feed markRSS
JJazz.Net Blog Title

2014年4月アーカイブ

フロレンシア・ルイス、ブエノスアイレスから待望の来日:ライブ情報 / LIVE INFO

ブエノスアイレス出身の才女、フロレンシア・ルイスが
日本の音楽家との交流を目的に、3年振りに来日します。
(JJazz.Netでは前回の来日時にインタビューをお届けしましたが、今回も予定しています。)

エクスペリメンタル且つフォーキーなサウンドと、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す歌声。
そんな彼女ならではの独自の音世界を、この機会に是非ご堪能下さい。

また今回のツアーでは、鬼怒無月、ヤヒロトモヒロ、佐野篤による
ハイブリッドなラテン・プログレ・ロック・バンド、Los Hongos Orientalesも参加。
各方面で活躍するこの3人、間違いありません。こちらも要注目です。

Florencia2014_600.jpg


今回の来日公演に向け、フロレンシアが作った素敵な映像が届きました!
彼女の住むブエノスアイレスの街を背景に、日本語で歌っています。

Florencia Ruiz Japan Tour 2014 // Capitulo 1: Boedo, Buenos Aires



■Florencia Ruiz Cultural Exchange Tour with Los Hongos Orientales
~日本・アルゼンチン文化交流ツアー~

解放感とやわらかさをたたえた歌、高密度にしてスリリングな演奏
まるでモノクロームの世界から、総天然色の世界へ!

【メンバー】
フロレンシア・ルイス(vo,g)
ロス・オンゴス・オリエンタレス<鬼怒無月(g)、佐野篤(g,b,vo)、ヤヒロトモヒロ(perc)>

【日程】
☆印の出演:ロス・オンゴス・オリエンタレス、スペシャルゲスト:フロレンシア・ルイス 

5/16(金) 宮城・仙台 坐カフェ
仙台市青葉区大町1-3-7横山ビル1F
開場 18:30 開演 19:00 前売 3,500円 当日 4,000円(1ドリンク付)
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス 
ご予約・問合わせ TEL 022-266-4632
http://yaplog.jp/za-cafe/


5/17(土) 秋田・大館 ROCK INN LINDA LINDA
大館市常盤木町3-7 五十嵐ビル2F TEL 0186-57-8083
開場 20:00 開演 21:00 料金 3,000円
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス 
ご予約・お問合せ IGARASHI. 090-3643-7964
http://linda714yosuke.jimdo.com/ 


5/18(日) 青森・八戸 FLAT / フラット
八戸市三日町27中央ビルB1F TEL 0178-44-3898
開場 18:30 開演 19:00 前売 3,500円 当日 4,000円(1ドリンク付)
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス 
オープニングアクト:
zodiac nova, pop-machine & contemporary system
http://bar-flat.com/ 


5/20(火) 東京・板橋 龍福寺会館 
板橋区小豆沢4-16-3 TEL 03-5970-2393
開場 17:00 開演 18:00 前売 3,000円 当日3,500円
高校生以下は半額、前売 1,500円、当日2,000円
小学生以下は無料
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
オープニングアクト:民謡歌手/木谷ゆり、三味線/山中信人
ご予約・お問い合わせ/
龍福寺会館 teracon@hotmail.co.jp TEL 03-5970-2393
KaiYa kaiya-record@taupe.plala.or.jp (前日まで)
http://www.s-ohmura.com/info/ryuhuku.html 


5/22(木) ☆愛知・豊橋 HOUSE of CRAZY ハウスオブクレイジー
愛知県豊橋市松葉町1-26-2 TEL 0532-55-9000
開場 19:00 開演 19:30
前売 3,500円 当日 4,000円(ドリンク代500円必要)
出演:ロス・オンゴス・オリエンタレス、
スペシャルゲスト:フロレンシア・ルイス
http://www1.ocn.ne.jp/~hofcrazy/ 


5/23(金)☆奈良・奈良 Live Cafe Muan 無庵
奈良市中町2330番地 TEL 0742-46-5338 
開場 18:30 開演 19:30 3,800円(D別)
出演:ロス・オンゴス・オリエンタレス、
スペシャルゲスト:フロレンシア・ルイス


5/24(土) ☆大阪・枚方 MogaJogaDining 枚方宿(モガジョガダイニング)
大阪府枚方市堤町2-15 TEL 072-846-3535
開場 18:00 開演 19:00  3,500円(ワンドリンク付)
出演:ロス・オンゴス・オリエンタレス、
スペシャルゲスト:フロレンシア・ルイス
予約・問合 090-5971-8430(藤波)
http://www.mogajoga.com/  


5/25(日) ☆岡山・倉敷 カフェ&ギャラリー ペニーレーン Penny Lane
岡山県倉敷市阿知2-19-29 TEL 086-421-3987
開場19:00 開演19:30 チャージ4,000円(1drink付)
出演:ロス・オンゴス・オリエンタレス、
スペシャルゲスト:フロレンシア・ルイス
http://pennylane-web.com/  


5/26(月)広島 Live Juke
広島市中区中町8-18 クリスタルプラザ19F
Tel 082-249-1930 Fax 082-243-5797
開場 19:00 開演 19:30
前売 3,800円 当日 4,300円(ドリンク別)
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
http://www.live-19-juke.com/  


5/27(火) 福岡 Livehouse & Club PEACE  
福岡市中央区荒戸1丁目9-22
TEL 092-741-5405 FAX 092-741-5464
開場19:30 開演20:00 前売 4,000円 当日 4,500円(1drink order)
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
http://www.peace-livehouse.net/  


5/29(木)堺屋(旧木下家住宅) 100人 八女市公共施設
八女市大字本町184番地
開場 18:30 開演 19:00
前売 3,500円 当日 4,000円(1drink付)高校生以下 500円
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
予約・問合/手仕事ビワニジ 090-6892-8201(川島)


5/30(金) 鹿児島 e-space hall
鹿児島市荒田1丁目16-7 イイテラス 10F
開場 18:30 開演 19:30
料金:4000円 (w.1drink)
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
ご予約・問合 NØGLE (ノイル) TEL 099-202-0087
Sitiera(シティエラ) TEL 099-248-9144


5/31(土) 大分 カフェ りあん 
大分市大字迫字徳平438-16 TEL 097-527-6616
開場 18:30 開演 19:00 3,500円(1ドリンク付)
出演:ロス・オンゴス・オリエンタレス、
スペシャルゲスト:フロレンシア・ルイス
http://cafelien.jp/  


6/2(月)香川・丸亀 ピアノカフェ ルフラン/Refrain
丸亀市飯山町東小川1668 TEL 0877ー59ー7255
開場 18:00 開演 19:00 前売 3,000円 当日 3,500円(+1 order)
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
http://www.piano-refrain.com/ 


6/4(水) 四国・高知 「ワールドミュージックナイトvol.16」
高知市文化プラザかるぽーと小ホール
高知市九反田2-1
18:00開場 19:00開演 全席自由 前売り2,500円 当日3,000円
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
     ROZUP×The Ultimate Jam's, Mokuyou-Gakudan
主催:国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクト
お問い合わせ:高知市文化振興事業団 TEL 088ー883ー5071
http://www.bunkaplaza.or.jp 


6/6(金)和歌山 devicespace HERON
和歌山市屏風丁13 吉田ビル B1F
開場 19:00 開演 20:00 前売 3,500円 当日 4,000円(ドリンク別)
予約・問合せ:和歌山音楽愛好会フォルテ TEL073-422-4225
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
device spase HERON TEL 073-427-5550 
http://hero-n.jp/ 


6/7(土) 長野・飯田 医療法人 栗山会 飯田病院 
TEL0265-22-5150(代表)
開場18:00 病院ロビーコンサート18:30~19:30 無料
*飯田病院の患者さんとご家族を優先させていただきます。
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス


6/8(日)☆長野・松本 陀瑠州/ダルース 
長野県松本市大手3‐2‐27 TEL 0263-35-3891
開場 18:30 開演 19:00
前売り¥4500 当日 ¥5000 *¥500ドリンク券込み
出演:ロス・オンゴス・オリエンタレス、
スペシャルゲスト:フロレンシア・ルイス
http://www.pomehouse.com/p-net/live/livehouse/daru.html 


6/10(火) 愛知・名古屋 TOKUZO / 得三  
名古屋市千種区今池1-6-8ブルースタービル2F
tel:052-733-3709  
開場 18:00 開演 19:00 前売 3,800円 当日 4,300円
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
http://www.tokuzo.com/  

6/11(水) ★Los Hongos Oriemtales
(ロス・オンゴス・オリエンタレス)
出演:鬼怒無月g、佐野篤g,b,vo、ヤヒロトモヒロperc
レストラン&バーJammin'(ジャミン) 茅ケ崎店
神奈川県茅ヶ崎市共恵1-1-15 TEL 0467571129
開場18:30 開演20:00 チャージ 2,000円(要オーダー)
http://homepage3.nifty.com/jamming/
問/itta1111@festa.ocn.ne.jp


6/14(土) 群馬・前橋 G FACE CAFE (Café haus ジーフェイス) 
群馬県庁 昭和庁舎1F G FACE CAFE Tel. 0272431586
開場 17:00 開演 18:15 ADM 3,800円 (1ドリンク付)
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
http://cokyuan.com/gface-cafe/gface_live.htm
*中学生以下のお客様の入場はお断りすることがありますので事前に確認をお願いします
*開演までの一時は美味しい料理とお飲み物でお楽しみ下さい
*駐車場は県庁、県民駐車場(2時間まで無料)を利用して下さい
*「売り上げの一部は東日本大震災で保護者を亡くした遺児を
応援する『毎日希望奨学金』 へ寄付します」


6/16(月)東京・渋谷クラブクアトロ/SHIBUYA CLUB QUATTRO
渋谷区宇田川町 32-13-4・5F TEL 03-3477-8750
開場 18:30 開演 19:30
前売 3,800円 当日 4,000円 D別
※当日入場口にてドリンク代として¥500頂きます。
一般発売日:2014/03/15 (土)
出演:フロレンシア・ルイス、ロス・オンゴス・オリエンタレス
チケット販売:e+ / チケットぴあ / ローソン / 渋谷CLUB QUATTRO
問合:渋谷クラブクアトロ / 03-3477-8750
http://www.club-quattro.com/shibuya/


Florencia Ruiz ALUMBRAREMOS. CAFF.(/strong)




□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

photo1_Federico Caruso600.jpg
 <Photo:Federico Caruso>

Florencia Ruiz[フロレンシア・ルイス] プロフィール

1977年ブエノスアイレス生まれのギタリスト&シンガーソングライター。アルベルト・ヒナステーラ音楽学校の出身、保育園の保母さんをしながら音楽活動を続ける。フェルナンド・カブサッキ、アレハンドロ・フラノフらとの共演もあってアルゼンチン音響派との共通点も指摘されるが、ロックをベースにしたストレートな唯一無二の音楽性は早くから注目を浴びる。2000年6曲入りのファースト・ミニアルバム「CENTRO」(セントロ)をリリース、シンプルながらも斬新な音楽と歌詞の鋭さが話題を呼ぶ。2003年セカンド・アルバム「CUERPO」(クエルポ)を発表、さらに進化したサウンドはより多くのリスナーの注目を集める。2005年にサード・アルバム「CORRER」(コレール)を発表、この頃にはアメリカ、チリ、メキシコでも彼女のアルバムがリリースされるようになり、2007年、4枚目となる「MAYOR」(マジョール)を発表後、2008年4月にはプロモーションの形で初来日を果たす。その際ミニアルバム「tiemblo e.p.」(ティエンブロ・エ・ペ)を大洋レコードからリリース。同年元ロス・ファブロソス・カデラクスのアリエル・ミニマルとのデュオによるアルバム「ESE IMPULSO SUPERIOR」を経て、2011年時間を費やした大作「ルス・デ・ラ・ノーチェ」(Luz de la Noche)を発表、2度目のプロモーション来日を果たした。なお、弟アンドレス・ルイスも独自のサウンドで広く注目を集めるシンガーソングライターであり、ブエノスアイレスでは共演もよく行っている。
<プロフィール作成:PaPiTa MuSiCa>

Florencia Ruiz オフィシャルサイト


600.jpg

Los Hongos Orientales[ロス・オンゴス・オリエンタレス] プロフィール

ラテン、ジャズ、ファンク、アフリカン、ロックなど、メンバー各自の個性が共鳴し混ざり合うハイブリッドなラテン・プログレ・ロック・バンド。熟練ミュージシャンの音楽センスと技術が集結し、2013年に結成された新生バンド。

鬼怒無月(g)
'64年神奈川県出身。'90年に自己のグループ、ボンデージフルーツを結成、'98年"スカンジナビアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティバル"、'99年、サンフランシスコの"Prog Fest '99"に招かれるなど海外での評価も高い。勝井祐二とのデュオ「Pere-Furu」、壷井彰久との「FRA」、吉田達也の「是巨人」、カルメンマキの「サラマンドラ」、更に灰野敬ニ、常味裕司とのコラボレーション、鈴木大介とのギターデュオ「The Duo」、ギターソロ等。日々自己のギタースタイルを進化させ続ける異才ギタリスト。
鬼怒無月 オフィシャルサイト


佐野篤(g,b,vo)
一般的にはベーシストとして知られる。他数多くの楽器を演奏する。主に作詞作曲を得意とし、その旋律は情景的であり、そのリズムは立体的に構成される。アフリカ修行後、長年にわたり、バンド【KING】主宰。多くのミュージシャンからリズムに関しても大きな信頼を得ている。BEGIN、矢沢永吉、エスケン&ホットボンボンズ、山根麻衣、ティポグラフィカ等とも共演する。


ヤヒロトモヒロ(perc)
少年時代をカナリア諸島で過ごした異色の打楽器奏者。山下洋輔、久石譲、さだまさし、らの公演やツアーに参加。伝説のアフロファンクバンド「じゃがたら」や「エスケン&ホットボンボンズ」のレギュラ-サポ-トも務める。「武満徹メモリアルコンサート」でNYカーネギーホール等に招かれ、小澤征爾氏総監督のサイトウ・キネン・フェスティバル松本は2010年から3年連続出演。ウーゴ・ファトルーソpとのドス・オリエンタレス、ガイアクアトロ等、多岐にわたり国内外で活躍中。

JJazz.Net SHOPオープン:ニュース / NEWS

600shop.jpg

JJazz.Netが運営するダウンロードショップがオープンしました。
このSHOPではJJazz.Netでお送りした番組をダウンロード購入して頂けます。

これまで、リスナーの皆さんから「番組をダウンロード購入することはできないのですか?」という
問い合わせが数多く寄せられおり、僕たちもJJazz.Netでしか聴くことのできない素晴らしい音源を、
沢山の方に届けたいと思って参りました。

そして4/18、遂にJJazz.Net SHOPがオープン。
まずは人気ライブ番組「Jazz Today」と、注目の新作をご紹介している「PICK UP」からのセレクションです。

「Jazz Today」はライブならではの臨場感とジャズの幅の広さを。
そして「PICK UP」はJJazz.Netオススメのサウンドをコンピレーション感覚でお楽しみ頂けます。
いずれもJJazz.Netだけのエクスクルーシブ配信。
メディアフォーマットは高音質mp3 (256kbps / 可変ビットレート) となっています。

コンテンツは今後随時更新していく予定。
深遠なるJAZZの扉をここから開いてみませんか?

140424topic.jpg


【JJazz.Net SHOP】
JJazz Netの番組がお届けした数あるスペシャルなライブをダウンロードで販売するショップです。
まずは7本のライブと2本のコンピレーションアルバムをリリース。今後も続々と作品を発表予定です。

http://jjazz.shop-pro.jp/


【Jazz Todayラインナップ】
http://jjazz.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=1607128&csid=2&sort=n

■JiLL-Decoy association Live@ジルデコ・ラウンジ ~『Lovely』 Release Live(ジャンル:JAZZ×POP)
■Giulietta Machine LIVE@公園通りクラシックス(ジャンル:JAZZ×ALTERNATIVE)
■吉田慶子&笹子重治 Live@SHINSEKAI(ジャンル:JAZZ×CLASSIC)
■安ヵ川大樹 Trio Live@APPLE JUMP(ジャンル:JAZZ×JAZZ)
■板橋文夫+林栄一+川嶋哲郎 LIVE@Jazz Spot DOLPHY(ジャンル:JAZZ×IMPROVISATION)
■坪口昌恭+渥美幸裕 LIVE@KAMOME(ジャンル:JAZZ×JAZZ)
■TRI4TH LIVE@"TRI4TH AHEAD"(ジャンル:JAZZ×FUNKY)


【PICK UPラインナップ】
http://jjazz.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=1607128&csid=1&sort=n

■BEST of 2013 前編
01. "shining girl"『夢の途中 / 平井真美子』
02. "McCoy next block"『奥平真吾 THE FORCE / I didn't know what time it was ~時さえ忘れて』
03. "翼"『金澤英明 石井彰 石若駿 / Reflection』
04. "Poinciana"『What A Wonderful World / 山本剛トリオ』
05. "Minotauromanchy"『God Hands QUARTET / GH4』
06. "Papillon"『三木俊雄 Frontpage Orchestra / Stop & Go』
07. "sus4"『馬場孝喜 with 沢田穣治+ 芳垣安洋 / Gray-Zone』
08. "みみをすます"『浅川太平 / Touch Of Winter』


■BEST of 2013 後編
01. "Caravan"『Orquesta Libre + Suga Dairo + RONxII / plays Duke』02. "Energy"『Emi Meyer / Galaxy's Skirt』
03. "Mowe"『西口明宏 / Pingo』04. "月とあの子"『けもの / LE KEMONO INTOXIQUE』
05. "The Isle"『伊藤ゴロー/POSTLUDIUM』
06. "月が赤く染まるとき"『黒沢綾 / Twill』07. "雨よ降れ"『小田朋美 / シャーマン狩り』
08. "Minamo 水面"『林正樹 / teal』
09. "~Introduction~"『ものんくる / 飛ぶものたち、這うものたち、歌うものたち』
10. "春を夢見る"『ものんくる / 飛ぶものたち、這うものたち、歌うものたち』
11. "Paginas Muertas"『佐藤芳明 / 対角線』

WHISKY MODE Vol.56ゲスト - Kan Sano:WHISKY MODE

今回の「WHISKY MODE」
ゲストは次世代のピアニストとして、
ジャズシーンはもちろん、クラブシーンでも注目されているKan Sanoさん。

お互い初めましてということで、まずは「響&ペリエ」で乾杯です。

1_kan_blog.jpg
Photo by daisuke ishizaka


■今回PICK UPしたウイスキー:響12年■
酒齢12年以上のモルト原酒に、じっくりと時を重ねた原酒の数々をブレンド。
最初にパイナップルやプラム、ラズベリーといった果実香が広がり、
続いて蜂蜜やカスタードクリームのような甘い香りが広がります。

響12年プレゼント:応募はこちらからどうぞ


■Kan Sano × 響12年■
「香りがすごい。本当にフルーティーなんですね。上品な優しい甘味が良いですね。」 by Kan Sano

普段ウイスキーはハイボールで楽しむことが多いというKanさん。
今回ご紹介した「響&ペリエ」が本当に美味しかったようで、収録後もおかわりして飲んでくれていました~。

3_kan_blog.jpg
Photo by daisuke ishizaka

いつものBAR KAWASAKIの風景。
こうやって毎回本当にKAWASAKIさんが作ってくれています。

2_kan_blog.jpg
Photo by daisuke ishizaka


ジャズのイメージが強いKan Sanoさんですが、
トラックメイクもばりばりこなすなどクラブシーンでも注目されています。

Kanさんが手がけたロイ・エアーズ「Everybody Loves The Sunshine」のカバーは、
KAWASAKIさんも大好きで、クラブでよくかけているそう!


【Kan Sano - Everybody Loves The Sunshine 】




KAWASAKIさん、自前の7インチレコードを持参。
サインをお願いしているところです。


4_kan_blog.jpg
Photo by daisuke ishizaka

そして何故かサインしたアナログ盤をKanさん自身が手に持ち、それをKAWASAKIさんが写真に撮るという(笑)。

5_kan_blog.jpg
Photo by daisuke ishizaka

Kanさんが影響を受けた、ダニー・ハザウェイやカーティス・メイフィールドといった
ブラック・ミュージックたちはKAWASAKIさんのフェイバリットということもあり、音楽談義で盛り上がりました。

相思相愛の2人。
この収録をきっかけに何かコラボレーションが生まれるかもしれません。

6_kan_blog.jpg
Photo by daisuke ishizaka


昨年、BLUE NOTE創立75周年を記念したプロジェクト「松浦俊夫presents HEX」の
キーボーディストとしてBLUE NOTEデビューされたKan Sanoさん。
その他、メンバーはみどりん(ds)、伊藤志宏(p)、小泉P克人(b)等、いずれも才能溢れるミュージシャンばかり。
現在進行形の日本のジャズ!こちらも注目です。

【Toshio Matsuura presents HEX - Live at LIQUIDROOM (Tokyo, Japan)】




【響12年の世界観に通じる楽曲】
→「Long Walk / Kan Sano」
「長年連れ添ったカップルが夜中に手をつないであてもなく散歩する。そういう曲なのですが、
"時を重ねた2人の時間"、という所がこの「響12年」に共通すると思い選んでみました。」by Kan Sano


【今回のテーマ「to imagine」に合う楽曲】
→「Here and Now feat. Monday Michiru / Kan Sano」
「Monday満ちるさんの歌声はイメージが膨らんで、想像力をかきたててくれるんです。
まさしくこのテーマにぴったりの曲だと思います。」by Kan Sano


今回のKAWASAKIさんのファッション。
春を通り越して初夏仕様。胸元がざっくり空いているのをアピールしているんですね(笑)。

7_kan_blog.jpg
Photo by daisuke ishizaka


番組では皆さんから頂いたメッセージやリクエストもご紹介しています。
抽選でゲストとのサイン入り写真+ウイスキーをプレゼント!
応募はこちらからどうぞ

収録風景等、番組のfacebookページにもたくさん掲載しています。
そちらも是非チェックしてみて下さいね~。

「WHISKY MODE」facebookページ

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【Kan Sano LIVE SCHEDULE】
『2.0.1.1.』 Release Tour
4/30 (wed) [東京] 渋谷 La.mama
5/17 (sat) [富山] MINORITY NEW!!
6/14 (sat) [石川] 金沢 NONSTOPBUS '14

詳しくはこちら


『2.0.1.1. / Kan Sano』

2.0.1.1.


2.0.1.1. / Kan Sano

リリース:2014年2月5日
origami PRODUCTIONS
製品番号:OPCA1026















kansanoA500.jpg

【Kan Sanoプロフィール】
金沢出身/東京在住のピアニスト/プロデューサー。 1983年8月6日生まれ。11歳より独学でピアノと作曲を学び、16歳の時ピアニストとして演奏活動を開始。金沢で毎月ソロピアノの即興ライブを行う。高校卒業後18歳で渡米し、ボストンのバークリー音楽大学に入学。ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。在学中には自らのバンドでMonterey Jazz Festivalなどに出演。ピアニストとしてChara、Twigy、Ovall、mabanua、Hanah Springなどのライブやレコーディングに参加。また新世代のビートメイカー/プロデューサーとして国内外のコンピレーションに多数参加。ジャイルスピーターソンのラジオ番組で度々紹介され話題になる。2010年、金沢在住のソロギタリスト石川征樹と完全即興演奏によるアルバム「共鳴」をリリース。2011年、デビューアルバム「Fantastic Farewell」をCIRCULATIONSからリリース。2012年、Bennetrhodes名義のアルバム「Sun Ya」をWax Poeticsからリリース。2013年、自主制作のソロピアノアルバム「ピアノ作品集」をライブ会場限定リリース。松浦俊夫presents HEXの中心メンバーとしてBLUE NOTEからデビュー。1stアルバム「HEX」をリリース。
2014年、ゲストシンガーにマンデー満ちる、Benny Singsらを迎えたニューアルバム「2.0.1.1.」をリリース。

Kan Sano オフィシャル・サイト


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


■With Female Vocalists■

このコーナーでは素敵な3名の女性ボーカリスト、
orange pekoeのナガシマトモコさん、青木カレンさん、
そしてJiLL-Decoy associationのchihiRoさんが交替で登場。
ウイスキーの似合うシーンをイメージして選曲してくれます。

今回はナガシマトモコさんが登場。
音楽をする上で大切にしている"イメージすること"について語って頂きました。

選曲テーマは「憧れの花見」。どういう事なのかは番組をお聴きください。
ウイスキーの似合う春に心地よいセレクションです。




M1: 「Corrida de Jangada / orange pekoe」

Soul Delivery Live -shibuya Ax-


Tribute To Elis Regina / orange pekoe

リリース:2013年3月6日
Playwright
製品番号:PWT1

36歳という若さでこの世を去ったブラジルの国民的大歌手エリス・レジーナを讃え、orange pekoeが彼女の愛唱曲の数々をカバー! 没後30年メモリアルイヤーの2012年、当時の機材を使ったアナログ・レコーディングにて、その世界が蘇る。ブラジル音楽ファンだけでなく、すべての音楽ファンに贈る、orange pekoeによる珠玉のエリス・レジーナ・カバーソング集。








M2: 「Just Imagine feat ナガシマトモコ / Tres-men」

Let's Get Going!


Let's Get Going! / Tres-men

リリース:2014年1月22日
Playwright
製品番号:PWT008

今年の4月に店舗限定で発売されたCDがFM/TVでの多数オンエアとタイアップ、そして国内外のDJ達にスピンされまくりジャズ/クロスオーヴァー界に大旋風を巻き起こしたTres-men(トレメン)!! "往年のクラブアンセムへのオマージュ"をテーマに、スタンリー・カウエル、エド・ケリー、コーク・エスコヴェード、ノーマン・コナーズなど今回もセンス溢れるカバー曲をチョイス。 さらに注目すべきは、待ちに待った3曲のオリジナル曲!! 初の全国流通版として文句なしの内容。そして今回も、TOKU、ナガシマトモコ・藤本一馬(orange pekoe)、arvin homa aya、Fire Lily、浦風親方 a.k.a DJ 敷島、と豪華ゲストを迎え次世代のダンスミュージックを追及する!!



M3: 「Foggy Star / orange pekoe」

Oriental Jazz Mode


Oriental Jazz Mode / orange pekoe

リリース:2013年10月23日
KING RECORDS
製品番号:KICJ657

7thアルバムとなる今作は、今までのサウンドに加え、中近東、北アフリカ、またアジアなどを含むオリエンタルな要素を独自に昇華した楽曲を制作 し、1枚のアルバムとして新たな境地を切り開いた。 ミュージシャンにはピアノ吉澤はじめ、アラブバイオリン及川景子、パーカッション岡部洋一をはじめとした様々なシーンで活躍するメンバーが参加。THE BODY SHOPとのコラボソング「FLOWER」、またファンの間ではすでにライブでの人気曲「Foggy Star」やハイライト「A Seed of Love」を含む全10曲収録。






【orange pekoe "Oriental Jazz Mode" Tour 2014】
date:2014/4/18(Fri)
place:東京渋谷 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
open 18:30 /start 19:30
advance: 5,000yen (without 1 drink)
■LIVE ACT
orange pekoe (Oriental Jazz Mode Band Set)

【orange pekoe "Oriental Jazz Mode" Acoustic duo Live】
orange pekoe "Oriental Jazz Mode" Acoustic duo Live in 仙台
date:2014/5/16(Fri)place:仙台 retro BackPage
open 18:30 /start 19:00
advance: 4,500yen (without 1 drink)
■LIVE ACT
orange pekoe Acoustic duo


orange pekoe "Oriental Jazz Mode" Acoustic duo Live in 郡山
date:2014/5/17(Sat)place:郡山 創空間 富や蔵
open 16:30 /start 17:00
advance: 4,500yen
■LIVE ACT
orange pekoe Acoustic duo

【2014.6.15 (sun) orange pekoe Live ~Elis Regina Tribute Band Set~ "WORLD EXOTICA 2014″ at 徳島Bar Amusement Fly】

orange pekoe Live ~Elis Regina Tribute Band Set~"WORLD EXOTICA 2014″
date:2014/6/15(Sun)
place: 徳島Bar Amusement Fly
■LIVE ACT
orange pekoe (Elis Regina Tribute Band Set)
SAWAGIand more...

orange pekoe LIVE SCHEDULE


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
『Oriental Jazz Mode / orange pekoe』

Oriental Jazz Mode


Oriental Jazz Mode / orange pekoe

リリース:2013年10月23日
KING RECORDS
製品番号:KICJ657

7thアルバムとなる今作は、今までのサウンドに加え、中近東、北アフリカ、またアジアなどを含むオリエンタルな要素を独自に昇華した楽曲を制作 し、1枚のアルバムとして新たな境地を切り開いた。 ミュージシャンにはピアノ吉澤はじめ、アラブバイオリン及川景子、パーカッション岡部洋一をはじめとした様々なシーンで活躍するメンバーが参加。THE BODY SHOPとのコラボソング「FLOWER」、またファンの間ではすでにライブでの人気曲「Foggy Star」やハイライト「A Seed of Love」を含む全10曲収録。






orangepekoeA600.jpg

【orange pekoe プロフィール】
ナガシマトモコ (ヴォーカル、作詞)と藤本一馬(ギター、作曲、編曲)により1998年に結成され、関西で活動を開始。自宅録音を駆使し作品を制作する傍ら、関西のクラブやカフェを中心にライブを展開。DJ、クリエイターを中心に大きな支持を受け、2002年にメジャーデビュー。ナガシマトモコの甘美で唯一無二の歌声、藤本一馬の独創的なギター、そしてジャズ、ブラジル、ソウル、ラテンなど、様々なジャンルの音楽を確固たるオリジナリティで昇華した自作自演のスタイルで、日本のオーガニック・ミュージックシーンをリードする存在として、同世代から圧倒的な支持を受けている。また作品ごとにアートやファッションとのコラボレーションを展開するなど、そのヴィジュアルワークにも注目が集まる。現在まで6枚のオリジナルアルバムをリリースし、アジアや、ニューヨークでのCDリリースやライブ公演など海外にも活動の幅を広げている。ライブにおいては、真にアコースティックで二人の息づかいが聞こえるデュオ編成、またグルーヴィーで迫力溢れるバンド編成、どちらの編成も観客を惹き付けてやまないライブバンドとしての一面も支持されており、歌とギターのみによるデュオ・スタイルでのツアー「orange pekoe acoustic duo tour」、また「orange pekoe with the Big Band party night!!!」と 題して総勢18人からなるビッグバンド・オーケストラでのライブを開催。昨年はレギュラーバンドにバイオリンや中近東のパーカッションなどを迎えた新たなバンド編成でのライブを展開し、12月にはブラジルの国民的大歌手エリス・レジーナの没後30年を記念したカバーアルバム『orange pekoe / Tribute To Elis Regina』をリリース。インドネシアソニーからはベストアルバムもリリースされ、インドネシア公演も成功裏に終えた。また、それぞれソロとしての活動も始動し、ギタリストとしての1stソロアルバム「SUN DANCE」が各方面から高い評価を得ている藤本一馬の2ndアルバム『Dialogues』もリリース。カルロス・アギーレ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、北村聡らを迎え、ジャズや南米音楽の国境、その先に辿りついた美しき作品集として結実。今年はニューヨークで活躍する新進気鋭のミュージシャン達とともにレコーディングされたナガシマトモコのソロアルバムもリリース予定で、現在進行形のジャズ&ソウルミュージックを聴かせるアルバムとして期待が高まる。

orange pekoe Official Site


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


【DJ KAWASAKI 待望の新曲「Where Would We Be feat. Paul Randolph & MAKOTO (club mix)」
 3/12(水) iTunesにてリリース!】

DJK_NEWTRACK600.jpg

タイトル : 『Where Would We Be feat. Paul Randolph & MAKOTO (club mix)』
発売日 : 2014.03.12(Wed) Release
製品番号 : YZDID-10034
レーベル : SELECTIVE RECORDS

iTunes store→https://itunes.apple.com/jp/album/where-would-we-be-feat.-paul/id835457185

DJ KAWASAKIの待望のニュー・シングルは、JAZZANOVAにも参加するデトロイト在住のボーカリスト、PAUL RANDOLPHが参加!また、楽曲はD&Bのみならず、DEEP HOUSE、JAZZ BREAKSまでを手掛けるMAKOTOと共作!音楽的な師匠でもある沖野修也が"4つ打ち"を禁じ、DJ KAWASAKI作品最高のブラックネスを獲得したフューチャリスティッック・ブギーが完成!!

【収録曲】
Tr.1 Where Would We Be feat. Paul Randolph & MAKOTO (club mix)
Tr.2 Where Would We Be feat. Paul Randolph & MAKOTO (club mix) [Instrumental]


アルバム詳細(EXTRA FREEDOM)


【沖野修也、DJ KAWASAKIがシングルモルトの世界をテーマにセレクトしたコンピレーションCD】

Magic


WHISKY MODE~A COLLECTION OF CLUB JAZZ / CROSSOVER / SOULFUL HOUSE CLASSICS~

リリース:Now On Sale
ewe records
製品番号:EWSP-0001

シングルモルトウイスキー"の世界観をテーマに、沖野修也、そしてDJ KAWASAKIが("クラブ・ジャズ/クロスオーバー・ミュージック"を)セレクトしたコンピレーションCD。JAZZTRONIK、吉澤はじめの楽曲から、沖野修也自身の楽曲もセレクトした、音楽×ウイスキーの至極のコンピレーションアルバム。共通するのはその多様性と、良質な世界観・・・。個性的な表情を見せるシングルモルトとクラブジャズ/クロスオーバーミュージックが共鳴し合うひととき、(家でも外でも楽しめる)新しいライフスタイルを提案します。

コンピレーションCD「WHISKY MODE」特別ページ

DJ KAWASAKI Official Site
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【WHISKY MODE SHORT STORY Vol.56】

「たまには家で一緒に飲まない?」
吹き抜ける風が心地いい休日の午後に、私は提案した。

彼は笑顔でうなずくと、そのままキッチンへ。"少し早いけど旬のものだから"と、
新ショウガを使って、アボカドとのフリットを作り始める。

私は、春と、このシチュエーションをイメージして、
ピアノの旋律が美しいクラブミュージックを流す。
そして、口の大きく空いたグラスに
「響12年」と、冷たく冷やしておいた「ペリエ」を静かに注ぎ、
2人分の「響&ペリエ」を作った。

「はいどうぞ」。
料理の出来あがりを見計らい、キッチンで乾杯。
トロピカルフルーツの香りと甘み、そしてペリエの優しい刺激が、とても心地いい。

「揚げたてのフリット」と「響&ペリエ」、
そして部屋に流れる華やかなクラブミュージックが、私たちの春の休日を彩る。

最高の幸せが、今ここにある。


8_kan_blog.jpg
Photo by daisuke ishizaka

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


【TEAM WHISKY MODE】
PHOTOGRAPHER : DAISUKE ISHIZAKA
NARRATOR : MAKI SUGIMOTO
ARTIST MANAGEMENT : ERI MORI
PROMOTER : TOSHIHIRO ASAI
DIRECTOR : SATOSHI HIROSHIMA

produced by JJazz.Net ㄸO╂vڪx

シャイ・マエストロ インタビュー[インタビュアー黒沢綾]:インタビュー / INTERVIEW

shaiinterview600.jpg


研ぎ澄まされた感性を鮮烈に放つ新作『THE ROAD TO ITHACA』を昨年末に発表し、
先日来日公演を行ったイスラエル出身のピアニスト、シャイ・マエストロ。

美しく繊密で、重心深く綴られた楽曲の数々。ライブは躍動的でありながらも、
彼のルーツを思わせる哀愁の陰、湿度にも似た心地よさなど、生ならではの音世界がありました。

私がナビゲートを担当している番組「PICK UP」では現在、彼とのインタビューの模様をご紹介しています。
物腰柔らかく、言葉を選びながら丁寧に語って下さいましたよ。

//www.jjazz.net/programs/pick-up/index.php
(配信期間:2014年4月2日~2014年5月7日)

そして紹介しきれなかったインタビューをこちらにまとめました。
番組と共にお楽しみ下さい!
[Interview:黒沢綾]


シャイ・マエストロ インタビュー


■イスラエル出身のベーシスト、アヴィシャイ・コーエンのメンバーとしての活躍でシャイさんのことを知った方も多いかと思いますが、彼から学んだこととは?


[シャイ・マエストロ]
沢山あるよ。音楽的な部分はもちろん、5年間をともにした中で最も強く感じたのは...目も耳も心も全てオープンにして、あらゆるものに興味を注ぐっていうことかな。その瞬間瞬間起こっていることに、敏感に意識を向けているべきだ、と。


■なるほど。音楽的な影響というよりは精神性ですね。


[シャイ・マエストロ]
アビシャイとの時間が素晴らしい事には変わりないけれど、それまでに培った経験、両親から受けた影響の占める割合が大きいんだ。だから、"今まで過ごした人生+現在"という感覚の一部として、彼との時間を捉えてる。僕はこうやって世界中を旅しているけど、常にスポンジのように吸収していたいと思うよ。多くの人に出会って、各国の文化に感化されたい。だから出来る限り音楽中心にならないで、フラットな気持ちでいようと心がけているんだ。演奏内容を具体的にどうするか、より、エゴから解放されてナチュラルに、湧き出るものに正直でいようと思わせてくれた。そんな5年間だったね。そういう意味でアビシャイには感謝してるよ。


■昨年リリースの新作『ロード・トゥ・イサカ』について。このアルバムタイトルにもある"イサカ"はギリシャの詩人、カヴァフィスの詩。どのようなイメージをもって楽曲制作されていたのでしょうか?


[シャイ・マエストロ]
ITHACAは、ギリシャ神話に出てくる地名なんだ。オデュッセウス(弓の神様)が、他の神によって10年間島流しになり、離れた故郷がITHACAという島。数々の冒険をし、困難を経て、最終的に故郷に辿り着くものの、妻にも本人と信じてもらえない。そこで得意な弓の腕を試され、見事に証明した・・・という物語なのだけれどもそのカヴァフィスの詩"ITHACA"にはこう綴られているんだ。


 君の歩む旅路が、長くて充実したものであると願う。
 多くの都市を訪れ、多くの先人に学び、多くの世界を見なさい。
 苦難、幸福、すべてに感謝しなさい。
 故郷に辿り着く頃には、きっと大きな糧を得られるだろう。
 ゴールにたどり着くことが全てではない。
 経験を積み、成長していると思えたならば、故郷は君を笑うことなどしないだろう



これは僕が初めてイスラエルを出てツアーに出る直前、父から渡された詩なんだ。メッセージが詰まっているんだと感じたよ。そしてこれが、僕の信念になった。レコーディングを終えて振り返ると、この詩のイメージが強く重なっていて。だからこのタイトルに決めたんだ。


■この一枚で旅を描いているんですね。アルバムの流れにこだわりは?


[シャイ・マエストロ]
そうだね。ストーリー性を持たせるようにはしたよ。そして僕は何より、始めの"一音"が大事だと思っているんだ。リスナーと信頼関係を築くための"きっかけ"だからね。その一音をどうアプローチするかでその先が決まっていく。それで最後に、トータルのイメージを大事にしながら曲を並べていった感じかな。


■個人的に、最後に収録された唯一の"歌モノ"がとても印象に残っています。旅の終わりを告げるエンドロールのような・・・。


[シャイ・マエストロ]
Shai Maestro Trioと銘打ったアルバムなので、歌は最後にもってこようと元々決めていたんだ。互いの世界観と秩序を守るためにもね。彼女の歌声はYouTubeで聴いて惹かれていた。いつか一緒にやりたいな、ってね。実際、彼女がサウンドチェックがてら歌い始めた瞬間、涙が出るような衝撃だったよ。スタジオに居合わせた皆が心震えていたんじゃないかな。4月のパリ公演では彼女も参加してくれる。共演がとても楽しみだよ。


■それではラストに今後の予定について教えて下さい。


[シャイ・マエストロ]
予定・・・把握できてないな(笑)、カナダ、ドイツ、スウェーデン・・・ヨーロッパがメインかな。日程までは・・・。とはいえ、世界各国で演奏できることは本当に恵まれているよ。感謝してる。そうだね、詳細はウェブサイトでチェックしようかな(笑)


そうそう、来年のどこかのタイミングで新しい作品リリースの話もあるんだ。トリオに加えてヴォーカルグループ、トランペット、バイオリン。ブルガリアの民謡と自分たちの音楽の融合がテーマで、ヴォーカルをフィーチャーした大編成だよ、今までにない試みなので楽しみにしておいてください。


[Interview:黒沢綾]


【Shai Maestro Trio - Paradox】




『シャイ・マエストロ・トリオの待望のセカンドアルバム』

■タイトル:『THE ROAD TO ITHACA』
■アーティスト:SHAI MAESTRO TRIO
■発売日:2013年12月8日
■レーベル: AGATE
■製品番号:AGIP-3526

shai_roadtoithaca600.jpg

amazon link

[収録曲]

1.Gal
2.Cinema G
3.Let Siund Be Sound
4.Paradox
5.Untold
6.Invisible Thread
7.Zvuv (The Fly)
8.The Other Road
9.Vertigo
10.Malka Moma
11. Water Dance(Bonus Track)


その力強いタッチ、美しい旋律、躍動感のあるピアノが絡み合う鮮烈ピアノトリオ。官能的に、研ぎ澄まさせた豊かな感性によって語られる心地よさ、鮮明に浮かび上がる。シンプルに、透明感に満ちた明確な旋律を奏で、カラフルに彩られた咆哮な香り。息のあったピアノトリオの演奏が、躍動する緻密に塗り込められてゆく楽曲。美しいインプロヴィゼイション。多大な影響を受けたキース・ジャレットも賞賛する新作が完成。初めてツアーに出る時に父親から持たされたギリシャの詩人、カヴァフィスの詩『Ithaca』。ギリシャにある島イサカ、ギリシャ神話に出てくる主人公オディッセイアが故郷、イサカに困難を経てたどり着いたという物語から生まれた詩。2006年にアヴィシャイ・コーエンのグループに参加し、「Gently Disturbed」、「Aurora」、「Seven Seas」といったスタジオ録音作に参加。世界的に他界評価を受け2010年より、イスラエル出身のドラマー、現在多方面で活躍をするジヴ・ラヴィッツとペルー出身のベーシスト、ホルヘ・ローダーによるシャイ・マエストロ・トリオ。さらなる躍進を遂げる『ロード・トゥ・イサカ』発売。


SHAI MAESTRO 2013 III (credit JB Millot)600.jpg
<Photo:JB Millot>

SHAI MAESTRO [シャイ・マエストロ] (Piano) プロフィール

1987年イスラエル出身。5歳からクラシック・ピアノを始め、8歳の時に聴いたオスカー・ピーターソン『Gershwin Songbook』でジャズに開眼。テルマ・イェリン国立芸術教育学校でジャズとクラシックを学び、バークリー音楽院の奨学金制度を得て4年間ジャズ・ピアノやコンポジション、さらにはインド音楽などの民俗音楽論を習得した。その後NYに拠点を移し2006年からは、チック・コリアのバンドメンバーとして日本でも有名なベーシストのアビシャイ・コーエンのコンボにも参加。

オフィシャルサイト

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

『黒沢綾新作』

■タイトル:『Twill』
■アーティスト:黒沢綾
■発売日:2013年11月1日
■レーベル: HARU Records
■製品番号:HARU017

kurosawa4.jpg


[収録曲]

1.Aurora アウロラ
2.Circle ONE
3.月が赤く染まるとき
4.紫陽花の転たね
5.うさぎ
6.沙羅
7.月とワルツ
8.DRAMA
9.傘ひとつから

(黒沢綾コメント)
胸をはって、私のこれからを照らしてくれる作品に仕上がりました。一発録りの緊張感も、ひらめきも、ファインプレイも、"生きた音楽"としてこの一枚に収める事ができたように思います。純粋に楽しみ、自分でさえも知らない自分を見つけてもらえたら、嬉しいです。

この商品はSound Bright Online Shopにて購入できます


kurosawaayaA.jpg

黒沢綾 (Singer,Piano) プロフィール

音楽教室を営む母をもち、4歳よりピアノ、エレクトーン、中学では吹奏楽、高校では声楽、と、幼少期より音楽三昧の日々を送る。尚美学園大学JAZZ&POPSコースの一期生として自然な流れでジャズに傾倒しながら、在学中にジャズシンガーとしてキャリアをスタート。2004年、同コースを首席で卒業。友人の結婚をきっかけに日本語曲の創作を始め、以降はピアノ弾き語りにシフト。
2009年、ピアニスト Hakuei Kimとの共同プロデュースによる、1st Album「うららか」をリリース。繊細な心模様を詰めこんだ良作となった。制作中に最愛の母を亡くし大きなターニングポイントを迎えるも、母譲りの澄んだ声質と幅広い音楽体験を活かした楽曲制作に力を注ぐ。現在は自身のトリオ、タップダンサーkurikoとのユニット「うたっぷす」、弦楽四重奏とのコラボ、ライブの原点であるジャズシンガーとしての活動のほか、CM歌唱やコーラスなど、声を活かし幅広く活動中。
2013年11月、2nd Album「Twill」をリリース。より有機的で奔放な表現世界と、圧倒的な完成度で注目を集める。
現在、インターネットラジオ・ステーションJJazz.Netの番組ナビゲーターをつとめる。

HARU Recordsアーティストページ


"TOUCH OF JAZZ"アルバム - ギラ・ジルカ セレクト:TOUCH OF JAZZ

青木カレンがナビゲートする番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。


j-0823_img_1.jpg

今回のゲストはジャズ・ヴォーカリストのギラ・ジルカさん。
バークリー音楽大学時代に購入したこの1枚をピックアップしてくれました。

ジャケットのインパクト強烈なこの作品。現在は手に入りにくい貴重盤です。
調べた所、A面はカリフォルニアのコンコード・ジャズ・フェスで、
B面はロンドンの名門ジャズクラブ、ロニー・スコットでのライヴ録音。
レーベル名にひっかけてCONCORDジャケットになったようです。


『Live From Concord To London / Ernestine Anderson』

「20歳前後、ボストンのTOWER RECORDSで買ったCDです。当時沢山買っていたのですが、このアルバムジャケットが面白くて見つけた時のことをよく憶えています(笑)彼女のファンキーさがとても良いんです。スイングジャズの時代を生きていらっしゃんたんだろうけどブルースも歌っていて、そのミックスした感じ、ソウルフルなジャズが私にばっちりはまったんです。特に「Love For Sale」がファンキーで大好き。ウッドベースもたまらないですね。ジャズミュージシャンが演奏するファンクというか、そういう感覚がたまらなく好きなんです。ハンク・ジョーンズやレイ・ブラウン等、客演も非常に豪華。」ギラ・ジルカ


live from concord to london345.jpg


■タイトル:『Live From Concord To London 』
■アーティスト:アーネスティン・アンダーソン

[収録曲]
1. Don't Get Around Much Anymore
2. Days of Wine and Roses
3. Stormy Monday
4. Am I Blue
5. Take the "A" Train
6. My Romance
7. Solitude
8. I Got It Bad (And That Ain't Good)
9. Do Nothin' Till You Hear from Me
10. Take the "A" Train
11. Love for Sale


【Ernestine Anderson - Love For Sale】


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


ギラ・ジルカ3rdアルバム 『デイ ドリーミング』

daydreaming500.jpg

■タイトル:『Day Dreaming』
■アーティスト:ギラ・ジルカ
■発売日:2013年7月24日
■レーベル: JUMP WORLD
■製品番号:DDCZ1881

amazon link


[収録曲]

1. Phoebe
2. Love For Sale
3. Come Fly With Me
4. Day Dreaming
5. My Funny Valentine
6. The First Time Ever I Saw Your Face
7. Summertime
8. Sleeping With An Angel Who Broke My Heart
9. Fate & Promises
10. Moonlight Serenade
11. What A Wonderful World
12. When The Party's Over


2010年に初のソロアルバムを発表して以来2年ぶり通算3枚目となる新作。サウンドプロデュースは前2作と同様に竹中俊二(Gt)が務め、多彩なミュージシャンを曲やアレンジにより配置。参加ミュージシャンは竹中をはじめ、古川初穂(Key)、野力奏一(Key)、深井克則(Pf )、中村健吾(B)、コモブチキイチロウ(B)、SOKUSAI (E.B)、八尋洋一(E.B)、加納樹麻 (Dr)、岩瀬立飛(Dr)、岡部洋一(Perc)と腕利きを揃えた。更にゲストとしてTOKU(F.Hr)と矢幅歩(Vo)も参加。 レコーディング全体を4つのセッションに分け、適材適所のミュージシャンを得たことでアレンジにも一層磨きが掛かり、 演奏も格段にパワーアップしている。 過去のアルバムでも人気を博しているギラのオリジナルソングは今回も魅力的なものばかりで全4曲を収録。 「Moonlight Serenade」、「Love For Sale」などのジャズスタンダードも、Roberta Flack「The First Time Ever I Saw Your Face」、Aretha Franklin「Day Dreaming」などのポップソングも斬新なアレンジで見事にギラ流に変貌している。


ソロ・デュオ ギラ・ジルカ&ヤハバアユム 「『ブリージング...』

breathing500.jpg

■タイトル:『breathing...』
■アーティスト:ギラ・ジルカ&矢幅歩
■発売日:2013年4月24日
■レーベル: JUMP WORLD
■製品番号:DDCZ1858

amazon link


[収録曲]

1. I Can Recall Spain
2. Overjoyed
3. You Raise Me Up
4. It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)
5. 上を向いて歩こう


ソロ・ヴォーカリストとして活躍するギラ・ジルカと矢幅歩。実力派男女ヴォーカルの二人が、デュエットのユニット【SOLO-DUO】として抜群のコンビネーションを聴かせる。 ライブでは、中島徹(ピアノ)と北村嘉一郎(ヴォイスパーカッション)をサポートに迎えた【SOLO-DUO TK】として、華やかでエ ンターテイメント性の高いステージで見るものをひきつけ、ジャズやポップス、R&B等ジャンルの垣根を越え、あらゆる音楽ファ ンに好評を博している。本作では【SOLO-DUO TK】とは別に、ギラと矢幅それぞれのソロ活動を長年サポートしている竹中俊二(ギター)と組んだ2 曲(M-1 & M-3)も収録。M-3の「You Raise Me Up」では、竹中アレンジによるストリングス・カルテットも加えられ、普段の 【SOLO-DUUO】のライブとは異なる色彩が加わっている。 また、収録曲にはファン待望の選りすぐりの曲ばかりをセレクト。ライブで特に人気があるにも関わらず、【SOLO-DUO】として も各自のソロアルバムにも未収録の曲ばかりを収録。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


geilaA600.jpg

【ギラ・ジルカ / Geila Zilkha】(ヴォーカリスト)
イスラエル人の父と日本人の母を持ち、神戸で産まれ育つ。保育園からハイスクールまで神戸のインターナショナルスクールに学んだ後、ボストンのバークリー音楽大学に留学。英語と日本語のバイリンガルで、ジャズ・ヴォーカルも本場仕込み。`91 年バークリーを卒業後、地元神戸に戻りタレントとしてTV やラジオの仕事を始めるが、`95 年阪神淡路大震災での被災をきっかけに東京に進出。ラジオのDJ、CM ソングなどの仕事をしながらジャズのライブを始める。`02 年からはソロ活動を控え、自ら率いるゴスペルスタイルグループ【voissalot choir】の活動を中心に行い、さらに`06 年からは男性ヴォーカリスト矢幅歩とのユニット【SOLO-DUO】でデュエットライブも開始。`09 年3 月に【voissalot choir】が念願のNY アポロシアターに出演したのを一区切りに、以降ソロでの活動に専念。`10 年5 月「第11 回神戸ジャズ・ヴォーカル・クイーンコンテスト」でグランプリを受賞。同年10 月には初ソロアルバム『all Me』をリリースし、これまでジャズの中心部ではあまりその存在を知られていなかっただけに多くのジャズ関係者・リスナーを驚かせ、[JAZZ JAPAN][JAZZ LIFE][ジャズ批評]等の専門誌をはじめ一般紙でも紹介され、朝日新聞では二度に渡って大きく取り上げられた。翌年9 月には2 枚目のアルバム『appearance』をリリースし、自身初のバンド編成での全国ツアーを敢行。全国各地にて大きな声援を浴び、ファイナルの渋谷JZ Brat は満員御礼の大盛況となった。`12 年2 月には六本木STB139 にてデビュー20 周年記念イベントを開催。竹中俊二、矢幅歩らのお馴染のメンバーに加え、かつての仲間【voissalot choir】やスペシャルゲストばんばひろふみ等を迎えて、これまでの集大成となるコンサートを行った。'13年4月24日、矢幅歩とのデュオ・ユニット『SOLO-DUO』としてミニ・アルバム「breathing...」をリリース。続いて`13年7月24日には、自身3枚目のソロ・アルバム「Day Dreaming」をリリースし、大きな反響を呼んでいる。ジャズにパワー溢れるソウルフルなエッセンスを加えたヴォーカルは聴く人を楽しく癒す。現在、神奈川県にある洗足学園音楽大学でジャズ・ヴォーカルの講師も務めている

ギラ・ジルカ オフィシャルサイト

bar bossa vol.32:bar bossa

bar bossa


vol.31 - お客様:染谷大陽さん(Lamp)
「ここ数年の自分のムードに合う10曲」

※今回は韓国語訳も併記しています。


いらっしゃいませ。bar bossaへようこそ。
어서오세요. bar bossa에 오신 것을 환영합니다.

春ですね。お花見はもう行きましたか?
お花見って油断して薄着で参加したら、夜になると結構寒くなって風邪をひいてしまう、なんてことよくありますよね。お気をつけくださいね。

봄이네요.벚꽃놀이는 벌써 다녀오셨나요?
벚꽃놀이라는게 방심하고 얇은 옷을 입고 가게 되면, 밤에 꽤 추워져서 감기에 걸리는 일이 자주 있지요. 조심하시고요.

さて、今回のゲストは先日2月5日に7枚目のアルバムを出したばかりのLampのギターリスト染谷大陽さんに来ていただきました。

이번 게스트는 얼마전 2월 5일에 7번째 앨범을 막 내놓은 Lamp의 기타리스트 소메야 타이요우(染谷大陽)씨를 모셨습니다.


林(以下H)「いらっしゃいませ。」

染谷(以下S)「林さん、お久しぶりです。おそらく10年振りとか、それくらいですよね。」

하야시 (이하 H) : 어서오세요.

소메야 (이하 S) : 하야시씨, 오랫만에네요. 아마 10년만인가 그 정도겠네요.


H「そんなにお久しぶりでしたっけ。では、お飲み物はどういたしましょうか?」

S「では、ジンジャーエールください。お酒は一杯程度でしたら飲めるのですが、これからお話しをするということで。」

H : 그렇게 오랫만인가요? 음료는 어떤걸로 하시겠어요?

S : 진저에일로 주세요. 술은 한 잔 정도라면 마실 수 있지만, 지금부터 이야기를 해야하니깐요.


H「かしこまりました。では、こちらどうぞ。さっそくですが、染谷さんのお父さんの話を教えていただけますか? 染谷さんの音楽にかなり影響を与えている人だと思いますので。」

S「僕が生まれる前、うちの親父はギターやPAの仕事をやっていたんです。1970年頃、山口冨士夫さんに誘われて京都で『村八分』の前身となるバンドをやっていたみたいで。30分も40分もブルースを延々と弾く親父のステージを見た山口冨士夫さんが気にいってバンドに誘ったそうです。うちの親父はこういう類の話しをしたがらないので、直接聞いたことは一度もありませんが、母親に聞いたり、本を読んだりして、詳しいことは大人になってから知りました。」

H : 알겠습니다. 그럼, 이쪽으로 앉으세요. 바로 시작하겠는데요, 소메야씨 아버님 이야기를 해주시겠어요? 소메야씨 음악에 상당히 영향을 주신 분이라고 생각이 들어서요.

S : 제가 태어나기 전에 저희 아버지는 기타와 PA 일을 하고 있으셨어요. 1970년 무렵에 야마구치 후지오(山口冨士夫)씨의 권유로 교토에서 '무라하치부(村八分)'의 전신이 되는 밴드를 하고 있으셨던 듯 하고요. 30분, 40분 블루스를 계속 연주하는 아버지의 무대를 본 야마구치 후지오씨가 마음에 들어해서 밴드에 참여해달라는 이야기를 했다고 합니다. 저희 아버지는 이런 부류의 이야기를 하는것을 좋아하지 않아서, 직접 들은 적은 한 번도 없지만, 어머니께 듣거나, 책을 읽거나해서 자세한 이야기는 어른이 되어서부터 알았어요.

H「本を読んだりしてって... そんなものなんですね。」

S「僕が生まれたときは福生に住んでいたみたいですが、その記憶は全くありません。僕が生まれてすぐに武蔵境に越したそうです。そこで親父は個人経営のリハーサル・スタジオをやっていました。親父が仕事でスタジオに行こうとすると、一緒に行きたがったそうです。それは僕が音楽や機材に興味があったとか、そういう理由ではないと思いますけど。親父から音楽を教えてもらったことはほとんどありません。僕が小さい頃、家ではジミヘンやビートルズ、ボブ・マーリー等がよくかかっていたように思います。」

H : 책을 읽거나해서라니요... 그런거였군요.

S : 제가 태어났을 때에는 훗사(福生)에 살고 있었던 듯 한데요, 그 기억은 전혀 나지 않아요. 제가 태어나고 바로 무사시사카이(武蔵境)로 옮겼다고 합니다. 거기에서 아버지는 개인 경영의 리허설 스튜디오를 하고 있으셨어요. 아버지가 일 때문에 스튜디오로 가시려고 할 때면, 같이 가고 싶어했다고 합니다. 그건 제가 음악과 기자재에 관심이 있었다던가, 그러한 이유는 아니었겠지만요. 아버지에게 음악을 배운적은 거의 없었어요. 제가 어렸을 적에 집에서는 지미 헨드릭스와 비틀즈, 밥 말리등이 자주 틀어져있던 듯 해요.

H「幼い頃の音楽への目覚めみたいな経験はありましたか? 大体その頃にCDを買ったりしますが...」

S「よく、カセットテープ・レコーダーに声や歌を録音して遊んでいましたが、それが今の活動の原点になっているかと言われると、そんなことは無いように思います。小学生の頃は音楽にはほとんど興味が無く、外で遊ぶことの方がよほど好きだったのか、自分でCDを買おうと思ったことは一度もありませんでした。テレビもあまり見ない方だったので、今から考えると、テレビや芸能に関してかなり疎い子どもだったように思います。」

H : 어렸을 적에 음악에 눈을 떴던 것과 같은 경험은 있으셨나요? 대부분 그 나이 무렵에 CD를 사거나하는데요......

S : 자주 카셋트 테입 녹음기에 목소리와 노래를 녹음해서 놀았는데요, 그게 지금 활동의 원점이 되었냐고 물으신다면, 그렇지는 않다고 생각해요. 초등학생일 때에는 음악에는 거의 관심이 없었고, 밖에서 노는 것이 어지간히 좋았었는지, 스스로 CD를 사려고 생각했던 적은 한 번도 없었어요. TV도 그다지 안보는 편이었기 때문에, 지금 생각하면 TV와 예능 분야에 관해서는 상당히 둔한 아이였던 듯 합니다.

H「すごく意外ですね。てっきり小さい頃からお父さんの影響で音楽漬けなんだと思ってました。中学生以降はどうですか?」

S「中学生の頃も音楽に興味は示していなかったですね。少なくとも形として何かをやっていたということは無いです。中学3年生の春休み前でしょうか、卒業生を送る会の出し物で、先生がThe Boomの『島唄』を歌っているのを聞いて、『随分良い曲だな』と思ってシングルCDを買いに行ったのが初めてのCD購入体験です。ここから音楽への興味は一気に加速していきました。自分でCDを買うようになるやいなや、作曲がしたいと思うようになりました。『作曲をするにはまずは楽器が出来なくては』ということで、中学3年の夏には親父のエレキギターを触るようになりました。」

H : 상당히 의외네요. 분명히 어렸을 적부터 아버님의 영향으로 음악에 담그게 되었다고 생각하고 있었어요. 중학교 시절 이후는 어땠나요?

S : 중학교 때도 음악에 관심을 보이지는 않았어요. 적어도 형태로서 뭔가를 하고 있었다는 것은 없었습니다. 중학교 3학년 봄방학 전이었나요, 졸업생을 환송하는 공연으로 선생님께서 The Boom의 '시마우타(島唄)'를 부르는 것을 듣고, '꽤 좋은 곡이구나'라고 생각이 들어서 싱글 CD를 사러 갔던 것이 첫 CD 구입 체험이에요. 이때부터 음악에 대한 관심이 단숨에 가속되었습니다. 스스로 CD를 사자마자 작곡을 하고싶다는 생각이 들게 되었어요. '작곡을 하려면 우선 악기를 연주할 수 있어야'하기 때문에, 중학교 3학년 여름에는 아버지의 일렉 기타를 만지게 되었습니다.


H「色んな順番がどうも...(笑)」

S「高校に入ると、フォークソング同好会という名称の軽音部みたいなものに入会したのですが、そこでは同学年の友達がみんな洋楽を聞いていて、その影響で僕も自然と洋楽志向になり、邦楽からは離れていきました。高校1年生の時には、デビッド・ボウイやセックス・ピストルズ、ニルヴァーナ、スマッシング・パンプキンズ等に衝撃を受けました。僕が高校2年生になると、一級下の永井がフォークソング同好会に入会してきました。そこで彼の才能を目の当たりにしました。歌の上手さや耳の良さ、練習方法などが他の人とは違っていました。僕自身、当時から将来は音楽をやりたいと思っていたところだったので、彼を見て、一緒にやったら良い感じになるんじゃないかと思っていました。ちょうど、サイモン&ガーファンクルやビートルズ等ハーモニーが魅力的な音楽にもはまっていった時期で、永井とはそこらへんで趣味が一致しました。高校3年生の時に僕の作ったオリジナル曲をやるバンドを組みましたが、そのバンドは1年もしない内に解散になりました。」

H : 여러가지 순서가 아무래도...... (웃음)

S : 고등학교에 들어가서 포크송 동호회라는 명칭의 밴드부 같은 곳에 들어갔는데요, 거기에서는 같은 학년의 친구들이 전부 외국 음악만 듣고 있어서 그 영향으로 저도 자연히 외국 음악쪽으로 가면서, 일본 대중 음악에서 멀어져 갔습니다. 고등학교 1학년 때에는 데이빗 보위, 섹스 피스톨즈, 너바나, 스매싱 펌킨스 등에 충격을 받았어요. 제가 2학년이 되니 한 학년 아래인 나가이(永井祐介)가 포크송 동호회에 들어왔습니다. 저 자신은 당시부터 앞으로 음악을 하고 싶다고 생각하고 있던 때였기 때문에, 그 친구를 보고, 같이하면 좋은 분위기가 되지 않을까하고 생각하고 있었습니다. 마침 사이먼 & 가펑클과 비틀즈등 하모니가 매력적인 음악에도 빠져있던 시기라서 나가이와는 그러한 부분에서 취미가 일치했어요. 3학년 때는 제가 만든 오리지널 곡을 연주하는 밴드를 만들었지만, 그 밴드는 1년도 지나지않아 해산되었습니다.

H「永井さんとの出会いはそんな風だったんですね。このJJazzブログに出演していただいた山本勇樹さんとの出会いも教えていただけますか?」

S「大学に入り、クラス分けがあった日に、みんな自己紹介させられたんですね。その中で『音楽が好き』と言ったのが僕と山本勇樹君だけで、どっちから話しかけたかは忘れましたが、お互い興味を持ったんでしょうね。その後すぐに話しをしました。その時に彼は一番好きなアーティストとして『ビーチ・ボーイズ』を挙げていました。彼はとにかく物知りでマニアックで、会う度に色んなCDを貸してくれました。というわけで、大学時代は、ソフト・ロック、SSWもの、ボサノヴァ等、60年代~70年代前半のものを中心に聴いていました。『綺麗なハーモニーのある音楽が聴きたい』と思っていた時期だったので、彼の貸してくれる洗練された音楽の数々に魅了されました。僕が、『ミュージシャンに対する憧れ』以上に、作品至上主義とでもいいましょうか、『作品に対する執着』が人一倍強いのは、この時期にそういう価値観が強く形成されたからだと思います。彼とは学校の帰りに毎週のように新宿や渋谷、神保町等のレコードショップに行きました。彼との出会いが無かったら、僕の音楽人生や作る音楽は今とは全く別のものになっていたと思います。大学1~2年の頃はそんな感じで音楽を聴いてばかりで、バンドを組んだりギターを弾いたり等の活動らしい活動はしませんでした。」

H : 나가이씨와의 만남은 그런 분위기였군요. 여기 JJazz 블로그에 출연해주셨던 야마모토 유우키(山本勇樹)씨와의 만남도 말씀해주시겠어요?

S : 대학교에 들어가서 반 편성이 있던 날에 모두 자기 소개를 하게 되었어요. 그 중에서 '음악을 좋아한다'고 말한 사람이 저하고 야마모토 유우키군뿐이라, 누가 먼저 말을 걸었는지는 잊었지만, 서로 관심을 가졌던 것 같아요. 그리고나서 바로 이야기를 했습니다. 그 때에 그 친구는 가장 좋아하는 아티스트로 '비치 보이스'를 들었어요. 그 친구는 박식하고 매니아적이라서 만날때마다 다양한 CD를 빌려줬습니다. 그런 이유로, 대학교 시절에는 소프트락, 싱어송라이터(SSW) 계열, 보사노바등, 60년대~70년대 전반의 음악들을 중심으로 들었습니다. '아름다운 하모니가 있는 음악을 듣고 싶다'고 생각했던 시기여서, 그 친구가 빌려준 세련된 음악들에 매료되었습니다. 제가 '뮤지션에 대한 동경'이상으로 작품지상주의라고도 할까요 '작품에 대한 집착'이 남보다 더 강한 것은, 이 시기에 그러한 가치관이 강하게 형성되었기 때문이라고 생각해요. 그 친구랑은 학교에서 돌아오는 길에 거의 매주 신주쿠와 시부야, 진보쵸 같은 곳의 레코드 샵에 갔었습니다. 그 친구와의 만남이 없었다면, 제 음악 인생과 만드는 음악은 지금과는 전혀 다른 것으로 되어 있었을 것 같아요. 대학교 1~2학년 시절에는 그런 분위기로 음악을 들었을 뿐이고, 밴드를 만들거나 기타를 치거나하는 활동다운 활동은 하지 않았습니다.

H「そこで山本さんに出会ったっていうのも奇跡的ですよね。僕も山本さんは今の東京を代表するすごい才能の選曲家だと思っています。縁って本当に不思議ですね。それでLampは?」

S「Lampを結成したのは僕が大学2年生の冬です。高校時代の親友の紹介で香保里さんと知り合いました。趣味も合うし、歌も歌えるというので、永井と3人でやることにしました。この時の僕は自分たちに対する希望と期待で溢れかえっていましたね。」

H : 거기서 야마모토씨와 만났다는 것은 기적적인 일이네요. 저도 야마모토씨는 지금 도쿄를 대표하는 굉장한 재능의 선곡가라고 생각하고 있어요. 인연이란 것은 정말로 신기하네요. 그래서 Lamp는요?

S : Lamp를 결성한 것은 제가 대학교 2학년때의 겨울이에요. 고등학교 시절 친한 친구의 소개로 카오리(榊原香保里)씨와 알게 되었습니다. 취미도 맞고, 노래도 부를 수 있다고해서, 나가이와 셋이서 하는 것으로 했어요. 이 때 저는 저희들에 대한 희망과 기대로 가득찼었어요.

H「その後、Motel Bleuからデビューですが、インディーズへのこだわりというものがあったのでしょうか?」

S「若かった所為なのか、当時はあまりインディーとかメジャーってことを深く考えていませんでしたね。とりあえず、4曲入りのデモテープを作って、インターネットでデモテープを募集している会社を調べて、10社だか20社だか、とにかく沢山送りました。ビクター、東芝EMI、ソニーのアンティノスなどのメジャーの会社含め6社のA&Rの方々から良いお返事をいただき、色んなところにお話しをしに出向きましたが、その時はどこからもリリースの話しはしてもらえませんでした。まあ、今あのデモを聴くとかなりしょぼく、リリースの話しをもらえないのも納得出来るのですけど。もっと凄いデモテープを作らなきゃ駄目だと考え、10曲入りのデモテープの制作をしました。程なくして、Motel Bleuの佐久間さんにデモテープを聴いてもらう機会があり、リリースの話しをしてもらえたので、すぐにMotel Bleuでやることを決めました。それが2002年のことです。」

H : 그 후 Motel Blue에서 데뷔를 하는데요, 인디에 대한 자신만의 생각이 있으셨나요?

S : 어려서였던 탓인지, 당시에는 그다지 인디라던가 메이저라는 것을 깊게 생각하지 않았어요. 우선 4곡이 들어있는 데모 테입을 만들어서 인터넷으로 데모 테입을 모집하고 있는 회사를 알아보고, 10곳인지, 20곳인지, 아무튼 많이 보냈습니다. 빅터, 도시바EMI, 소니의 Antinos등 메이저 회사를 포함해 6곳의 A&R 담당자분들로부터 좋은 답장을 받고, 여러 곳에 이야기를 하러 갔었지만, 그 때는 어디에서도 발매 이야기는 듣지 못했습니다. 뭐 지금 그 데모를 들으면 너무 기대 이하라서 발매 이야기를 들을 수 없었던 것고 이해는 가지만요. 좀 더 굉장한 데모 테입을 만들지 않으면 안 되겠다 싶어서, 10곡이 들어있는 데모 테입을 제작했습니다. 머지않아 Motel Blue의 사쿠마(佐久間)씨께 데모 테입을 들려드릴 기회가 생기고, 발매 이야기를 해주셔서 바로 Motel Blue에서 하는 것으로 결정했습니다. 그게 2002년의 일이에요.

H「実は僕もその当時、佐久間さんに『Lampっていうすごいバンドと出会った』って聞きましたよ。ところで、ライブはあまりしない印象があるのですが、録音へのこだわりがあるのでしょうか?」

S「録音は自分の人生を使ってやりたいことであって、ライブは出来ればやりたくないことなんです。これは、こだわりというよりかは、好きなことをやりたいなという前向きな気持ちですね。録音物に魅せられ続け、そこに興味を持って活動を始めたので。」

H : 사실은 저도 그 당시에 사쿠마씨에게 'Lamp라는 굉장한 밴드와 만났다'라고 들었어요. 그런데, 라이브는 그다지 하지않는 인상이 있는데, 녹음에 대한 개인적 취향이 있으신건가요?

S : 녹음은 제 인생을 걸고 하고 싶은 부분도 있어서, 라이브는 가능하면 하고 싶지 않은거에요. 이건 개인적 취향이라기 보다는 좋아하는 것을 하고 싶다라고 하는 긍정적인 기분이에요. 녹음물에 매료되는 시간이 이어지면서, 거기에서 관심을 가지고 활동을 시작했던거라서요.

H「なるほど。では、永井さんと香保里さんのことを教えてください。」

S「一言で僕なりの表現で言いますと、二人ともすごく『ロックな人』だと思います。特に香保里さんはそうですね。僕は、彼らのことが人として大好きで、もっとみんなに彼らの人となりを知って欲しいなというおせっかいな気持ちがあるのですが、とにかく二人は人に自分のことをなるべく知られたくないと思っているタイプの人間なので、いつもそこをもどかしく思っています。活動って人に知られて聴いてもらって成立する部分ってあるじゃないですか。僕が良かれと思って、日常の彼らの面白いエピソード等をブログ等に書いたりすると裏で怒りのメールが来ますからね。例えば、『(Lampに)これこれこんな良い話しが来たよ』なんていうときも、二人とも『え~嫌だ』とか『おれはやりたくないから』みたいな。そういう二人の反応をなんだかんだ僕は楽しんでますけどね。もちろん葛藤もありますけど二人はそういうところが似ているなと思います。」

H : 그렇군요. 그럼, 나가이씨와 카오리씨에 대해서도 말씀해주세요.

S : 한 마디로 저 나름대로의 표현으로 말씀드리자면, 두 사람 모두 상당히 '락적인 사람'이라고 생각합니다. 특히 카오리씨는 그래요. 저는 두 사람을 인간적으로 많이 좋아해서, 좀 더 모두에게 두 사람의 인품을 알아주었으면 하는 괜한 참견을 하려는 마음이 드는데요, 아무튼 두 사람은 사람들에게 자신을 가급적 알리고 싶지 않다는 타입이라서, 항상 그 부분을 안타깝게 생각하고 있어요. 활동이란게 사람들에게 알려지고, 들어줘야 성립하는 부분이란게 있잖아요. 제가 좋다고 생각해서 일상에서의 두 사람의 재미있는 에피소드 같은 것을 블로그등에 적거나하면 뒤에서 분노의 메일이 오니깐요. 예를들면, '(Lamp에) 이러이러해서 이런 좋은 이야기가 왔다고'와 같은 이야기를 할 때도, 두 사람 모두 '아~ 싫어'라던가 '난 하고 싶지 않으니깐'과 같은. 그런 두 사람의 반응을 이래저래 저는 즐기고 있지만요. 물론 갈등도 있겠지만, 두 사람은 그러한 부분이 닮아 있구나~라고 생각합니다.

H「そうなんですか。これもまた読んでいる人は意外に感じる話ですね。例えばソロ活動みたいなものは考えたことはないんですか?」

S「二人は今言ったような消極的な人間なので言わずもがなですが、僕自身も考えたことないです。ずっと3人でやれたら理想的だなと思います。」

H : 그런가요? 이 이야기도 읽고 계신 분들에서는 의외라고 느껴지는 이야기네요. 이를테면, 솔로 활동 같은 것은 생각했던 적이 있으세요?

S : 두 사람은 지금 이야기했듯이 소극적인 사람들이라 말할 것도 없고요, 저 자신도 생각했던 적은 없습니다. 계속 셋이서 할 수 있으면 이상적이라고 생각해요.


H「このインタビュー、韓国語にも訳して発表する予定なのですが、Lampはどうして韓国で人気があると思いますか?」

S「どうしてかは分かりませんが、例え歌詞が分からなくても、良い音楽は国境や言葉を越えて伝わるはずだという、信念みたいなものが僕の中にあります。」

H : 이 인터뷰는 한국어로도 번역해서 발표할 예정인데요, Lamp는 왜 한국에서 인기가 있다고 생각하세요?

S : 어째서인지는 모르겠지만, 비록 가사를 이해할 수 없더라도, 좋은 음악은 국경과 언어를 뛰어넘어 전해지리라는 신념같은 것이 제 마음 속에는 있습니다.

H「先日、発表されたアルバム『ゆめ』についても教えてください。」

S「このアルバムを作った期間は、特に80年代前半のブラジル音楽に感化されていまして、そういうサウンドを意識しました。以前は、60年代から70年代の欧米やブラジル音楽全般が好きだったのですが、最近は、それがより今に近い時代、といっても大分昔なんですけど、80年代前半のMPBの曲とサウンドがすごく新鮮に聴こえています。とくに1982年前後のミナス音楽周辺ですね。制作中もその辺りのアルバムを沢山聴いていました。今の時代に僕らの音楽がどう響くのかは自分では分かりませんが、多くの方に聴いてもらえたら良いなと思います。」

H : 얼마전 발매된 앨범 '유메(ゆめ, 꿈)'에 대해 말씀해주세요.

S : 이 앨범을 만들었던 시기는 특히 80년대 전반의 브라질 음악에 감화되어있어서, 그러한 사운드를 의식했습니다. 이전에는 60년대부터 70년대의 미국과 유럽, 브라질 음악들을 좋아했는데요, 요즘에는 그게 보다 지금에 가까운 시대, 라고해도 상당히 예전이지만요, 80년대 전반의 MPB 곡과 사운드가 굉장히 신선하게 들리고 있어요. 특히 1982년전후의 미나스(Minas Gerais) 음악 주변이에요. 제작중에도 그 주변의 앨범을 많이 들었습니다. 지금 시대에 저희들의 음악이 어떻게 울릴지는 저로서는 알 수 없지만, 많은 분들이 들어주셨으면 좋겠습니다.


H「1982年前後のミナス! 本当にその感覚、伝わって来ました。これからの音楽業界や音楽ソフトについて感じていることを教えていただけますか?」

S「僕ら自体がスケールがとても小さいので、音楽業界のことよりも自分たちのことで精一杯というのが現実ですね。なので、普段あまりそういうことを考えていません。特にここ数年は。活動を始めて15年目に入りましたが、未だに音楽業界がどんなところなのか、本当に漠然としか分かっておりません。ただ、その漠然と感じる範囲でものを言いますと、今の音楽業界は大部分が終わっているなと思います。それはわざわざ僕が言うまでも無いことだと思いますが。それと、『音楽ソフト』についてですが、人間にとって、手で持てるものや触れるものって、圧倒的な現実感がありますし、音源データとはまったく別の意味で需要があり続けるでしょうから、ソフトは残り続けると思います。」

H : 1982년전후의 미나스! 정말로 그 감각은 전해져왔어요. 앞으로의 음악 업계와 음악 소프트에 대해서 느끼고 있는 것들을 말씀해주시겠어요?

S : 저희들 자체가 스케일이 매우 작기 때문에, 음악 업계에 대한 것보다도 저희들만으로 최대한이라는 것이 현실이에요. 따라서, 보통은 그다지 그런 것을 생각하고 있지는 않습니다. 특히 요 몇 년은요. 활동을 시작하고 15년째로 접어들었지만, 아직도 음악 업계가 어떤곳인지, 정말로 막연하게나마 알고 있는 정도에요. 다만, 그 막연이라고 느끼는 범위에서의 내용을 말씀드리자면, 지금의 음악 업계는 대부분이 끝나고 있구나~라고 생각이 듭니다. 그건 굳이 제가 이야기 할 것도 없는 내용이라고 생각하지만요. 그것과 '음악 소프트'에 대해서는, 사람에게 있어서 손으로 들고 있는 물건과 만질 수 있는 물건이란 것은 압도적인 현실감이 있고요, 음원 데이터와는 전혀 다른 의미로 수요가 계속 있지 않을까해서요, 소프트는 계속 남아있으리라 생각합니다.

H「『大部分が終わっているな』ですか。うーん、確かにそうですね。これからはどうされる予定でしょうか? 何か大きい話でも結構ですので是非!」

S「暗中模索という感じで、予定は特に無いです。個人的には、今後も良い曲、自分で良いと思える曲を作れたらと思います。」

H : '대부분이 끝나고 있구나~'인가요. 음, 확실히 그렇네요. 앞으로는 어떤 활동을 하실 예정인가요? 뭔가 커다란 이야기라도 괜찮으니 부탁드립니다!

S : 암중모색이란 느낌으로, 특별히 예정은 없습니다. 개인적으로는 앞으로도 좋은 곡, 저 스스로 좋다고 생각할 수 있는 곡을 만들 수 있으면 합니다.


H「うーん、本当に染谷さんらしいお言葉ですね。広告代理店やプロデューサーみたいな音楽家が多い中、こういう言葉って『本当に真摯に音楽と向き合ってるんだなあ』って感じが強くしました。ありがとうございます。それでは選曲に移りましょうか。まず選曲のテーマは?」

S「はい。テーマは『ここ数年の自分のムードに合う曲』です。」

H「1曲目は?」

H : 음, 정말 소메야씨다운 말씀이네요. 광고대리점의 프로듀서 같은 음악가가 많은 와중에 이러한 말씀으로 '정말로 진지하게 음악과 마주하고 있구나~'라는 느낌이 강하게 들었습니다. 감사합니다. 그럼, 선곡으로 이동할까요. 먼저 선곡의 테마는?

S : 네. 테마는 '요 몇 년, 저 자신의 분위기에 어울리는 곡'입니다.

H : 첫 번째 곡은요?


1.Toninho Horta with Beto Guedes - Meu Nome E Que Diz (Nenel)

S「ミナス系の6拍子の曲ってなんでこんなに良いんでしょうね。他でこういう音楽って無いんですよね。これは、2010年にリリースされたトニーニョ・オルタのアルバムからの曲です。僕は現代の録音が好みでないため、こういう場で2000年代の作品を採りあげることは滅多に無いのですが、これは曲があまりにも良すぎます。同じミナスの盟友でありマルチ奏者のベト・ゲヂスをゲストボーカルに迎えたもので、6拍子の曲は彼の十八番とも言え、とてもマッチしています。最初から最後まで良いですが、最後、『ネネーウ』と熱唱するところからが特に感動的です。」

H「染谷さん、音楽の話になると突然熱くなってきましたね。良いですねえ。ブラジル人って年取ってからもこうやって一緒に演奏するのが良いんですよね。次はどうでしょうか?」

S : 미나스 계열의 6박자의 곡은 어째서 이렇게 좋은걸까요. 다른 곳에 이러한 음악은 없잖아요. 이건 2010년에 발매된 Toninho Horta의 앨범에 있는 곡입니다. 저는 현대의 녹음을 좋아하지 않기 때문에, 이러한 곳에서 2000년대의 작품을 고르는 일은 거의 없지만요, 이건 곡이 너무나도 좋아요. 같은 미나스의 동지인 멀티플레이어 Beto Guedes를 게스트 보컬로 맞이한 곡으로 6박자의 곡은 그의 특기라고도 할 수 있어서, 상당히 잘 어울리고 있어요. 처음부터 끝까지 좋지만, 마지막에 '네네-우'라고 열창하는 곳부터가 특히 감동적입니다.

H : 소메야씨, 음악 이야기가 되니 갑자기 열정적으로 되셨네요. 좋네요. 브라질 사람은 나이가 들어서도 이렇게 함께 연주하는 것이 좋잖아요. 다음은 어떤걸까요?


2.Lo Borges - Viver, Viver

S「ミナス系音楽の凄いところは、パッと聴いた感じポップス的な要素を感じさせないというか、むしろ混沌とした印象であるのに、しっかりとその印象を聴いたものの中に留めるところだと思います。とりあえず、『好き』『また聴きたい』の感情が来て、よく聴いてみると、構造は普通じゃないし、演奏も自由、ダブルボーカルなんかもかなりラフで、非常にロックな録音物だなと思いますね。僕がロックを感じるのってこういうのです。そして僕も『ヴィヴェー、ヴィヴェー』などと、いつの間にか歌ってしまったり。これ、こうやってYouTubeで単体で聴いても良さが分からないかも知れませんね。是非アルバムで聴いて下さい。」

H「確かにミナスはどれも第一印象では『混沌』というのが先にたってわかりにくいけど、何か心にひっかかるものがありますね。『僕がロックを感じるのってこういうのです』という言葉に納得です。さて次は?」

S : 미나스 계열 음악의 대단한 점은 딱 들었을 때 팝적인 요소가 느껴지지 않다고 할까, 오히려 혼돈되어 있는 인상이 있는데도, 확실하게 그 인상을 들었던 것 속에 새기는 부분이라고 생각합니다. 먼저, '좋다', '다시 듣고 싶다'는 감정이 생겨서 자세히 들어보면, 구조는 평범하지 않고, 연주는 자유롭고, 더블 보컬 같은 것도 상당히 러프하고, 매우 락적인 녹음물이구나~라고 생각해요. 제가 락을 느끼는 것은 이런거에요. 그리고 저도 '비베우-,비베우-'같이 어느샌가 따라부르게 되고요. 이건 이렇게 YouTube로 한 곡만 들어서는 진가를 알 수 없을지 모르겠네요. 꼭 앨범으로 들어보세요.

H : 확실히 미나스는 어느 것이나 첫 인상으로는 '혼돈'이라는 것이 먼저 등장해서 이해하기 어렵지만, 뭔가 마음에 걸리는 것이 있네요. '제가 락을 느끼는 것은 이런거에요'라는 말씀은 이해됩니다. 그럼, 다음은요?


3.Caetano Veloso - Voce e Linda

S「カエターノのバラード、『君は美しい』という意味の女性の美しさを讃えた曲です。だからというわけでもないけど、この曲は僕にとって永遠にロマンチックな響きを持ち続けると思います。こういうバッキング・パターンって単純だけどけっこう珍しいのかな。そして、この時代のコーラスをかけた音作りって、たまらなく切ないんです。」

H「ブラジル音楽の永遠のクラシックですね。単純な曲のような気がしますが、『音作り』にも染谷さんは耳が向かうんですね。次の曲はどうでしょうか?」

S : Caetano Veloso의 발라드, '당신은 아름다워'라는 의미의 여성의 아름다움을 찬양한 곡이에요. 그래서 말 할 것도 없지만 이 곡은 저에게 있어서는 영원히 로맨틱한 울림을 지니고 있을거에요. 이러한 백킹 패턴은 단순하지만 꽤 드물겠지요. 그리고, 이 시대의 코러스를 첨부한 사운드 제작은 더할나위없이 애달프네요.

H : 브라질 음악의 영원한 클래식이네요. 단순한 곡 같은 기분이 들지만, '사운드 제작'에도 소메야씨는 귀를 귀울이시네요. 다음 곡은 어떤건가요?


4.Francis Hime - Grao De Milho

S「一つのフレーズがどんどん展開していく曲。作曲という面で考えると、古典的なようだけど、これ聴いて『凄いアイディアだ』と思いました。ほとんどの人は音楽をインパクトで聴いています。それはパッと聴いた感じポップであるとかかっこいいとか。僕も昔そうでした。でも、インパクトがそれほど無いこういう音楽の中にこそ、音楽の本当の魅力があると思っています。それは何度聴いても飽きず、毎日毎日繰り返し聴いてしまう音楽。この世にはそういう音楽があるんだと、いつからか、そう感じるようになりました。」

H「フランシス・ハイミお好きなんですよね。すごく地味な印象があるので日本では全く注目されていない人ですが...、染谷さんの音楽の聞き方、多くの人に知ってほしいですね。さて次の曲は?」

S : 하나의 프레이즈가 점점 전개해가는 곡. 작곡이라는 면에서 생각하면 고전적인 듯 하지만, 이걸 듣고 '굉장한 아이디어다'라고 생각했습니다. 대부분의 사람들은 음악을 임팩트로 듣고 있어요. 그건 딱 들은 느낌이 팝적이더가, 멋지던가. 저도 예전에 그랬습니다. 하지만, 임팩트가 그렇게 없는 이러한 음악에서야말로, 음악의 진정한 매력이 있다고 생각하고 있어요. 그건 몇 번 들어도 질리지 않고, 매일매일 반복해서 듣게되는 음악. 이 세상에는 그러한 음악이 있구나~라고, 언제부턴가 그렇게 느끼게 되었습니다.

H : Francis Hime를 좋아하시는군요. 상당히 수수한 인상이 있어서 일본에서는 전혀 주목받지 못하는 사람이지만요..., 소메야씨의 음악을 듣는 방법을 많은 사람들에게 알리고 싶네요. 그럼, 다음 곡은요?


5.Vinicius Cantuaria - Vestigios

S「2008年あたりから本当に何度も何度も聴いた曲。自分の青春時代を振り返るときにバックに音楽を流すならこの曲で決まりかなと思います。聴く度にいつも一人で感傷的になってしまいます。思い出の曲であるとか、そういうわけでも無く、この曲を初めて聴いたときから懐かしいようなそんな感じがしました。『人生は儚い』とか『人生は素晴らしい』と歌うのではなく、音からそういうことを想起させるのは凄いことです。」

H「ヴィニシウス・カントゥアリアもお好きだとは思ってたのですが、またすごく地味な曲をお好きなんですね。確かに音である感情を想起させることは『音楽における最高の表現』のような気がします。さてさて次は?」

S : 2008년쯤부터 정말로 몇번이나 몇번이나 들었던 곡. 제 청춘 시절을 돌아볼 때에 배경 음악을 고른다면 이 곡으로 정할 것 같아요. 들을 때마다 언제나 혼자 감상적으로 되어버립니다. 추억의 곡이라던가 그런 이유도 아니고, 이 곡을 처음 들었던 때부터 그리움과 같은 그런 느낌이 들었습니다. '인생은 덧없다'라던가 '인생은 멋지다'라고 노래하는 것이 아니라, 멜로디에서 그러한 것을 상기시킨다는 것은 대단한 점이에요.

H : Vinicius Cantuaria도 좋아하신다고는 생각했지만, 또 상당히 수수한 곡을 좋아하시네요. 확실히 멜로디에 어떤 감정을 상기시키는 것은 '음악에 있어서의 최고의 표현'과 같은 기분이 듭니다. 그럼, 다음은요?


6.Chico Buarque - Angelica

S「ギターとCPのアンサンブルがたまらない、シコ・ブアルキの作品。彼の曲で、ここまで美しさを追求した曲は珍しいと思う。ギターの響きを軸にして、そこをCPでなぞることによって、ステレオ効果とコーラス効果を出している。この曲に本格的にはまったのは、クアルテート・エン・シーのカヴァー・ヴァージョンを聴いた時に『あれ、ひょっとしてこれって物凄く良い曲じゃない?』となってからで、それ以来、なぜかこちらのオリジナル・ヴァージョンばかり聴いています。」

H「地味ですがすごく美しい曲ですよね。染谷さんの聞き方って本当に独特なんですね。今回どうやってあのLampサウンドが生まれているのか参考になった人がたくさんいるのではないでしょうか。次はどうでしょうか?」

S : 기타와 CP의 앙상블이 더할나위없는 Chico Buarque의 작품. 그의 곡 중에서 이렇게까지 아름다움을 추구한 곡은 드물다고 생각해요. 기타의 울림을 축으로 해서, 그 곳을 CP로 덧붙이는 것에 의해, 스테레오 효과와 코러스 효과를 내고 있어요. 이 곡에 본격적으로 빠졌던 것은 Quarteto em Cy의 커버 버전을 들었던 때로 '어? 혹시 이거 엄청 좋은 곡 아니야?'라고 되고나서, 그 이후로 어쩐일인지 이 오리지널 버전만 듣고 있습니다.

H : 수수하지만 매우 아름다운 곡이죠. 소메야씨의 듣는 방식은 정말 독특하네요. 이번에 어떻게해서 그런 Lamp의 사운드가 태어나게 되었는지 참고가 된 분들이 많이 있지 않을까요. 다음은 어떤건가요?


7.Marcos Valle - Fogo Do Sol

S「この曲のイントロの口笛とシンセのユニゾンの部分を初めて聴いたとき、とても懐かしい感覚になりました。その時、『以前にもこういうの聴いたことがある。何だったっけ。』と思って、色々と自分の棚を漁って探したのですが、結局見つからず。今なお思い出せておりません。しっとりしたものが続いていますが、こういうのが大好きなんです。ブラジルにはビーチ・ボーイズの名バラード級の曲が沢山あるような印象です。」

H「マルコス・ヴァーリはこの曲ですか。染谷さんにとって『音楽の肌触り』のようなものがすごく大切にしているところなんですね。次はどんな曲でしょうか?」

S : 이 곡 인트로의 휘파람과 신서사이저의 유니즌 부분을 처음 들었을 때, 상당히 그리운 감각을 느끼게 되었습니다. 그 때, '이전에도 이런걸 들었던 적이 있었는데. 뭐였지?'라는 생각이 들어, 제 선반들을 찾아봤는데요, 결국은 찾지못하고. 지금도 생각이 나지 않습니다. 차분한 음악들이 이어지고 있는데요, 이런걸 많이 좋아해요. 브라질에는 비치 보이스의 명 발라드급의 곡이 잔뜩 있는 듯한 인상입니다.

H : Marcos Valle는 이 곡인가요? 소메야씨에게 있어서 '음악의 감촉'과 같은 것을 매우 중요시하고 있는 부분이네요. 다음은 어떤 곡인가요?


8.Edu Lobo - Oremus

S「自分の人生の最期に聴きたい曲です。病の床に伏せ、妻に看取られ、『僕らの人生良かったな』という雰囲気の曲、例えばトニーニョ・オルタの『Manuel, O Audaz』なんかを聴いて、そして、誰も部屋から居なくなって、この曲を一人で聴きながらフェイドアウトとともに死にたい。これは理想の死ですね。この曲は、ブラジルという枠をも超えて、全人類の歌に違いないと思う。」

H「『人生の最期に聴きたい曲』ですか。トニーニョ・オルタのあの曲の後に誰も部屋から居なくなってという具体的な自分の『死』をイメージできるのもかなり染谷さんらしいお話です。終わりに近づいて来ましたが次は?」

S : 제 인생의 마지막 순간에 듣고 싶은 곡이에요. 병상에 누워, 간호하는 아내가 지켜보는 가운데 '우리의 인생은 좋았었지'라는 분위기의 곡, 예를들면 Toninho Horta의 'Manuel, O Audaz'같은 것을 듣고, 그리고 모두들 방에서 나가고, 이 곡을 혼자 들으면서 페이드 아웃과 함께 죽고 싶은거요. 이건 이상적인 죽음이네요. 이 곡은 브라질이라는 틀을 넘어서 모든 인류의 노래임에 틀림없다고 생각해요.

H : '인생의 마지막 순간에 듣고 싶은 곡'인가요? Toninho Horta의 그 곡 다음에 모두들 방에서 나간다는 구체적인 자신의 '죽음'을 이미지로 그릴 수 있는 것도 상당히 소메야씨다운 이야기네요. 끝무렵에 가까워졌는데요, 다음은요?


9.Guilherme Arantes - Vai Ser Bom Te Lembrar

S「この曲が魅力的なのは歌いだしのピアノが使っている音階にあると思う。ちょっとミナスっぽいというか、宇宙っぽいというか。それと、CPとコーラスがかかったギターサウンド、これらから感じる切なさはどこから来ているのか、ここ数年考えていますがよく分かっていません。『これのどこが良いんだ』という人もいると思いますけど、僕にとってスルメ度合いがかなり高い曲でした。こういう曲を作れたらなぁと、最近はそんな風に思ってます。日本ではあまり知られていませんが、ブラジルでは人気のある人のようです。」

H「確かに『これのどこが良いんだ』って感じる人が多そうな(笑)。『スルメ度合い』も染谷さんの好きな音楽のキーワードですね。僕もやっと理解でき始めました。次が最後ですが。」

S : 이 곡이 매력적인 것은 노래가 시작될 때의 피아노가 쓰고 있는 음계에 있다고 생각해요. 약간 미나스답다고 할까, 우주 같다고 할까요. 그것과 CP와 코러스가 걸린 기타 사운드, 이들에서 느껴지는 애잔함은 어디에서 오고 있는 건지, 요 몇 년 생각하고 있지만 잘 모르겠어요. '이게 어디가 좋은거야'라는 분들고 있으시겠지만, 저에게는 들으면 들을수록 맛이 잘 나는 곡이에요. 이러한 곡을 만들수 있다면~이라고, 요즘은 그렇게 생각하고 있습니다. 일본에서는 그다지 알려지지 않았지만, 브라질에서는 인기가 있는 사람인 듯 해요.

H : 확실히 '이게 어디가 좋은거야'라고 느끼는 분들이 많을 듯한 (웃음). '들으면 들을수록 맛이 나는 정도'도 소메야씨가 좋아하는 음악의 키워드네요. 저도 이제야 이해가 되기 시작했습니다. 다음은 마지막 곡인데요.


10.Gilberto Gil - Retiros Espirituais

S「こういう曲調はどちらかというとカエターノの方が得意で、この曲なんかは、一瞬、上に挙げたカエターノの『Voce e Linda』からの影響で作られたのかなと思っちゃうわけですが、それぞれが作られた年を考えるとそんなこと無いんですよね。最後、歌の音程が一オクターブ上がるところに毎回胸が熱くなります。」

H「確かに『Voce e Linda』に似てますね。二人はやはり見ている場所が同じなのでしょうか。染谷さんがカエターノで永井さんがジルですよね。素敵な選曲ありがとうございました。」

S : 이러한 곡 스타일은 어느쪽이냐고 한다면 카에타노쪽이 자신 있어하는 분야로, 이 곡 같은 것은 일순간 위에 올렸던 카에타노의 'Voce e Linda'로부터의 영향으로 만들어진건가 라고 생각이 들게 되는데요, 각각이 만들어진 연도를 생각하면 그런건 아니겠지요. 마지막으로, 노래의 음정이 한 옥타브 올라가는 부분에서 매번 가슴이 뜨거워집니다.

H : 확실이 'Voce e Linda'와 닮아있네요. 두 사람은 역시 바라보고 있는 곳이 같은걸까요? 소메야씨가 '카에타노'이고, 나가이씨가 '(지우베르투) 지우' 겠네요. 멋진 선곡 감사합니다.


染谷さん、今回はお忙しいところ、どうもありがとうございました。今、読み直しているのですが、もう「染谷ワールド一色」という感じですごいですね。Lampファンの人も今回色んな発見があったのではないでしょうか。

소메야씨 이번에는 바쁘신 와중에 진심으로 감사드립니다. 지금, 다시 읽고 있지만, 정말 '소메야 월드 일색'이라는 느낌으로, 대단하네요. Lamp 팬 여러분들도 이번에 다양한 발견이 있지 않으셨을까요?

Lampの新譜『ゆめ』、すごく良いですよ。みなさん是非、聴いてみてくださいね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00H8ZAW9Y/jjazznet-22/ref=nosim

Lamp Official Site


Lamp의 신보 '유메', 매우 좋아요. 여러분, 꼭 들어봐주세요.
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00H8ZAW9Y/jjazznet-22/ref=nosim

Lamp 공식 사이트


それでは、最後になりましたが、Lampの『ゆめ』から『さち子』を聴いてください。

그럼, 끝으로 Lamp의 '유메'에서 '사치코'를 들어보세요.

【Lamp 「さち子」】

また来月、こちらのお店でお待ちしております。

그럼, 다음달에 이 곳에서 기다리고 있겠습니다.


bar bossa 林伸次

bar bossa 하야시 신지


【Lamp Live 2014"ゆめ"情報】

<公演詳細>
Lamp Live 2014"ゆめ"
日時:2014年5月24日(土)OPEN 18:00 / START 18:30
会場:代官山 UNIT
チケット料金:\4,000(1Drink別)

※当日の会場では、Lamp初となるアナログ盤「東京ユウトピア通信」「ゆめ」を会場先行発売予定。

<チケットインフォメーション>
4/5より各プレイガイドにて一般発売
◆チケットぴあ  0570-02-9999 http://t.pia.jp/ ( Pコード:228-133)
◆ローソンチケット 0570-084-003 ( Lコード:74805)
◆イープラス  http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002122479P0030001

<先行発売>
Lamp Official Webにて先行予約受付します。
イープラス 3/20(木)10:00~3/26(水)18:00
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010005P0100P002122479P0050001P006987P0030001


[Lamp Live 2014 '유메' 정보]

< 공연 정보 >
Lamp Live 2014 '유메'
일시 : 2014년 5월 24일 (토) OPEN 18:00 / START 18:30
장소 : 다이칸야마 UNIT
티켓가격 : 4000 JPY (1 Drink 별도)

※ 당일 공연장에서는 Lamp의 첫 아날로그반 '도쿄 유토피아 통신', '유메'를 라이브 선행 발매 예정.

< 티켓 정보 >
4/5부터 각 플레이가이드에서 일반 발매
◆티켓피아 0570-02-9999 http://t.pia.jp/ ( Pコード:228-133)◆로손티켓 0570-084-003 ( Lコード:74805)
◆이플러스  http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002122479P0030001

< 선행 발매 >
Lamp Official Web에서 선행 예약 접수합니다.
이플러스 3/20(목) 10:00~ 3/26(수) 18:00
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010005P0100P002122479P0050001P006987P0030001

翻訳 ジノン
번역 김동욱


『Lampニューアルバム』

■タイトル:『ゆめ』
■アーティスト:Lamp
■発売日:2014年2月5日
■レーベル: P.S.C.
■製品番号:UVCA-3019

Lamp_Yume_h1_500.jpg

amazon link

LampA600.jpg
Lamp
染谷大陽 / 永井祐介 / 榊原香保里
染谷、永井、榊原の3人により2000年に結成。これまでに7枚のアルバムと1枚の音源集をリリース。

Lamp Official Site


【バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由】
バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由

Amazon商品ページはこちら


「bar bossa」アーカイブ

vol.1 ・vol.2 ・vol.3 ・vol.4 ・vol.5 ・vol.6 ・vol.7 ・vol.8 ・vol.9 ・vol.10 ・vol.11 ・vol.12

vol.13 ・vol.14 ・vol.15 ・vol.16 ・vol.17 ・vol.18 ・vol.19 ・vol.20 ・vol.21 ・vol.22 ・vol.23

vol.24 ・vol.25 ・vol.26 ・vol.27 ・vol.28 ・vol.29 ・vol.30 ・vol.31


bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

bar bossa
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
12:00~15:00 lunch time
18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
お店の情報はこちら

アーカイブ