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2023年11月アーカイブ

謝明諺 Minyen Hsieh 日本ツアー 2023年12月7日~:ライブ情報 / LIVE INFO

台湾出身の21世紀のアジアを代表するサックス奏者・音楽家
謝明諺(シェ・ミンイェン/Minyen Hsieh)
いま台湾で、フリージャズの新しい動向が盛り上がりを見せる中、様々なインプロバイザーやノイズミュージシャンとの実験的セッション等々に取り組みジャズという括りに収まらない旺盛な活動を行う彼が、12月にジャパンツアーを行います。

スガダイロー、細井徳太郎、秋元修からなる『a new little one』とコラボレート、アルバム『Our Waning Love』を今年リリースするなどの交流を重ね今回のツアーでは、日本を代表する面々と共演。
様々な彼の音楽性、柔軟性を感じることができる機会ですので、間近でぜひ体感してください! 





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■謝明諺 Minyen Hsieh 日本ツアー■

特にジャズシーンにおいて欧米のミュージシャンが取り上げられる機会は数あれど、アジアのミュージシャンに注目が集まる機会はさほど多くない。彼らの活動や情報が言語の壁に阻まれてなかなか行き渡らないということが、国内ジャズシーンの抱えるジレンマのひとつなのかも知れない。

今年2023年、ジャズピアニスト・スガダイロー率いるnew little one(ギタリスト細井徳太郎、ドラマー秋元修)との共同名義のアルバム『Our Waning Love』をリリースした台湾出身の謝明諺(シェ・ミンイェン/Minyen Hsieh)の音楽性の幅広さには知れば知る程に驚かされる。

フリージャズの巨匠・豊住芳三郎との共演、現代音楽集団Go Go Machine Orchestraへの参加、実験的電子音楽家の音速死馬(ソニック・デッドホース/Sonic Deadhorse)とのノイズヒップホップユニット非/密閉空間での活動、その他ポップスやロックや伝統音楽など、ブリュッセル王立音楽院に学び、ジャズや即興演奏という基礎を持ちながら自身をジャンルに縛りつけることなく多面的に行われる活動を見ると、「現代アジアを代表するサックス奏者・音楽家のひとり」という呼称は決して大袈裟なものではない。

今年6月のツアーでは主に日本国内の気鋭の中堅ミュージシャンたちと共演を行なってきた謝明諺が、今回12月のツアーでは日本を代表する面々との共演を行う。どれもが全く違う音楽になるであろうことは彼の音楽性の持つ柔軟性と力強さの証であろう。日本のジャズシーンに確実なフットプリンツを残していく謝明諺の演奏を、間近で観ることができる間に是非体験して欲しい。



■2023年12月7日木曜日
会場:池袋 P's Bar
https://psbar.net/live2
19:30 Start
with 山野友佳子 Piano DUO


■2023年12月8日金曜日
会場:国立No Trunks
https://notrunks.jp/liveevent/
19:00 Start
with 栗林すみれ Piano, 市野元彦 Guitar, 飯田雅春 Bass


︎■2023年12月9日土曜日 
会場:水戸Cortez 
http://cortez.jp/6601.html
18:30 Start
with new little one
スガダイロー Piano, 細井徳太郎 Guitar, 秋元修 Drums


︎■2023年12月10日日曜日 昼
会場:柏Nardis
http://knardis.com/wp/?page_id=39
14:00 Start
with new little one
スガダイロー Piano, 細井徳太郎 Guitar, 秋元修 Drums


︎■2023年12月10日日曜日 夜 
会場:荻窪Velvetsun
https://www.velvetsun.jp/new-events/2023/12/10
19:30 Start
スガダイロー Piano, 高橋保行 Trombone, 市野元彦 Guitar
鈴木郁 Drums, 東保光 Bass


︎︎■2023年12月11日月曜日
会場:渋谷 Bar Subterraneans
https://subterraneansblog.wordpress.com/info-2/
20:00Start
with 美川俊治 Electronics, 武田理沙 Synth, Drums


︎︎■2023年︎12月12日火曜日 
会場:渋谷公園通りクラシックス
http://koendoriclassics.com/events/2627/
20:00 Start
with 大友良英 Guitar, 千葉広樹 Bass,Effects, 遠藤ふみ Piano


︎■2023年︎12月13日水曜日
会場:桐生Village
https://villagejazz.jp/LIVE-SCHEDULE
19:30 Start
with new little one
スガダイロー Piano, 細井徳太郎 Guitar, 秋元修 Drums


︎︎■2023年︎12月17日日曜日
会場:千駄木Bar Isshee
http://www.bloc.jp/barisshee/
20:00 Start
with 内橋和久 Guitar DUO


■2023年︎︎12月18月曜日
会場:上尾BarBer Fuji
https://twitter.com/barberfuji
19:30 Start
with 熊坂路得子 Accordion DUO


<関連公演>
■2023年︎︎12月11日月曜日 昼
会場:新宿PIT INN
http://pit-inn.com/artist_live_info/new-little-one-2/
14:00 Start
new little one
スガダイロー Piano, 細井徳太郎 Guitar, 秋元修 Drums & Guest


謝明諺日本ツアーlinktree
https://linktr.ee/minyen_hsieh_japantour

My First Jazz Vol.68-大林武司:My First Jazz

Title : 『Let's Get Lost』
Artist : Terence Blanchard

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ピアニストの大林武司です。
My First Jazz、私のおすすめの一枚を紹介します。
高校生の頃に、当時まだジャズは難しい音楽かなと思っていた頃、高校の先生が貸してくれた
Terence Blanchard の「Let's Get Lost」というアルバムです。

このアルバムはトランペット奏者のTerence Blanchard が
グレイトアメリカンブックに数多くの名作を残したJimmy McHughの作品をアレンジし
多くの女性ヴォーカリストをフィーチャーして作られたアルバムです。

最初から最後まで様々な曲調が楽しめますし
各楽曲の構成や、テーマ後のかっこいいソロなど
初心者の方でもジャズの楽しさを存分に味わえる、そんな一枚だと思います。

Terenceの編曲も素晴らしいですが、やはりトランペットソロのアイデア
独特の柔らかくあたたかい音色が本当にかっこいいなと当時から思っていました。懐かしいですね。

是非皆さんもこのアルバムを聴いていただけたら嬉しいです。
ではまたライブ会場でお会いしましょう。

それでは、大林武司でした。


大林武司






My First Jazz

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Title : 『Let's Get Lost』
Artist : Terence Blanchard
LABEL : Sony Classical
発売年 : 2001年



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【SONG LIST】
01.Let's Get Lost
02.Too Young To Go Steady
03.You're a Sweetheart
04.I Can't Believe That You're In Love With Me
05.I'm In the Mood For Love
06.Don't Blame Me
07.I Can't Give You Anything But Love
08.Exactly Like You
09.Can't Get Out Of This Mood
10.Lost In a Fog
11.Sunny Side Of the Street




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世界的活躍をみせるピアニスト大林武司が、Live at Alfieシリーズに登場!

六本木の老舗ジャズクラブ、アルフィーが舞台の人気ライヴ録音シリーズ最新作。第5弾は、世界を飛び回りジャンルを超えて活躍をみせるピアニスト大林武司が登場。今年6月にはベン・ウィリアムス(ベース)とネイト・スミス(ドラムス)と結成した「TBNトリオ」での初アルバム『THE BIG NEWS』(EIRD-8007)リリースと日本ツアーを敢行し、大成功を収めたばかりだ。今作では2つのバンドのライヴ演奏を収録。ひとつはバークリー入学と渡米のきっかけとなった「北海道グルーブキャンプ」からの仲間である粟谷巧&石若駿による"原点回帰"のトリオ・スタンダード。そして数々の研鑽を積みながら辿り着いたジャズの歴史と現在を紡ぐバンド、小川晋平&中村雄二郎とのトリオ・ルネッサンス。ジャズの楽しさ、面白さを継承する両トリオを、極上のライヴ空間でお楽しみいただきたい。







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大林武司
東京音楽大学作曲科在学中にジャズに傾倒し留学を決意、最高額の奨学金を受給してバークリー音楽院に入学し、グラミー賞受賞アーティストTerri Lyne Carringtonのバンドに加入しプロ活動を開始。卒業後はニューヨークに拠点を移し、自己のバンドを率いてBlue Note NYC, Jazz At Lincoln Center, Small'sなどの主要ジャズクラブに出演しながら、Takuya Kuroda, Jose James, Terri Lyne Carrington, Nate Smithなどの世界的ミュージシャンのバンドの中核を担い、これまでに世界30ヵ国以上のジャズクラブやフェスティバルに出演。2016年にはJacksonville Jazz Piano Competitionにおいて、日本人初優勝を飾る。日本においても東京JAZZ、フジロック、サマーソニックなどの主要フェスティバルに数多く出演しながら、テレビ朝日「報道ステーション」へJ-Squadの一員として楽曲提供、コロナ禍により一時帰国している2021年にはMISIAのバンドマスターを担うなどその活動は多岐にわたる。






Latest Album

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Title ︓『Foresight』
Artist : 大林武司トリオ
LABEL : LIVE at ALFIE
NO : AFCD6006
RELEASE : 2023.9.20



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01.If Ever I Would Leave You
02.Stella by Star Light
03.V.S.
04.Four
05.Lonely Woman
06.Portrait of Bill *piano solo
07.Foresight





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【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。
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曽根麻央 Monthly Disc Review2023.11_Knower : Knower Forever :Monthly Disc Review

みなさんこんにちは、マルチインストゥルメンタリストの曽根麻央です。

今、僕がプロデュースしたアルバムCity Pop Rendez-Vousのツアー中で、昨日岡山公園が無事終了し、本日15日は名古屋Mr. Kenny's、そして明日16日は浜松Hermit Dolphinで公演があります。
詳しくは僕のウェブサイトをチェックしていただきたいのですが、このCity Pop Rendez-Vousをまだ聴いていない方も是非、アルバムを聴いて欲しいです!


曽根麻央スケジュール
https://maosone.com/gigs.jp


CITY POP RENDEZ-VOUS
https://amzn.asia/d/9LyV113



さて、今日は僕の大好きなjazz/popユニット、Knowerの今年リリースされたアルバム
『Knower Forever』を紹介したいなと思います。


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Title : 『Knower Forever』
Artist : Knower



Knowerはドラマー、ルイス・コールとシンガー、ジェネヴィーヴ・アルターディの2人からなるLAのユニットで、2010年ごろからYouTubeに音楽をアップロードし始め、すぐにその知名度をあげました。
ちょうど2010年からアメリカに留学していた私もその頃から彼らの音楽に夢中でした。
特にこのトラックは音大生の間でも話題になりました。





今のサウンドに比べるとかなり打ち込み色が強くクリーンなサウンドかなと思います。


それに比べ、『Knower Forever』を含む近年のサウンドは、あえて宅レコ感とドラムのモノラルレコード感が強くなり、昔のゲームボーイのビットシンセの様な音色など、チープな音を最大限に効果的に使用することにより、Knowerサウンドを確率したものになっている気がします。
それがホームビデオの様な粗めのMV映像と上手く一体化しており、素晴らしい作品になっています。


レコーディング風景も実はアップされており、基本自宅で同時録音でした。
こちらはM2の「I'm The President」の映像ですが、このレコーディングスタイルが今のKnowerサウンドを作り上げてるといってよいでしょう。





1. Knower Forever
オーケストラオンリーの映画音楽の様なルイス・コールの作品。
シンプルなテーマに半音階の伴奏で始まり、半音階がテーマになったりしているうちに徐々に混沌となり、それがピークに達し曲が終わります。


2. I'm The President
Knowerのユーモラスな面とタイトなグルーヴが見事に合わさった楽曲。
このアルバムのリードトラックに当たる曲かと思います。
Paul Cornishの見事なアップライトピアノソロが収録されています。
このソロはトランスクライブがYouTubeに上がっていました。




3. The Abyss
ベースにMononeon、キーボードにRai Thistlethwayteを迎えた最高にファンキーな楽曲。
途中ルイス・コールのドラムソロと、Rai Thistlethwayteのキーボードソロがフィーチャーされています。


4. Real Nice Moment
アナログシンセの様な不安定なピッチの音色で幕を開ける、ポップな作品。
Paul Cornishのジャズ的なボイシングを思いっきり使い、レイドバックして少し気だるさもある雰囲気のピアノソロが素晴らしです。


5. It's All Nothing Until It's Everything
激しいビートが初めから展開されます。
Rai Thistlethwayteのソロが途中フィーチャーされていて、このアルバムのクライマックスの一つになっています。
このソロはトランスクライブがYouTubeに上がっていました。
素晴らしくタイトでアイディアも豊富です。僕も来週のお休みで練習しようと思います(笑)。




6. Nightmare
シンセブラスのサウンドと、Mononeonが作り出すグルーヴが特徴的なトラック。
こちらも途中のclavi solo(恐らくJacob Mann?)が素晴らしいです。


7. Same Smile, Different Face
ジェネヴィーヴ・アルターディの素晴らしい歌唱が聞けるトラックで、このアルバム随一の美しいpopバラードとなっています。
ルイス・コールの作曲で本人はピアノで参加しています。


8. Do Hot Girls Like Chords
このアルバム一のロックなトラックで、Adam Ratnerのギターソロがフィーチャーされています。


9. Ride That Dolphin
こちらもポップな作品の一つ。途中2:12過ぎからコーラスとキーボードのアレンジが素晴らしく心つかまれます。




10. It Will Get Real
このアルバムに僕が出会うきっかけを作ってくれた曲で、素晴らしいトラックです。
J-WAVEで偶然流れていて、これはなんだ!となりました。
こちらもRai Thistlethwayteのキーボードソロがフィーチャーされていて、シンセの波形が少しずつソロ中に変化していて、音色へのこだわりも素晴らしいソロになっています。Sam Gendelのサックスもフィーチャーされています。
彼のサックスソロは金管と言うより、リードシンセなのかなと一瞬耳を疑うほど、Knowerとの親和性が高いサックス奏者です。


11. Crash The Car
美しいバラード曲。こちらもジェネヴィーヴ・アルターディの素晴らしい歌唱が聴けます。
名ジャズ・サックス奏者David Binneyがフィーチャーされています。



それではまた次回。


文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title :『Knower Forever』
Artist : Knower
LABEL : BEAT RECORDS
発売年 : 2023年



アマゾン詳細ページへ

【SONG LIST】

01.Knower Forever
02.I'm The President
03.The Abyss
04.Real Nice Moment
05.It's All Nothing Until It's Everything
06.Nightmare
07.Same Smile, Different Face
08.Do Hot Girls Like Chords?
09.Ride That Dolphin
10.It Will Get Real
11.Crash The Car
12.Bonus Track



曽根麻央『プレイズ・スタンダード』

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トランペット/ピアノの"ジャズ二刀流"として話題の曽根麻央がソロピアノで紡ぐスタンダードソング集が全国発売決定!
往年のジャズの名曲をフレッシュな感性で解釈。
抒情性と気品に彩られた曽根のジャズ・ミュージシャン、ピアニストとしてのアティテュードが表現されている作品に仕上がった。


曽根麻央『プレイズ・スタンダード』


1.Reflections in D
2.Serenade
3.In Your Own Sweet Way
4.The Star-Crossed Lovers
5.Wave
6.Stella by Starlight
7.All The Things You Are
8.Luminous (Piano Solo Ver.)
9.I Loves You, Porgy
10.Lady Luck11.Danny Boy
12.Home (Piano Solo Ver.)
13.Some Other Time
14.Ask Me Now
15.The Days of Wine And Roses
16.What A Wonderful World

Mao Soné (piano, trumpet)


曽根麻央のその他情報はウェブサイトへ

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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』2022.11『Speak No Evil / Wayne Shorter』2022.12『The Revival / Cory Henry』2023.1『Complete Communion / Don Cherry』2023.2『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』2023.3『Without a Net / Wayne Shorter』2023.4『LADY IN LOVE / 中本マリ』2023.5『Songs Of New York / Mel Torme』2023.6『Covers / James Blake』2023.7『Siembra / Willie Colón & Rubén Blades』2023.8『Undercover Live at the Village Vanguard / Kurt Rosenwinkel』2023.09『Toshiko Mariano Quartet / Toshiko Mariano Quartet』2023.10『MAINS / J3PO』

Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

2007年のデビュー以来、真の歌を紡ぎ、数々の名作を生み出してきたシンガー・ソングライター・文筆家、寺尾紗穂。
jjazz.net 温故知新のナレーターでおなじみのジョー長岡が、毎年12月に企画しているコンサート。 



今年はライブドローイングの松井一平を迎えてお届けします。
サントリーホールに響く心震わす歌声、どうぞ堪能下さい。


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■寺尾紗穂コンサート 〜ブルーローズの庭で〜■

【日時】
2023年12月1日(金)
18:30開場/19:00開演 (終演 21:00)

【出演】
寺尾紗穂
ゲスト 松井一平(ライブドローイング)

【場所】
サントリーホール 小ホール(ブルーローズ)
東京都東京都港区赤坂1丁目13−1

【チケット】
5500円  学生3000円
チケットはこちらから(Livepocket)

■問い合わせ namazu00@iCloud.com(ジョー長岡)
■企画 こほろぎ舎

 

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【寺尾紗穂】
1981年11月7日生まれ。東京出身
大学時代に結成したバンドThousands Birdies' Legsでボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム「御身」が各方面で話題になり,坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。大林宣彦監督作品「転校生 さよならあなた」、安藤桃子監督作品「0.5ミリ」(安藤サクラ主演)の主題歌を担当した他、 CM、エッセイの分野でも活躍中。2009年よりビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」を主催。2019年まで10年続けることを目標に取り組んでいる。2020年3月に最新アルバム「北へ向かう」を発表。坂口恭平バンドやあだち麗三郎、伊賀航と組んだ3ピースバンド 冬にわかれて でも活動中。2021年「冬にわかれて」および自身の音楽レーベルとして「こほろぎ舎」を立ち上げる。

著書に「評伝 川島芳子」(文春新書)「愛し、日々」(天然文庫)「原発労働者」(講談社現代文庫)「南洋と私」(リトルモア)「あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々」(集英社)「彗星の孤独」(スタンドブックス)「天使日記」(スタンドブックス)があり、新聞、ウェブ、雑誌などでの連載を多数持つ。
http://www.sahoterao.com/ 

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