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2013年11月アーカイブ

bar bossa vol.26:bar bossa

bar bossa


vol.26 - お客様:山上周平さん(SPIRAL RECORDS)
「中島ノブユキと伊藤ゴローのアルバムを作る男の選ぶ9曲」



いらっしゃいませ。bar bossaへようこそ。

月の後半はお客様をお迎えして「俺がコンピCDを作るんだったらこうするね」という趣旨で選曲していただいています。
今回のゲストはスパイラル・レコードのディレクター、山上周平さんです。


林(以下H)「いらっしゃいませ。早速ですが、お飲み物はどうしましょうか?」

山上(以下Y)「いつもな感じで、おまかせでグラスの白を。」

H「じゃあ、普通の白ですね(僕と山上さんだけにしかわからないギャグです。すいません・・・)。では小さい頃の音楽体験などを。」

Y「埼玉の、都心まで電車でちょうど一時間くらいのところで生まれたのですが、不思議なことに、家にはまったく音楽がなかったです。それが逆に、音楽に対する憧憬に繋がったのかもしれません。でも母親は、よく美術館に連れていってくれました。美術や文芸に関心があるのは、その体験が影響しているのかなとも思っています。」

H「家には音楽はなかったけど、お母さんはよく美術館に連れて行ってくれたんですか。なるほど。山上さんと言えばサッカーですが。」

Y「小学校低学年では野球をやっていたのですが、まったく肌に合わなかったんですね(笑)。入ったチームの体育会系のノリが。それを母親にいったら『サッカーやれば』って言われて。足が速かっただけの理由で(笑)。それが4年生のころです。市内に県でも有数のクラブ・チームがあって、まったくの未経験だったんですが、テストに受かったんです。体は小さかったんですが、身体能力が高かったんですね。クラブ・チームなので当然、色々なところから、学校で目立っているようなヤツらが集まってくるので、みんなマセてるんです。そこから文化が入ってくる。音楽はこれがいいとか、ファッションはこれがかっこいいとか。情報交換しあうという(笑)。なので、小学生でヒップホップとか聴いていましたね。でも遊んでるばかりじゃなくて(笑)、サッカーに対する意識も高かったんです。そのチームでは関東大会に出場しました。」

H「なるほど。いかにも東京近郊のマセた小学生って感じですね。たった数分の間に『母親』という単語が2回も出てきたのがまた意外です(笑)。」

Y「中学生になっても、同じクラブのジュニア・ユースに進みました。その頃はまだ部活動のサッカーが主流の時代でしたが。やっぱり嫌だったんですね、体育会系のノリが。そのチームではクラブ・チームの全国大会に出場して、高校生に上がるときに、あるJリーグ・チームのユースのセレクションに合格し、入団しました。高校生のころは本当にサッカー漬けでしたが、音楽への興味は尽きなかったので、限られた時間でレコードを買ったりしていましたね。ヒップホップの新譜や、ソウルの中古盤などを。チームの先輩と練習が終わった後に、その当時あった上野のシスコや、練習場からほど近いディスク・ユニオンに、レコードを見にいったりもしました。ちなみにその先輩はのちにプロになり、日本代表になって、2002年のワールドカップに出ました(笑)。自分はというと、トップ・チームには上がれず、それでもサッカー選手になること以外、考えていなかったので、J1やJ2のチームのテストを受けに行きました。いきなり190センチくらいある外人選手のマークにつかないといけないとか(笑)、いま思うと貴重な経験ですね。本当にサッカー選手になることしか考えてなかったので、大学へ行くことは頭になく、アルバイトをしながらテストを受けたりしていました。しかし鳴かず飛ばずで(笑)。そんな中でもレコードは買い続けていましたね。」

H「その後は、ずぶずぶと音楽の世界へ。」

Y「当時は今みたいに、手軽に情報が手に入らなかったですからね。とにかく、暇を見つけてはレコード屋に足を運びました。そのなかでもよく通ったのが、のちにアルバイトさせてもらうことになる〈ソウル・ブラザーズ〉というソウルやジャズ、レアグルーヴやSSWものを扱う中古盤屋です。いまこの界隈では知らない人はいない渋谷のバー、〈ブレン・ブレン・ブレン〉の宿口さんともそこで会いました。豪さんの愛称で知られていますね。そこに出入りしていた人たちは、本当にレコード/音楽狂で、すごい量のレコードを買っていました。あと、みんなジャンルの横断の仕方が凄いんです。ソウルやジャズのレア盤から、ヒップホップやハウスの新譜、当時盛り上がっていたドラムンベースやアブストラクトまで、とにかく節操がなかった(笑)。そういう姿をみて『こういう聴き方もありなんだ』というのを学びました。いまでもその影響は大きいと感じています。ここにはじめてきたのも、豪さんに連れてきてもらってでしたね(笑)。豪さんには、年齢の差関係なく相手してもらえたことに感謝しています。音楽についても色々教わりました。」

H「スパイラルに入るきっかけは何だったんですか?」

Y「サッカーの道を諦めた後、スパイラルの地下のカイにアルバイトで入ったんですね。当時、盛り上がっていたヘッズ系のライブやイベントが多く開催されていたので、ライブハウスだと思って。そうしたら、タイ料理のレストランで(笑)。それでも数年続けてた後、一度スパイラルを辞めたのですが、今度はスパイラル・レコーズに欠員がでて、声を掛けられて。それから数年、バイヤーを担当していたのですが、徐々にCDの売上が下降していって。そんな状況で〈スパイラル・レコーズ〉という名前で、レーベルを設立することを決めました。」

H「なるほど。そういうことだったんですね。中島ノブユキと伊藤ゴローのアルバムを山上さんは制作しているわけですが。」

Y「いまでもそうですが、まずは自分が何が聴きたいか、ということだけを考えています。そしてアーティストと何度も相談してベースとなる部分を決めて詰めていきます。中島さんの《メランコリア》の時には、『それまでのソロ作品のサウンドを踏襲しながらも、より過激なものを』、ゴローさんの《グラスハウス》のときには『ジャズ、ブラジル、クラシックの要素がハイブリットしたギター・インストを』やりませんか?と、はじめにお話した気がします。方向性が決まったら、曲に関してはおまかせしています。このふたりなら、曲に関して余計なことをいう必要はないかなと。アルバム全体のバランスについては、毎度考えをお伝えしていますが。おふたりはもとより、優れたアーティストには共通して、『メディウムとなる』というような思考方法が、本能的に備わっていると考えています。音楽を作ったり演奏するなかで、『自分の内奥から』というのではなく、恣意、あるいは私意から逸れていくことが見える、といいますか。そんなことは、ピアニストの丈青くんとも話したことがあります。」

H「なるほど。すごく面白いですね。では、これからの音楽ソフトはどうなると思いますか?」

Y「これはよく話題になることなんですが、答えがなくてですね・・・(笑)。ただ最近、久しぶりにレコードで音楽を聴こうと思い立って、買いにいったんですね。そうしたら、林さんもよくわかると思うんですけど、家に帰るまでのワクワク感、やっぱりいいなって思ったんですよね(笑)。そういう意味では、CDやレコード、あるいは本なんかをお店で買うというのは、代え難い体験な訳で、可能な限りその面白さを提案していきたいなと。」

H「そうですね。帰りの電車で意味なく開けてみたりしますよね(笑)。」

Y「少し逸れますが、CDを作るにしても、その作業があらたな出会いの場になればいいなとも思っています。たとえば《グラスハウス》では、ジャケットのデザインを詩人・造本家の平出隆さんにお願いしました。いまではおふたりは、《トーン・ポエトリー》という詩の朗読と演奏の試みをはじめられましたが、このようにひとつ作品が、あらたなあらわれへの通路になるようなことが出来たらと。音楽/文芸/美術/ダンスなど、さまざまなかたちの芸術がありますが、きっとその根底に揺籃するものは同じなのではないかと思っているので。そういう意味で、ことなる領域のアーティストたちが交流する機会というのを、CDの制作はもちろんのこと、それ以外でも作っていきたいですね。たとえば、瀧口修造と実験工房の関係、ルネ・シャールとブーレーズの関係、などといった、多種多様なアーティストたちが出会う場といいますか。大分逸れましたね(笑)。」

H「いえいえ。すごく素敵なお話です。それでは曲の方に行きましょうか。テーマは『中島ノブユキと伊藤ゴローのアルバムを作る男の選ぶ9曲』です。」


1.Gavin Bryars - My First Homage

Y「〈LTM〉からのリリース。まるでアンビエントのよう。」
H「え? 一曲目はギャビン・ブライヤーズですか! 周平さん、メールで『踊れるのお願いしますね』って伝えましたよね。では、2曲目は?」


2. Bartók plays Bartók - Ten Easy Piano Pieces - 5th: Evening in Transylvania &10th: Bear Dance

Y「バルトークのなかでも「基礎的実験期」にあたる時期のピアノ小品集から、自演のものを。透明な響きが美しいですね。高橋悠治さんによる『バルトーク:初期ピアノ作品集』も好きです。」
H「バルトーク本人の演奏ってあるんですね。うわー、ちょっと切なくなるような危うい演奏ですね。次は?」


3.Gilbert Johnson & Glenn Gould, Trumpet Sonata (Paul Hindemith)

Y「Gouldの名演のなかでも、特に好きなものです。のびやかで、曇りのない清澄な演奏。」
H「グールドってヒンデミットのこんな曲も演奏してたんですか。知りませんでした。確かに曇りがないですね。」


4.Silvia Perez Cruz «Iglesias»

Y「スペイン・ジャズ界の重鎮、Javier Colinaとの共演で知られるフラメンコ系シンガー、Silvia Perez Cruzの1stソロ・アルバムから。フラメンコ特有の節回しを感じさせつつ、独特の内省を孕んだ世界が美しいです。渡辺亨さんもお気に入りとか。」
H「良いですねえ。周平さん、幅広いんですね。次は?」


5.La Negra "Costurera"

Y「こちらもスペインのフラメンコ系女性シンガー、La Negraの2ndアルバムに収録された曲のライブ・ヴァージン。こちらも鋭敏な感受性で、フラメンコをベースにさまざまなスタイルを取り込んだ美しいサウンドを聴かせてくれます。」
H「面白いですね。あの辺りのイスラムやアフリカの影響も感じられるし。こういうの未チェックでした。勉強になりました。次は?」


6.Hamilton de Holanda Quinteto - Saudade do Rio

Y「Andre Mehmariとの共演や、最近では〈ECM〉からStefano Bollaniとのデュオでアルバムをリリースしたバンドリニスタ、Hamilton de Holandaのクインテットでのアルバム。ユニークな編成ですが、曲の雰囲気とうまくマッチしています。」
H「アミルトン・ジ・オランダ! ブラジルの新しいショーロの中心人物ですね。確かに『え?フュージョン?』みたいな編成が面白いです。次は?」


7.Hamilton de Holanda - Passarim

Y「こちらはHamilton de Holandaの大分前にリリースされていたソロから《Passarim》です。このソロ・アルバムすごく良いのですが、いまはなかなか手に入らないんですよね。」
H「アミルトンってジョビンのこんな難しい曲を演奏してたんですね。うわー、すごい演奏ですね。この辺り、本気で御社からコンピCDでどうですか?」


8.Trio 202-Helicóptero

Y「これは数年前に林さんに教わって知った、僕のなかではボッサ・クラシック(笑)な1曲。Ulisses Rochaのギターが素晴らしい。」
H「僕も中島ノブユキさんに『こういう編成で1枚どうですか?』って言ったら、中島さんに『この人たち簡単そうに演奏してるけど、こういうの難しいんだから』って言われました(笑)。次は?」


9. Goro Ito《POSTLUDIUM》

Y「最後は宣伝ですみません(笑)。12月4日にリリースの伊藤ゴローの新作《POSTLUDIUM》より、先行EPのレコーディング風景を収めた映像です。アルバムには丈青、秋田ゴールドマン、鳥越啓介、千住宗臣といったミュージシャンが参加しています。是非聴いてみてください。」
H「おおおお! ゴローさんの新譜。ちょっとだけですが聞けますね。良いですねえ。」


Goro Ito《POSTLUDIUM》 スペシャルサイト
Postludium_EP

http://goroito-postludium.com




山上周平さん、今回はお忙しいところ、どうもありがとうございました。
伊藤ゴローさんの新譜はもちろん、まだまだこれからも面白そうな企画が待っているようですね。
山上周平さんの動きに大注目ですね。


もうそろそろ12月ですね。今年もホント、あっという間でしたね。
年末、年始はどんなご予定ですか?
友人や恋人とbar bossaでのひと時なんていかがでしょうか?
暖かい空気とともに、お待ちしております。

bar bossa 林 伸次




「bar bossa」アーカイブ

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bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

bar bossa
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
12:00~15:00 lunch time
18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
お店の情報はこちら

Chocolat & Akitoナビゲートによるリラックスプログラム「Color of Life」。
今回はスタジオを飛び出し、初のお出掛けバージョンです。

//www.jjazz.net/programs/color-of-life/
(配信期間:2013年11月27日~2013年12月25日)

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お邪魔したのは、マンションの「すまいとくらし」の未来を考える体感型施設、
「パークホームズ イマジネーションミュージアム」

ここは、未来だけでなく、都市に住むマンション生活を想像しながら、
「くらしとすまい」について楽しく学べ、体感することができます。


詳しくは番組を聴いて頂くとして、ここではその取材の様子を少しご紹介。

三井不動産レジデンシャルの川路さんにご説明頂き、イマジネーションツアーを体感しました~。


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ショコラさん真剣な眼差しです。

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この部屋では、「快適なくらしを支えているものをImagination」ということで、
生活音についてフォーカス。

上の部屋にゾウが!?

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三井不動産レジデンシャルさんの物件には、
飼ってはいけない特定動物一覧に"ゾウ"や"キリン"もちゃんと表記されています(笑)。


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Chocolatさんお気に入り、未来のリビングライフ。
この未来のリビングでは家族との新しいコミュニケーションを体感できます。

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そして最後に体験させて頂いたのは「ネームプレート作り」。
自分の書いた文字がレーザープリンターによって立体的に仕上がります。

まずはChocolatさんが筆で名前を。文字を書くのは大好きだそうです(笑)

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文字をパソコンに取り込んでからレーザープリンターを起動。
木に文字がプリントされ、カッティングされます。2人とも興味津々(笑)。

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できあがったプレートを手にしたChocolatさん、「かわいー」と言っています(笑)。

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「ネームプレート」が完成してパチリ。
これに色を塗ればかなり可愛くなりそう。完全オリジナルですね。

マンション生活のコミュニティーの活性化という意味で
掲げたくなる表札を作るというのは、とても意義のあるワークショップだと思いました。

川路さんありがとうございました~。

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「パークホームズ イマジネーションミュージアム」

マンションでの生活について、日常的な生活空間のみでなく、災害への対策、安全なすまいづくりのシステム、さらには、最新の映像技術を織り込んだ、未来のリビング空間での情報コミュニケーションの提案などのコーナーをめぐることで、「自分たちのこれからの『すまいとくらし』」について、想像力を刺激しながら、楽しく体感していただけます。

※イマジネーションツアーはWEBサイトからの完全予約制です。

<所在地>
大川端リバーシティ21 ピアウエストスクエア 3階(東京都中央区佃1-11-8)

<アクセス>
東京メトロ有楽町線・都営大江戸線「月島駅」 徒歩約6分
JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」 徒歩約11分
東京駅八重洲南口から都営バス「東16」系統で「リバーシティ21」下車 徒歩約2分

イマジネーションミュージアム Official Site

イマジネーションミュージアム facebook

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【Chocolat & Akitoプロフィール】
ショコラと片寄明人(G r e a t 3)によって2 0 0 5 年に結成された夫婦デュオ。明と暗、清濁併せ呑んだ( せいだくあわせのんだ)、その独特な詩世界を美麗なメロディーで綴り、同年に『C h o c o l a t & A k i t o 』でデビュー。2 0 0 7 年には2 n d『T r o p i c a l 』をリリース。そして2 0 1 2 年、待望の3 r d アルバム『Duet』をRallye Labelよりリリースした。二人だけでの弾き語りから、ファンキーかつメロウなバンドセットまで、一糸乱れぬハーモニーで、胸しめつけるメロディーを聴かせるライブは必見。近年、片寄明人はプロデューサーとして、フジファブリック、SISTER JET、Czecho No Republic、など数多くのミュージシャンを手がけ、ショコラはアクセサリーブランド「C o r c h e a」デザイナー、C M ナレーターとしても活躍中。またユニクロのC M にも夫婦出演するなど、話題を集めている。


Chocolat Official Site

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WHISKY MODE Vol.51ゲスト - 冨田ラボ:WHISKY MODE

今回の「WHISKY MODE」
ゲストは冨田ラボこと、音楽プロデューサーの冨田恵一さん。


KAWASAKIさんは冨田ラボさんプロデュースの
「眠りの森 / ハナレグミ」や「愛のcoda / キリンジ」が大好きということで、
今回の収録を心待ちにしていたそうです。

まずはザ・マッカラン ファインオーク12年のハイボールで乾杯です。

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Photo by daisuke ishizaka


■今回PICK UPしたウイスキー:ザ・マッカラン ファインオーク12年■

スコットランドの名門「ザ・マッカラン蒸溜所」がおくるマッカランの新シリーズ!
マッカランの特徴である"シェリー樽原酒"をはじめ、3種類の異なる樽で熟成させた原酒を絶妙なバランスでバッティング。シェリー樽"由来の華やかさを残しつつ、ライトでスムーズな飲み口です。また、ハイボールにすると一層華やかさが引き立ちます。

ザ・マッカラン ファインオーク12年プレゼント:応募はこちらからどうぞ


■冨田ラボ × ザ・マッカラン ファインオーク12年■
「すっごく美味しい!炭酸の分量を調整して飲むことができるのが良いですよね。
 それでリラックス度合いも変わってきそう。」 by 冨田ラボ


「家でもハイボールを飲むことが多いですが、この山崎のプレミアムハイボール美味しい!」と冨田さん。
いつものようにKAWASAKIさんが作るハイボールです~。


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Photo by daisuke ishizaka

冨田さん楽しそう~。

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Photo by daisuke ishizaka

冨田ラボの新作『Joyous』は原 由子(サザンオールスターズ)、横山剣(クレイジーケンバンド)、
椎名林檎、さかいゆうという個性的な4人のボーカリストが参加。

この4人が全員フィーチャーされた豪華な楽曲も2曲収録されています。


【‪この世は不思議 - 冨田ラボ feat. 原 由子、横山剣、椎名林檎、さかいゆう】


話は音楽談義へ。
冨田さんが好きなクラブ/ダンスミュージックは意外にも?
あのミュージック・シーン、そしてあのミュージシャン!

気になるプロデュースや楽曲制作についてなど貴重な話を聞かせてくれました。
KAWASAKIさんも触発されたようですよ。


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Photo by daisuke ishizaka


12月下旬に、自身初めてとなる7inchのアナログをリリース!
こちらも非常に楽しみです。


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Photo by daisuke ishizaka


【ザ・マッカラン ファインオーク12年の世界観に通じる楽曲】
→「都会の夜 わたしの街 feat.原 由子, 横山剣, 椎名林檎, さかいゆう / 冨田ラボ」
「夜仕事が終わってゆっくり飲む、そんなイメージでセレクトしてみました。
 タイトルからしてウイスキーが美味しく飲めそうですよね(笑)。」by 冨田ラボ


【今回のテーマ「SPICE UP=より面白いものにする、彩りを添える」に合う楽曲】
→「この世は不思議 feat. 原 由子, 横山剣, 椎名林檎, さかいゆう / 冨田ラボ」
「新しいアルバム『Joyous』から4人のボーカリストが交互に歌うこの曲をセレクトしました。
 色んな声が入れ代わり立ち代わり、そして一緒に歌う感じを楽しんでもらえればと思います。」by 冨田ラボ


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■With Female Vocalists■

このコーナーでは素敵な3名の女性ボーカリスト、
orange pekoeのナガシマトモコさん、青木カレンさん、
そしてJiLL-Decoy associationのchihiRoさんが交替で登場。
ウイスキーの似合うシーンをイメージして選曲してくれます。

今回はジャズシンガーの青木カレンさん。
テーマ「SPICE UP(=より面白いものにする、彩りを添える)」にちなみ、
カレンさんが思う、音楽の世界におけるSPICE UPについて。

選曲は、これからのパーティーシーンにもオススメ、冬を華やかに彩る自身のBIG BANDサウンドです。




M1: 「SING SING SING / 青木カレン」
M2: 「SUNDAY MORNING / 青木カレン」
M3: 「LA ISLA BONITA / 青木カレン」

Karen's Swingin' Party!!


Karen's Swingin' Party!! / 青木カレン

リリース:2008年11月21日
Rambling RECORDS
製品番号:RBCS3102

ジャズ・シンガー、青木カレンのスウィング・ジャズ・アルバム。スウィング・ジャズの巨匠、ベニー・グッドマンのスピリッツを受け継ぐアルミナイ・メンバーを含む、バードランドの人気バンドAndy Farber & His Orchestraのビッグバンドと本場ニューヨークで華麗に一発録音!誰もが知っている人気曲をダンサブル&ゴージャスに収録。パーティー・シーズンにぴったりなカレンのハッピー・ジャズが満開!!












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番組では皆さんから頂いたメッセージやリクエストもご紹介しています。
抽選でゲストとのサイン入り写真+ウイスキーをプレゼント!

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Photo by daisuke ishizaka

応募はこちらからどうぞ

収録風景等、番組のfacebookページにもたくさん掲載しています。
そちらも是非チェックしてみて下さいね~。

「WHISKY MODE」facebookページ

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【DJ KAWASAKI初のコンプリート・ベストアルバム、
『NAKED ~ DJ KAWASAKI Complete BEST』5月29日(水)リリース!】

タイトル : 『NAKED ~ DJ KAWASAKI Complete BEST』
発売日 : 2013.05.29(Wed) Release
製品番号 : TOCT-29148
価格 : ¥2,300 (tax.in)

iTunes ダンス・シングルチャートで、前人未到の8曲連続No.1を獲得!
birdをフィーチャーした書き下ろし新曲「Shining」収録!
ジャパニーズ・ハウス・ムーブメントを作ったDJ KAWASAKI 初のコンプリート・ベストアルバム!!

NAKED ~ DJ KAWASAKI COMPLETE BEST


NAKED ~ DJ KAWASAKI COMPLETE BEST

リリース:2013年5月29日
ユニバーサル ミュージック (e)
製品番号:TOCT29148

デビューアルバム『Beautiful』(2006年)から『BLACK & GOLD』(2012年)までの全楽曲より、iTunes ダンス・シングルチャートNo.1を獲得した楽曲などを選りすぐり、さらに書き下ろしの新曲、未発表Ver.までも加え収録した、DJ KAWASAKI初のオールタイム・ベスト!!新曲のフィーチャリング・ヴォーカルにはbirdが参加!DJ KAWASAKIの名曲が新たに誕生!ジャケットは、デビュー盤でモデルの藤井リナを起用し、"モデル・ジャケ"の先駆けとなった米原康正氏による最新フォトセッション!デビューから現在までの全てがわかる究極のベスト盤!




アルバム詳細(EXTRA FREEDOM)

ツアー詳細(EXTRA FREEDOM)


【沖野修也、DJ KAWASAKIがシングルモルトの世界をテーマにセレクトしたコンピレーションCD】

Magic


WHISKY MODE~A COLLECTION OF CLUB JAZZ / CROSSOVER / SOULFUL HOUSE CLASSICS~

リリース:Now On Sale
ewe records
製品番号:EWSP-0001

シングルモルトウイスキー"の世界観をテーマに、沖野修也、そしてDJ KAWASAKIが("クラブ・ジャズ/クロスオーバー・ミュージック"を)セレクトしたコンピレーションCD。JAZZTRONIK、吉澤はじめの楽曲から、沖野修也自身の楽曲もセレクトした、音楽×ウイスキーの至極のコンピレーションアルバム。共通するのはその多様性と、良質な世界観・・・。個性的な表情を見せるシングルモルトとクラブジャズ/クロスオーバーミュージックが共鳴し合うひととき、(家でも外でも楽しめる)新しいライフスタイルを提案します。

コンピレーションCD「WHISKY MODE」特別ページ


DJ KAWASAKI Official Site




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『Joyous / 冨田ラボ』

Joyous"


Joyous / 冨田ラボ

リリース:2013年10月23日
ビクターエンタテインメント株式会社
製品番号:VICL-63997

今作『Joyous』では、各曲に1人ずつヴォーカリストを迎えた "Shipシリーズ" からフォーマットを一新し、作品に参加するヴォーカルを4人に絞り込む形をとった。歌声を披露するのは、なんと35周年を迎えこの度活動再開を発表した原 由子(サザンオールスターズ)、全方位型音楽で中毒性のあるポップ・ウィルスを拡散させる東洋一のサウンドマシーン、クレイジーケンバンドを率いる横山剣、独創性と普遍性を兼ね備えた音楽を圧倒的なパフォーマンスで魅せる椎名林檎、唯一無二の歌声と幅広い音楽的バックグラウンドを持つ注目のシンガーソングライターさかいゆう、と現代の邦楽シーンを代表する達人たち。

【冨田ラボ プロフィール】

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音楽プロデューサー冨田恵一のソロプロジェクト。"アーティストありき" で楽曲制作を行うプロデュース活動に対し、"楽曲ありき" でその楽曲イメージに合うボーカリストをフィーチャリングしていくことを前提として立ち上げたプロジェクト。 ラボ(Lab)=研究所(Laboratory)の意で、自身のサウンドを追及し形にしていくことを目的として命名された。2003年にアルバム「Shipbuilding」を東芝EMIよりリリース。ゲストボーカルに、松任谷由実、ハナレグミ、畠山美由紀、キリンジ、bird等を迎えた話題作となる。2006年、ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズからセカンドアルバム「Shiplaunching」をリリース。ゲスト・ボーカルに高橋幸宏、大貫妙子、CHEMISTRY等を迎えた。 また、その発売記念イベントとして「冨田ラボCONCERT」をSHIBUYA-AXにて開催。大貫妙子、キリンジ、CHEMISTRY、SOULHEAD、高橋幸宏、畠山美由紀、ハナレグミ他、2枚のアルバムに参加した豪華アーティストをゲストに迎え、話題となる。2009年リズムゾーンへ移籍、シングルとして秦 基博をヴォーカルに迎えた「パラレル feat. 秦 基博」はオリコン・シングル・チャートで最高7位、ウィークリーでも11位というスマッシュ・ヒットを記録した。2010年、前作「Shiplaunching」から4年ぶりとなる"Shipシリーズ3部作"完結編「Shipahead」を発売。佐野元春、秦 基博、安藤優子、吉田美奈子、キリンジ等をゲスト・ヴォーカルに迎えた。2011年、イルリメ(作詞)&坂本真綾(ヴォーカル)という異色コラボレーションで制作された、冨田ラボの新曲「エイプリルフール feat. 坂本真綾」も収録した、プロデューサーとしてのキャリアをまとめた初のワークスベストアルバム、冨田恵一 WORKS BEST 〜beautiful songs to remember〜 を発売。初のWORKS BEST発売を記念して、BLUE NOTE TOKYOにて5年ぶり一夜限り行われたライブが話題になる。音楽業界を中心に耳の肥えた音楽ファンに圧倒的な支持を得るポップス界のマエストロ。

冨田ラボ Official Site


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【青木カレン プロフィール】

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幼少を海外で過ごし、慶応大学在学中本格的にアーティスト活動を開始。ライブ・ツアー活動をメインに、BS Asahi TVのジャズ音楽番組のメインキャスト、ラジオのcross fm、Love FM、インターFM、神戸Kiss FM、ラジオ高崎、FM熊本などでナビゲーターを務める。アルバム2作品がジャズ専門誌ADLIBの「アドリブアワード(クラブ/ダンス部門)」受賞。2010年ベストドレッサー賞の新人部門であるベストデビュタント賞を授賞。2011年6月公開の織田裕二主演の大人気映画「アンダルシア 女神の報復」の挿入歌を担当。NHK Eテレ「3か月トピック英会話」~魅惑のスタンダード・ジャズ編~に出演し話題に。2012年夏、初のニューヨーク公演を成功させる。同年秋、フジテレビ系ドラマ「結婚しない」の挿入歌を担当。2012年9月には舘ひろしのアルバムにデュエット曲「銀座の恋の物語」が収録され、NHKの音楽番組SONGSに出演。2012年12月、映画音楽の名曲をジャズ・アレンジしたラブ・ソング集、アルバム「トランキュリティ」をリリース。
現代女性の先導となり、心の癒しとなるメッセージを唱い続ける、今最も美しいディーバ。

ライブ詳細

青木カレン Official Site

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【WHISKY MODE SHORT STORY Vol.51】

「今日も遅いんだ。」
年末に向け仕事に追われるこの状況を見込んで、私は折角のお誘いを保留した。

「そっか、今日は週末かぁ。」
うろ覚えのイベント名を検索すると、
私が大好きなミュージシャンを数多くプロデュースする、
あの人のクラブ・イベントだと分かった。

"彼の音楽"と"クラブ"、
そして"ハイボール"を思い浮かべると俄然やる気がでてきた私は、
持ち前の集中力を発揮して、今ここにいる。

バーカウンターの後ろには、ザ・マッカラン ファインオークのボトルが並びとても綺麗。
クラブ慣れした大人が、
カジュアルにザ・マッカラン ファインオークのハイボールを飲む姿は、
なんだかかっこいいなと感じた。

大人が心地よく揺れるクラブ・ミュージックとハイボール。
それはオンとオフを切り替えるには十分すぎるシチュエーション。

そんな最高の瞬間を楽しまないと。
今夜、私はとても気分がいい。


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Photo by daisuke ishizaka

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【TEAM WHISKY MODE】
PHOTOGRAPHER : DAISUKE ISHIZAKA
NARRATOR : MAKI SUGIMOTO
ARTIST MANAGEMENT : ERI MORI
PROMOTER : TOSHIHIRO ASAI
DIRECTOR : SATOSHI HIROSHIMA

produced by JJazz.Net

イスラエル大使館のジャズ・イベントに10組20名様をご招待:ニュース / NEWS

近年注目を集めているイスラエル・ジャズ。
特に第2世代といえる若い世代が、N.Yを拠点に現代ジャズ・シーンに一石を投じています。

そんな話題のイスラエル・ジャズに触れられるチャンス。
イスラエル大使館のジャズ・イベントに10組20名様をご招待中です。

当日はイスラエルの若き才能、オメル・クライン(p)率いるトリオの生演奏と
Tower Records, HMV, Disk Unionの担当者によるトークショーもあります。

興味のある方は応募されてみてはいかがですか?


【"イスラエルジャズメンの群像を追って" Sensational Israeli Jazzmen祝賀会】

オメル・クライン・ピアノトリオの生演奏と
Tower Records, HMV, Disk Unionの担当者によるトークショー。
イスラエルワイン付、入場無料。

<日時>
12月13日(金)17:30開場/18:00開演


<応募方法>
以下の項目と共にメールでお申込みください。
①お名前②ご住所③お勤め先④お電話番号⑤メールアドレス
⑥好きなイスラエルジャズメン⑦その人物を知ったきっかけ

【応募メールアドレス】
israeljazz7@gmail.com

*ご来場時に身分証のご提示をお願いしております。予めご了承ください。
*発表は当選者へのご連絡にかえさせていただきます。


<応募締切>
11月30日(土)必着


<お問合せ先>
電話番号:03-3264-0392 イスラエル大使館文化部



【Omer Klein Trio Live @ Duc des Lombards】




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■オメル・クライン■(p)

1982 年イスラエル生まれ。テルマ・イエリン芸術高校(イスラエル)でジャズ・ピアノを徹底的に学び、卒業後の2005 年に、イスラエル文化省からの" お墨付き" で、アメリカ合衆国最古の音楽大学、ボストンにあるニューイングランド音楽院に奨学金制度で入学し、ダニーロ・ペレスに師事した。その後ニューヨークに進出し、ブルーノートやカーネギーホールといった名だたるジャズ・ヴェニューに出演。2007 年、Fresh Sound からハガイ・コーエン(b) との双頭盤『Duet』でリーダー・デビュー。2008 年、オメル・アヴィタルやジヴ・ラヴィッツ(ds) も参加したイスラエル色濃い作品 『Introducing Omer Klein』でその名を全国区とした。2010 年ジョン・ゾーンのTzadik からリリースした『Rockets On The Balcony』に続き、 2013 年4 月に『To the Unknown』をPlus Loin から発表。瞬く間にフランス、ドイツ、オランダなどで評判となる。ジョン・ゾーンをはじめ、リー・コニッツ、ジェフ・バラッド、ヨエル・ファハムなどの国際的スターからイスラエルの人気ミュージシャンまで幅広く共演。またエルサレム・ミュージックセンターで後進の指導にあたり、作曲も積極的に行っている。

Omer Klein Official Site

マグナス・ヨルト ジャパンツアー 2014:ライブ情報 / LIVE INFO

現在、番組「PICK UP - NOVEMBER」でご紹介している、デンマーク・コペンハーゲンが拠点のピアニストMagnus Hjorth(マグナス・ヨルト)。

//www.jjazz.net/programs/pick-up/index.php
(配信期間:2013年11月6日~2013年12月4日)

来日決定しました!

グレン・ミラーをテーマに作り始め、ブルースに行き着いたという興味深い解釈の新作『Blue Interval』収録曲も披露するということですので期待は高まります。
バンドメンバーは、マグナスと付き合いの長い池長一美(ds)と、菊地成孔ペペ・トルメント・アスカラールにも参加している鳥越啓介(b)。

はてさて、どのような音像が表れるのか??
番組を聴いて気になった方は、この機会に是非!!



マグナス・ヨルト ジャパンツアー 2014


マグナス・ヨルト ジャパンツアー 2014

北欧新世代最注目ピアニスト、マグナス・ヨルトが3年ぶりに来日!!
グレン・ミラーを新感覚で解いた新作『Blue Interval』から数曲を日本初披露。新生トリオが繰り広げるスタンダードとオリジナルの世界。その世界を自在に交錯するマグナス・ヨルトのピアノ。


1/14(火)神戸 旧グッゲンハイム邸
 
1/15(水)大阪 ミスター・ケリーズ
Open 18:00 Start 1st 19:30 2nd 21:00 2stages/入替なし
charge 前売¥4,200/当日¥4,500(12月予約開始)
Tel: 06-6342-5821 大阪市北区曾根崎新地2-4-1 ホテルビスタプレミオ堂島

1/17(金)吉祥寺 サムタイム
Start 19:45 2stages/入替なし
charge ¥4,000
Tel:0422-21-6336 武蔵野市吉祥寺本町1-11-31 B1F

1/18(土)新宿 ピットイン
Open 19:30 Start 20:00 
charge 前売¥4,500 当日¥5,000(共にワンドリンク付)
Tel:03-3354-2024 新宿区新宿2-12-4 アコード新宿B1


出演
マグナス・ヨルト(p)
鳥越啓介(b)
池長一美(ds)

Magnus Hjorth [マグナス・ヨルト] (Piano) プロフィール
1983年スウェーデン生まれ。2009年コペンハーゲンにあるRhythmic Conservatoryを卒業。デンマーク・コペンハーゲンを活動拠点とし、2007年国際Getxo Jazz Contestにおいて審査員賞、観客賞の最優秀ソリスト賞をダブル受賞。次世代スカンジナビアを代表するコンポーザー、ピアニストの一人。2009年STUNTから自身のトリオ作『オールド・ニュー・ボローウド・ブルー』でデビュー。クリス・ポッターとのDanish Radio Big Bandでの共演、マレーネ・モーテンセン(Vo)シゼル・ストーム(Vo)のアルバム等に参加。シゼル・ストームのピアニストとしてのツアー、北欧の新世代サックス奏者マリウス・ネセットやドラム奏者スノーレ・キルクとのヨーロッパ・ツアーなど幅広い活動を行っている。日本には3度の来日経験があり、ソリッドで美しいピアノに多くのファンを持つ。

お問い合わせ
Cloud
cloudjazz@icloud.com

Project PINGO / 西口明宏 ライブ情報:ライブ情報 / LIVE INFO

現在、番組「Jazz Today」でご紹介している、PINGO / 西口明宏Quartet。

//www.jjazz.net/programs/toshiba-jazztoday/index.php
(配信期間:2013年11月13日~2013年12月11日)

サックス奏者、西口明宏が率いるプロジェクトです。
PINGOとは、ラテン語で「彩色する」という意味を持つそうで、バンドメンバーそれぞれのカラーを塗り重ねて1曲の絵をつくり上げる、という思いが込められています。

最近では、そのバンドメンバーの顔ぶれが状況に応じて変化するので、同じ曲でも様々な風景画となって私達の眼の前に現れます。

番組を聴いて気になった方は、年末から年明けにライブが予定されていますので、チェックしてみてください。



Project / PINGO 西口明宏 ライブ情報

Project PINGO/西口明宏クインテット
<日時>
11月18日(月)start 19:30 
<会場>
目黒 楽屋 03-3714-2607
<出演>
西口明宏(sax)馬場孝喜(gt)佐藤浩一(pf)須川崇志(bs)則武諒(ds)
<料金>
予約2500円 当日3000円

Project PINGO/西口明宏カルテット
<日時>
12月20日(金)start 20:00
<会場>
池袋 Apple Jump 03-5950-0689
<出演>
西口明宏(sax)片倉真由子(pf)境野慎一郎(bs)石若駿(ds) 
<料金>
3,000円(一般) 2,000円(学生)

Project PINGO/西口明宏クインテット
<日時>
1月20日(月)Start 19:30
<会場> 
お茶の水 Naru 03-3291-2321
<出演>
西口明宏(sax)馬場孝喜(gt)佐藤浩一(pf)須川崇志(bs)田中徳崇(ds)
<料金>
2,500円  

bar bossa vol.25:bar bossa

bar bossa


vol.25 - バニュルス'99 グラン・クリュとsense of quiet presents "THE PIANO ERA" 2013


いらっしゃいませ。

bar bossaへようこそ。

ハロウインの大騒ぎも終わり、すっかり街に冬の気配が訪れ始めましたね。
そんな冬の始まりにあわせて、bar bossaではこんな甘口ワインはいかがでしょうか。

サペラス家が経営するヴィアル・マニュールというドメーヌのつくるバニュルス'99のグラン・クリュです。

バニュルス'99 グラン・クリュ


1950年代に天然甘口ワインは流行したのですが、今ではあまり飲まれなくなり、生産者があまり残っていないのですが、その中でも丁寧なワイン作りをするヴィアル・マニュールです。
このワインは1999年産の中で最上の区画のブドウから作られており、オークの大樽で6年間熟成されています。「バニュルスにチョコレートを合わせる」というのはソムリエ試験にも出てくる定番中の定番のマリアージュです。是非お試し下さい。

さて、音楽の話に移りましょう。
今回はもしかして日本の音楽史上初めてのことかもしれない、「東京から世界に向けて発信するムーブメント」の話です。

音楽に敏感な方は数年ほど前から、東京を中心としたあるムーブメントが始まっているのをご存知かと思います。
bar buenos airesやHMVのQuiet Cornerの動き、Spiral Recordsで録音されている中島ノブユキや伊藤ゴローの音楽、西荻窪のCDショップ「雨と休日」のセレクトする音楽、「山形ブラジル音楽普及協会」の活動、そしてNRTのsense of quietが開催する音楽公演。

そして、まだ誰もこのムーブメントに名前はつけていません。
この「なんとなく共有している空気感」というのが心地よくて、あえて誰もこのムーブメントに名前はつけないのかも知れません。

今まで私たち日本人音楽愛好家は海外で話題のアーティストをただ日本に招待して、それをありがたく聞かせていただくという方法をとってきました。
そして、その海外で流行している音楽をたくさん摂取して、海外の人間に聞かせるということを想定しないで、この島国の中だけで通用する音楽を作って来ました。
そうなんです。かつては「海外で起こっている音楽」と「日本の音楽」はずっと別ものだったのです。

しかし、今、東京で起こっているこのムーブメントは海外のアーティストも日本のアーティストも同じ地平線上で動いています。「海外」と一言で言ってますが、アルゼンチンやブラジルはもちろん、アメリカやヨーロッパの様々な良質な音楽家を東京から発信している、全てが同時進行のムーブメントです。

そして、今年の11月30日と12月1日にそのムーブメントを象徴するようなフェスティバルが開催されます。sense of quiet presents "THE PIANO ERA" 2013です。

フェスティバルの詳しいことは、JJazz.Netのブログで以前にお知らせがありましたので、そちらを参考にしていただくとして、今回は出演者の音を聞いてもらいたいと思います。


矢野顕子

説明不要の方ですね。日本に彼女のフォロワーをたくさん作った偉大な音楽家です。


高木正勝

自ら撮影し加工した映像制作と、ピアノやコンピューターを使った音楽制作は世界から注目されています。


中島ノブユキ

ジェーン・バーキンのワールドツアーの音楽監督、NHK大河ドラマ「八重の桜」を担当。オーケストレーションの魔術師が魅せるソロ・ピアノ。


平井真美子

2012年、新進気鋭のアーティストに贈られる、アメリカのS&R Washington Awardを受賞。映画『白夜行』の劇中音楽を担当。


Andre Mehmari

98年ブラジルで最も有名なMPBコンペティションで優勝。99年自宅のスタジオで、全26の楽器を演奏、多重録音によるソロアルバム『Canto』を制作。


Nora Sarmoria

<アルゼンチン音響派>とカルロス・アギーレなどコンテンポラリー・フォルクローレを繋ぐ、この国が誇るパフォーマーの一人にして、最高にユニークな作曲家。


Nils Frahm

ポスト・クラシカルの期待のピアニスト。2012年リリースのミニ・アルバム『Screws』では左手の親指にボルト4本を埋め込むという大怪我を負ってしまった彼が思い付いた"9本の指による9曲の短い楽曲制作"。


どうですか?
こんなフェスティバルが2013年に東京で行われるという事実が僕は嬉しくて仕方がありません。
bar bossaでもこちらの"THE PIANO ERA" 2013のチケットを販売しております。
21世紀初頭に東京から世界に発信されていた「あのムーブメント」にあなたも出会ってください。


さて、もう12月の話をしているということは、あっという間にクリスマスですね。
今年はどんな予定になりましたか?
楽しいクリスマスが迎えられると良いですね。

それでは、またこちらのお店でお待ちしております。


bar bossa 林 伸次




「bar bossa」アーカイブ

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vol.24


bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

bar bossa
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
12:00~15:00 lunch time
18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
お店の情報はこちら

SPIRAL RECORDS presents 丈青 Piano Solo Concert @スパイラルホール(東京・南青山):ライブ情報 / LIVE INFO

SOIL&"PIMP"SESSIONSやJ.A.Mでお馴染みの丈青さん。
自身初となるピアノソロによるホールコンサートが開催されます。

ピアノへ真摯に向き合う演奏。
バンドやトリオではない、彼の新しい音世界が期待できます。

丈青ピアノソロ.jpg


【SPIRAL RECORDS presents 丈青 Piano Solo Concert】

世界的な活動を展開する、日本が誇るジャズバンドSOIL&"PIMP"SESSIONS / J.A.Mをベースに活動するピアニスト、丈青の初となるピアノソロによるホールコンサートが開催。バンドでの活動と平行し、ライフワークとして、峻厳な眼差しで自身のピアニズムを追求する丈青の、透徹した響きが精彩でゆたかなイメージを立ちのぼらせる、特別な夜になるだろう。また、今回は2部構成で、それぞれのセットでアプローチの異なる演奏が展開されるという。是非この貴重な機会をお見逃しなく。

◆イベント概要◆
<日時>
2013年11月29日(金) 開場 19:00/開演 19:30
※休憩を含み、90分程度の公演になります。

<出演>
丈青(SOIL&"PIMP"SESSIONS / J.A.M)


<会場>
スパイラルホール(スパイラル3F)※Spiral Café横の階段より、3Fにお上がりください。
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 ACCESS MAP

<料金>
前売 3,500円/当日 4,000円(全席自由・共に税込)
※チケットに記載されている整理番号順のご入場となります。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

<チケット>
SPIRAL RECORDS店頭
tixee(スマートフォン・チケット)※tixeeでの前売券販売は11月27日(水)20:00まで

<主催>
株式会社ワコールアートセンター

<企画制作>
スパイラル

<お問い合わせ先>
SPIRAL RECORDS  Tel.03-3498-1224

イベント詳細


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丈青参加、伊藤ゴローの新作が12月4日Spiral Recordsよりリリース

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■タイトル:『POSTLUDIUM』
■アーティスト:伊藤ゴロー
■発売日:2013年12月4日
■レーベル: Spiral Records
■価格: 3,000円(税込)
■製品番号:XQAW-1105


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<収録曲>
1. Opuscule Ⅰ
2. The Isle
3. Luminescence――dedicated to H.H.
4. Opuscule Ⅲ
5. Plate ⅩⅨ
6. Postludium
7. Opuscule Ⅴ
8. Blau Chian
9. Daisy Chain 
10. Opuscule Ⅶ
11. Thyra


ジャンルの境を踏み破る、インストゥルメンタルの深化。国内外で高い評価を獲得する音楽家/ギタリスト、伊藤ゴローが、ロングセラーとなった《GLASHAUS》につづき、その透徹した世界を深化させた3rdソロ・アルバム《POSTLUDIUM》。ジャズ〜クラシック〜ブラジル音楽など、ジャンルを越境した傑作として賞賛され、ロングセラーとなった2ndソロ・アルバ《GLASHAUS》につづき、伊藤ゴローが類い稀なるハーモニーへの犀利な感覚により、その透徹した世界を深化させた3rdソロ・アルバム《POSTLUDIUM》。本作では丈青、秋田ゴールドマン(SOIL&"PIMP"SESSIONS)、鳥越啓介、千住宗臣など、卓越したミュージシャンとともに、インプロヴィゼーションの閃光と緻密なコンポジションとを共鳴させ、ジャンルの境を踏み破る、あらたなインストゥルメンタルを展開している。


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【丈青(SOIL&"PIMP"SESSIONS)】

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1975 年広島県生まれ。国内のみならず、海外でも評価の高いジャズ バンドSOIL&"PIMP"SESSIONSのピアニストとして活躍中。また、並行してピアノトリオJ.A.M(piano trio fromSOIL&"PIMP"SESSIONS)としても3枚のアルバムをリリース。ジャズはもちろんヒップホップからコンテンポラリーまで圧倒的な引き出しと技術をほこる。ジャンルを問わず様々なアーティストからのラブコールも多く、幅広い活動を展開している2013 年、SOIL& "PIMP"SESSIONS 10 周年を記念して、10月23日には初のベスト盤をリリースしたばかり。今回は全国ツアーの合間をぬって、スパイラルでの、ピアノソロによるホールコンサートを開催。

丈青 Official Site
SOIL&"PIMP"SESSIONS Official Site

町田良夫ライブ情報:ライブ情報 / LIVE INFO

暑かったこの夏に、その涼しくも刺激的なスティール・パンの音色を「Jazz Today」でご紹介した、音楽家、スティールパン奏者/美術家の町田良夫。今週末からロシア・ドイツ・ツアーに出かけるなど国内外で多彩な活動を展開しています。ツアー終了後には日本で3つのイベントに出演しますよ。スティール・パン即興演奏から、ドラマー山本達久とのduo「オハナミ」のライブまで。海外で刺激を受けたこのタイミングに是非!


COINN "you are the light" 発売記念コンサート

COINN "you are the light" 発売記念コンサート
町田良夫と山本達久のduo「オハナミ」のライブ。
■日時:2013年11月24日(日) 19:00-22:00
■会場:440、下北沢
■出演:COINNオハナミ(山本達久+町田良夫)
■料金:予約3,000円/当日3,500円
■詳細:440


U (うつわ)

U (うつわ)
楽器は音が詰まっている「うつわ」。いろんな器からいろんな響きが飛び出す。食器からドラム缶まで、100種類以上の器を使った「音」を「楽」しむ即興演奏です。
■日時:2013年12月6日(金) 開場19:30/開演20:00
■会場:フォックスホール、吉祥寺
■出演:U (うつわ) ---> 一樂誉志幸、松本一哉 、町田良夫
■料金:予約1,500円/当日2,000円
■詳細:フォックスホール


Jicoo

Jicoo
アコースティック・スティールパンの即興演奏をお台場の観光船「Jicoo」で行います。
■日時:2013年12月13日(金) 乗船 20:00~
■会場:Jicoo、日の出桟橋、お台場海浜公園
■出演:町田良夫(スティールパン)
■料金:乗船料金 2,500円
■詳細:Jicoo

"TOUCH OF JAZZ"アルバム - 島裕介 セレクト:TOUCH OF JAZZ

番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。


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今回のゲストは、Shima&ShikouDUOとしてもお馴染み、トランペット奏者の島裕介さん。
この作品の世界観がまさしく島さんの根底にあるジャズということですね。


『quiet kenny / Kenny Dorham』

「このアルバムとの出会いは高校2年生の時。ちょうどその頃マイルスを聴いてジャズに目覚めて、先輩に勧められて新宿のディスクユニオンのジャズ館に行ったんです。するとこのアルバムがトランペットコーナーの上に飾られていて。凄いシンプルなジャケットなんだけど、色合いといい文字フォントといい、ダークで陰鬱な力の抜けたこの佇まいにジャズを感じてしまったんですよね。それで、廉価なOJC盤を買って、家に帰ってレコードの前で正座して聴きましたよ(笑)

そしたら1曲目。シンバルのレガートだけで入ってくるの、チンチンチンチンって8分の6拍子の感じで、それにベースラインが入ってきて。当時高校生の僕にとって8分の6拍子とかよくわかってなかったけど(笑)。するとメロディーがきて、これどうなっちゃうの?って思っていたら、途中決めでバシッとあってから4ビートが始まるの。うわこれかっこいい!って。すっかりやられちゃったんですよね。

特に好きなのは「ALONE TOGETHER」っていうジャズバラード。録音の空気感もダークでスモーキーな感じ。音楽って高揚させる、ハッピーにさせるものだというけれど、僕はジャズに関しては静けさとか哀愁とかダウナーで陰鬱なものの方が好きなんですよね。この曲はまさしくそういうテンションでこれこそジャズだなって。こういうフィーリングが僕にとって逃れられない、まぎれも無くジャズのルーツなんです。」島裕介


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■タイトル:『quiet kenny』
■アーティスト:Kenny Dorham

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[収録曲]
1. 蓮の花
2. マイ・アイディアル
3. ブルー・フライデイ
4. アローン・トゥゲザー
5. ブルー・スプリング・シャッフル
6. アイ・ハド・ザ・クレイジェスト・ドリーム
7. オールド・フォークス
8. マック・ザ・ナイフ


【Kenny Dorham - Alone Together】




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島裕介初、本人名義のアルバムをリリース

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■タイトル:『名曲を吹く -Ink Blue -』
■アーティスト:島裕介
■発売日:2013年8月9日
■レーベル: アソルハーモニクス/radio Days
■製品番号:ATHO-4006

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[収録曲]
1. The Days of wine & roses
2. やしのみ(唱歌)
3. Here,There,and Everywhere
4. Black Olpheus
5. Night in Tunisia
6. Smoke in your get eyes
7. Englishman in NY
8. Ink Blue Rhapsody(オリジナル)
9. My Favorite Things
10.We've Only Just Begun
11.Autme Leaves
12.Song for my father
13.Spartacus
14.猫がくる(オリジナル)
15.ふるさと(唱歌)
16.What a wonderful world

Shima & Shikou DUOで極めたDUOスタイルでの名曲カヴァーを満載。NY、ヨーロッパのトランペッターでは出せないであろう"泣き"を感じさせる音色、そして日本人らしい選曲(やしのみ、ふるさと、枯葉、黒いオルフェなど)。ジャズ誌「JazzJapan」でトランペット作品紹介の 連載を持つ島ならではの選曲センスが光るアルバム。JR東海TV CM「そうだ京都行こう」2011年 秋バージョンに演奏参加した「My Favorite Things」を再収録。


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【島裕介】

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トランペット(その他金管楽器), プロデュース, 作編曲
2002年からプロ活動を開始する。キャリア10年目にして250タイトルを超えるアルバムに参加している。リーダーユニット"Shima&ShikouDUO"では、トランペットとピアノというシンプルな編成でありながら,叙情的・情熱的な演奏が全国話題となる。FujiRockFestival07' に出演。最初数十名だった観客が、最後アンコール時には1500人程になるというパフォーマンスを果たし、大きく話題となった。2008年1月 2ndアルバム「Road To The Deep North」を発売。タワーレコードJ-JAZZチャート1位を獲得。海外ラジオ番組でもオンエアされる。2009年4月 ビクターより3rdアルバム「Poetry」をメジャーリリース。2012年4月 4thアルバム「呼吸」をリリース。全国20ヶ所ツアー敢行。夏に放送されたNHK-FMの1時間特番は大きく話題となった。2009年からプロデューサー名義"SilentJazzCase"としても活動をはじめる。2010年2月にiTunes限定でリリースされたR&B・HIPHOPカバーアルバム『Jazzin'R&B』は、ジャズアルバムとしては異例のロングヒットを記録する(2010年間総合ランキング40位、ジャズ部門1位)。i-tuneの人気カバーシリーズとなる。1stオリジナルアルバム『SilentJazzCase』を2010年6月に発売。レコーディング・エンジニアも自ら行い、国内外で高い評価を得る。その他、EGO-WRAPPIN', 畠山美由紀, Bluey(Incognito), 沖仁, Saigenji, オレンジペコー, パリスマッチ, 一青窈, などのアーチストのツアー・録音に参加、CM「そうだ京都行こう」2011年秋バージョンでのトランペット演奏など、多くのCMレコーディングも行っている。2011年から「JazzJapan」(元スイングジャーナル誌)でジャズトランペットの魅力を伝えるべく連載スタート。2012年、ホーンと歌のアンサンブルをコンセプトとしたレーベル"MOS Sound"を立ち上げ、積極的に制作を行っていけるように、日々奮闘中。

島裕介 オフィシャルサイト

橋爪亮督&市野元彦インタビュー"橋爪亮督グループ『Visible / Invisible』":インタビュー / INTERVIEW

昨年のベストアルバムの一つとしてJJazz.Netでも取り上げた『橋爪亮督グループ / Acoustic Fluid』。そのタイトル通り、変幻自在の響きが美しく、衝撃的な作品でした。
メンバーは、橋爪亮督(テナーサックス)、市野元彦(ギター)、佐藤浩一(ピアノ)、織原良次(フレットレスベース)、橋本学(ドラム)。レコーディング後に、この5人で行ったツアーの様子を収めたライブアルバム『Visible / Invisible』が11月6日に発表されました。

いわばライブバージョンの『Acoustic Fluid』といえる今回の作品。響きが特徴のこのグループのサウンドが、作りこまれたスタジオから生々しいライブ会場へと移った時にどのような姿を見せるのか?彼らが追求するサウンドへの道のりと行く末は?

バークリー音楽学院で出会い、このグループのサウンドの核となっている二人、リーダーの橋爪亮督さんとギターの市野元彦さんにお話を伺いました。


橋爪亮督グループ『Visible / Invisible』
Visible / Invisible

■タイトル:『Visible / Invisible』
■アーティスト:橋爪亮督グループ
■発売日:2013年11月6日(水)
■レーベル:Apollo Sounds
■カタログ番号:APLS1304
■価格:2,625円(税込)
■アルバム詳細:http://apollosounds.tumblr.com/post/62219438775/visible-invisible-11-6


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橋爪亮督&市野元彦インタビュー

■音楽との出会いについて教えて下さい。

[橋爪亮督] サックスを吹き始めたのは、高校でブラスバンドに入ってアルト・サックスを担当してからです。始めてからは楽しくて、朝から晩まで時間のある限り吹いていましたね。同時に、FMのエアチェックもよくやっていました。フュージョン/クロスオーバーのインストとか。ブラバンとは別にバンドを組んで、そういう音楽をやっていました。最初は渡辺貞夫さんとかスクェアの伊東たけしさんとかをコピーしていたんですが、次第に、彼らが影響を受けた人たち、デビッド・サンボーンとかマーカス・ミラーの曲を演奏するようになりました。高校から大学にかけてです。


■大学を休学してバークリー音楽大学に行くんですよね。

[橋爪亮督] 日本であったバークリーのサマーセミナーに参加したのがきっかけです。奨学金を貰えたので、まだ二十歳ですから後先のことは全然考えずに行きました。


■市野さんの音楽との出会いは?

[市野元彦] 姉が聴いていたビートルズとかTOTOとかですね。それが中学1年生の頃です。高校生になって初めてエレキギターを買ってコピーバンドを始めました。フリーとかポリスとか。バラバラな感じですけど。(笑)その後、大学に入って2年間くらい完全にギターを弾くのをやめちゃってたんですけど、たまたまストリートミュージシャンがギターとサックスでジャズを演奏しているのを聴いて、パーンと気持ちに入ってきたんです。それまでジャズというと、でっかいベースとラッパというイメージがあったんですけど、ギターにもこういうのがあるんだということを知りました。それからレコードを探し始めて、それに合わせていわゆるジャズ的なギターを弾くようになりましたね。バークリーに行くのはその後です。


■バークリーではお二人は会ったことがあるんですか?

[市野元彦] 会ってはいます。でも入れ替わりでほぼ半年くらいだけでした。


■バークリーでの時間はご自身にとってどういうものでしたか?

[橋爪亮督] 演奏科から作曲科に学科を変えたということもあって、アメリカには7年間くらいいました。バークリーに対しての最初の印象は、「えらいところに来ちゃったな」ですね。学生でも演奏のレベルはすごかったですし、バックグラウンドが違うなと感じました。一所懸命練習したんですけど、耳が肥えていくばかりでなかなかうまくならなかったので精神的にもきつかったです。日本から来たただのコピーキャットが行き詰まったという感じですね。音楽をやめようと思ったほど悩んでいました。好きな音楽のルーツを辿って行くと、すごく濃いところに行き着いて、いくら好きでも同じ様には絶対になれないと身をもって感じました。そうなると、今までやってきたものが崩れて、楽器に触れなくなっちゃったんです。それでしばらく音楽から離れた時間があった後に、自分で曲を作って好きな様にやってみて、「よくない」とか「何それ?」とか言われたらその時にやめようと思えるようになったんです。それが作曲科に変更した理由ですね。それまでは学校が脅威だったけど、自分がやりたいことがあれば、学ぶことはたくさんあるところだなということが見えてきました。好きな風に作曲して好きな風にやればいいのかな、そう考えたら勉強したいことがたくさん出てきて印象が変わりましたね。楽器もアルトからテナーに変えたので、初心者気分に戻れて気持ちがスッキリしました。とりあえずの目標として、全部自分の曲で、自分の好きなメンバーを集めて演奏するリサイタルをやると決めたんです。


■再スタートをきったんですね。そのリサイタルは開催出来たんですか?

[橋爪亮督] テナーを吹けるようにならなきゃいけなかったし、曲も作らなければいけなかったので、1年か2年かかったんですけどやりました。それはもうドキドキでしたよ。

[市野元彦] お客さんのほぼ全員が世界中から集まったミュージシャンと有名な先生だったりというあの特殊な経験は、音楽学校ならではですよね。


■かなりの緊張感ですね。

[橋爪亮督] でももう開き直っていたましたから。自分は日本人で、アメリカにジャズを勉強しに来ているという時点で雑種だし無茶苦茶だからしょうがないと。雑種に徹しようと思って。自分がいいと思ったことを一所懸命やると、自ずとなにか違うんじゃないかと信じました。結果的に、「お前の曲は興味深い」だとか「エキゾチックだ」だとかというコメントをもらえてホッとしましたね。その繰り返しです。


■市野さんはいかがでしたか?

[市野元彦] 僕も演奏科に入りました。理論的なことは頭の中がすごく整理されてよかったですね。演奏については、バークリーで生まれて初めて人から習ったので新鮮でした。そんなに若い頃に入学したわけではないので、自分の中である程度価値観が出来上がっていて取り入れたいものの取捨選択ができる状態だったのはよかったです。あとは、生徒が世界中から集まっているので人数も多く、雑多で良かったですね。自分で作ったオリジナルの楽器しかできないという人とか個性的なのが多くて面白かった(笑)。なので、習った事自体よりも環境が素晴らしかったですね。


■そういう個性的な人たちを学校もよく受け入れていますね!

[市野元彦] それがアメリカの良い所ですね。日本ではあまりなかった価値観を体験できたというのは貴重でした。


■橋爪さんのように苦労されたことはないですか?

[市野元彦] 入学したのが27歳くらいだったし、自分は物事を吸収するのが遅いと感じていたので最初から自分よりすごい人は世の中にたくさんいるということはわかっていました。なので、ショックとかはなかったですね。それでも、想像していた以上にすごいレベルの人たちはいましたけどね。(笑)


■バークリーでの経験は、現在のお二人にとって大きな影響のようですね。

[橋爪亮督] 環境はほんとうに貴重でしたね。それぞれが自分のアイデンティティを主張しているわけですよ。そういう中にいると、やりたいことをやればいいんだという風になりますね。でも僕は若かったから最初は相当ショックでした。


■日本で再会したのはどういう経緯ですか?

[市野元彦] 僕が後から帰国するわけですが、帰国後に東京のジャズシーンをチェックしていた時に、橋爪亮督グループがピットインに出演するのを見つけたんですよ。彼とはアメリカで知り合ったので「橋爪亮督グループ」という漢字を見ても最初はピンとこなかったんですけど(笑)、「Ryo Hashizume」だと気づいて。それで見に行ったんですよ、ピットイン昼の部に。

[橋爪亮督] そうだ!思い出した。演ってたらそこにいて。(笑)そんでもうすぐに、「次からよろしく」っていう感じで。

[市野元彦] そうだそうだ!アメリカではちょっとセッションやったぐらいだったけど。


■バンドはその頃から今みたいな浮遊感のあるサウンドを鳴らしていたんですか?

[市野元彦] 基本的には同じと言っていい感じですね。ちょうどマーク・ターナーやカート・ローゼンウィンケルとか同世代の人たちががああいう音楽を作りだした過渡期にアメリカにいたので、同時進行的に感じていた感覚で帰国後に演奏していたら、ニューヨークぶっているのか、というような冷たい扱いは受けましたけど。(笑)

[橋爪亮督] まず、全曲オリジナルでライブをやるということ自体珍しいという状況だったので、曲調とか以前に、そこで肩身の狭い思いはしていましたね。特別なことをやっている気持ちはなかったし、プレイヤーとしては自分の音楽を自分でプレゼンテーションするものだと思っていたので。誰かのやっていることを真似してやるのが全く意味が無いっていうようなことをアメリカで散々考えてきたわけだから、音楽を続けるのであれば、自分の音楽を作っていくもんだっていうね。帰国してからは、何があっても自分の音楽をやるバンドはキープしようと思っていました。


■「あまり吹かない」・「あまり弾かない」というのが、僕の中ではお二人の演奏の共通点です。テーマをやった後にソロを競うというスタイルじゃないという。

[市野元彦] 個人的には、ソロで主張するというのではなく、全体の中でどういう音や色彩がどういう塩梅で出ているかなと考えながら、いい感じな言い方になっちゃうけどペインター的に演奏します。そういうところがいわゆるマッチョなジャズ的ではないのかもしれないですね。


■メンバー全員で音風景をつくり上げるバンドですね。

[市野元彦] リーダーの求めるツボがわかってきているし、それに対して自分たちの個性を崩さずに何かを提供できる状況になっていますね。このバンドのサウンドの鳴らせ方がわかってきているという感じですね。

[橋爪亮督] 捉え方が似ているメンバーだと思います。僕も特別にリーダーというわけではなく、1/5という気持ちです。「空間」という言葉をキーワードとして僕はよく使うんですけど、全体でその場にフィットするというような音楽の作り方をしたくて。質感であったり、その場にいて幸せだと思う感覚に個人的には感動します。そういうのを表現したくて。僕がこのバンドにあえて出した指示として覚えているのは「ピットインの一番後ろのところでピシっと整う感じの音にしてね」とかですね。テクスチャーとかトーンとか、プリミティブなところを追求したいと思っています。極端な話、それらが良ければ曲は何を演ってもいいと思うんです。凄くシンプルなことを目指しているだけな気がしています。


■今回のライブ作品『Visible / Invisble』からも、音風景を愛でるというような、どこか日本的な感覚を得ました。

[市野元彦] 空間の扱いかたですね。

[橋爪亮督] 基本的に日本人なので、ちょんまげつけて着物を着て演奏しなくてもにじみ出て来るものだと思っています。


■ロングトーンと休符が印象に残ります。

[橋爪亮督] ホーンプレイヤーはロングトーンが強みだと思います。ロングトーンには空間の支配力があるので多用しますね。テクスチャーを一定にすることができるというか。それと休符を効果的に使うと、リスナー自身のイマジネーションにも参加してもらえて、よりリッチに聴いてもらえる事ができると思います。全部を演奏しないで、これとこれという風に音を選ぶ感覚は、市野さんがすごく秀でていますね。最小限の音を使ってよりリッチにという感覚を尊敬しています。市野さん自身がどう思っているか知らないですけど。(笑)

[市野元彦] (笑)。「休符を演奏しなさい」というのは学校でよく言われましたね。弾くのをやめているというだけではなくて、そこをコントロールするのが理想だと。


■今回のライブアルバム『Visible / Invisible』のタイトルについて教えて下さい。

[橋爪亮督] アルバムタイトルをつけるのには毎回苦労をします(笑)。「見えるもの / 見えざるもの」を表現したいなというテーマから来ています。ひねり出しました(笑)。


■今作は、前作のスタジオ・レコーディング作品『Acoustic Fluid』のライブ盤と言えると思いますが、ライブの面白さは何ですか?

[橋爪亮督] このバンドは、ライブだと放し飼いなところじゃないですかね。(笑)スタジオだと尺とか色々と制限があるので、ある意味で予定調和なところがあるんですが、ライブだとあまり決め事をしないので。逆に決め事をぶち壊すところが楽しいというような側面があります。ライブだと意外なメンバーが壊れたりして面白いです。ピアノの(佐藤)浩一くんとか。(笑)

[市野元彦] やっても怒られないのをいいことに。(笑)

[橋爪亮督] なので、今回の作品には変なところも入っているんですけど、ライブならではということで残しています。


■最後に、夢や目標などあれば教えて下さい。

[橋爪亮督] 具体的なところで言えば、海外のジャズフェスのような、皆んなが集まれるイベントに出たいですね。いろいろな人に聞いてもらいたいです。それで、日本人が演奏しているということで、何かしらの価値を見出してもらえれば嬉しいですね。

[市野元彦] 欧米じゃなくてもよくて、違った間合いの人達の前で、僕達の間合いを聴いてもらいたいですね。



[Interview:樋口亨]




橋爪亮督
橋爪亮督

オフィシャルサイト:http://www.ryohashizume.com/

1970年生まれ。

岡山大学在学中20歳の時にボストン・バークリー音楽大学から奨学金を受け渡米。1996年同校Jazz作曲科卒業。
同年初のリーダー作となる「And Then You Heard Tales(HAO Record 428)」をアメリカ国内でリリース。 
翌年2枚目のリーダー作「In A Stranger's Hand(HAO Record 429)」をリリース。 

1997年帰国。
2006年 POLYSTAR JAZZ LIBRARYより国内初となるリーダー作「WORDLESS」(P.J.L. MTCJ-3031) をリリース。

2008年 BounDEE JAZZ LIBRARY より国内2作目となる「AS WE BREATHE」(B.J.L. DDCJ-7004) をリリース。
2009年 Grapes Record より国内初のライブ録音となる「Needful Things」(GPS1206) をリリース。

2012年 tactilesound records より「ACOUSTIC FLUID」(TS-001)リリース。
現在は全曲オリジナルによる自身のグループを中心に新宿ピットインを始め首都圏ライブハウス等で活動中。

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