈で蘇るスタンダード・ナンバー「Girl from Ipanema」、「C Jam Blues」を加えた全10曲を収録した会心作!


■参考リンク
西山 瞳 Officail Web
坂崎 拓也 Officail Web
清水 勇博 Officail Web
馬場 孝喜 Officail Web

YUSA with special guest YISSY GARCIA @ COTTON CLUB:ライブ情報 / LIVE INFO

日本にもファンの多い、新世代キューバ音楽を代表するSSW、ジューサが今年もやって来ます。

今回は伝説のグループ、"イラケレ"のドラマー、ベルナルド・ガルシアを父にもつ、
現在27歳の女性ドラマー/パーカッショニスト、ジィシー・ガルシアをスペシャルゲストに迎えての公演。

様々な音楽を吸収したジューサの自由なサウンドと、
日本ではまだあまり知られていないキューバの才女、ジィシー・ガルシアとのセッション、楽しみです。


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【YUSA with special guest YISSY GARCIA】

新世代キューバ音楽を象徴するシンガー・ソングライター、ジューサが今年も充実のライヴ・ステージを繰り広げる。ブエナ・ビスタに生まれ、6歳からギター演奏を開始。女性5人グループのクアジ・ジャズ、ドミンゴ・カンデラリオとのデュオであるジューサ&ドミンゴを経て、2002年にソロ・アルバム『YUSA』を発表。現在はアルゼンチンに住みながら、世界規模の活躍を続けている。伝統的なキューバ音楽に、ソウル・ミュージック、ジャズ、ロック、ブラジル音楽などをブレンドした独自の音楽世界、深みのある歌声と卓越したベース&ギター・プレイは全リスナーを新たな次元へと案内することだろう。鬼才ドラマー、ジィシー・ガルシアの神業的プレイにも注目!

<日時>
2014. 10.28.tue - 10.30.thu
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm

<出演>
Yusa (g,p,vo,b), Yissy García (ds), Quique Ferrari (b)

<場所>
丸の内 COTTON CLUB
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 2F

<料金>
[自由席] テーブル席 : ¥7,500
[指定席]
BOX A (4名席) : ¥9,500
BOX B (2名席) : ¥9,000
BOX S (2名席) : ¥9,000
SEAT C (2名席) : ¥8,500

<予約・お問い合わせ>
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/reservation/index.html

<詳細>
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/yusa/


【YUSA with special guest YISSY GARCIA : COTTON CLUB JAPAN 2014 trailer】




【YISSY_EPK】




■関連リンク
→Yusa Official Site http://www.yusamusic.com
→Yissy García facebook https://www.facebook.com/yissy.garcia
→Quique Ferrari facebook https://www.facebook.com/quique.ferrari

ヨーロッパでもアルバムがリリースされるなど、
今や日本の現代ジャズシーンを牽引するバンド、rabbitoo。

今年4月に行った、超満員の中での渋谷クラブクアトロのライブも記憶に新しいですが、
なんとCOTTON CLUBでのライブが決定しました。

ミニマルな音がエフェクティブに表情を変えていくrabbitooの音響的なサウンド。
アルバムの音世界を生で再現できるというのもメンバーのセンスと確かな演奏力によるもの。
COTTON CLUBというステージでどの様なライブをみせてくれるのか非常に楽しみです。
ちなみに当日は新曲も準備しているとのこと。

東京から発信する"最先端のジャズ"、キャッチされてみてはいかがでしょうか?


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rabbitoo - national anthem of unknown country live -

ポスト・ロックやエレクトロニカを踏まえた"ジャズの来るべきかたち"。最早日本を代表するジャズ・ギタリスト、市野元彦ひきいる5人組ユニット「rabbitoo」がファースト・アルバム『national anthem of unknown country』を 携 えて初登場を果たす。オルケストラ・リブレへの参加ほか、自身のプロジェクトでも活動を精力的に続ける、最重要ミュージシャンのひとりであるサックス・プレイヤー藤原大輔。シカゴでエンジニアとしても活動した経歴も持ち、現在は日野皓正バンドの正ドラマーとしても活躍する田中徳崇。ロックやエレクトロニカ・シーンでも引っ張りだこのベーシスト、千葉広樹。トム・ピアソンやケヴィン・ヘイズに師事、2011年にメジャー・ソロ・デビューを果たしたキーボードの佐藤浩一。現代のジャズとは何なのか?その答えがこの夜、明かされる。

<日時>
2014年10月22日(水)
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm

<出演>
rabbitoo
市野 元彦 (g), 藤原 大輔 (sax,electronics), 佐藤 浩一 (p,key),
千葉 広樹 (contrabass, electric bass), 田中 徳崇 (ds)

<場所>
丸の内 COTTON CLUB
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 2F

<料金>
[自由席]
テーブル席 : ¥4,800
[指定席]
BOX A (4名席) : ¥7,000 
BOX B (2名席) : ¥6,500 
BOX S (2名席) : ¥6,500 
SEAT C (2名席) : ¥6,000

<予約・お問い合わせ>
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/reservation/index.html

<詳細>
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/rabbitoo/


【rabbitoo / バターランプの頂きにて butter lamp mountain】




『national anthem of unknown country / rabbitoo』

■タイトル:『National Anthem Of Unknown Country』
■アーティスト:rabbitoo
■発売日:2014年2月26日
■レーベル: SONG X JAZZ
■製品番号:SONGX019

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[収録曲]

1. 猿の正夢
2. 黄色いスープ、青のパン
3. 砂漠の水夫
4. 入り口から数えて五番目の席で待つ男
5. 森
6. subliminal sublimation
7. EAT YOUR ORANGE
8. Distance
9. 兎とコッペパン
10. n.a.o.u.c.
11. 三番目の太陽
12. 入り口から数えて二番目の席で待つ女


もはや日本を代表するジャズ・ギタリストと言っても過言ではない市野元彦をリーダーに2010年に結成され、ソロ・アーティストとしてもキャリアを積んできたサックスの藤原大輔、シカゴでドラマーとして、エンジニアとしても活動した経歴をもつ田中徳崇、ジャズ・シーンのみならず、ロックやエレクトロニカシーンでも活躍するベースの千葉広樹、2011年にソロ・アルバムを発表しその才能を知らしめたキーボードの佐藤浩一。

この5人から放たれる形容不可能な音楽こそ、21世紀の「ジャズの来るべきかたち」なのかもしません。未知なるテクスチャーを追い求めた果てに産み落とされた未知なるジャズがついに世界へと解き放たれます。


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rabbitoo http://rabbitoo.com/
ジャズや即興、テクノ、ロック、エレクトロニカなど様々なシーンで活動する5人のミュージシャンにより2011年に結成。多様なバックグラウンドを持つ彼らが共有hubであるジャズの語法を基本に創り上げたのは、ミニマリズムと音響的アプローチ、複合拍子と不整脈、緻密なコンポジションと即興性とが交差・融合した新しいハイブリッド・ミュージック。定期的なライブ活動で着実に支持を集め、2014年に待望の1stアルバム『national anthem of unknown country』(SONG X JAZZ)をリリース。

【MEMBER ARE : from left to right】
藤原大輔 Daisuke Fujiwara / tenor saxophone, electronics http://fujiwaradaisuke.com/
千葉広樹 Hiroki Chiba / contrabass, electric bass, electronics http://www.geocities.jp/tipakun/
市野元彦 Motohiko Ichino / guitar, electronics, keyboards http://motohikoichino.com/
田中徳崇 Noritaka Tanaka / drums
佐藤浩一 Koichi Sato / keyboards, minimoog, piano http://koichisato.com/

森山威男ライブDVD 10/8発売!:ニュース / NEWS

山下洋輔トリオのドラマーとして知られ、60年代から日本のジャズを牽引してきたドラマー、森山威男さん。

その力強いドラミングに魅せられた人は数知れず。
近年の和ジャズブームもあり、板橋文夫さんの名曲「ワタラセ」のファーストレコーディングでもあった
森山威男カルテットによる名盤『smile』等、森山威男さん関連の作品が次々と復刻、
今も多くのジャズリスナーを魅了しています。

そんな森山威男さんが公益財団法人可児市文化芸術振興財団との共同企画により、
2001年から毎年開催されている「森山威男ジャズナイト」のDVD(2013年のライブ)が10/8に発売となりました。

田中 信正さん(piano)や佐藤 芳明さん(accordion)、田中 邦和さん(baritone saxophone)等、
中堅、若手プレイヤーも含めた9人編成によるライブを収録。
迫力のLIVE演奏を是非映像でお楽しみ下さい。

またこのDVDのリリースを記念したLIVEが11月に決定しています。

2014/11/14 DVDリリース記念ライヴ @ Motion Blue YOKOHAMA」
http://www.motionblue.co.jp/artists/morioyama_takeo/


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【楽しくなけりゃ意味ないね - MORIYAMA Takeo Jazz Night 2013 [DVD]】

「ジャズなんかするもんか! 音楽なんて言わせない! 」
森山威男と公益財団法人可児市文化芸術振興財団との共同企画により、2001年から毎年開催されている「森山威男ジャズナイト」。2006年公演で集まった10人編成はその後、何度かのメンバー変更を行いながら、2012年からは9人編成で活動。メンバーの一体感が最高潮に高まった「森山威男ジャズナイト2013」公演の模様を全曲収録。

<メンバー>
岡崎 好朗 trumpet
中路 英明 trombone
渡辺ファイアー alto saxophone
川嶋 哲郎 tenor saxophone, flute
田中 邦和 baritone saxophone
佐藤 芳明 accordion, clavietta
田中 信正 piano
加藤 真一 bass
森山 威男 drums


<収録楽曲>
01. Boléro (Joseph-Maurice RAVEL)
02. Forest Mode (SATO Yoshiaki)
03. 東雲 - shi no no me (SATO Yoshiaki)
04. It don't mean a thing (If it ain't got that swing) (Duke ELLINGTON)
05. Danny Boy (Irish Traditional)
06. Lamentation (KAWASHIMA Tetsuro)
07. Gratitude (INOUE Toshihiko)
08. Sunrise (ITABASHI Fumio)
09. Hush a bye (Ambroise THOMAS)
10.Good bye (ITABASHI Fumio)

2013年9月21日 可児市文化創造センターala 主劇場 「森山威男ジャズナイト2013」にて収録


■タイトル:『楽しくなけりゃ意味ないね - MORIYAMA Takeo Jazz Night 2013』
■DVD発売日:2014年10月8日
■価格:¥3,000 + 税
■カタログ番号:FSDJ-0001
■販売元: F.S.L.(エフエスエル)


アマゾン詳細ページへ


■森山威男Nonet Live DVD「楽しくなけりゃ意味ないね -MORIYAMA Jazz Night2013-」リリースライブ決定

東京藝術大学に在学中からプロとして演奏活動をはじめた森山は、22歳で山下洋輔トリオに加入。ヨーロッパ・ツアーで訪れたドイツのメールスでは1時間にもおよぶスタンディング・オベーションを受けるなど、そのプレイは早くから世界で賞賛されてきた。その後も中村誠一や坂田明らとも活動を 共にしながら、77年には自身のカルテットを結成。定期的な活動が評価されると"第27回南里文雄賞"、"第35回ジャズ・ディスク大賞日本ジャズ賞"、"第56回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞"をそれぞれ受賞するなどその名を不動のものとした。近年もDVDのリリース、ライヴ、後進の指導と八面六臂の活躍を続ける彼が、日本を代表する面々を率いてモーション・ブルー・ヨコハマに登場する。
現代音楽の大家・武満徹の言葉を借りるなら、インプロヴィゼーションは「論じらるべき性質のものではない。ただ感じるものであり、表現よりも行動という言葉の感覚に近い。欲望の呻き、嗚咽、祈りの呪文である」と。理詰めで解明しようとしても、最終的にわからない「何か」が聴く者を虜にするのだ。森山のステージに宿るものも然り。デビューより40年以上を経てなお多くを魅了してやまない理由は、あなた自身が会場で感じてほしい。



<日時>
2014年11月14日(金)
open_5:30pm / showtimes_7:00pm & 9:00pm

<出演>
類家心平(tp)、中路英明(tb)、渡辺ファイアー(as)、川嶋哲郎(ts)、
田中邦和(bs)、佐藤芳明(acc)、田中信正(p)、加藤真一(b)、森山威男(ds)

<場所>
Motion Blue YOKOHAMA
(〒231-0001 横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館3F)

<料金>
自由席 ¥4,200(税込)
BOX席 ¥16,800+シート・チャージ ¥6,000 (4名様までご利用可能)

<予約・お問い合わせ>
Motion Blue YOKOHAMA
045-226-1919(11:00am~10:00pm)

<詳細>
http://www.motionblue.co.jp/artists/morioyama_takeo/(Motion Blue YOKOHAMA)


→森山威男 web site
http://bowz.main.jp/take-0/news/index.html

横濱ジャズプロムナード2014:ライブ情報 / LIVE INFO

横浜の秋を彩る 日本最大級のジャズ・フェスティバル、「横濱ジャズプロムナード」が今年も開催。

今年の注目は一昨年に続いて出演の秋吉敏子さん。
ソロとトリオそれぞれのステージが予定されているそうです。

また同じくアメリカから参加するのはコンポーザーとしての手腕も高く評価されているピアニスト、挾間美帆さん。
そしてヤヒロ トモヒロ、金子飛鳥、ヘラルド・ディ・ヒウスト、カルロス・エルテーロ・ブスキーニによる
日本とアルゼンチンの混合ユニット、GAIA CUATROも注目。
今回の来日ツアーは関東圏での公演が少ないだけに貴重なライブとなりそうです。

この2日間はホールはもちろん、ジャズクラブや街角でもジャズ演奏が行われ、横浜の街はジャズ一色になります。
それにしても横浜とジャズはよく似合いますね。


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【横濱ジャズプロムナード2014】
オフィシャルページ http://jazzpro.jp/


<日時>
平成26年10月11日(土) 、12日(日) 12時~20時頃(会場による)

<会場>
横浜市開港記念会館、関内ホール大ホール・小ホール、ランドマークホール、横浜赤レンガ
倉庫1号館、ヨコハマNEWSハーバー、横浜みなとみらいホール大ホール(12日(日)のみ)、
NHK横浜放送局、市内ジャズクラブ24店舗、街角ライブ会場16会場ほか合計49カ所

<出演>(順不同)
秋吉敏子、Miho Hazama /JP Jofre Project、渡辺真知子、三木敏悟&インナーギャラクシ
ー・オーケストラ、Joe Locke Quartet with Don Thompson、GAIA CUATRO ほか約400 名の
プロミュージシャンおよびアマチュアミュージシャン約200 組

<料金>
全会場を自由に回ることができるフリーパスチケットです。

前売券(日付指定券)
◆ひとり券  ・・・・・・・・・・・・4,300円
◆ペア券   ・・・・・・・・・・・・8,000円
◆両日券   ・・・・・・・・・・・・8,000円
 
当日券
◆ひとり券 ・・・・・・・・・・・・ 5,000円

◆みらいパス(中学・高校生対象) ・・・ 1,000円
※みらいパスは、当日のみの販売です。 
※前売券とみらいパスとの差額の払い戻しはできません。
※生徒手帳など学生であることがわかるものをお持ちください。
※ジャズクラブには入場できません。

◆小学生 無料(※ジャズクラブは対象外)
※保護者同伴でご来場ください。 
※チケットは不要ですが、ご入場の際、年齢を確認させていただくことがあります。
生年月日がわかるものをお持ちください。

<主 催>
横濱JAZZ PROMENADE 実行委員会
(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団内)
http://jazzpro.jp/
twitter:@jazzpromenade
tel:045-221-0219

<共 催>
横浜市文化観光局

Chihei HatakeyamaによるJJazz.NetニューJINGLE!:ニュース / NEWS

10月からJJazz.Netはプチリニューアルということで、
新しいJINGLEを日本のアンビエント・ドローンシーンを牽引するChihei Hatakeyamaさんに制作して頂きました。

モノトーンだけれど美しく映像的でイメージの広がるドローンの世界。
番組の中のブリッジとして、そんなJINGLEがあればと思いHatakeyamaさんに今回お願いしました。
10月度からはこのJINGLEにも是非注目して下さい。

ちなみに、ジャズシーンでもギタリスト、市野元彦さん率いる新世代バンドrabbitooが
ドローン的なサウンドを取り入れたりと、ジャズとの接点も増えてきている気がします。


Chihei Hatakeyama - A Stone Inside The Box




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■プロフィール■
Chihei Hatakeyamaとして2006年にKrankyより、ファーストソロアルバムをリリース。
以後世界中のレーベルから現在にいたるまで多数の作品をリリース。デジタルとアナログの機材を駆使したサウンドが構築する美し いアンビエント・ドローン作品が特徴。2011年にはヨーロッパ五カ国10箇所を回るツアーを敢行、to rococo rot, tim heckerなどと共演。ソロ以外では伊達伯欣とエレクトロ・アコースティックデュオOpitopeとして、SPEKKからアルバムをリリース。ヴォーカリストの佐立努とはLuis Nanookとして電子音と伝統的なフォークサウンドが混ざり合う音楽世界で、2枚のアルバムをリリース。マスタリング・録音エンジニアとしても、自作の 作品のみならず、多くの作品を世に送り出している。またアンビエントミュージックのレーベルWhite Paddy Mountainを主宰している。

http://www.chihei.org/
http://chihei-mastering.com

吉田慶子インタビュー[インタビュアー黒沢綾]:インタビュー / INTERVIEW

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10/22にカエターノ・ヴェローゾ集『カエターノと私』をリリースする、
ボサノヴァ、サンバ・カンソン歌手の吉田慶子さん。

10月放送の番組「PICK UP」(2014年10月1日~2014年11月5日)では、
そんな吉田慶子さんとのインタビューをご紹介しています。

//www.jjazz.net/programs/pick-up/index.php
「PICK UP」」10月度 (配信期間:2014年10月1日~2014年11月5日)

番組内で紹介しきれなかったインタビューをこちらにまとめました。
番組と共にお楽しみ下さい!
  [Interview:黒沢綾]


吉田慶子 インタビュー


■ブラジルには何度か訪れているのですか?


[吉田慶子]
2回ですね。当時ポルトガル語を日本にいるブラジル人のご夫婦に習っていて、たまたま一時帰国する機会に「一緒にどう?」って言われて・・・。なかなかないチャンスだから「行く!!」って。


■現地で音楽に触れる機会は?セッションとかあるんですか?


[吉田慶子]
サンパウロに行ったんですけど、そこでは私が求めていた古い音楽はほとんどなくて。ボサノヴァにしろサンバ・カンソンにしろ。。。
ただその当時はそうだったけれど、今はちょっと変わってきているんじゃないかと。私が行った時も、ちょうどテレビドラマの主題歌にジョビンの「コルコバード」が流れたりして。つまりリバイバルですよね。ブラジル国内でも見直されている時期がありましたね。


■古き良きものを、ということですね。


[吉田慶子]
世界中の人が愛している音楽だということを、現地の人もわかってらっしゃって。もう一度大事にし始めたんじゃないかと。


■じゃあきっと今行ったら、昔よりは聴ける機会が増えているかもしれないですね。


[吉田慶子]
特にリオなどはそうだと思います。


■アルバムのお話ではないのですが、、、JJazz.Netのショップページで「吉田慶子&笹子重治ライブ@新世界」の音源が人気のコンテンツになっています。この時のライブの印象を教えていただけますか?


[吉田慶子]
このライブは、、、ちょうど大きな地震があったあとで。私自身も住む場所が変わったりしてバタバタしている時期で、歌を歌う状況では正直あまりなくって、本当はすこし引きこもってたんですよね。


■その気持ち、とってもわかります。はい。


[吉田慶子]
ライブも、実は決める前はあまり出来そうにもないなぁ、って。。。
でもある時、ギターの笹子さんに「そんないつまでも引きこもって....吉田さんだって食べてかなきゃでしょ!」って。関西のお母さんみたいな言い方で。。。その感じに思わず和んでしまって。
それでちょっと元気になって、「やろう!」って。。。なので、やはり他とは違う思いがありますよね。
実際、久しぶりに二人で演奏して、すべてを忘れたというか。歌っている瞬間は、しんどいことや普段のこと、みーんな飛んでいって。とても幸せな時間でしたね。いいなぁ、と実感して。だからその時の気持ちは忘れてないですね。
ただ、声を聞くとダークなんです。だから声は正直だなあ、と。


■なるほど。残ってるんですね。


[吉田慶子]
でも、それはそれでいいんじゃないかなって。"その時" のものだから。


■そうですよね。いやぁ、なんだかじんわりとしてしまいました。。。




■話は変わりますが、プロフィールやブログを拝見すると好きなものが沢山ありますよね。パンダ、お相撲、落語、猫ちゃん、、、最近特にハマっているのは?


[吉田慶子]
みんな好きなんですけど、お相撲・・・かな。見に行ったりして。


■お相撲のプリクラ撮ったりしていましたよね?(笑)


[吉田慶子]
ミーハーですよね(笑)もともとテレビではよく見ていて、東京にきてから「観に行けるんだ...」と気づいてしまって。あとは目当ての力士のことを色々と調べるのも好きです。


■追っかけですね(笑)


[吉田慶子]
(笑)好きになると、知りたくなって、調べているうちにますます好きになるんです。


■今、イチオシの力士は?


[吉田慶子]
私としては、日本の方もモンゴルの方も「みんながんばってほしい!」って。その中でも最近はモンゴルからきている逸ノ城ですかね。若くて、大きくて。199kgもあるんですよ。岩のようなんです。


■岩!(笑)


[吉田慶子]
戦った力士が必ず言う言葉が「重い!!」(笑)って。そのくらい動かないんですよ。取り組みもほんの数歩で勝っちゃうの。その彼が最近の大注目。あとは、照ノ富士。朝青龍以来のヒール役になってくれるんじゃないかと。いい子ちゃんではない良さがあって。やんちゃな感じがいいな、と睨んでます(笑)


■(笑)チェックしてみます!楽しいお話をありがとうございました!

[Interview:黒沢綾]


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【吉田慶子CD発売記念ライヴ】


<日時>
2014年11月7日(金)
OPEN 18:30/START 19:30

<出演>
吉田慶子 (ヴォーカル、ギター)、黒木千波留 (ピアノ)、増根哲也 (ベース)

<場所>
東京・渋谷「サラヴァ東京」
http://www.l-amusee.com/saravah/
〒150-0046
東京都渋谷区松濤1丁目29-1 クロスロードビル B1

<料金>
予約3,800円/当日4,300円(1ドリンク付)

<予約・詳細>
サラヴァ東京
http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20141107.php(サラヴァ東京)


『ニューアルバム『カエターノと私』2014年10月22日発売』

■タイトル:『カエターノと私』
■アーティスト:吉田慶子
■発売日:2014年10月22日
■レーベル:COREPORT
■製品番号:RPOL10001

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ブラジル音楽の財産を慈しみ、ささやくような声でその魅力を伝えるボサノヴァ~サンバ・カンソン歌手の吉田慶子による待望の最新録音作。今回はカエターノ・ヴェローゾの膨大なレパートリーから厳選した美しい10曲を歌う。メンバーは黒木千波留(p,)、増根哲也(b)、そして自身の歌とギターによるシンプルな編成。繊細かつエモーショナルなアレンジでカエターノの曲の良さが吉田慶子の音楽として表現される、ひたすら美しい1枚。選曲もカエターノの長いキャリアの中から厳選。これらカエターノが歌った名曲たちを、自身のウィスパー・ヴォイスと丁寧なサウンドで新しく甦らせる手腕は、世界的にも希少なカエターノ集ということも加わり、今後もエバーグリーンなアルバムとして存在し続けること間違いなしの傑作盤。

吉田慶子 (ヴォーカル、ギター)
黒木千波留 (ピアノ)
増根哲也 (ベース)

[収録曲]

01. ペカード(罪)
02. トリーリョス・ウルバーノス (アーバン・トレイル)
03. ドミンゴ
04. マドゥルガーダ・イ・アモール (夜更けの愛)
05. ミケランジェロ・アントニオーニ
06. リンデーザ (うつくしいおまえ)
07. ブランキーニャ(白の少女)
08. ヴァルサ・ヂ・ウマ・シダーヂ (ある町のワルツ)
09. アルゲン・カンタンド (誰かが歌ってる)
10. シン、フォイ・ヴォセ (そう、あなただった)


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吉田慶子

ブラジル音楽、特にボサノヴァに魅せられ1998年より東北のライブハウスを中心に歌い始める。繊細でいて深みのある歌声はまるでボサノヴァそのものと同化したかのような神秘性すら感じさせる。レパートリーはボサノヴァだけでなく古いサンバ・カンソンにまで及びブラジル音楽の財産を慈しむ姿勢がそのままサウンドに表われている稀有な存在のアーティスト。2000年にブラジルに滞在、BWANA TRIOのドラマーTataのもとでブラジル音楽を学ぶ。 翌年、滞在中にTataと録音したファーストアルバム「愛しいひと」を発表。ブラジル・ディスク大賞邦人第4位入賞。2003年からはふくしまFM「一枚の写真から」のパーソナリティとしても活躍した。 2005年に同番組と連動した2nd『一枚の写真からライブコレクションvol.1』をリリース(ゲスト:ショーロ・クラブ、長谷川きよし)、大きな反響を呼び2006年にはvol.2発売(ゲスト:ショーロ・クラブ、パトリック・ヌジェ)。以降も『コモ・ア・プランタ~ひそやかなボサノヴァ』(2007年)、『パレードのあとで~ナラ・レオンを歌う』(2009年)をリリース。自主制作盤では『サンバ・カンソン』(2007)、『soneto』(2013)を黒木千波留とのデュオでリリース。作家の北村薫が自身の小説にモデルとして登場させるなど、ジャンルを越えてファンが多い。

吉田慶子 サイト

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『黒沢綾NEW ALBUM』

■タイトル:『Twill』
■アーティスト:黒沢綾
■発売日:2013年11月1日
■レーベル: HARU Records
■製品番号:HARU017

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[収録曲]

1.Aurora アウロラ
2.Circle ONE
3.月が赤く染まるとき
4.紫陽花の転たね
5.うさぎ
6.沙羅
7.月とワルツ
8.DRAMA
9.傘ひとつから

(黒沢綾コメント)
胸をはって、私のこれからを照らしてくれる作品に仕上がりました。一発録りの緊張感も、ひらめきも、ファインプレイも、"生きた音楽"としてこの一枚に収める事ができたように思います。純粋に楽しみ、自分でさえも知らない自分を見つけてもらえたら、嬉しいです。

この商品はSound Bright Online Shopにて購入できます


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黒沢綾 (Singer,Piano) プロフィール

音楽教室を営む母をもち、4歳よりピアノ、エレクトーン、中学では吹奏楽、高校では声楽、と、幼少期より音楽三昧の日々を送る。尚美学園大学JAZZ&POPSコースの一期生として自然な流れでジャズに傾倒しながら、在学中にジャズシンガーとしてキャリアをスタート。2004年、同コースを首席で卒業。友人の結婚をきっかけに日本語曲の創作を始め、以降はピアノ弾き語りにシフト。
2009年、ピアニスト Hakuei Kimとの共同プロデュースによる、1st Album「うららか」をリリース。繊細な心模様を詰めこんだ良作となった。制作中に最愛の母を亡くし大きなターニングポイントを迎えるも、母譲りの澄んだ声質と幅広い音楽体験を活かした楽曲制作に力を注ぐ。現在は自身のトリオ、タップダンサーkurikoとのユニット「うたっぷす」、弦楽四重奏とのコラボ、ライブの原点であるジャズシンガーとしての活動のほか、CM歌唱やコーラスなど、声を活かし幅広く活動中。
2013年11月、2nd Album「Twill」をリリース。より有機的で奔放な表現世界と、圧倒的な完成度で注目を集める。
現在、インターネットラジオ・ステーションJJazz.Netの番組ナビゲーターをつとめる。

HARU Recordsアーティストページ

bar bossa vol.38:bar bossa

bar bossa


vol.38 - お客様:塚田耕司さん(PERMANENT AUDIO SERVICE)
「未来のスタンダード(になるかもしれない音楽)を知る10の動画」



いらっしゃいませ。

bar bossaへようこそ。

今日はレコーディングエンジニアの塚田耕司さんをゲストにお迎えしました。

林(以下H)「いらっしゃいませ。早速ですが、お飲物はどうしましょうか?」

塚田(以下T)「いつものスプリッツァーを。炭酸大好きなんですよね。」

H「最近はずっとスプリッツァーですよね。はい、どうぞ。では簡単にお生まれと小さい頃のお話を。」

T「1974年生まれ、埼玉県で育ちました。両親共に元々は長野なんですが。松本にスズキ・メソードという子供向けの古い音楽教育機関があるんですが、祖父がその校長の鈴木鎮一先生にとても感銘を受けていて子供は全員通っていたようなんですね。叔母はそのままピアノの先生になりましたし、父もバイオリンを弾いていたりオーディオを自作したりしていました。そんな経緯もあって一般的な家庭よりは音楽が身近にある環境だったと思います。その関係で僕もクラシックピアノは必須だったんですが・・・よくある話ですが全く馴染めませんでしたね。」

H「なんか最初からすごい話ですね。なるほど、かなり豊かな音楽環境にあったわけですね。中学生以降はどうでしたか?」

T「バンドブーム全盛期だったんですが・・・洋楽と洋楽っぽい音を出している日本のバンドが好きでした、レベッカとか。高校は公立なんですけどかなり自由な学校でバンドサークルに入るんですが、性格の問題もあって自分の納得がいくようなバンドが組めずに仕方なく音響担当になりまして・・・すでに今と同じ状況が完成してます、(笑)で、父の影響もありますし学校に機材がかなりあったので、音響機材の知識だけはありました。」

H「なるほど。もうその頃から(笑)。もしかして、その頃はやってたバンドの音楽自体に興味が持てなかったとか...」

T「バンドブームの時のビート系のバンドの音って子供ながらに音が細いって思ったりしてました。。生意気ですね~。あと歌ったり速弾きのソロ弾いたりとか・・・まったく出来なかったり。たとえばアーティストが着ている服にも全然興味なかったり・・・。そういう音楽を通してなにか自己主張するっていうモチベーションがなぜか今もですけど全然ないんですよね。」

H「わかるような気がします。」

T「やっぱり当時から裏方志向ではあったと思います。あとレコードのクレジット見るのが凄い好きでプロデューサーやエンジニア・ディレクターの名前をかなり覚えていて、これは音楽業界に入ってから役に立ちましたね。〇〇さんあの時〇〇〇担当されてましたよね?...みたいな本人も忘れているような話をして、こっちを覚えてもらうっていう。暗いな~。」

H「今のまんまですね(笑)。その頃だと雑誌とかは?」

T「雑誌はミュージック・マガジンとシティロードっていう情報誌がありまして、その二本立てですね。うわ~これも恥ずかしいな、ちょっと上の世代の人には多いと思いますけど、高校生ですから。わかったつもりになってただけですね~当時に戻ってぶん殴りたい。従姉の影響と、あとは学校の近くにスリムチャンスという個人経営の中古レコード屋さんが出来まして、その店長さんやそこに出入りしていたオトナの影響ですね。当然モテません。」

H「(爆笑)高校卒業後は?」

T「浪人したんですけど、全くヤル気が出なくて悶々としてたところで、レコード屋のバイトにたまたま受かりまして。時代はCDにシフトしていましたが、渋谷系~DJブームでレコードが売れてましたからね~、ダンスミュージック系のアナログを地方の店舗に発送するのが仕事でした、TLCとかBRANDYの12インチをひたすら数えてダンボールに詰めて。」

H「お、塚田さんももちろんレコード屋を経験してるんですね。」

T「で、そのバイトで冨田恭弘さん(現・太子堂ジャズ部)と知り合って、高井戸の親戚の家に間借りしてたんですが家が近かった事もあってかなりいろんな事を教わりましたね~。冨田さんは5つぐらい?年上なんですけど、ヒップホップトラックのサンプリングのネタにかなり詳しくて。曲として良くないと買わないみたいなポリシーも一環していましたし、僕も同じレコード追いかけて買っていましたね。その後高騰して中古バブルの時代になってしまうんですが・・・」

H「その頃のそういうちょっと上の兄貴的先輩が大きいんですよね。」

T「あと冨田さんがDJしてた当時オープンしたばかりのクラブ、三宿のWEBや渋谷のROOMに連れて行って貰った事が大きな転機になりました。なかなか1人でいくような場所でもないと思うんです、ライブハウスにチケット買って行くっていう感覚とは違いましたから、最初は。」

H「じゃあそろそろ自分の音楽が始められそうですね。」

T「ええ。バンドはムリだけどそういう中で触れたダンス・ミュージックのトラックなら1人で作れるじゃんって思ってColor Classic2という当時出たばかりのAppleで一番安いモデルを買いました。でもやっぱりDJになろうとは思わなくて、やっぱりココでも裏方志向で・・・モテませんね。」

H「なるほど。」

T「とはいえ今のように情報もなく、どうやって作ればイイのかわからないんで、どこかで修行しないとダメだな~と思って、テイ・トウワ氏のアシスタント募集に応募したら『一番若い』っていう理由で、これもまた、たまたま受かりまして。といってもなにか学ぶというよりは、ひたすら機材やレコードの買い出しや整理に明け暮れていましたね、Amazonも楽天もなかったので大変でした。」

H「でも、テイ・トウワさんのアシスタントなら色んな経験できますよね。」

T「CDバブルの最中でしたので、ニューヨークのレコーディングにも同行させてもらっていました。で、現地でも食事の買い出しや、レコードをひたすら買ってました。今思えばですけど、その時のNYで今の自分のベースとなるような経験をしていますね。世界的なトップクラスのエンジニアの現場を見たんですが、特別な機材を使っているわけではないのに日本のスタジオで鳴っている音との違いに驚きました。そしてなによりもギャラに驚きました。裏方なのにこんなに儲かるんだ~、と。ハウスミュージックがゲイカルチャーだって事も雑誌で読んだ程度の知識しかなかったんですけど、実際クラブに行ってみたら本当にマッチョの男性しかいなくてびっくりしたりとか。早い段階でそういう現場を見れた事で、幻想や憧れではない現実的なレベルの高さを思い知れた事はラッキーとしか言い様が無いですけど、良かったと思っています。」

H「他にも何か面白いことってありましたか?」

T「音楽以外でも食べ物の美味しさもにも驚きました、リトルイタリーからコリアンタウンやインド人街まで、そのエリアに行けばかなり本格的なモノが食べれます、しかも深夜まで。それからまだスターバックスの日本上陸前でしたから、カプチーノってこんなにうまいのか?と音楽関係だけでなくタイクーングラフィックスのお二人やヒロ杉山さん...アート方面の方々と一緒に過ごした時間もとても楽しかったです。いろんなアドバイスを頂きましたし、影響受けました。」

H「あの90年代の一番楽しいところを歩いてきてますね。塚田さんの今の仕事の話なんかを教えてください。」

T「Protoolsというソフトを使用した録音・編集・ミックスを中心に音楽制作の技術面をサポートするのが主な仕事です。特に学校などには通った訳ではなくて、現場の中で見聞きして覚えた感じですね。レコーディングエンジニアとしての仕事がメインでそう名乗ってはいますが、トラックの制作やマニピュレートなんかも引き受けていますし、総合的なオーダーもあります。ただプロジェクトのマーケティングや運営に関わったりすることは基本的にないのでプロデューサーとは違うと思っています。技術屋というとわかりやすいかと。」

H「ホント、裏方にずっと徹してますね。これからの音楽業界はどうなると思ってますか?」

T「堅実な業界になったと同時に堅実な人しかいなくなりました、笑。アーティストもスタッフも破天荒な人たくさんいましたから...もちろん経済的な余裕の中で許されていた部分なんですけどね。そういう業界の華やかな時代を知っているのって僕の世代が最後だと思うので、ちょっとさみしいなあとは思います。」

H「塚田さんご自身はどうされる予定ですか? 何か大きい話とかもあれば是非!」

T「目前の仕事をコツコツと。」

H「(爆笑)何ですか、それは... では、選曲に移りましょうか。まずテーマは何でしょうか?」

T「『未来のスタンダード(になるかもしれない音楽)を知る10の動画』と題しました。」

H「面白そうですね!」


1.Frank Ocean - Super Rich Kids (Ft. Earl Sweatshirt)

T「ODD FUTUREっていうLAのレーベルっていうザックリ言いますとP-FUNKみたいな集団があるんですけど、その一員のR&Bシンガーで、ゲイである事をカミングアウトして話題になりました。サビはMARY J BLIDGEの「REAL LOVE」を引用していますし、たどっていけばチャカ・カーン等のクラッシックソウルの系譜って言っても過言ではないと・・・という意味でこの場に相応しいかと思って選びました。どの曲もカリフォルニアの事歌ったりラップしてるのに暗いっていうのも好きなポイントです。ビデオも他人が勝手に作ったやつがアップされてほぼオフィシャルになっているのも今ならではですね。」

H「今回の塚田さんの選曲が一番オジサンの僕としてはわかんなかったらどうしようと心配だったのですが、良かった。ザックリP-FUNKという解説も助かります...カッコいいですねえ。これ、他人が勝手に作ったビデオなんですか。うーん、すごい...」


2.Lips - Super Rich Kids (Frank Ocean Cover)

T「で、検索するとカバーしてる人も一杯いたりして・・・(殆ど勝手にやってるモノだと思いますが)これはもう21世紀のスタンダードと言ってよいんじゃないでしょうか?初期のテクノポップっぽいシンセがツボです。」

H「うわ、このシンセの感じ、僕もたまんないんですけど。勝手にやってる感じでこのクオリティは!」


3.The Internet - Dontcha

T「もう一曲ODD FUTUREで忘れちゃいけないのがこのバンドで。SADE っぽい空気もありながら初期のジャミロクワイ感もあったりして。スタンダードっていうよりレアグルーブかもしれないですけど。」

H「もう彼女のルックスも含め、キュンキュンきてます。確かにシャーデーっぽいです。レアグルーブ感って90年代のことで、そして。うーん」


4. BadBadNotGood Boiler Room Brownswood Basement Live Show

T「この動画もかなり良いですね。Boiler Roomは世界各地で企画されてるYOUTUBE上の音楽番組なんですが、チェックするといろんなアーティストに出会えます。」

H「塚田さん、おもいっきりインターネット対応しているんですね。あたりまえなんでしょうか。今、オジサン的に色んな言葉を検索して、すごくうなずいています。」


5.Major Lazer - Get Free ft. Amber of the Dirty Projectors

T「ODD FUTUREにつづいてここ数年ずっと好きなのがDIPLOというプロデューサーですね、MAJOR LAZORは彼のレゲエ寄りのプロジェクトで。デビッド・バーンが自分の曲にも取り入れながら、各国のワールド・ミュージックを紹介していたじゃないですか?それの21世紀バージョンだと思っています。」

H「このyou tubeの視聴数がすごいんですけど... 塚田さんとは音楽好きはブラジルかジャマイカに辿り着くという話を以前しましたね。そしてなるほど、デビッド・バーンの21世紀バージョン!」


6.MAJOR LAZER ASIA 2012 TOUR

T「これも各国語で、カバーがあったりしましすね。謎の日本語バージョン」

H「うわ、ニホンゴですね。でもこれは日本人ネイティブですね。インターネットってすごい...」


7.Mount Kimbie - Carbonated

T「彼らはダブステップやジュークなどの世界各地で起きているビートムーブメントをミュージシャン的な視点で再構築したような感じの音です。先日TAICO CLUBにてライブをみましたがバンド編成でかなりインプロっぽい感じでした。」

H「再構築! なんかこのビデオも冷たいのか熱いのか、たぶんすごく熱いんでしょうね。バンド編成も聞いてみたいものです。」


8.Ryan Hemsworth - Against A Wall ft. Lofty305

T「ネット中心に聴いていると1アーティストに対して好きな曲が1曲しかないケースが殆どなんですけど、この人に関してはハズレがないというか全部好きです。クラブで聴いても気持ちいいし、家で普通に流していても気持ちいいし、使い勝手の良さって意味でスタンダード。」

H「え、このクオリティで『使い勝手の良さ』なんですか。ビデオがキティちゃんも含め、ツッコミどころ満載ですね。」


9.Rhye - The Fall

T「これは中村くんのBAR MUSICさんでもかなりかかってたみたいなので、ご存知のかたも多いと思います。メディア的には日本ではさほど露出してませんが、去年バリに旅行した時にホテルや海沿いのラウンジでかかりまくっていましたね。共通してMVのクオリティはどのアーティストもとても高いですね。」

H「これは中村さんもこちらのブログでアコースティック・ヴァージョンで紹介してくれましたね。世界のラウンジでかかるって『夢』ですね。」


10.tofubeats - No.1 feat.G.RINA

T「最後に日本から。最近一緒にお仕事する機会の多いtofubeatsさんの作品です。メジャーなKPOPなどの欧米の視点でクオリティが高い作品はいっぱいあると思うんですけど、tofubeatsさんの作品はJPOPのドメスティックな部分を個性としてポジティブに捉えているっていうか。コレ海外の人がみたらどう思うんだろう?っていう視点で制作してる感じが好きだし、一部のアイドルでも起きている海外に向けての動きには注目しています。」

H「日本、入れてくれましたか。JPOPや日本人の音楽センスが世界でどう受け止められるのか。そしてどう日本にも海外にも受け入れられる音楽を作るべきなのか、現場の塚田さんは色々と考えてしまいますよね。いやあ、いつも塚田さんとはカウンターで『モテるって何?』なんて話をしていたのに、お仕事すごいですね。塚田さん、お仕事の宣伝もしてもらって良いですか?」

T「はいはい。では、お仕事のご依頼・お問い合せはこちらです。PERMANENT AUDIO SERVICEという音楽職人集団を主宰しております。通常の音楽制作の他、自作の曲のマスタリング、カフェなどのプライベートスペースでのライブPAや録音など、かなり細かいオーダーのお仕事も承っております。お気軽にご相談下さい。

●PERMANENT AUDIO SERVICE→ http://permanentaudioservice.com


塚田さん、お忙しいところどうもありがとうございました。
もうすっかり秋が深まって来ましたね。そろそろクリスマスの予定の話も始まってそうですね。
それでは来月もこちらのお店でお待ちしております。

bar bossa 林伸次


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林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

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