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2023年3月アーカイブ

【スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023開催】2023年5月16日(火)〜5月23日(火):ライブ情報 / LIVE INFO

スウェーデンを代表するジャズミュージシャンが来日する特別な1週間。
「スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023」が2023年5/16(火)〜5/23(火)の間、各地で開催決定。

スウェーデンといえば、モニカ・ゼタールンドやE.S.T.、ボボ・ステンソン、等々、偉大なミュージシャンがずらり。リリカルでメランコリックな美しいサウンドが印象的で、日本のファンも多くいます。

今回初開催となる「スウェーデン・ジャズ・ウィーク」は、スウェーデン独立500周年となる今年のナショナルデーを日本でも祝うため、スウェーデン大使館とスウェーデン・ジャズを長年に渡り日本に紹介するレーベル"スパイス・オブ・ライフ"が企画。

ラーシュ・ヤンソンやイザベラ・ラングレン、ウルフ・ワケーニウスといったスウェーデンを代表するジャズ・ミュージシャンが来日し各所で演奏を繰り広げます。

都内を中心とするジャズクラブやコンサートホールでのライブの他、
日本の伝統文化である能とのコラボレーションなど新しい試みもあります。

スウェーデン・ジャズの魅力と幅広さを感じることができる「スウェーデン・ジャズ・ウィーク」。
来年以降もナショナルデーを祝う企画として開催される予定です。

記念すべき第一回目のジャズ・ウィーク、お見逃しなく。



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【タイトル】
スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023


【概要】
スウェーデン大使館とスパイス・オブ・ライフが主催する「スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023」が本年5月16日(火)から23日(火)にかけ、宝生能楽堂、COTTON CLUB(丸の内)、Body&Soul(渋谷)、Sometime(吉祥寺)、Satin Doll(六本木)、浜離宮朝日ホール、Billboard Live YOKOHAMA、スウェーデン大使館内など東京の各所、および特別企画としてBillboard Live Osaka、熊本県 桜十字ホールやつしろで開催されます。

この音楽イベントはスウェーデン独立500周年となる今年のナショナルデーを日本でお祝いするために、スウェーデン大使館とスウェーデン・ジャズを長年にわたり日本に紹介しているレーベルのスパイス・オブ・ライフが企画したもので、今年が初の試みとなります。2023年をスタートに毎年ナショナルデーを祝う企画として開催される予定です。

第一回目となる今回は、スウェーデンを代表するジャズ・ミュージシャンが来日して各所で演奏を繰り広げます。

都内の人気ジャズクラブやコンサートホールでのライブのほか、スウェーデン・ジャズと日本の伝統文化である能との初となるコラボレーションやスウェーデン大使館で期間中にフリーコンサートが毎日行われるなど(予定)、ジャズファンはもちろん、初めてスウェーデンのジャズや文化に触れるかたにも心暖まるメランコリックなスウェーデン・ジャズを楽しんでいただける素敵な一週間となります。


【開催期間】
2023年5月16日(火)〜5月23日(火)


【出演】
Lars Jansson Trio(ラーシュ・ヤンソン トリオ)
Lars Jansson(P), Thomas Fonnesbaek(B), Paul Svanberg(Dr)


Isabella Lundgren & Her Trio(イザベラ・ラングレン トリオ)
Isabella Lundgren(Vo), Daniel Fredriksson(Dr), Carl Bagge(P), Niklas Fernqvist(B)


Ulf Wakenius Group(ウルフ・ワケーニウス グループ)
Ulf Wakenius(G), Ove Ingemarsson(Ts), Hans Backenroth(B), Calle Rasmusson(Dr)


【会場】
宝生能楽堂、コットンクラブ、Body&Soul、Sometime、Satin Doll、
浜離宮朝日ホール、Billboard Live YOKOHMA、熊本県 桜十字ホールやつしろ、Billboard Live OSAKA、スウェーデン大使館ほか


【制作】
スパイス・オブ・ライフ


【主催】
スウェーデン大使館、スパイス・オブ・ライフ


【協賛】
スカンジナビア・ニッポン・ササカワ財団
ガデリウス・ホールディング株式会社
イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社


【リンク】
スウェーデン大使館
スパイス・オブ・ライフ




5月16日 | 火
イザベラ・ラングレン & Her Trio
「能とスウェーデン・ジャズの邂逅」
料金:¥4,000
@宝生能楽堂
JR水道橋駅東口より徒歩3分
地下鉄都営三田線A1出口より徒歩1分
http://www.hosho.or.jp/nohgakudo
問合せ (宝生能楽堂)


5月17日 | 水
[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
[2nd.show] open 7:30pm / start 8:30pm
スウェーデン・オールスターズ
ラーシュ・ヤンソン・トリオ、ウルフ・ワケーニウス・グループ
イザベラ・ラングレン & Her Trio 他
料金:¥8,000
@COTTON CLUB(丸の内)
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/access


5月18日 | 木
開場:18時30分 開演:19時30分
ウルフ・ワケーニウス・グループ
料金:¥7,000
@Body & Soul(渋谷)
https://www.bodyandsoul.co.jp


5月18日 | 木
開場:18時00分 開演:19時00分
ラーシュ・ヤンソン・トリオ
料金:¥7,000
@Sometime(吉祥寺)
https://www.sometime.co.jp/sometime


5月18日 | 木
開場:18時00分 開演:19時00分
イザベラ・ラングレン & Her Trio
料金:¥7,000
@Satin Doll(六本木)
https://satin-doll.jp


5月19日 | 金
開場:18時30分 開演:19時30分
ラーシュ・ヤンソン・トリオ
料金:¥7,000
@Body & Soul(渋谷)
https://www.bodyandsoul.co.jp


5月19日 | 金
開場:18時00分 開演:19時00分
イザベラ・ラングレン & Her Trio
料金:¥7,000
@Sometime(吉祥寺)
https://www.sometime.co.jp/sometime


5月19日 | 金
開場:18時00分 開演:19時00分
ウルフ・ワケーニウス・グループ
料金:¥7,000
@Satin Doll(六本木)
https://satin-doll.jp


5月20日 | 土
開場:18時30分 開演:19時30分
イザベラ・ラングレン & Her Trio
料金:¥7,000
@Body & Soul(渋谷)
https://www.bodyandsoul.co.jp


5月20日 | 土
開場:18時00分 開演:19時00分
ラーシュ・ヤンソン・トリオ
料金:¥7,000
@Satin Doll(六本木)
https://satin-doll.jp


5月20日 | 土
[1st.show]
開場:15時開演:16時
[2nd.show]
開場:18時開演:19時
ウルフ・ワケーニウス・グループ
料金:¥7,800(S席) ¥7,300(C席)/1D付
@Billboard Live YOKOHAMA
詳細 (Billboard Live YOKOHAMA)


5月22日 | 月
開場:18時00分 開演:19時00分
ウルフ・ワケーニウス・グループ
料金:¥7,000
@Sometime(吉祥寺)
https://www.sometime.co.jp/sometime


5月22日 | 月
[1st.show]
開場:15時30分開演:16時30分
[2nd.show]
開場:18時30分開演:19時30分
ラーシュ・ヤンソン・トリオ
料金:¥7,800(S席) ¥7,300(C席)/1D付
@Billboard Live YOKOHAMA
詳細 (Billboard Live YOKOHAMA)


5月23日 | 火
[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
Seiko Presents "Seiko Starry Night Concert" Vol.28
出演:イザベラ・ラングレン& Her Trio、森山良子
料金:¥5,000 (全席指定)
@浜離宮朝日ホール
「築地市場駅」都営大江戸線(A2出口)すぐ
「築地駅」東京メトロ日比谷線(1、2番出口)より徒歩約8分
「東銀座駅」東京メトロ日比谷線/都営浅草線(6番出口)より徒歩約8分
「汐留駅」都営大江戸線(新橋駅方面改札口)/新交通ゆりかもめ(改札口)より徒歩約10分
「新橋駅」JR(汐留口)/東京メトロ銀座線(1、2番出口)/都営浅草線(改札口)より徒歩約15分
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu
お問合せ:バルケ ニック03-3470- 1155
(平日12時~18時)




【イザベラ・ラングレン&Her Trio 特別企画コンサート】


5月27日 | 土
「八代まちなか音楽祭」
イザベラ・ラングレン& Her Trio
料金:無料
@桜十字ホールやつしろ(やつしろハーモニーホール)
〒866-0854 熊本県八代市新町5-20
https://harmony-hall.net


5月28日 | 日
1st Stage Open 15:00 Start 16:00 / 2nd Stage Open 18:00 Start 19:00
イザベラ・ラングレン with アロージャズ・オーケストラ
料金:Service Area : ¥8,500 / Casual Area : ¥8,000
@Billboard Live Osaka
詳細 (Billboard Live Osaka)




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【Lars Jansson(ラーシュ・ヤンソン)】
ラーシュ・ヤンソンは現代ヨーロッパを代表するジャズピアニスト、作曲家。1990年には、スウェーデン の優秀なジャズミュージシャンに与えられるヤン・ヨハンソン音楽賞を受賞する。1999年以降は数多く来 日し、日本各地でライブ演奏を精力的に行い多くの熱烈なファンを獲得、日本における北欧・スウェーデン ジャズ人気の立役者の一人である。




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【Isabella Lundgren(ザベラ・ラングレン)】
イザベラ・ラングレンはアルバム「It Had To Be You」でデビュー。このアルバムは日本で2013年4月に 発売され一躍大きな人気を博した。2014年の第2弾アルバム「Somehow Life Got In The Way」でアル バム・オブ・ジ・イヤーを獲得。女性シンガーとしての同賞受賞は39年ぶりの快挙。2015年9月の待望の 新作「イザベラ・シングス・ハロルド・アーレン」の発売を記念し、自身初の日本ツアーを行い大成功を 収めた。2018年はスウェーデンと日本の友好条約締結150周年を記念し、「旅」にまつわる名曲を集めた 最新アルバム「ヒット・ザ・ロード・トゥ・ドリームランド/ Hit The Road To Dreamland」を発売しそ れを記念した来日公演が行われた。




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【Ulf Wakenius(ウルフ・ワケーニウス)】
ウルフ・ワケーニウスはギター奏者で、1958年スウェーデンのハルムスタッドに生まれる。現代スウェー デン・ジャズ界で最も国際的な活躍をしているアーティストであり、オスカー・ピーターソンが現代最高 のギター奏者と絶賛したプレイヤーである。
2006年6月に「Cake Walk」2008年1月に「Easy Does It」をリリース。2008年秋にIn The Spirit Of Oscarは来日公演を行い大成功を収めた。


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この春、京都の寺院や庭園、能楽堂、コンサートホール等、京都の街中を舞台に、ワールドミュージック、ジャズ、エレクトロ、クラシックなど、ジャンルやスタイルを問わず多様なプログラムを届けるボーダーレスなミュージックフェスティバル『KYOTOPHONIE』が開催されます。


期間中、ワールドミュージックファン垂涎の世界的な音楽家が京都にやってきます。
これらミュージシャンを招聘するのはパリのインディーズ・レコード・レーベル、"NØ FØRMAT!"。"NØ FØRMAT!"といえば、ルーツミュージックと西洋の音楽を繊細に表現した作品が多く「チェンバーミュージック」、「ネオフォルクローレ」、「ポストクラシカル」をキーワードに、オーガニックとモダンが融合したサウンドで知られるヨーロッパで最も刺激的なインディペンデント・レーベルの一つ。


中でも、アフリカ伝統楽器の"コラ"と、西洋クラシック楽器である"チェロ"による美しい室内楽サウンドで世界を魅了したBallake Sissoko & Vincent Segalによるアルバム『Chamber Music』や、奇才、チリー・ゴンザレスがクラシック〜現代音楽をピアノ一台で表現した美しいピアノ・ソロシリーズ第1作目『SOLO PIANO』は名盤として知られており、良質で刺激的な作品を提供するレーベルとして"NØ FØRMAT!"は世界中で愛されています。

一貫した美意識によるジャケットアートワークからもそのこだわりをうかがい知ることができます。








またパリ在住のピアニスト・作曲家、中野公揮は現在日本人として唯一このレーベルから作品を発表。
アンビエント、エレクトロニカ、そしてコンテンポラリー・ダンス・ファンまで魅了する才能として注目されています。





この春からスタートするこの国際的フェス。
記念すべき開幕日、4月15日(土)は、ブラジルのオルタナティヴな新世代を代表するアーティスト「ルーカス・サンタナ」と、自らの"声"と"身体"をプラットフォームに、音楽、美術、舞台芸術の境界線を横断する脱領域的パフォーマンスを展開し国内外で活躍する「山川冬樹」が京都メトロに登場。


その後、毎週末のように京都各地の寺院、庭園、能楽堂、コンサートホールでライブが行われ、最後はトリとして、5月13日(土)にバラケ・シソコとヴァンサン・セガールのステージが東本願寺の庭園、"渉成園"で行われます。


世界でも稀なこのボーダーレスなミュージックフェスティバル。他の都市ではライブは行われず、今回は京都だけでしか観ることのできないエクスクルーシヴなセッションばかりです。

伝説となりそうな記念すべき第1回目の「KYOTOPHONIE(キョートフォニー)」。
この機会をお見逃しなく。








【KYOTOPHONIE】
KYOTOPHONIEは、日本有数の国際写真フェスティバル『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』が、新たに立ち上げたボーダーレスなミュージックフェスティバル。
ワールドミュージック、ジャズ、エレクトロ、クラシックなど、ジャンルやスタイルを問わず多様なプログラムをお届けします。
春に開催されるKYOTOPHONIEでは、日本では普段体験できないようなライブ演奏を楽しむことができます。このような体験を通じて、観客と出演アーティストとの間に新たな繋がりが生まれます。春会期の出演アーティストは京都で演奏するにあたり、特別なパフォーマンスを披露する予定です。会場は室町時代に建てられたお寺、現代的な建築、美しい庭園、アイコニックなナイトクラブなどを予定しています。


【開催期間】
4月15日(土)~5月14日(日)@京都各地


【出演】
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ルーカス・サンタナ 500.jpg


4月15日 | 土
20:00 Door open, 20:30-01:00
KYOTOPHONIE Kick-off party
ルーカス・サンタナ
山川冬樹
DJ JUNIA (Cinematik Saloon)
他アーティスト出演予定!
@CLUB METRO
https://www.metro.ne.jp




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4月16日 | 日
17:30 Door open, 18:00 - 19:00
EUTRO
@HOSOO HALL (HOSOO FLAGSHIP STORE 5F)
https://hosoo.co.jp/showroom/flagship/




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4月16日(日)
第1ステージ:13:00開場、14:00-15:00
第2ステージ:16:00開場、17:00-18:00
サリフ・ケイタ(トリオ)
@東福寺塔 光明院
https://komyoin.jp




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4月23日 | 日
1st stage: 13:00 Door open, 14:00-
2nd stage: 16:00 Door open, 17:00-
ルーカス・サンタナ(ソロ)
サリフ・ケイタ(トリオ)
@金剛能楽堂
http://www.kongou-net.com




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5月1日 | 月 (DAY 1)
18:00 Door open, 19:00-

5月2日 | 火 (DAY 2)
18:00 Door open, 19:00-
SHOW-GO
TRIO SR9&サンドラ・ンカケ&ラ・チカ
@ロームシアター京都 サウスホール
https://rohmtheatrekyoto.jp/floorguide/south-hall




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5月3日 | 水
18:30 Door open, 19:00-21:30
サンドラ・ンカケ (トリオ [ELLES])
KYOTO JAZZ SEXTET feat. 森山威男
@京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ (小ホール)
https://www.kyotoconcerthall.org/institution




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5月4日 | 木
18:30 Door open, 19:00-21:30
ラ・チカ
中野公揮
@京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ (小ホール)
https://www.kyotoconcerthall.org/institution




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5月6日 | 土
1st stage: 15:30 Door open, 16:00-17:00
2nd stage: 18:30 Door open, 19:00-20:00
中野公揮 (ピアノ)&
吉田簑紫郎(文楽人形遣い )
@ロームシアター京都 ノースホール
https://rohmtheatrekyoto.jp/floorguide/north-hall




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5月13日 | 土
1st stage: 14:30 Door open, 15:00-16:30
2nd stage: 17:30 Door open, 18:00-19:30
バラケ・シソコ、ヴァンサン・セガール
ピエール・ファッチーニ
@渉成園
https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/shoseien




【チケット】
公式サイトにてチケット販売中
https://kyotophonie.jp


【問い合わせ】
info@kyotophonie.jp


【特別協賛】
BOTTEGA VENETA


【Official Site】
https://kyotophonie.jp(KYOTOPHONIE)


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My First Jazz Vol.60-横山起朗:My First Jazz

Title : 『Sun Bear Concerts』
Artist : Keith Jarrett

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「僕の初めてのジャズアルバムはキース・ジャレットの『Sun Bear Concerts』です。

その当時、僕は武蔵野音楽大学に通う学生でした。"クラシック音楽"。多分その時はブラームスの2番を練習していたと思います。あの頃はクラシック音楽は好きだけどその環境が少し苦手と言うか、コンサート等のドレッシーな装い、またそのきらびやかな部分がやけに眩しく、作曲家の作品だけにフォーカスをして人間の弱い部分や匂いみたいなものをあまり感じることができず、またそれをどうやって自分の音楽に結びつけて作曲家の音楽を表現すれば良いのかなと色々考えていた時期でした。

そんな時たまたま CD ショップで出会ったのがキース・ジャレットの『Sun Bear Concerts』でした。

棚に並ぶ、ひときわ分厚い6枚組の CD にまず驚きました。気になり購入し、開けてみると、「Tokyo」、「Nagoya」、「Sapporo」、「Osaka」、「Kyoto」でのコンサートの演奏を収録したものだと分かりました。最初に聴いたのは「Tokyo」でした。
まずそれが即興演奏ということにすごく驚いたのですが、その音楽がどこか自分の知る"東京"の景色に通じるものを感じました。

その他の「Nagoya」や「Sapporo」を聞いてもやはりその都市が浮かんできました。名前に引っ張られただけなのかなと最初思ったのですが、何度聴いてもその景色が浮かんできます。「そうか、これはキース・ジャレットが見た景色や心情までも反映されているんだ!」と気づきました。

そういった音楽の"技術"、"表現"と個人的な部分がうまく消化されている音楽。そして、それが自分の共鳴するところに出会ったような感覚、というのは初めてのことでした。

その時強く感じたのは「こんな音楽を作りたい」というのと同時に「こういう音楽は作れないだろうな」ということでした。ただ今思うと、ピアノという表現を通じて何かを作ろうというところは今の自分に影響を与えているのかなと思います。」

横山起朗



My First Jazz

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Title : 『Sun Bear Concerts』
Artist : Keith Jarrett
LABEL : ECM Records
発売年 : 1978年



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
Kyoto, November 5th, 1976
Osaka, November 8th, 1976
Nagoya, November 12th, 1976
Tokyo, November 14th, 1976
Sapporo, November 18th, 1976







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【POLISH PIANISM Concert出演決定】

quietな世界観で多くのファンを持つTHE PIANO ERAと
良質なサウンドを届ける日本のレーベルCORE PORTが共同企画コンサートを開催。

「POLISH PIANISM Concert」ということで、
ポーランド・ピアニズムを体現する二人のピアノ音楽家が出演。
どこまでも透明で美しい、POLISH PIANISM に浸る一日です。

【日時】
2023年5月13日(sat) 16:30open/17:30start

【出演】
スワヴェク・ヤスクウケ/横山起朗

【場所】
めぐろパーシモンホール 大ホール
〒152-0023 東京都目黒区八雲1-1-1
(東急東横線【都立大学駅】より徒歩7分)

詳細(JJazz.Net)




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横山起朗
1989年生まれ、宮崎県出身。武蔵野音楽大学演奏学科ピアノコース卒業。在学中より、即興演奏に興味を持ちライブハウスなどで活動を行い、演劇への楽曲提供を機に作曲活動を開始する。ピアノを再度学び直すためにポーランド国立ショパン音楽大学へ入学。 クラシック音楽の研鑽を通じ、より静寂を内包した物語性のある音楽を求めるようになり、ワルシャワにて作曲を始めソロピアノのアルバムを制作する。同時期、月刊ショパン(ハンナ社)でのエッセイの連載を行う。帰国後、駐日ポーランド大使館にて催された日本とポーランドの国交復興60周年の式典に招待され自作曲をピアノで演奏し好評を博す。2022年、nagi label を立ち上げ、「音楽と共に平穏を」コンセプトに、音楽に関わるプロダクトの制作やライブやコンサートの企画を展開をしている。ピアノアルバムとしては、"Solo Piano 01:61" "SHE WAS THE SEA" "moonless" "If You Were Closer"を、また太田美帆との共作 "concone" をリリース。現在も宮崎に拠点を置き自身のピアノ音楽表現の他、CMやテレビ番組等の楽曲提供、電子音楽と映像を届ける「nuun」、和楽器を主体に演奏活動を行う「Re:connect」のメンバーとしても活動。また地元の宮崎放送MRTラジオ「be quiet -世界で一番静かなラジオ-」のパーソナリティを務めるなど、幅広く活動する。







Latest Album

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Title : 『If You Were Closer』
Artist : Tatsuro Yokoyama
LABEL : nagi label
NO : NAGI-020
RELEASE : 2022.2.11



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01. sundown
02. perfume
03. her book
04. timeline I
05. half full
06. reminisce
07. timeline II
08. first song
09. stand still
10. intermezzo in A Major Op.118,No2
11. finger
12. to a wild rose
13. as you
14. some lies
15.sunshade -not her fault-
16. dust fell
17. timeline III
18. barcarolle
19. ours
20. siciliana -coda-


大切な誰かを想う時間を綴った黄昏を思わせる切なくも暖かいピアノ作品集。

本作はワルシャワにも拠点を置く横山起朗によるピアノアルバム。コロナ禍により海外への移動が難しくなり、故郷である宮﨑にて2年間かけて制作されたピアノ作品集。人と直接触れ合う機会が減り、海で過ごす時間が増えたと作家は言う。夕暮れ時に海岸を歩くと、逢いたい人、もう一度直接話したい人の姿が浮かび、思わず電話やメッセージを送ろうと思ったが、逢わない時間を慈しむことも大切な時間ではないか、とその想いを秘めたままピアノに向かい、一枚のピアノアルバムが完成した。本作では、作家自身の作品と共に、コンサートで度々弾いていたクラシック音楽(ブラームス/マグダウェル/レスピーギ)の作品も寄せられている。






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【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。
KKBOX Podcast


KKBOX
500以上のメジャー・ローカル音楽レーベル様や権利者様と提携し、9,000万曲の楽曲を配信。
なかでも世界最大数を誇るC-POPを取り揃えているアジア大手の音楽聴き放題サービス。
2022年より日本でも音声コンテンツ/ポッドキャストの提供がスタート!


曽根麻央 Monthly Disc Review2023.3_Wayne Shorter : Without a Net:Monthly Disc Review

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こんにちは、曽根麻央です。みなさんお元気でしょうか? 
僕はちょうどレジェンドシンガー、中本マリさんのツアーで山形県鶴岡に入ったところです。


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Title : 『Without a Net』
Artist : Wayne Shorter



今月衝撃的なニュースがもたらされました。長年に渡り世界の音楽をリードしてきたウェイン・ショーターがお亡くなりになったということでした。
今日は彼の最高傑作の一つである2013年のアルバム『Without A Net』を改めて皆さんと一緒に聴いていきたいと思います。


実はこの『Without A Net』のリリースされた年にWayne Shorterにお会いする機会を得た私はサインをもらいました。彼のグループのピアニストであるダニーロ・ペレスが私も含めた当時の彼の生徒たちにWayneのホームパーティーで演奏する機会を作ってくれ、なんとWayneの前で演奏するという一大事でした。演奏後、嬉しそうに「このジャケットは僕が書いたんだ。裸の女性が落ちていて、そこには助かるためのネットもないが、そこに恐怖もない。」と語ってくれました。


【臨場感溢れるウェイン・ショーター最後のクインテット作品】


このアルバムはウェイン・ショーターの最後のクインテットをフィーチャーしています。ピアノにダニーロ・ペレス、ベースにジョン・パティトゥッチ、ドラムにブライアン・ブレイドという黄金チームです。
この4人は演奏前に必ずハグをしてグループの調子を整えます。音楽だけでなく人間としても尊敬し合えるそんなバンドに僕はとても憧れていました。
「Pegasus」にはInam Windsという木管楽団がサポートで入リ、曲/演奏ともに大曲となっています。

ミックスもセンターにウェインとベース、左側にピアノ、右にドラムス、とライブのステレオ感をイメージできるミックスになっていて、まるでその場にいるような臨場感があります。ミュージシャンやお客さんの熱気も伝わってくる名盤です。



Bass - John Patitucci
Drums - Brian Blade
Piano - Danilo Perez
Soprano Saxophone - Wayne Shorter
Tenor Saxophone - Wayne Shorter



01. Orbits

マイルス・デイヴィス時代のウェイン・ショーターの名作です。原作は『Miles Smile(1967)』に入っている軽快なスウィングで演奏される曲。本来はもっと長いテーマですが、『Without A Net』ではもっとも特徴的なオリジナルのメロディーだけを切りとって繰り返し繰り返し演奏しています。またオリジナルではHerbie Hancockは一切和音を弾いていないので、今まで誰もこの曲のコードを認知することできませんでしたが、今回この曲の新しい解釈が約40年ぶりに生まれました。

序盤、ピアノとベースよって低音でメロディーが演奏され、その合間を縫うようにショーターがソプラノサックスで縦横無尽に行き交います。その後ウェイン自身によってメロディーが演奏され、再解釈されたハーモニーやグルーヴが聞こえてきてきます。基本この4小節のメロディーとハーモニーの上で即興演奏が行われます。ピアニスト、ダニーロ・ペレスやジョン・パティトゥッチの言うところのComprovise(Comping=伴奏とImprovisation=即興)が終始行われ、曲が最高潮に達した3:52ほどでマイルス・ヴァージョンの最初のメロディーに到達して曲が終わります。








02. Starry Night

ダニーロ・ペレスの美しいイントロに誘われて、徐々に曲の基本となる4つのコード(B7alt, Ab2/C, D7alt, B2/Eb)が出現して、そこからはコードは繰り返されるにもかかわらずエンディングまでずっと音楽が上昇していきます。4つだけで登りきったところでコードが8種類に変化し(B7alt, Ab2/C, D7alt, B2/Eb, F7alt F#-b13, Ab7alt, A-b13)音楽の緊張感を高めクライマックスに突入します。

別ライブテイクも最高なので見てみてください。ウェインの表情、手の動き、目線などを見るとどのように音楽を受け取って楽しんでいるかみることができて感動します。僕が本当に憧れた音楽です。





03. S.S. Golden Mean

こちらもウェインのオリジナル曲。今までの楽曲とは変わって、ポップで少しWeather Report時代の雰囲気も感じられる曲になってると思います。ダニーロの素晴らしいcomproviseを聴くことができます。


04. Plaza Real

こちらもショーターのオリジナル曲で明るめのバラード曲です。とてもポップで美しいメロディーとビート感がとても聴きやすいです。あまり即興演奏に慣れ親しんだ人でない方にもお勧めしてウェインを好きになってもらえる一曲だと思います。


05. Myrrh

シンプルなモチーフをバンドが展開し、その上でウェインのソプラノが火を吹き続ける短くとも素晴らしいテイクです。


06. Pegasus

このアルバム一番の大曲で、僕自身もっとも愛する名曲です。イントロの付いた2部構成の曲で、ジャズ、クラシック、ロック、フュージョンの枠を超えた曲です。またcomprovise とアンサンブルの絶妙なバランスが過去にない作品になっています。
ダニーロのイントロから始まり、ジョンもそれに応えます。すると木管楽器の美しいサウンドが聞こえてきて、ああ、これは前の5曲とは違う世界観だと気づかせてくれます。


0:00-3:55までが前奏としてのパート、そしてそこから1部が始まります。いきなり基本となるリズムが提示され、パッションとともにで1部の幕が開けます。4:47からメインテーマが演奏されます。基本となるリズムにのって徐々にメインテーマも変化していきます。5:57からグルーヴが変化し、3連音符を主とするグルーヴに突如移行します。そしてウェインのソロに突入します。そこから徐々にエネルギーを加え続け、特に圧巻なのが7:10にはマイルスとショーターが演奏した「Walkin'」が一瞬顔を見せます。これにはブラインも「Oh my god」と叫んでしまいます。そこから一旦落ち着きを取り戻し、徐々にアンサンブルの時間に戻っていきます。8:22~は元々スコアに書かれているものと即興のバランスが素晴らしいです。Wayneもチャーリーパーカーの「NowThe Time」をこの上で吹き出したりジャズファンにはたまらないセクションです。9:30にウェインが次のセクションのテーマを吹き合図を出します。10:04にグルーヴが8-16部音符系に戻り、本格的にアンサンブルが主導権をにぎります。10:21からのモチーフはダニーロがよく過去の作品でも即興中提示してきたアイディアで何回か聞いたことがありました。それを今回具体的にウェインがアンサンブルで形にしました。このようにメンバーのフレーズや特徴をも自身の作品に取り入れてしまうウェインの能力は素晴らしいですね。


10:49からは一旦トリオによる、(おそらく)即興演奏の時間が続きます。徐々にその即興演奏が二部の基本リズムに近づいてきてウェインも入ってきて、そしてアンサンブルが入ってきます。音楽は徐々に緊張感を高め、18:06からは1部の最初のメロディーの再現に戻っていきます。再現と言っても全然違うのですけれど(笑)。再現が終わると19:37からは元のグルーヴを基盤にした新しいvampセクションに突入し、バンドとアンサンブルが入り乱れて音楽を高みに持って行きます。同じフレーズを繰り返し繰り返し演奏していく中で人は慣れていきますが、20:57に今までなかった音を1音だけ入れることで音楽がいっそうフレッシュな状態でクライマックスに突入します。そしてもう一度テーマの再現をして音楽は徐々にエンディングに向かいます。





07. Flying Down to Rio

こちらは1933年のミュージカルよりカバー。と言ってもほとんどオリジナルのメロディーは分からないほど再解釈されています。「Orbits」と同じく元々あるメロディーを伸ばしたり切り取ったりして一曲を表現しています。また同じフレーズを繰り返してグループで即興的に発展させられそうな箇所を彼らは「Window」と呼んでいました。オリジナルを聴いてみてそんな「Window」を発見するのもWayne Shorter Quintetの楽しい聴き方です。


08. Zero Gravity to the 10th Power

クレジット上はクインテット4人の作曲になっていましたが恐らく即興演奏でしょう。「ZeroGravity」=無重力はこのグループが表現している音楽のキーワードです。彼ら自身がこのグループの音楽や行なっていることを象徴している言葉であり、ウェインが生涯をかけてたどりついた音楽のコンセプトと言えるでしょう。


09. (The Notes) Unidentified Flying Objects

UFOとタイトルのついたこのトラックもおそらく即興演奏を切り取ったものでしょう。ウェインに、このアルバムについて聞いた時によく考えなさいと言われた言葉があります。「You gotta be identified to be unidentified, you gotta be unidentified to be identified. Think about that!(未確認になるためには確認されないといけない、認知されるには未確認でいないといけない。よく考えなさい。)」


最後のこの2曲は音楽には始まりもなく終わりもない。人生は続くというウェインのコンセプトがよく聞こえてきます。


それではまた次回。


文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title : 『Without a Net』
Artist : Wayne Shorter
LABEL : Blue Note Records
発売年 : 2013年

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【SONG LIST】

01.Orbits
02.Starry Night
03.S.S. Golden Mean
04.Plaza Real
05.Myrrh
06.Pegasus
07.Flying Down to Rio
08.Zero Gravity to the 10th Power
09.(The Notes) Unidentified Flying Objects




【曽根麻央LIVE INFO】

3/23(thu.) JAZZ SPOT analog.(浜松)
Member: 曽根麻央(pf,tp,etc.) 宮地遼(b) 鈴木宏紀(ds)
静岡県浜松市中区田町325-1 渥美薬局ビル2F
ご予約はこちら ℡ 053-457-0905


4/2 (sun.) Blue Note Place (恵比寿)
Member: 曽根麻央(pf,tp) 宮地遼(b) 鈴木宏紀(ds)
東京都渋谷区恵比寿4-20-4恵比寿ガーデンプレイス
ご予約はこちら
https://www.bluenoteplace.jp/live/mao-sone-230402

曽根麻央のその他情報はウェブサイトへ

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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』2022.11『Speak No Evil / Wayne Shorter』2022.12『The Revival / Cory Henry』2023.1『Complete Communion / Don Cherry』2023.2『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』

Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

ピアニスト・作曲家、森田真奈美率いるビッグバンド、COTTON CLUB初登場。
ゲストにヴォーカリストの市川愛を迎えた総勢17名の編成。

定評ある森田真奈美のビッグバンドアレンジをこのメンバーできくことのできるスペシャルな公演です。
1stと2nd、内容が変わるようなので両ステージ楽しめそうです。
この機会お見逃しなく。






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【MANAMI MORITA BIG BAND with AI ICHIKAWA】


ピアニスト、作曲家として精力的な活動を続ける森田真奈美が、自身のルーツであるビッグバンドを率いて登場。スペシャル・ゲストに、要注目のヴォーカリスト市川愛を迎えて会心のステージを開催する。4歳よりクラシック・ピアノを始め、中学生のときにジャズに開眼。2005年米国バークリー音楽院に留学、欧米の有名コンペで数々の賞を獲得し、エスペランサ・スポルディングらと共演した。またオリジナル曲「I am」は2011年〜2016年にかけてテレビ朝日系「報道ステーション」のテーマ曲として使われた。彼女の自作曲やアレンジ楽曲を、クラブならではの親密な雰囲気の中で届ける一夜。実力派たちが奏でるゴージャスなサウンド、至高のアンサンブルに耳を傾けたい。


【日時】
2023年4月4日(火)
[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
[2nd.show] open 7:45pm / start 8:30pm


【出演】
森田真奈美 (p)
市川愛 (vo)
八巻綾一 (sax)
中園亜美 (sax)
石川周之介 (sax)
吉本章紘 (sax)
宮木謙介 (sax)
張替啓太 (tb)
和田充弘 (tb)
上杉優 (tb)
山口隼士 (tb)
村上基 (tp)
赤塚謙一 (tp)
谷殿明良 (tp)
石川広行 (tp)
寺尾陽介 (b)
工藤明 (ds)


【場所】
丸の内 COTTON CLUB
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 2F


【料金】
テーブル席 : ¥6,000
ボックスシート・センター (2名席) : ¥8,500
ボックスシート・サイド (2名席) : ¥7,500
ボックスシート・ペア (2名席) : ¥8,000
ペア・シート (2名席) : ¥7,000
※料金は1名様あたりの金額となります。
<オンライン予約では各ボックス席の表示人数分でのご予約となります。>
※ボックスシート・センター/ボックスシート・サイドはご利用人数の追加が可能です。
(上記の席種は最大4名様までご利用可能)
人数追加をご希望の場合はオンライン予約完了後にお電話にてお問合せください。


【予約/詳細】
http://thepianoera.com/(COTTON CLUB)



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森田真奈美(Manami Morita)ピアニスト/作編曲家

1984年埼玉県さいたま市生まれ。4歳よりクラシックピアノを始め、中学生のときにジャズと出会う。ミシェル・カミロ、ミシェル・ペトル チアーニ、小曽根真などから影響を受ける。上智大学外国語学部英語学科入学後、 2005年に米国バークリー音楽院に留学。在学中からアジアや欧米のコンペで数々の賞を受賞。エスペランサ・スポルディングやホーザ・パッソスなど世界的ミュージシャンとも共演。同校2009年卒業後、自主制作アルバム「COLORS」が、大手レコード店で記録的なセールスとなる。 2011年〜2016年までのテレビ朝日系「報道ステーション」テーマ曲" I am" をはじめラジオニッポン放送「おしゃべりらぼ〜しあわせSocial Design」テーマ曲、ラジオドラマ、コマーシャル等のサウンドトラックなども手がける。2016年より自身のジャズのルーツでもあるビッグバンドを率いてのコンサートも行っている。

ECM 日本で唯一のECMガイドブック『ECMの真実』[稲岡邦彌 著] が大幅に加筆・改稿され、
4月5日、『新版 ECMの真実』として気鋭の出版社 カンパニー社から刊行されます。

その『新版 ECMの真実』の刊行を記念し、4/14,15の2日にわたりイベント・ECM創立55周年前夜祭「ECMをめぐる二夜」が開催。

ピーター・バラカン、若林 恵、工藤 遥等、ゆかりの人物が登場し、
トークを中心に、ゲスト持参の「1枚のECM」試聴するリスニング・タイムなどもあるとのこと。
司会進行は仲野麻紀さん。

ECM好き、ジャズ好きはもちろん、音楽リスナー、経済、出版に興味がある方など多くの人が楽しめる企画です。この機会に是非どうぞ。

トーク&リスニング・イベント「ECMをめぐる二夜」JJazz.Netリスナーをご招待!
4月14日 / 15日 :各日 5組10名様
両日希望 / 2組4名様
ご応募締切:2023年4月7日(金)17:00まで
応募はこちらから



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【『新版 ECMの真実』 刊行記念イベント】


『新版 ECMの真実』刊行 - ECM創立55周年前夜祭
時あたかも、ECMがECMとして日本での国内盤発売を開始以来 50年、オーナー・プロデューサー、マンフレート・アイヒャーが80才を迎えレーベル自体が創立55周年を迎えようとしている今、日本で唯一のECMガイドブック『ECMの真実』[稲岡邦彌 著] が大幅に加筆・改稿され『新版 ECMの真実』として気鋭の出版社 カンパニー社から刊行されます。


この機会を捉え、2日にわたるイベント・ECM創立55周年前夜祭「ECMをめぐる二夜」を開催いたします。神楽坂・赤城神社に、モニター "イクリプス" を設置した、トークを中心に -沈黙に次ぐもっとも美しい音- が響く音空間を実現。

魅力的なゲストをお迎えし、音楽と経済、今を生きるわたしたちの音楽世界を共有する、ECMの音源を試聴しながらのトーク&リスニング・セッションを予定しております。


【日時】
4月14日 (金) 18:00 open / 18:30 start
4月15日 (土) 16:00 open / 16:30 start
*音盤を持参し試聴いただけます。(先行順)


【出演】
4月14日(金)ピーター・バラカン x 稲岡邦彌
トーク+映像試写+試聴 〜ポップス・ロック、世界音楽サイドから見たECM〜


4月15日(土)若林 恵 × 工藤 遥 x 稲岡邦彌
トーク+試聴〜自発的音楽の聴き方、出版と経済から見たECM〜


【場所】
神楽坂 赤城神社 参集殿ホール
(東西線「神楽坂駅」徒歩1分)


【参加費】
1日券/1500円 2日通し券/2500円/学生入場無料
チケット購入はこちら(Peatix)
当日受付でもチケットを販売。


【問い合わせ】
openmusic.jp@gmail.com
080-5067-6877


後援:ユニバーサルミュージック
協力:DENSO TEN / JazzTokyo / カンパニー社
主催 : openmusic


【詳細】
https://thetruthofecm.peatix.com

近年ますます細分化が進むジャズシーン。
小規模ながらも独立した個性的なレーベルが増えている印象があります。

例えばクリス・ポッターやデイブ・ホランドを擁するUKの"Edition Records"や、
マカヤ・マクレイヴン、ジェフ・パーカーなどの新作をリリースするシカゴ拠点の"International Anthem"。またピアニスト、Fabian Almazanらが立ち上げた"Biophilia Records"など、特色あるレーベルが数多く存在します。

そんな中、昨年9月にオスロと京都の2拠点をベースとしたインディペンデントレーベル"Arc Recordings"が立ち上がりました。レーベルのコンセプトは、北欧と日本の芸術、文化交流を体現するためのプラットフォーム。

レーベルオーナー・プロデューサーのAnders Thorénは、2014年から"AMP Music & Records"を運営し、北欧から生まれる若くてエキサイティングなジャズを届けてきました。


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AMP Music & Records
http://www.ampmusicrecords.com


"AMP Music & Records"のシスターレーベル、"Arc Recordings"を何故京都で設立したのか?
それは、彼の妻が日本人であり、昨年家族と共に京都に移住したことが大きな理由です。

この新レーベル"Arc Recordings"のコンセプトは"AMP Music & Records"とほぼ同じですが、日本と北欧をつなげることに、よりフォーカスするために作ったレーベル。ノルウェーそしてその近隣諸国のジャズを日本に紹介するのに最適なカタログを揃え、ビジュアルデザインはノルウェーのアーティストと日本人の感性を融合させたミニマルなもの。


昨年9月に"Arc Recordings"のレーベル第一弾作品として、ノルウェーのバリトンレジェンド、
ヨン・ポール・インダーベルグによるリーダー作品『Radio fra Ura / John Pål Inderberg Trio』をリリース。リー・コニッツやラーシュ・ガリン、セロニアス・モンク楽曲を収録したストレートなモダンジャズ作品となっています。



Radio fra Ura500.jpg


Title : Radio fra Ura
Artist : John Pål Inderberg Trio
Label : Arc Recordings
No : ARC001LP








そして、5月にはレーベル第二弾としてデンマーク系韓国人ピアニストJacob Parkがリーダーを務めるデンマークピアノトリオ作品をリリース。
先日最初のシングル「Autumn」が公開されました。





ドラムにMorten Lund、ベースにJesper Bodilsenをフィーチャー。2 人ともイタリア人ピアニスト、ステファノ・ボラーニのサイドマンとしてのキャリアで知られています。


ちなみに"Arc Recordings"のレーベルオーナー・プロデューサーのAnders Thorénは、元々ジャズドラマー。プレイヤーとして日本で公演を行った際、北欧のジャズミュージシャンと洗練された耳を持ち、じっくり音楽を聴いてくれる日本のオーディエンスに感銘を受けたそう。

「日本と北欧。実は似た部分が多い両者をつなげたい」という彼の想いを形にした新レーベル"Arc Recordings"。
是非注目してください。



Arc Logo_Black.jpg


Arc Recordings
https://www.arc-rec.com


第三弾として、ノルウェー最高峰のミュージシャンをフィーチャーした作品が予定されています。
メンバー:John Borge Askeland(b), Eyolf Dale(p), Arve Henriksen(tp), Helge Norbakken(ds),John Børge Askeland Project- Realization (2023年10月20日リリース予定)


【SNSアカウント】
Facebook @Arc Recordings
Instagram @arcrecs

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