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JJazz.Net Blog Title

2024年2月アーカイブ

My First Jazz Vol.71-井上陽介:My First Jazz

Title : 『Standards, Vol.1』
Artist : Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette

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ジャズベーシストの井上陽介です。
僕の初めてのジャズ・アルバムは、Keith Jarrettの『Standards, Vol.1』という1983年録音のピアノトリオ・アルバムです。


この作品を初めて聴いたのは、大学一年生の時。
それまで、中学・高校時代はロックを演奏したり、フュージョン・ブームに巻き込まれたり(笑)していました。
ジャズは遠い存在ではなかったけれど、身近でもなく、、
たまにジャズを聴くとしたら、酒場の音楽や、夜景の見えるレストランのBGMというイメージでした。


このアルバムを初めて聴いたときに感じたものは、そういった類のものとは全く違い
もっと高尚で、クラシックに近いサウンドでありながらも伝統的なジャズの演奏スタイル。
衝撃的でした。


当時は、今のようにインターネットもない時代。
詳しいことは分からずに、ただ目の前で繰り出される音の世界にグッと惹きこまれました。
あっという間に最後まで聴き通して、それから何度も何度も繰り返し聴いた記憶があります。


それが、今の自分の演奏スタイルの根本になっている気もしています。
ジャズが苦手かな?っていう方にもおすすめですね。
最後の曲ではロックのような演奏も繰り広げられているので、Keith Jarrettの多面性というものも楽しめるアルバムだと思います。
是非、聴いてみてください!


井上陽介






My First Jazz

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Title : 『Standards, Vol.1』
Artist : Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette
LABEL : ECM Records
発売年 : 1983年



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01.Meaning Of The Blues
02.All The Things You Are
03.It Never Entered My Mind
04.The Masquerade Is Over
05.God Bless The Child




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日本を代表するジャズ・ベーシスト率いるトリオが発表した、初めてのライブ・アルバム。
縦横無尽のインタープレイと観客を笑顔にさせる楽しい雰囲気を凝縮した最強の一枚!



"日本を代表するジャズベーシストが、教鞭をとる国立音楽大学出身の若手実力派プレーヤーと練り上げ、ジャズの王道と革新を織り交ぜたサウンドは、いつも観客の心を鷲掴む。
トリオ結成以降、全国のライブハウスを回り、高い評判という足跡を残してきた。


ライブ録音をするにあたって選んだ場所は、1974年から著名アーティストによる数々の名演を繰り広げてきた東京の老舗ジャズクラブ、Body&Soul。
2021年に現在の渋谷に移転した新しい店内は、シックでおしゃれな空間として存在している。
ライブ・レコーディング中の大声援に包まれ、井上陽介トリオは、さらに一歩先へ向かう = ONE STEP BEYOND










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井上陽介
1964年7月16日、大阪生まれ。大阪音楽大学作曲科卒。91年よりニューヨークを拠点に活動。97年には初リーダーアルバム『スピークアップ』を発表。在米中、ドン・フリードマン、ハンク・ジョーンズなど数々のグループでレコーディングやライブ、ヨーロッパツアーなど国際的に活動する。2004年には活動の拠点を日本に移す。2009年、小曽根真、渡辺香津美などをゲストに迎え6枚目のリーダー作『LIFE』をリリース。2021年9月に武本和大(P)、濱田省吾(Ds)とレコーディングした10枚目のトリオ第二弾『Next Step』をリリース。2022年、Spirit of Chick Corea Bandのツアーでスティーブ・ガッドと共演。なおスイングジャーナル誌の人気投票では2007年度から3年連続1位となるなど常に上位にランクされる。現在、自己のグループを中心に、塩谷哲、大西順子、渡辺香津美のレギュラーメンバーとして活動。その他数々のセッションに参加し国内外で精力的に活動している。またジャズのみならず、佐藤竹善、JUJU、小野リサなどの様々なジャンルのサポートにも参加している。
https://yosukeinouejazz.sakura.ne.jp/




Latest Album

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Title ︓『ONE STEP BEYOND LIVE AT BODY & SOUL』
Artist : 井上陽介
LABEL : ポニーキャニオン
RELEASE : 2024.2.21



アマゾン詳細ページへ


【SONG LIST】
01.Stella By Starlight
02.Day Tripper
03.Colorful Wind
04.One Step Beyond
05.Black Bird
06.What Is This Thing Called Love
07.Dear Daddy
08.Fungii Mama





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【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。
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曽根麻央 Monthly Disc Review2024.02_Lara Downes : Rhapsody in Blue Reimagined:Monthly Disc Review

みなさんこんにちは、ジャズ二刀流ことマルチインストゥルメンタリストの曽根麻央です。

今日はみなさんに、ガーシュウィンの初演100年を記念して今年発表された『Rhapsody in Blue Reimagined』というデジタルリリースのアルバムを紹介します。
ジョージ・ガーシュウィンが当時のアメリカ社会を映し出す作品として完成させた「Rhapsody in Blue」。
1924年にポール・ホワイトマン・オーケストラと自身のピアノのためのジャズ協奏曲としてガーシュウィン自身が初演して以来、世界各国で愛されてきた名曲を、100年を記念して、2024年を生きるアーティストたちがどのようにReimagined=再解釈したのか見ていきたいと思います。
聴くだけでまるで世界旅行をしたかのような作品作りに驚くでしょう。

その前に宣伝です。
4月は福岡にソロで二ヶ所伺います!
ソロアルバム『プレイズ・スタンダード』のリリースライブです。
お近くの方はぜひきてください!詳しくはウェブサイトで!


4/12 (Fri) border -live music & drinks- <福岡>
Mao Sone "Plays Standards" CDリリースライブ in 福岡
Artist: Mao Sone (piano & trumpet)
open 18:30 / start 19:30
【料金】
全席自由 4,000円(税込)※当日は+500円(ご飲食代別※要2オーダー制)
【border 電話予約】
TEL: 092-406-8448 <16:00~22:00(月曜定休日)>


4/13 (Sat) 音楽館Twilight<北九州>
Mao Sone "Plays Standards" CDリリースライブ in 北九州
Artist: Mao Sone (piano & trumpet)
18:30 開場|19:00 開演
【チケット】
前売 ¥3,000 | 当日 ¥3,500
【お問い合わせ】
Office ミスマル 080-6467-1115 または 080-5256-6971
【会場】
〒803-0841 福岡県北九州市小倉北区清水2-10-15 2F
TEL: 093-562-2311 (マックスオーディオ小倉店2F)

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Title : 『Rhapsody in Blue Reimagined』
Artist : Lara Downes


ジョージ・ガーシュウィンは言わずと知れたアメリカを代表する偉大な作曲家で、ジャズスタンダードとなった数多くのミュージカル・ソングだけでなく、アメリカ・クラシックの代表的な作品をいくつも残した人です。すでにブロードウェイの人気のミュージカル作家であったガーシュウィンが、世界的な一流作曲家の仲間入りを果たすきっかけとなった作品がこの「Rhapsody in Blue」です。
ガーシュウィン自身が「巨大なるつぼ = アメリカを写す万華鏡のような音楽」と評したこの作品。
1924年に当時オーケストラを率いていて有名なバンドリーダーであったポール・ホワイトマンのジャズ・コンチェルトを書いて欲しいという依頼から始まりました。期限は5週間。ガーシュウィンはそれまでそのような音楽を書いたことがなく最初は困惑しましたが、ラッキーなことにインスピレーションがすぐ降りてきて、ガーシュウィンは2台ピアノのアレンジでこの作品を書きました。そしてファーディ・グローフェというホワイトマンの専属アレンジャーによってあの有名な、みんなが耳にするオーケストラバージョンに仕立て上げられました。


さて今回の『Rhapsody in Blue Reimagined』は、当時の人種や文化のるつぼ=アメリカを投影した「Rhapsody in Blue 」を、初演100年を記念し、改めて2024年を生きるピアニスト Lara Downesと、サックス奏者でありアレンジャーのEdmar Colonが再解釈をしたプロジェクトです。


Lara Downesはアメリカのアフリカ系女性クラシック・ピアニストとして活躍しているだけでなく、社会活動化として女性やアフリカ系の作品に焦点を当てる活動もしています。
今回の作品では流暢なクラシカルなテクニックや表現だけでなく、アフリカ的なリズム、ラテン的な情熱、またアジア的な表現も必要な作品ですので、彼女のさまざまな文化への理解の深さが表れています。インタビューを聞く限りではジャマイカ系の家族の出身だそうです。


Edmar Colonはプエルトリコ出身のジャズ・サックス奏者として世界的に活躍するだけでなく、エスペランザ・スパルディングのグラミー賞受賞作品『12 Little Spells』やテリ・リン・キャリントンのアルバム『Waiting Game』でもオーケストラのアレンジを務めたり、ボストン・ポップスや、DCのナショナル・オーケストラに委嘱作品を提供するなど、作曲家としても幅広く活躍しています。
私、曽根麻央とは実は、16歳の時からの親友で、いまだに月に30-40分は電話をする仲です。お互いの実家に何度も行ったことがあります。数多くのステージも一緒に演奏してきました。


現在私たちは、100年前とは形は違うけれども、さまざまな社会問題の中に生きています。『Rhapsody in Blue Reimagined』ではそんな現在の社会を投影するかのように再構築されました。


1. Rhapsody in Blue





有名なクラリネットのトリルが聴こえるかと思えば、ここではグリッサンドで駆け上がらずに、全く新しいイントロがこのReimaginedの世界に連れて行ってくれます。長3和音が短3度で降りてくる、ジョン・ウィリアムズのような、ウェイン・ショーターのような世界観で幕を開けます。
ガーシュウィンは「Rhapsody in Blue」ではドミナント7コードと短3度で動かすことで独特のブルージーな雰囲気を作り出していますが、7度の音がなくなるだけでとても斬新な響きになります。
>もう一度トリルがあらゆる楽器から聴こえてくると、ようやくみんなが知るイントロが、しかしオープニングの世界観を残すオリジナルのイントロが展開されます。

ピアノが登場してからしばらくは原曲の再現を行いますが、すぐに中東の雰囲気を予感させるモチーフも登場し始めます。
有名なピアノのフレーズでは同時にボンゴが登場し、ラテンアメリカの音楽が少しずつ顔を見せます。その後ゆったりとしたソンのリズムが現れ、ダニーロ・ペレスやダヴィ・サンチェスのような現代のラテンジャズのセクションが登場します。その上でウェイン・ショーターのオーケストラ作品のような細やかなフレーズが登場し始めます。と思うとリズムは急にさっていき、徐々に次の世界へと向かいます。

ピアノの原曲パートをインタルードとしてを挟み、そのあとは中東の世界観へ一気に観客を連れていきます。

そのあともう一度舞台はラテンジャズに戻ります。繰り返されるベースラインとグルーヴが特徴的です。マイケル・ブレッカーの『Wild Angle』を思わせる曲想が聴こえてきます。

その後、アレンジャーであるEdmar Colonのソプラノ・サックスソロに移ります。
彼のソロはウェイン・ショーター的でありながら、音色やフレーズは私とColonの共通の師である、デイヴ・リーブマンを思わせてくれます。彼のソロで一旦曲は第一クライマックスを迎えます。
と同時にキューバのリズムLulabancheが演奏されます。その上で西洋的なマーチのようなリズムが重なり原曲のモチーフが演奏されます。そのモチーフはさらに複雑なハーモニーへ誘導します。原曲の減5度のピアノフレーズも聞こえてきます。原曲のピアノ譜をもとに展開させた見事なアレンジです。さらに原曲にもある短3度の音形も入れつつ音楽を展開します。

そしてまた一つの区切りがくると原曲のピアノソロに入ります。
このト調のピアノソロの部分は、原曲の中でもピアノの聴かせどころなので、そのままというのは原曲ファンとしてもとても嬉しいですね。そのパートもところどころ中東の鼓笛隊が顔を出します。

そしてピアノパートを終えると通常であれば有名なホ調のバラードのテーマですが、なんと中国の1弦ヴァイオリンと琴によって奏でられる大胆なアレンジになっています。
そのあとに続く原曲オーケストラによる、ホ調のメロディーの提示部にも中国のサウンドがプラスされることで、この曲の新たな魅力と世界観を追加してくれています。

その後の原曲中最も難関と言われるピアノのリズミカルなパートは、Edmarの故郷であるプエルトリコ南部のリズムPlenaになっています。そのままPlenaのリズムの上でPlenaのリズムを奏でながら登場するEdmarのソプラノサックスソロがあります。そのモチーフをフルートが引き継ぎ音楽を原曲に引き戻します。そして音楽は一気に最終局面に向かいます。
原曲に忠実にありつつ独自のハーモニーとPlenaやプエルトリコのもう一つのリズム、Bombaのリズムが加わります。
そして、フィナーレでは原曲と、このバージョンのイントロをの再現を見事に合体させ、クライマックスを迎えます。


2. Study in Blue

これはショパンの夜想曲とガーシュウィンのラプソディーを掛け合わせてアレンジしなおしたものでLara DownesとEdmar Colonのデュオとなっています。
ショパンとガーシュウィンが混じり合う繋ぎのぶぶんはまるでモリコーネの映画音楽のようでとても美しいのでぜひ聴いてみてください。


それではまた次回。


文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title :『Rhapsody in Blue Reimagined』
Artist : Lara Downes
LABEL : Pentatone
発売年 : 2024年



【SONG LIST】

01.Rhapsody in Blue (arr. Edmar Colón)
02.Study in Blue (arr. Edmar Colón)
03.Commentary Track



曽根麻央『プレイズ・スタンダード』

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トランペット/ピアノの"ジャズ二刀流"として話題の曽根麻央がソロピアノで紡ぐスタンダードソング集が全国発売決定!
往年のジャズの名曲をフレッシュな感性で解釈。
抒情性と気品に彩られた曽根のジャズ・ミュージシャン、ピアニストとしてのアティテュードが表現されている作品に仕上がった。


曽根麻央『プレイズ・スタンダード』


1.Reflections in D
2.Serenade
3.In Your Own Sweet Way
4.The Star-Crossed Lovers
5.Wave
6.Stella by Starlight
7.All The Things You Are
8.Luminous (Piano Solo Ver.)
9.I Loves You, Porgy
10.Lady Luck11.Danny Boy
12.Home (Piano Solo Ver.)
13.Some Other Time
14.Ask Me Now
15.The Days of Wine And Roses
16.What A Wonderful World

Mao Soné (piano, trumpet)


曽根麻央のその他情報はウェブサイトへ

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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』2022.11『Speak No Evil / Wayne Shorter』2022.12『The Revival / Cory Henry』2023.1『Complete Communion / Don Cherry』2023.2『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』2023.3『Without a Net / Wayne Shorter』2023.4『LADY IN LOVE / 中本マリ』2023.5『Songs Of New York / Mel Torme』2023.6『Covers / James Blake』2023.7『Siembra / Willie Colón & Rubén Blades』2023.8『Undercover Live at the Village Vanguard / Kurt Rosenwinkel』2023.09『Toshiko Mariano Quartet / Toshiko Mariano Quartet』2023.10『MAINS / J3PO』2023.11『Knower Forever / Knower』2023.12『Ella Wishes You A Swinging Christmas / Ella Fitzgerald』2024.01『Silence / Charlie Haden with Chet Baker, Enrico Pieranunzi, Billy Higgins』

Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

神野美伽「SIZUKO!QUEEN OF BOGGIE 」4/17リリース!:ライブ情報 / LIVE INFO

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神野美伽が4月17日にアルバム『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE』を発売する。
このアルバムは全編が笠置シヅ子のナンバーで構成。
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」内で披露され、話題を呼んだ幻の楽曲「大空の弟」を始め
「買物ブギー」「ラッパと娘」「大阪ブギウギ」「ジャングル・ブギー」など、珠玉の名曲11曲を収録。

神野は以前から笠置シヅ子を尊敬しており、自由でエネルギッシュなスタイルに影響を受けているという。
Web版「婦人公論.JP」では笠置シヅ子をテーマにエッセイを連載するほどで
2019年には音楽劇『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE~ハイヒールとつけまつげ~』で笠置シヅ子の生涯を演じた。

テレビ番組のほか、コンサートやJAZZイベントに出演する際も笠置シヅ子の歌唱依頼が多い神野。
そんな数々の要望に応え待望のリリースとなる今作は、JAZZ/フュージョン界のスターが多数参加。
クリヤ・マコトをバンドリーダーに、本田雅人、中川英二郎、松井秀太郎といったホーンセクションが神野のパワフルな歌を支えている。

またCDジャケットは、芸人でありながらアーティストとしてマルチな才能を発揮する野性爆弾 くっきー!によるもので、ポップアート的なヴィジュアルにも注目。
令和の日本にブギウギを響かせる!そんなただならぬエナジーを感じる作品が放たれます!

リリース後は、Gentle Forest Jazz Bandとのコラボコンサートや、コットンクラブでのレコ発ライブ、
またジャズフェスへの参加も予定。今後の動向も見逃せません。




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Gentle Forest Jazz Band with 神野美伽
『あの頃の、ビッグバンドと、ブギウギと』



【日時】
2024年5月18日(土)
開場15:30 / 開演16:00


【出演】
GENTLE FOREST JAZZ BAND
神野美伽


【場所】
春日井市民会館
愛知県春日井市鳥居松町5丁目44番地


【チケット】
一般¥5,000、PiPi会員¥4,700、U-25 ¥2,500、【学生の特券】小中高生¥500
※税込み、全席指定、当日券同額
※未就学児入場不可、小学生は要保護者同伴


【問い合わせ】
かすがい市民文化財団 0568-85-6868
https://www.kasugai-bunka.jp/archives/39805


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Gentle Forest Jazz Band with 神野美伽
『あの頃の、ビッグバンドと、ブギウギと』



【日時】
2024年5月18日(土)
開場15:30 / 開演16:00


【出演】
GENTLE FOREST JAZZ BAND
神野美伽


【場所】
春日井市民会館
愛知県春日井市鳥居松町5丁目44番地


【チケット】
一般¥5,000、PiPi会員¥4,700、U-25 ¥2,500、【学生の特券】小中高生¥500
※税込み、全席指定、当日券同額
※未就学児入場不可、小学生は要保護者同伴


【問い合わせ】
かすがい市民文化財団 0568-85-6868
https://www.kasugai-bunka.jp/archives/39805


公開車庫 如月・弥生ツアー2024年2月21日~3月24日:ライブ情報 / LIVE INFO

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2022年12月に結成された神秘のDuo「公開車庫」
メンバーは、パーカッショニストのヤヒロトモヒロと、ベースやギターなどをマルチに操る宮田岳。
LIVEのタイトルなのか、Duo名なのか本人たちもわからないままに命名され
関東圏、西日本、東日本にてLIVEやツアーを展開。多様なリズムと音楽性で空間を沸かせてきました。

そんな彼らのツアー
~異次元の音の交差点、ものがたり~
が今月よりスタート!独特の世界観をぜひお見逃しなく!

また今年7月より、アルゼンチンのシンガーソングライター、フロレンシア・ルイスを招いた
「Florencia Ruiz &公開車庫」日本ツアーも予定しているとのことです。こちらも楽しみですね!

 




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【公開車庫 如月・弥生ツアー2024 ~異次元の音の交差点、ものがたり~】


【開催期間】
2024年2月21日(水)~3月24日(日)


【出演】
ヤヒロトモヒロ(perc,vo)
宮田岳(b,g,vo)


◆ 2/21(水) 東京・高円寺 ジロキチ 
開場 18:30 開演 19:30
予約3500円 4000円 Charge+1drink order
1/24(水)19時よりSTAGLEEにて予約受付 
※事前支払無し ※整理番号発行します
https://www.staglee.com/events/8269  
JIROKICHI Youtubeチャンネルより同時生配信
https://www.youtube.com/c/LiveMusicJIROKICHI
JIROKICHIオンラインショップにて『後売りチケット』を販売
https://jirokichi.official.ec/ *公演日当日~4日間
杉並区高円寺北2-3-4 高円寺ビルB1
TEL&FAX: 03.3339.2727 (18:00-24:00)


◆ 2/23(金・祝) 茨城・つくば aNTENA
「アンテナマルシェの日」
マルシェ開始 11時、ライブ開始 15時 
*14時ぐらいから公開リハーサルも観られます!
LIVE 前売 2,500円 当日 3,000円(別途1ドリンク)
茨城県つくば市天久保1-6-12 くいだおれビル地下1階
予約、問:090-7280-0139 antena721@icloud.com


◆ 2/24(土) 茨城・水戸 にのまえ
開場17:00 開演18:00
入場料¥4,500(中南米料理ミニコース付き¥6,500)
お食事をご希望の方は17:30までにお越しください
水戸市末広町 3-7-15
TEL 029-303-6058
http://ninomae-mito.com/


◆ 3/17(日) 埼玉・上尾 プラス・イレヴン
埼玉・上尾 プラス・イレヴン 同時配信LIVE
開場 17:30 開演 18:00 
ミュージックチャージ¥3,300(飲食代別)
埼玉県上尾市仲町1-2-15 吉沢ビル1F 
pluseleven.ageo@gmail.com 
予約フォーム:
https://www.pluseleven-ageo.com/


◆ 3/20(水・祝) 神奈川・横浜 STORMY MONDAY
開場17:00 開演18:00 /2stages/入れ替え無し
17:00にご予約番号順のご入場・全席自由
ticket:各別途2オーダーが必要です
前売券 ¥3,000+消費税 :当日のご精算です
当日券 ¥3,500+消費税
前売券のご予約 Web予約 (優先)・電話予約で承ります。
・Web予約
受付期間 1/20 (土) 17:00〜3/19 (火) 23:00
https://stormymonday.jp/reservation
・電話予約
受付期間 1/26 (金) 17:00~3/20 (水・祝) 17:00まで
TEL 045-664-2085
横浜市中区翁町1丁目3-3 第3ヤチビル 2F
https://stormymonday.jp/


◆ 3/21(木) 静岡 Pimper's Paradise
出演:公開車庫<ヤヒロトモヒロperc,vo、宮田岳b,g,vo,etc>
Guest:岡村吉晃g
BABALETS ACOUSTIC<米森正樹vo&岡村吉晃g>
開場 19:30 開演 20:00
前売 2,500円 当日3,000円(各+1d 500円)
静岡市葵区七間町8-6寿司勝ビル1F
TEL 054-273-8648
https://www.instagram.com/pimpers_p/?hl=ja


◆ 3/22(金) 愛知・名古屋 Cedar's
開場18:30 開演19:00
前売3,000円 当日3,300円(drink別)
名古屋市中区栄 3-11-13 GKビルB1F 
予約先 TEL 052-212-5969
HP下段の送信フォーム
http://cedars-nagoya.com/


◆ 3/23(土) 岐阜CROSSROADS (adapter②)
オープニングアクト:ミレマ
坂巻めぐみVo Gt、村木伸輔Gt
石崎マキDr、かいだむつみAcc
開場18:00 開演19:00
前売3,000円 当日3,300円(+1order)
岐阜市金園町1-8 MAZAL(マザール)ビル1F
Tel: 090-1743-7696(adapter市川)


◆ 3/24(日) 静岡・磐田 CAFE & DININGBAR ZUCCA
開場15:00 開演15:30
3,000円(ワンドリンク付)
磐田市中泉1丁目6-13
予約・問 TEL 0538-30-6767(月~土曜日 18:00~23:00)
Mail:t.ii@ck.tnc.ne.jp



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【公開車庫】
渡辺香津美、山下洋輔、じゃがたら、s-ken との活動をはじめ、自己の企画 Dos Orientales、GAIA CUATRO 等で活動の
場を世界に広げているヤヒロトモヒロ。黒猫チェルシーでデビュー後、頭脳警察、Jagatara2020 など日本のルーツロック界で活躍する一方、NHK、Eテレ番組
「シャキーン!」の「がっちゃんのドキドキ世界」に出演していた才能あふれる若きベーシスト宮田岳。
2022 年 12 月ヤヒロトモヒロの誘いで宮田岳と Duo「公開車庫」を結成。LIVE のタイトルなのか、Duo 名なのか本人たちもわからないまま、命名される。
初西日本ツアーは、予想外におどろおどろしいサウンドが受けると同時に、彼らの自作の曲や歌声はどこか懐かしいフォークの香りがするロックと好評。多様なリズムと音を満喫、歌は何故か癖になる独特の魅力を秘めている。

音響的理想を追求した五角形のかたちをした軽井沢大賀ホールにて
ジャズピアノのマイスターとも称されるユキ・アリマサによるソロ・コンサートを開催。

第1部はクラシック曲のフリーインプロヴィゼーションと
軽井沢大賀ホールで2016年に録音した演奏アルバム「Dimensions」からの曲を中心に。
そして第2部はジャズ・スタンダード、ポピュラー、オリジナル曲などを、当日の会場の雰囲気に合わせて演奏します。

自然豊かなロケーションで
音楽の美しさと即興のすばらしさに包まれる。
春の訪れを感じに、ぜひ足をお運びください。



 
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【ジャズ・ポエトリィ~冬の終わり】 
音の波に包まれる、ユキ・アリマサピアノコンサート
~バッハ、ドビュッシーのフリー・インプロヴィゼーションからジャズ・スタンダードまで~



【主催者メッセージ】
「ジャズ」と聞いた時に思い浮かべるイメージと、このコンサートはずいぶん違うものになるかもしれません。いや、ジャズそのものだったと思われるかもしれません。 軽井沢大賀ホールという特別な音響空間で、20世紀の優れたピアニストとして名高い、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ氏が選んだという特別なピアノで、クラシックのフリー・インプロヴィゼーションからジャズ・スタンダード、ポピュラーまで、ユキ・アリマサさんがピアノで創り出す音楽の世界に浸っていただける特別な時間です。この時間を皆様とご一緒できれば嬉しく存じます。


【日時】
2024年3月30日(土)
13:45開場、14:30開演
(16:30終演予定)


【出演】
ユキ アリマサ


【場所】
軽井沢大賀ホール
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東28−4
※軽井沢大賀ホールには専用駐車場がございません。
公共交通機関をご利用いただきますよう、ご理解ご協力をお願い申し上げます。


【チケット】
全席自由  
前売り券 3,500円 当日券 4,000円 

・4歳以上の方がご入場いただけます。7歳以上の方はチケットが必要です。
・当日券は残り席がある場合、午後1時より会場入り口で販売いたします。

軽井沢大賀ホールチケットサービス 
※公演1日前まで、電話予約を承ります。
TEL: 0267-31-5555(10:00~18:00 ※ 休館日を除く)
イープラス
チケットぴあ


【問合せ】 
ソラリス・コンサート事務局 
music@solarispace.com


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【ユキ・アリマサ】(ピアニスト)
1961年東京生まれ。
3歳よりピアノを習い始め12歳でジャズピアニスト、オスカーピーターソンの演奏を聴き、Jazzに魅了され以降独学で勉強を始める。
1983年玉川大学英文科卒業後渡米、バークリー音楽大学でピアノ、作編曲を学ぶ。在学中はピアニスト/アレンジャーとしてハンクジョーンズ賞、デュークエリントン賞を受賞。
1986年卒業後バークリー大学ピアノ科助教授として指導にあたる。同年、初リーダーアルバム「Bitter Life of Scarecrow」の制作を機にアメリカ国内外の数々のアーティスト、ジャズグループと共に、ピアニスト/アレンジャー/コンポーザーとしてアルバム制作、演奏活動を続ける。その繊細でイマジネーションに溢れるソロやアレンジはボストングローブ紙、ボストンヘラルド紙でも好評を博す。
1996年に15年間の在米生活後帰国。
原大力(Drums)、佐藤ハチ恭彦(Bass)からなるユキ・アリマサトリオを結成し「Tell Me Where The Music Is」を発表。以降、音楽プロデューサー/アレンジャーとして日本の数々のジャズアーティストのアルバム制作に参加。近年は、ソロピアノ、デュエットと多彩な表現に取り組んでいる。2011年にソロアルバム「Forest」をリリース。2012年よりTPT原朋直とデュエットプロジェクトを始動し、オリジナル作品集「Vol.One」、スタンダード集「The Days of Wine and Roses」をリリース。2016年には、クラシックの楽曲を即興演奏の素材にしたソロアルバム、「Dimensions」を発表し、幅広い音楽ジャンルでのインプロビゼーションの可能性を追求する。最新作は、ギタリスト荻原亮とのデュオアルバム「Nightmarish Paradise」
2000年より洗足学園音楽大学ジャズコース教授として、ジャズソルフェージュを開設、また横浜芸術文化財団主催の小学生向けジャズ講座を開催。2016年には各国の音楽家同士のコミュニケーションや教育目的のワークショップなど芸術振興に携わる法人として活動を開始すべく一般社団法人Artist Greenを設立。以来、教育系ジャズフェスティバル、「和 Meets Jazz」の音楽プロデュース、マニラ、台北でのワークショップ/コンサート、モントルージャズ in 川崎やシンガポールのジャズコンペティションの審査員など、後進の育成にも注力している。
ユキ・アリマサ オフィシャル・サイト

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