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JJazz.Net Blog Title

2022年5月アーカイブ

ニューヨーク・シティ・バレエ創始者ジョージ・バランシンより直接薫陶を受けた最後のプリンシパル、
現米国セントルイス・バレエ芸術監督、堀内元による「堀内元バレエ・フューチャー2022」が開催。

この公演では最高峰のバレエとジャズが共演!
ジャズ演奏は現代のジャズ・シーンを牽引するピアニスト、桑原あい率いるトリオ。

ヒューストン・バレエプリンシパル加治屋百合子をゲストに迎え、
国内外の第一線で活躍する豪華ダンサー達が集結します。

バレエとジャズの饗宴。
贅沢なエンターテイメントを是非。


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【堀内元BALLET FUTURE2022】


<第1部>
〜バレエ〜
「バランチヴァーゼ」(振付:堀内元)
バランシンが好んだ超絶技巧をふんだんに盛り込んだ恩師へのオマージュ作品
「ル・サンティモン」(振付:堀内元)
対照的に感情表現に重きを置いたドラマティックな作品
「タランテラ(バランシントラスト上演許諾)」(振付:ジョージ・バランシン)
毒蜘蛛タランチュラにまつわる伝説がある程にハードでアップテンポな作品
出演:塩谷綾菜/池田武志


<第2部>
〜ジャズ〜
「桑原あいトリオ演奏」
変幻自在なプレイで生きた音を生み出し新しいジャズの世界を切り拓くトリオ演奏。一度聴いたら虜に!
〜バレエ×ジャズ〜
「ジャズ・ア・ラ・フランセーズ」(振付:堀内元、音楽:クロード・ボリングより)
即興性と自由度の高いジャズの生演奏と共振共鳴し、より活き活きした生きたダンスを生み出します。高みを極めたアーティスト同士だから実現するステージは必見! 軽快な音楽、エネルギッシュな演奏&ダンス、グレート・ギャツビーに見られるジャズ・エイジを彷彿させる華やかな世界観など見所満載!
演奏:桑原あいトリオ
出演:加治屋百合子/堀内元/ほか
※上演時間:約2時間(休憩含む)


【日時】
2022年7月26日(火)
ロビー開場 17:45 開演 18:30


【場所】
メルパルクホール東京
〒105-8582 東京都港区芝公園2-5-20
https://www.mielparque.jp/tokyo/hall/


【出演】
堀内元(米国セントルイス・バレエ芸術監督、元ニューヨーク・シティ・バレエ プリンシパル)
加治屋百合子(ヒューストン・バレエ プリンシパル)
塩谷綾菜(スターダンサーズ・バレエ団)
藤井彩嘉(チェコ国立バレエ団プリンシパル)
椿井愛実(前カナダ・ロイヤル・ウィニペグ・バレエ)
本田千晃(スロバキア国立バレエ デミソリスト)
佐々木夢奈(佐々木美智子バレエ団)
北沙彩(前中国国立中央バレエ団)
岡田あんり(前ハンガリー国立バレエ)
酒井那奈(香港バレエ団コルフェ)
矢野まどか(マリインスキー劇場プリモルスキーステージ/ロシア)
橋谷美香(バレエスタジオミューズ)
藤原もえ(Opera Comica pentr Copii/ルーマニア)
池田武志(スターダンサーズ・バレエ団)
末原雅広(元ニューヨーク・シティ・バレエ ゲスト・アーティスト)
上村崇人(セントルイス・バレエ ゲスト・アーティスト)
栗野竜一(バレエスタジオミューズ)
豊永太優(バレエスタジオミューズ)
樋口響(新国立劇場バレエ団)
磯見源(前フランス国立マルセイユバレエ団)


桑原あいトリオ: 桑原あい(ピアノ) / 古木佳祐(ベース) / 山田玲(ドラム)


【料金】
SS席9,000円 S席7,500円 A席6,000円(税込)※未就学児入場不可
★中学高校生券 4,000円
★団体券(10名以上、割引有)
(★は、オフィス・エイツーのみの取扱)


チケットぴあ https://t.pia.jp/
ローソンチケット https://l-tike.com/
e+(イープラス) https://eplus.jp/
カンフェティ https://www.confetti-web.com/
オフィス・エイツー club@office-a2.jp/


チケットインフォメーション
https://www.balletfuture.com/ticket-information/


【問い合わせ先】
サンライズプロモーション東京
0570-00-3337(平日12:00~15:00)


詳細はこちら




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Title : 『Ella And Louis』
Artist : Ella Fitzgerald And Louis Armstrong



【ジャズ界のキングとクイーンによるコラボ作品】


エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングという偉大な2人が自然体でミディアム〜バラードのテンポで演奏しています。さらにその伴奏をオスカー・ピーターソンを中心としたリズムセクションが務めるという豪華なアルバム。私自身もこのアルバムを小学生の頃から聴いていて、このアームストロングのソロに合わせて楽器を練習した記憶があります。歌心が最高で、抑揚のつけ方、ビブラート、音と音の間のとりかた、どれも最高です。





ジャズはある種の自然発生した音楽なので創始者を特定するのは難しいですが、ルイ・アームストロングは間違いなく最初にジャズを芸術の域まで到達させた人物であると言われています。
1901年に生まれたアームストロングは1971年に亡くなるまで、アメリカを代表するアーティストとして様々な名演奏を残しました。トランペッターでもありシンガーでもあるアームストロングはその両方において大変大きな影響を後世に与えました。


アームストロング以前のジャズトランペットは主にメロディーを吹くのが精一杯でしたが、そこにアームストロングはクラリネットのテクニックを持ってきました。当時のクラリネットはトランペットの主旋律に寄り添うように、和音をアルペジオで演奏して合いの手を入れる役割が主でした。管楽器は単音楽器なのでピアノのように和音を一度に鳴らすことができません。そこで和音を分散させて演奏するアルペジオを使った即興的な伴奏パートをクラリネットは担当していました。アルペジオは音が跳躍するためトランペットで演奏することは非常に困難ですが、アームストロングはこれをトランペットに取り入れ、主旋律としても使用することで、ジャズの即興演奏のレベルを大きく飛躍させました。


またアームストロングの持つ独特の声が、アメリカのポピュラー音楽の歌唱を変えました。語りかけるような独特な間の取り方、フレーズの終わりに向けてかかるビブラート、シャウトする表現などあります。特にジャズのボーカルとしてはスキャットを初めてレコーディングで取り上げ、ボーカルでの即興演奏の可能性を最初に見出しました。


エラ・フィッツジェラルドもスキャットを得意とするボーカリストで、メロディーも自由自在に楽器のように操り、ボーカルの新しい表現を見出した人です。1917年生まれということでアームストロングよりもディジー・ガレスピーやセロニアス・モンクなどのモダンジャズを生み出した新しい世代のミュージシャンになります。当然フィッツジェラルドの若い頃には、アームストロングは多くのレコーディングをこなしヒットも出していますので、音楽的な影響はかなりあったでしょう。ただフィッツジェラルドはbebop世代で、チャーリー・パーカーやガレスピーより早く、正確な演奏を聴く機会も多かったので、それを歌でも表現可能なことを見事に証明した人の一人です。


Ella Fitzgerald (Vocals)
Louis Armstrong (Trumpet, Vocals)
Oscar Peterson (Piano)
Herb Ellis (Guitar)
Buddy Rich (Drums)
Ray Brown (Bass)




さてこのアルバムは有名なジャズのプロデューサー、ノーマン・グランツが11曲を選曲し、1956年に録音した作品です。アームストロングは持ち味の歌心と独特の間で聴く人を捉えますし、フィッツジェラルドも最高の声と圧倒的な歌唱で感動させます。圧倒的な歌唱と書いてしまうとまるで熱唱しているように捉えられてしまいますが、圧倒的すぎて力が抜けているので、こちらもリラックスして聴ける最高の歌が聴けます。リズムセクションにはオスカー・ピーターソン、ハーブ・エリス、レイ・ブラウン、バディー・リッチというジャズを代表するミュージシャンが参加しており、とても一体感のある豪華なトラックになっています。





どの曲も最高の出来になっていてゆっくりと聴いていただきたいのですが、特に「Cheek To Cheek」は二人のキャラクターが聴こえてきて、この最強のリズムセクションも一体感が特にあります。「Tenderly」はアームストロングのトランペットが心から歌っていて、エンディングでトランペットに絡んでくるフィッツジェラルドも最高です。ぜひ聴いてみてください!

それではまた次回。

文:曽根麻央 Mao Soné





【曽根麻央LIVE INFO】

5/29 (Sun)
Open 15:00 | Start 16:00
MAO SONÉ Solo @ Cabin 本厚木
<出演>
​​曽根麻央 - piano & trumpet


曽根麻央のその他情報はウェブサイトへ



Recommend Disc

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Title : 『Ella And Louis』
Artist : Ella Fitzgerald And Louis Armstrong
LABEL : Verve Records
発売年 : 1956年


アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】

01.Can't We Be Friends
02.Isn't This A Lovely Day 
03.Moonlight In Vermont
04.They Can't Take That Away From Me
05.Under A Blanket Of Blue
06.Tenderly
07.A Foggy Day 
08.Stars Fell On Alabama
09.Cheek To Cheek
10.The Nearness Of You
11April In Paris




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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央

2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』




Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

My First Jazz Vol.50-類家心平:My First Jazz

Title : 『Steamin' With The Miles Davis Quintet』
Artist : The Miles Davis Quintet

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「僕の初めてのジャズアルバムは、マイルス・デイヴィスの『スティーミン』というアルバムでした。

これは高校生くらいの頃に出会ったんですけども、ちょうどその頃、少年漫画ばかり読んでいた少年がファッション雑誌なんかも読むようになっていて、その中にチェット・ベイカーの写真が載っていて凄くかっこいいなと思いました。

僕は小学校からブラスバンドをやっており、中学・高校とずっとトランペットを吹いていましたがイメージがそこで大きく変わり、こんなかっこいいトランペッターがいるんだなと認識しました。その雑誌の記事には、チェット・ベイカーは、マイルス・デイヴィスというトランペッターのスタイルに憧れて自分もトランペットを吹いているというようなことが書いてありました。

そこでマイルス・デイヴィスの音楽を聴きたいと思い、近くのCDショップに探しにいったのですが、その時たまたまそのショップでPrestigeレーベルのセールをやっていたんです。その中で『スティーミン』というアルバムが目に入り、マイルスが煙草に火をつけているジャケットがかっこいいなと思いそれを買って帰りました。

吹奏楽部に入っていたのでジャズっぽい音楽、例えばグレンミラーの音楽だとか、「茶色の小瓶」、「SING SING SING」などは演奏していましたが、それとはまた違った格好良さがあり、トランペットもすごくフィーチャーされてて「こんな音楽があるんだ!」と、とても衝撃を受けたのを憶えています。
またトランペットの先につけるミュートというものがあるのですが、それもマイルスは多用し、すごく特徴的な演奏をしていてそれも格好良いなと思いました。

そこからジャズにのめり込んでいくのですが、ライナーノーツを読むと、『スティーミン』の他にも『ワーキン』『リラクシン』『クッキン』と4部作になっていると書いてあり、そのあとこの4部作を全て購入しました。

本当にこの4枚はすごく聴きました。今聴いても新しい発見がある素晴らしい内容のアルバムで僕のバイブルとして今でも自分の中で大切なものになっています。」

類家心平


My First Jazz

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Title : 『Steamin' With The Miles Davis Quintet』
Artist : The Miles Davis Quintet
LABEL : Prestige
発売年 : 1961年



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【SONG LIST】
01.Surrey With The Fringe On Top
02.Salt Peanuts
03.Something I Dreamed Last Night
04.Diane
05.Well You Needn't
06.When I Fall In Love





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類家心平(trumpet)

1976年4月27日、青森県八戸市生まれ。
10歳の頃にブラスバンドでトランペットに出会う。 高校生の時にマイルスデイヴィスの音楽に触れジャズに開眼する。 高校卒業後、海上自衛隊音楽隊で6年間トランペットを担当。

自衛隊退職後2004年にSony Jazzからジャム・バンド・グループ「urb」のメンバーとしてメジャー・デビュー。タイ国際ジャズフェスティバルに出演するなど注目を集める。
「urb」の活動休止後に自身のユニット「類家心平 4 piece band」を主宰。 ファースト・アルバム「DISTORTED GRACE」を2009年にリリース。2作目「Sector b」を菊地成孔氏のプロデュースで2011年にリリース。その後、メンバーチェンジを経て「RS5pb(類家心平 5 piece band)」となり 2013年に T5Jazz Records よりライヴ盤「4 AM」をリリース。 2016年にはRS5pbとしての2ndアルバム「UNDA」をリリース。 2018年 には中国・深センにて開催される「OCT-LOFT Jazz Festival」に出演。集まった中国の多くの若者をそのサウンドで熱狂させた。2020年にはバンド名を冠にした3枚目となるアルバム「RS5pb」をリリース。
その他、カルテットによるアコースティックジャズのライヴ演奏を収めたアルバム「Lady's Blues」を2019年にリリース。都内老舗ジャズクラブ「Body & Soul」にてライヴレコーディングされたものである。
「RS5pb」のピアニストでもある中嶋錠二と二人組のユニット「N40°」では2014年にAPPLO SOUNDSよりアルバムをリリース。現在でも演奏活動を定期的に行ないライフワークとして活動している。

JAZZをテーマにしたアニメ「坂道のアポロン」では劇中のトランペットの演奏を担当。後に作られた実写版映画でも淳兄役のトランペット演奏を担当している。その他「菊地成孔ダブセクテット」「DCPRG」、元「ビート・クルセイダース」のケイタイモ率いる「WUJA BIN BIN」や「LUNA SEA」のギタリストSUGIZOが率いるユニットにも参加。星野源や藤原さくら等のアーティストのレコーディングにも参加している。山下洋輔、板橋文夫、森山威男、鈴木勲などベテラン・ジャズ・ミュージシャンとの共演も多数。

類家心平 Official






Latest Album

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Title : 『Duo』
Artist : 類家心平 / 中嶋錠二
LABEL : コアポート
NO : RPOL10012
RELEASE : 2022.5.18



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01. Blue Midnight (ポール・モチアン)
02. Amarilla Flor (ルイス・アルベルト・スピネッタ)
03. Boplicity (マイルス・デイヴィス/ギル・エヴァンス)
04. Plus Fort Que Nous (ピエール・バルー/フランシス・レイ)
05. Ambergris (類家心平)
06. Dear (類家心平)
07. Bye Bye Bkackbird (スタンダード)
08. Luiza (A.Cジョビン)
09. Vida (類家心平)
10. Suiren (荒木真)
11. In A Sentimental Mood (デューク・エリントン)


ジャズという枠にとどまらず活躍するドラマー、石若駿。

そんな石若駿と山口情報芸術センター[YCAM]とのコラボレーションによる
新作パフォーマンス「Echoes for unknown egos - 発現しあう響きたち」が開催されます。

これは石若駿が自身と共演するというアイデアから出発したもので、
彼のパフォーマンスを学習した人工知能(AI)と共に即興セッションを行うという試み。

メディアテクノロジーを応用しながら、彼の音楽性を(本人含め)
再発見していくプロセスを共有するという、創造性溢れるパフォーマンスです。

初日6月4日(土)は石若駿のソロ公演。
翌日6月5日(日)は盟友のサックス奏者・松丸契が参加します。

会場は、山口情報芸術センター[YCAM]。
即興演奏を主戦場とするジャズミュージシャンとAIとの興味深いパフォーマンスです。



Echoes for unknown egos―manifestations of sound (Teaser) from YCAM on Vimeo.





石若駿+YCAM新作パフォーマンス公演
【Echoes for unknown egos―発現しあう響きたち】


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山口情報芸術センター[YCAM]では、打楽器奏者の石若駿とYCAMとのコラボレーションによる新作パフォーマンス「Echoes for unknown egos(エコーズ・フォー・アンノウン・イゴス)― 発現しあう響きたち」を発表する公演をおこないます。


石若は、ジャズと現代音楽をバックグラウンドに、 ロック、ヒップホップ、ポップスなどジャンルを越えて国内外で活躍する、気鋭の打楽器奏者です。石若が自身と共演するというアイデアから出発した本作では、オリジナルの打楽器や石若のパフォーマンスを学習し自律的に演奏をおこなう人工知能(AI)などの「共演者」たちが登場します。石若はこれらの共演者とともに即興のセッションを繰り広げます。また初日のソロ公演を経て、2 日目はさらに石若の盟友であるサックス奏者・松丸契が参加。 パフォーマンスに多面性を与えます。 メディアテクノロジーを応用しながら、石若の音楽性を再発見していくプロセスを共有する本作を通じて、未だ聞いたことのない新しい音楽を発見するとともに、人間の創造性のありかについて示唆を得る機会となるでしょう。


【日時】
2022年6月4日(土)19:00 開演
2022年6月5日(日)14:00 開演
*各日30分前集合
*各日公演内容が異なります


【出演】
出演:石若駿(両日とも)、松丸契( 6 月 5 日のみ)
※各日公演内容が異なります


【場所】
山口情報芸術センター[YCAM]
ホワイエ、 スタジオA
(山口県山口市中園町7-7)
https://www.ycam.jp/guide/access/


【入場料】
一般=2,500円(前売り)
高校生以下=300円(要証明書)
*詳細はこちらをご覧ください。
https://www.ycam.jp/events/2022/echoes-for-unknown-egos/


【問い合わせ先】
山口情報芸術センター[YCAM]
TEL:083-901-2222


【主催】
公益財団法人山口市文化振興財団


【後援】
山口市、山口市教育委員会


詳細はこちら (山口情報芸術センター[YCAM])




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