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JJazz.Net Blog Title

2022年11月アーカイブ

新しい年の始まりに"世界のジャズライブ"を贈りませんか?
世界のジャズライブにリアルタイムでアクセスできる配信サービス「Oh!Jazz」のギフトカードをご用意いたしました。ジャズが好きな方へ、ジャズライブのギフトはいかがでしょう。 家にいながら、ジャズを通して世界を旅するような新しい体験を贈ることができます。
また、このギフトカード費の35%は、このプラットフォームに参加するアーティストやジャズクラブの支援にあてられます。

送り方は簡単です。 以下のギフト専用サイトにアクセスしてください。
https://www.ohjazz.tv/gift-cards
持続可能なシーン貢献にも参加できる未来型のプレゼントをどうぞご検討ください。

Oh!Jazz


世界各国のジャズ・クラブで行われるライヴコンサートを見ることができるサブスクリプション・サービス「Oh!Jazz」。今年7月より日本でも本格的にスタートしました。

この「Oh Jazz」は元Fox Networks Europe & Africaの社長だったヘスース・ペレザグアが創始者。現在は5ヵ所のクラブが「Oh! Jazz」とパートナーシップを結んでおり、マドリッド「Café Berlín」、メルボルン「The Jazzlab」、シドニー「Foundry 616」、ロンドン「606 Club」、そして日本の「BODY&SOUL」で行われるライヴを生配信で楽しめます。ローテーションとしては、世界で月平均10本のライブがアップされます。

そして今後はブラジルのサンパウロにある「JazzB」での配信も決定。リアルタイムで見られるだけでなく年間で150以上のステージがアーカイブギャラリーとなっていきます。

ジャンルもストレートアヘッドからスムースジャズ、女性リーダー、ビッグバンド、フラメンコ、ヴォーカルなど様々。


サイトは日本語なので安心して利用できることも魅力。
料金は月3300円、年33,000円の定額制。
また収入の35%がミュージシャンに還元されています。

まさしく新しいライブジャズのかたち。
世界中のジャズライブを是非お楽しみください。

"Oh! Jazz"
https://www.ohjazz.tv/japan




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【プラットフォーム名】
Oh! Jazz
https://www.ohjazz.tv/japan


【概要】
世界中の代表的なクラブで開催されるジャズのライブコンサートを、
直接放送するオンデマンド・ストリーミング・プラットフォーム。


【料金】
月額:3,300円
または年額:33,000円で加入でき、
ライブやオンデマンドのコンテンツを無制限に視聴することができます。

購読の変更・解約も簡単に行えます。


【その他】
・iOSとAndroidの両方を含むあらゆるデバイスでストリーミングが可能。
・最新の公演カレンダーはウェブサイトに掲載されています。


【SNSアカウント】
Facebook @ohjazztv
Instagram @ohjazztv
Twitter @ohjazztv

My First Jazz Vol.56-たなかりか:My First Jazz

Title : 『Who Is This Bitch, Anyway?』
Artist : Marlena Shaw

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「ボーカルのたなかりかです。私のMy First Jazzはマリーナ・ショウの『Who Is This Bitch, Anyway?』です。1975年の作品。このアルバムを初めて聴いたのは私が大学1年生の時で、ソウルやポップスのバンドを軽音楽部でやっている時でした。先輩が「このCD知ってるって?」部室に転がっているCDを聴かせてくれたんですけど、あまりにも衝撃的でその日のことをよく覚えています。

このアルバム本当に名曲揃いなんですが、やはり1曲目の「Street Walking' Woman」。最初は男女のバーでの大人っぽい会話が3分ぐらい続いた後に、イントロが始まり、満を持してマリーナ・ショウの登場。それだけでもかっこいいんですけれども、16ビートで始まり、いきなりスイングにスイッチしてそしてまた16ビートになり、またスイングに戻る、という物凄いアレンジがされていて、本当にびっくりしました。

他にも「You Taught Me How To Speak In Love」という「いとしのエリー」の元ネタにもなったと言われるバラードや、私たちの世代は当時皆カバーしていた「Feel Like Makin' Love」、このマリーナ。ショウのバージョンもみんながお手本にしたのではないでしょうか。そして終わってしまった恋を歌った「Loving You Was Like A Party」も本当に名曲です。 

全体を通して、マリーナ・ショウは、出しても70%ぐらい、そのぐらいのパワーで強弱をコントロールしている。それでもビンビン伝わってくるのがかっこいいですし、最後から2曲目で夜からいきなり、あれ?朝になったのかな?っていう感じで、空気が一変してストリングスが入っていたり、カモメの声が聞こえてきたり。そしてラストの曲は軽快なアップテンポで可愛いナンバーで締めくくる。1枚を通して聴いた時にいろんな世界に連れて行ってくれるんですよね。小説を読んでいるような、映画を見ているような、一枚のアルバムが作り出す世界観が本当に素晴らしい作品です。

デイヴィッド・T・ウォーカーのギターも最高ですし、ラリー・カールトン、チャック・レイニー、ハーヴィー・メイソン という素晴らしいミュージシャンたちが参加した聴きどころの満載の作品。最初から最後までゆっくりと楽しめるアルバムです。」

たなかりか



Japanese Songbook Project 10周年記念、特別企画アルバムを2022年11月16日にリリース!
Disc 1―ジャパニーズ・ポップス"冬"の名曲。
Disc 2―プロジェクト初収録のジャズ・スタンダード。
https://tanakarika.net/winterjazz


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My First Jazz

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Title : 『Who Is This Bitch, Anyway?』
Artist : Marlena Shaw
LABEL : Blue Note
発売年 : 1975年



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01.Dialogue: You, Me And Ethel
02.Street Walkin' Woman
03.You Taught Me How To Speak In Love
04.Davy
05.Feel Like Makin' Love
06.The Lord Giveth And The Lord Taketh Away
07.You Been Away Too Long
08.You
09.Loving You Was Like A Party
10.A Prelude For Rose Marie
11.Rose Marie (Mon Cherie)








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たなかりか
広島県出身。大学と共に関西に移り住み歌を始める。大学卒業後は商社で働きながら関西を中心にライブハウス・ホテルなどで活動を始める。
2001年「神戸ジャズボーカルクイーンコンテスト」準グランプリ獲得。その後、会社を退職しプロへ転向。
2004年ファーストアルバム「On Green Dolphin Street」をリリースし 全国ツアーを行う。その後は、関西を拠点に九州から北海道まで日本全国で活動中。
2009年7月ポニーキャニオンよりアルバム「Colors」でメジャーデビュー。
2011年2月メジャー第二弾「When She Flows」リリース。
2012年4月にはメジャー第三弾として全編日本語のJ-Popのジャズカバーアルバム「Japanese Songbook」をリリース。
2015年1月第4弾としてブロッサム・ディアリーへのトリビュート・アルバム「Flowers for Blossom」をHQCD高音質盤とハイレゾ配信(ステレオ・サラウンド)でリリース。
2016年11月メジャー第5弾として全編日本語のJ-Popのジャズカバーアルバムの続編「Japanese Songbook 2」をリリース。
また2011年4月より積和不動産中部のCM音楽に起用される。
2015年10月よりラジオ関西『KOBE JAZZ-PHONIC RADIO』のDJを担当している。
※2022年10月現在、ラジオ日本、ぎふチャンをネット
ライブパフォーマンスにも定評があり、若い女性から中高年の男性まで幅広い層に支持されている。







Latest Album

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Title : 『Japanese Songbook "Winter" with Jazz standards』
Artist : たなかりか
LABEL : ポニーキャニオン
NO : PCCY-01992
RELEASE : 2022.11.16



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
【CD1】
01. 12月のエイプリル・フール
02. 恋人がサンタクロース
03. 氷の世界
04. 白い恋人達
05. ネイティブダンサー
06. 恋人よ
07. CHRISTMAS TIME IN BLUE
【CD2】
01. Fly me to the moon
02. My favorite things
03. L-O-V-E
04. Come rain or come shine
05. Bye bye blackbird
06. Devil may care
07. That's all





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【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。
KKBOX Podcast


KKBOX
500以上のメジャー・ローカル音楽レーベル様や権利者様と提携し、9,000万曲の楽曲を配信。
なかでも世界最大数を誇るC-POPを取り揃えているアジア大手の音楽聴き放題サービス。
2022年より日本でも音声コンテンツ/ポッドキャストの提供がスタート!


曽根麻央 Monthly Disc Review2022.11_Wayne Shorter : Speak No Evil:Monthly Disc Review

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みなさんこんにちは、トランペッター&ピアニストの曽根麻央です。

11月15日は僕の最新シングルのリリース日だったので沢山聴いていただけると嬉しいです。
これは7月から毎月2曲ずつシングルをリリースするシリーズ『Mao Sone Plays Standards』の一環で、デューク・エリントンの「The Star-crossed Lovers」を配信しました。この曲は2014年のセロニアス・モンク国際コンペティションのセミファイナルでも演奏した私の思い出の曲です。人生で一番緊張した時です(笑)。そんな曲を落ち着いて改めてスタジオ・レコーディングして皆さんにお聞かせ出来て嬉しく思っています!

「The Star-crossed Lovers」

その他の配信情報
https://maosone.com/discography.jp


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Title : 『Speak No Evil』
Artist : Wayne Shorter

【オリジナル曲、演奏、録音、全てにジャズの魅力が詰まったアルバム】

さて今日はウェイン・ショーターの名盤『Speak No Evil』をご紹介します。このアルバムは1966年にブルーノートからリリース(1964年のレコーディング)された名盤中の名盤ですが、改めてみなさんと一緒に聴いていこうと思います。オリジナル曲、演奏、録音、全てにジャズの魅力が詰まったアルバムです。



Bass - Ron Carter
Drums - Elvin Jones
Lacquer Cut By - VAN GELDER
Liner Notes - Don Heckman
Piano - Herbie Hancock
Tenor Saxophone, Written-By - Wayne Shorter
Trumpet - Freddie Hubbard




1964年といえばショーターがアート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズから脱退し、マイルス・デイヴィスのクインテットに参加し始めた年でもあり、このアルバムにもハービー・ハンコックとロン・カーターの2人がレコーディングしています。トランペットにはメッセンジャーズからフレディー・ハバードが参加し、息のあった呼吸で迫力のある2ホーンサウンドを残してくれています。ドラムにはデトロイト出身のエルヴィン・ジョーンズが参加していて、彼の繰り出すアフリカの影響が強く現れるリズムが、ハービーやロンの演奏を普段とは少し違ったものにしています。ハービーのフレーズはより3連音符中心のリズミカルなプレイに、ロンはエルヴィンのレガートに寄り添うように演奏していると思います。マイルス・バンドのスタジオレコーディングでのトニーウィリアムズとの関わり方と、このアルバムのリズムセクションを聴き比べるのもとても面白い聴き方だと思います。
レコーディングはルディ・ヴァンゲルダー・スタジオのもので、当時のブルーノート・サウンドを代表するものです。

01. Witch Hunt

「魔女狩り」という斬新なタイトルの曲です。最初に魔法のような超高速のフレーズで2ホーンが展開するイントロがあり、エルヴィンが心地よくスウィングさせて本編へ突入します。

 本編のメロディーは最初から最後まで完全4度の積み重ねだけでメロディーが書かれていて統一感があります。このように一つのアイディアやフレーズ、決め事を展開させて曲を完成させるのはクラシックでは必ず用いられる手法ですね。代表的なのはベートーベンの「運命」。あの有名な4音のリズムがずっと展開されていますね。ジャズでは特に「セマティック・ディベロップメント(Thematic Development)」と言って、コンテンポラリー・ジャズの作曲では必ず用いられます。ショーターはクラシック的な発想をジャズに分かりやすく取り入れた最初の人物の一人でもあると言えるでしょう。

この今日はショーターのソロももちろん冴え渡っていますが、フレディーの音色がたまりません!アイディアももちろんですが音色が曇りなく透き通っていて聴き手お心をとらえるでしょう。そしてハービーのソロはエルヴィンのリズムに影響を受け、3連音符を駆使した少しロジカルなソロになっていて面白いです。
ちなみに私は1:40~42にかけてのエルヴィンのドラムフィルがこの世の中で一番好きなドラムフィルです。是非聴いてみてください。





02. Fee-Fi-Fo-Fun

ジャックと豆の木で巨人がジャックを探すときに(人間の匂いを嗅ぐおきに)言ったセリフがタイトルになっています。今ではジャズスタンダードとしてジャムセッションで演奏されることもある曲です。ABAフォームの短めの曲ですがブルースの土くささも感じるし、都会的な洗練されたハーモニーセンスも感じられる不思議な曲です。

前曲に引き続きエルヴィンとロンの相性もよく、とってもスウィングしてグルーヴィーな演奏になっています。フレディーのソロは素晴らしいサウンドとフレーズのセンスでとても聴きやすいです。ショーターのソロは独特の浮遊感をともなっていますが、セマティック・ディベロップメントのテクニックをアドリブでも応用していて、このプレイはウェザー・リポートや現代のショーター・カルテットでも聴くことのできるウェイン節になっています。


03. Dace of Cadaverous

「死人の踊り」というまたインパクトの強いタイトルがついています。ジャズワルツの美しいメロディーの曲になっています。8小節のイントロのついたAABCAABDという独特なフォームで展開される楽曲です。minor-major7というかなり特徴あるコードサウンドが主軸になっているため独特な浮遊感をまとっています。またminor-major7から派生したmaj7(#5)というコンテンポラリーなサウンドを使用した、当時ではかなり異端な作品ではなかったのではと予想できます。


04. Speak No Evil

「see no evil, hear no evil, speak no evil」で「見ざる、言わざる、聞かざる」ということわざがありますが、恐らくその最後の一文からのタイトルでしょうか。
ロングトーンとそこから生まれた短いフレーズが対比をなして構成されている曲です。アルバムのタイトルソングでもあります。少し軽快なスウィング調の曲です。


05. Infant Eyes

9小節のABAフォームのバラードです。これもごく稀にジャムセッションでも演奏されるジャズスタンダードとなっている名曲です。他の楽曲と違いワンホーンで録音されています。この曲も一つのフレーズのパターンを何度も展開させて発展させるセマティック・ディベロップメントを使って曲を構成させています。


06. Wild Flower

ショーターの代表曲の一つで美しい3拍子の曲です。この曲もジャズスタンダードの一つになっています。このアルバムは本当に名曲を多く生み出していて、後世のミュージシャンにいかに影響を与えたか、楽曲だけを聴いてもわかります。2ホーンのアレンジも素晴らしく、フレディーとの2管編成の相性の良さも納得していただけるでしょう。


それではまた次回。


文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title : 『Speak No Evil』
Artist : Wayne Shorter
LABEL : Blue Note
発売年 : 1966年

アマゾン詳細ページへ

【SONG LIST】

01.Witch Hunt
02.Fee-Fi-Fo-Fum
03.Dance Cadaverous
04.Speak No Evil
05.Infant Eyes
06.Wild Flower




【曽根麻央LIVE INFO】

11/17 (Thu) @ 104.5 (御茶ノ水)
Good Jam Session with Candy Dulfer and Her Band​
Yoshiki Takahashi & Kazuhiro Odagiri

11/20 (Sun) @ Body & Soul (渋谷)
Mao Sone, Taka Nawashiro, Shin Sakaino, Kazu Odagiri​

11/27 (Sun) @ No Room For Squares (下北沢)
Mao Sone, Yuji Ito, Hironori Suzuki​

​​​​12/4 (Sun) @ Nardis (柏)
Mao Sone, Yoshiki Takahashi & Hiro Kimura

12/9 (Fri) @ The Moment (成城学園前)
Mao Sone, Yoshiki Takahashi, Hayato Yamazaki

​​​​12/12 (Mon) @ TBA​


曽根麻央のその他情報はウェブサイトへ

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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』

Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

海野雅威 NYトリオ 待望のJAPAN TOUR決定!:ライブ情報 / LIVE INFO

NYを拠点に活躍するピアニスト、海野雅威がNYトリオで来日公演を行います。
新作『Get My Mojo Back』のレコーディングメンバーでもあり、信頼を置くトリオでの演奏。

コロナ以降困難だったNYの仲間との来日公演、この機会をお見逃しなく。





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【TADATAKA UNNO NY TRIO】


【MEMBER】
海野雅威 (p)
Danton Boller (b)
Jerome Jennings (ds)


【DATE & SHOWTIMES】
2022 11.28 mon.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm
ブルーノート東京
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/tadataka-unno/


2022 11.29 tue., 11.30 wed., 12.1 thu.
[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
[2nd.show] open 7:45pm / start 8:30pm
コットンクラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/tadataka-unno//


奇跡の復活を遂げた実力派ピアニスト、NYトリオで届けるプレミアム・ステージ


大ケガからの復活アルバム『Get My Mojo Back』が大反響!"NYで最も愛され、信頼されている日本人ジャズ・ピアニスト"海野雅威が、ダントン・ボーラー(ベース)、ジェローム・ジェニングス(ドラムス)と組むNYトリオで待望のジャパン・ツアーを行う。ハンク・ジョーンズ、ジミー・コブらジャズ・レジェンドから愛され、ロイ・ハーグローヴ・クインテット初の日本人レギュラーメンバーに抜擢されるなど世界を舞台に活躍。コロナ禍のNYでヘイトクライムの犠牲となり、ピアニスト生命が危ぶまれる重傷を負うも、不屈の精神と懸命なリハビリで見事復帰を果たした。今回は困難に見舞われた海野を支え、復帰作を共に作りあげた仲間とのステージ。演奏する喜びにあふれた最高の瞬間を届けてくれるだろう。

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【海野雅威】(ピアニスト)
1980年、東京生まれ。
4 歳からピアノを弾き始め、9 歳でジャズ・ピアノを始める。

東京藝大在学中の18 歳からミュージシャンとして活動を始める。鈴木良雄、伊藤君子、大坂昌彦らシーンを支える多くのミュージシャンと共演し若い世代の旗手的存在であったが、さらにジャズのルーツや文化に触れる為、2008年にニューヨーク移住。
ゼロから新たにスタートした新天地でもトップミュージシャンに認められ、 故ジミー・コブ(ds)、クリフトン・アンダーソン(tb)、ウィナード・ハーパー(ds)、故ロイ・ハーグローヴ(tp)、ジョン・ピザレリ(g, vo)、ジャズメイア・ホーン(vo)等のバンドでの活動の他、自身のトリオでも演奏を行っている。

2013年にはヴィレッジ・ヴァンガードでジミー・コブ・トリオのピアニストとして日本人初出演。その一週間公演は、オーナーであった故ロレイン・ゴードンをはじめ、耳の肥えた地元ジャズ・ファンを唸らせ本場ミュージシャンの仲間入りを果たす。

2014年、敬愛する名ジャズ・ピアニスト、故ディック・モーガンのトリビュートコンサートのピアニストに推挙され、古くからの地元ファンに歓迎された。以降ワシントンD.C.を中心にかつてのディック・モーガンのバンド・メンバーと共に演奏活動も行っている。

2016年6月、ジミー・コブ・トリオのレコーディングで訪れた伝説のヴァン・ゲルダー・スタジオで、レコーディング・エンジニアのパイオニア、ルディ・ヴァン・ゲルダー(当時91歳)にその才能を称賛される。その二ヶ月後、8月25日に惜しくも逝去され、ヴァン・ゲルダー氏の生涯最後のレコーディング・ピアニストとなる。
同年10月、現代の音楽界を支える多くのミュージシャンを輩出している名門ロイ・ハーグローヴ・クインテット日本人初のレギュラー・メンバーに抜擢され、ロイが亡くなるまでの2年間世界各地を回るツアーを行う。

2020年9月27日、コロナ禍のニューヨークにてアジア人ということだけで襲われ、重傷を負う。緊急手術後に一時帰国し、約半年に及ぶ治療を行った後、アーティスト活動を再開すべく、2021年に再度ニューヨークへ渡航。8月にブルーノート・ニューヨークにおけるジョン・ピザレリ・トリオの公演で演奏に復帰、秋には日本でも「奇跡の復活ツアー」を敢行し、ブルーノート東京で千秋楽を迎える。差別や暴力に屈せず、混沌とした時代だからこそ音楽の力を信じる姿は、NHKスペシャル「素晴らしき世界~分断と闘ったジャズの聖地~」でも取り上げられ、大きな反響が寄せられる。

また、惜しまれつつ世を去った日本の名ジャズ・ピアニスト世良譲、ジャズ・ピアノの巨匠ハンク・ジョーンズ、テナー・サックス&フルートの巨匠フランク・ウェスが、晩年最も期待を寄せていたピアニストでもあり、CDでの共演の他、音楽のみならず人生の師として交流を深めていた。
2010年5月16日、世界中のジャズ・ファンに愛され最期まで音楽への情熱を燃やし続けたハンク・ジョーンズが91年間の人生に幕を閉じる時、その最期に立ち会う。師の志を受け継ぎ、自己の音楽を追求することで本分を全うしていきたいと強く感じている。

https://www.tadatakaunno.com

名門バークリー音楽大学、ニューイングランド音楽院を卒業。
コンサートや企業とのタイアップを軸に精力的に活動するサックス奏者、熊谷 駿。

彼が2017年よりプロデュースしている総動員4,000人以上を誇る自身のジャズコンサート
『BEBOP EXPRESS』が今年、東京公演を開催します。

会場は2022年12月1日(木)にグランドオープン、
東京の新しいライブエンターテイメントの拠点「I'M A SHOW」。

「初めてジャズを聞かれる方にも楽しめるジャズコンサート」をコンセプトに、
国内トップクラスのメンバーによる熱いセッション、この機会をどうぞお見逃しなく。



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「BEBOP EXPRESS」は今回で5回目の開催。
2017年の初回から全席前売完売するほどの大人気コンサート。毎回、国内外で活躍する有名ミュージシャンをゲストに招き心が震えるようなセッションが繰り広げ大盛況となっている。そして2022年12月16日(金)、待望の東京で公演!熱い音楽が生み出す新しい時代の幕開けをぜひ会場でお聴きください。


【サックスプレイヤー熊谷駿ジャズコンサート『BEBOP EXPRESS 2022』】


【日時】
2022年12月16日(金)
開場 18:30 開演19:00


【出演】
熊谷駿 (sax)
祖田修 (p)
井野アキヲ (g)
藤村竜也(b)
渕雅隆(d)


【場所】
I'M A SHOW(アイマショウ)
東京都千代田区有楽町2丁目5番地1号有楽町マリオン(有楽町センタービル)別館7F
https://imashow.jp


【チケット】
全席指定 6,000円 (当日別途ドリンク代600円要)
チケットの購入はこちら


【協賛】
三井不動産グループ


【特別協賛】
SUNTORY


【後援】
TBSラジオ Tokyofm


【お問い合わせ】
キョードー東北
TEL.022-217-7788


【詳細】
https://www.bopwind.com/bebopexpress2022-tokyo/




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【熊谷駿 Shun Kumagai】(sax)
https://www.shunkumagai.com

2014年「バークリー音楽大学」に入学。 在学中に全学費免除学生に選抜され2016年に同大学卒業。2017年「ニューイングランド音楽院」にて、数百名の志願者より入学者3名の内1名に選抜され修士課程に入学。

渡米中より、日米関連の式典やレセプションでの演奏を中心に、キャロライン・ケネディー元アメリカ駐日大使出席イベントでのゲスト演奏、ボストンレッドソックスオーナー ジョン・ヘンリー氏の私邸に招かれてのゲスト演奏、そして世界的ベーシスト Dave Holland氏との共演などアメリカにて精力的に活動を行う。

2019年同大学院修士課程修了。音楽修士取得。同年日本に完全帰国し、拠点を国内に移す。 現在は、三井不動産/サントリーがスポンサーとなっている自身のコンサートを開催。総動員4,000名以上を動員する前売完売続出のジャズコンサートを開催している。また、企業とのタイアップをはじめ、日米中枢のリーダーが出席する公的式典での演奏など精力的に活動している。


【今年11月に自身9枚目となるアルバムをリリース】


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Title : 『Retrotic Now!!』
Artist : 熊谷駿
LABEL : Bop Wind
NO : BOPW010
RELEASE : 2022.11


【SONG LIST】
01. Bop Choice
02. Don't Stop, men
03. Shake_Peanuts
04. 水落
05. J-Bop Stream
06. Matsu
07. Sunshine From The Smoke


これまでに「耳に残るジャズ」を軸に、様々なテーマで作られてきた熊谷駿オリジナルアルバム。
3作目となるアルバムは、現代の音楽背景としてシティポップが世界で話題沸騰している。
そういった背景に感銘を受けた本アルバムのコンセプトは、その年代のサウンドを取り入れた作品。
「レトロと今」が交錯する=Retrotic Now!!(レトロチックナウ)に仕上がっている。
昔ジャズやシティポップを聞いていた人には、「わーなんか懐かしいこのサウンド!」と感じて、
若い人には、「なんか古臭い!けど今にはないサウンド=ダサカッコイイ」と感じて欲しい。

アーカイブ