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bar bossa vol.73

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vol.73 - お客様:花崎章さん

【テーマ:自分の人生の10曲】


いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

今月は大和広告代表取締役の花崎章さんをゲストにお迎えしました。


林;いらっしゃいませ。早速ですがお飲み物はどういたしましょうか。


花崎;Nega Fuloでカイピリーニャをおねがいします。


林;ネガフロ、お好きなんですよね。かしこまりました。さて、お生まれと小さい頃の音楽の環境を教えていただけますか?


花崎;1969年。広島県の福山というところで生まれました。母親がクラシック好きで、とくに壮大なオーケストラものが大好物でした。胎教~乳幼児期まではよく聴いてたようですね。幼い頃ピアノを習ってましたが、リズムプログラムが使えるエレクトーンに俄然惹かれてしまい、途中からはヤマハエレクトーン教室に通ってました。


林;僕と同い年ですよね。ピアノからエレクトーン、わかります。最初のレコードは?


花崎;小学校時代はじめて買ったレコードは、たしかゴダイゴの「銀河鉄道999」だったと思います。


林;おっと、僕も999です。僕は映画のサントラでしたが。時代ですね。中学はどうでしたでしょうか。


花崎;中学に入学してからは洋楽をメインに聴くようになりました。FMをエアチェックして、気に入ったアーティストや楽曲を地元のレンタルレコード屋(YOU&I)で借りて、ライブラリを増やしていってましたね。当時はおおらかで、借りたレコードをそのまま近くのダイイチという地元の家電量販店に持ちこんで、友達と一緒に展示品のミニコンポでダビングしてそのまま当日返却させてもらってました。


林;ええ!


花崎;中学1から2年年頃はFMレコパルとFM STATION、その後高校生まではFM STATIONとFM Fanを愛読してました。鈴木英人さんのイラストを眺めては、アメリカ西海岸に自分が暮らしてるシーンなんかを妄想してたりしましたね。

中高生時代は、両親の会社の同僚の「関戸さん」というオーディオマニアの影響でハイファイオーディオに興味を持っていきました。自宅のオーディオルーム(納屋?)の屋根裏に吸音材詰めたり、扉に鉛入れたり、スピーカーの上にシーサーを置いたり、ウーファーとスコーカーとツイーターそれぞれに別のパワーアンプをかませて音の変化をよろこぶ。音楽ごとにカートリッジを替える。

そんな オーディオ変態の関戸さんの影響で、私は「ミノルムセン」というお店に出入りするようになりました。こうして私は中学生の分際で、おじさま達のじつに味わい深いオーディオ談義に触れる機会を得たのです。


林;林 なるほど。


花崎;このおかげでフュージョンへの興味が強くなってきました。カシオペアや松岡直也、渡辺貞夫、George Benson、Weather Report、Earl Klughなどをよく聴いてたと思います。 とくに重要なアーティストとの出会いはPaulinho da Costaですね。今考えると彼の「Sunrise」というアルバムがブラジルに興味を持つきっかけになりました。

とはいえ、基本は全米ポップチャートで、FM東京系列で放送されていたAmerican Top 40など聴きながら、徐々に好きなジャンルが絞り込まれていったように思います。当時はまだヒップホップがポップチャートに登場するのは稀でよく知りませんでしたが、RogerやCameoからファンク(ブラックミュージック)が好みの音楽だってことは高校生のときになんとなくわかってきました。


林;花崎さんの原体験で、オーディオでどう響くかって大きそうですね。さて高校を卒業してどうでしたか?


花崎;高校を卒業して東京に出てきました。志望大学には受からなかったんですが、もう気分が上京モードだったんですね。東京での浪人生活スタートです。

私が上京した1988年はちょうどJ-WAVEが開局した年でして、バイリンガルのMCと洗練された選曲で田舎者の私には衝撃でした。聴きまくってました。受験勉強どころではありません。とくに「サウージ サウダージ」はブラジル、中南米の音楽に本格的にのめり込むきっかけに。日曜日の夕方という時間帯も最高でしたね。


林;全く同じ時期に「サウージ サウダージ」聞きましたよ。


花崎;大学時代にはブラックミュージック界隈にハマりました。ちょうどニュージャックスイングとかニュースクールが流行っていて、やがて六本木に通うようになりました。Droopy Drawersやサーカスでよく踊ってましたね。帰りにはWinnersでお店でかかっていた曲を手に入れるのが定番コース。六本木までの定期が欲しくてバイト先も六本木にしちゃいました。

その後もっとラクに通えるバイト先を求めて、環八の近くにあったSomething Elseというライブレストランバーで働き始めました。ここでは毎日いろんなジャンルのバンドが入れ替わりでライブをやるお店で、バイトしながらいろんな音楽に触れられるいい職場でした。六本木より仕事ものんびりしてましたし。PAさんとも話す機会があって、あたらしい音楽について教えてもらえることもありました。

このお店でもやはりブラジリアンの魅力を再認識できましたね。出演者とオーディエンスとの濃密かつ独特な一体感がたまらないのです。まずはこのお店で知った音楽を千歳烏山のYou&Iで借りてみて、その中で本当に気に入った作品を少しずつ買い足していきました。当時の烏山You&Iには当時でいうところのワールドミュージックがなぜか充実していて、ほんとうに助かりました。


林;あの時期、レンタルCD店は本当に助かりましたよね。


花崎;社会人になって初めてのボーナスでターンテーブルとミキサーを買いました。ここから10年は給料の大半をレコードにつぎ込みました。

DMR,Record Finder,HotWax,El Sur,Ultraなどなどよく通ってましたが、そういえばBar Bossaのお店を知ったきっかけは、Mr.Bongoにあったフライヤーでしたね。以来20年林さんにはお世話になってます。


林;そうなんですよね。僕、Mr.Bongoに「フライヤーおいてください」って営業に行ったんです。それで来てくれたお客様、もしかして花崎さんだけなのかもです。でも今思うと、あの時、営業して良かったです。ところでこれからの音楽はどうなると思いますか?


花崎;未来読みというよりも希望を一言。新しい音楽との素敵な出会いが一人でも多くの人に一つでも多く訪れるようなディストリビューションを実現してほしい。個人的には、セレンディピティこそが音楽ファンにとって最大の醍醐味と思っています。


林;これからはどうされる予定でしょうか。


花崎;引き続き生きていきます。命あるかぎり。


林;生きましょう。さて花崎さんの選曲ですが、テーマは「自分の人生の10曲」ということですね。では行ってみましょう。


01. Mateo Stoneman / Sabor a Mi



花崎;なぜマテオのCDが我が家にあるのか?いつどのように知り、入手したのか?まったく記憶にございません。きっとどこかで酩酊ちゅうに聴き惚れたんでしょう。赤ワインでも飲みながらこの曲がかかったら、そりゃそうなるしかないですね。


林;あれ? 花崎さん、こういうロマンティックなのも聞くんですね。意外でした。


02. Lisa Ekdahl / I get a kick out of you



花崎;39:45あたり (※Spotifyでアルバムバージョンを聴くことができます。)
スウェーデンのブロッサム・ディアリー。と言われてるかどうかは知りませんが、とにかく彼女の声と歌い方はクセになります。
99年。東京での生活をひと区切りつけた私は、イタリアとフランスを2ヶ月間フラフラしていました。その道中、シチリア・パレルモのCDショップ店内でかかっていて即買いしましたね。そのショップの近所にある魚介の美味しいリストランテのおじさんを思い出します。


林;ああ、イタリア語を習って、ヨーロッパに行ってた時期ありましたね。なるほど、こういうの聞いてたんですか。


03. Maria Rita / Coracao a Batucar



花崎;ブラジルが誇る天才エリスとセーザル・カマルゴ・マリアーノの娘の彼女。いい曲はいっぱいありますけど、この曲のとくにライブDVD「O Samba em Min」でのパフォーマンスは観客との一体感、キーボードの渾身のソロなどなど身震いポイント多数。
CDじゃなく断然DVDがいいですね。CDは演奏終了後の観客の大合唱がカットされてます。


林;花崎さん、アナログレコードもDVDもスポティファイもYou&Iも全部、並列に使ってますね。僕としてはそれが花崎さんらしい感じがします。


04. Paulinho da costa / I'm going to Rio



花崎;オーディオ変態なおじさま方との交流のなかで、雑誌「オーディオアクセサリー」上のリファレンス音源として紹介された本作を発見。
ほのかに漂う程度のブラジル風味ですが、中学生(高校生かも)にはインパクト十分。いまに通じるブラジル音楽への入口になった、一生忘れられない作品です。当時発売された日本盤はパウリーニョ名義ではなくL.A.ザ・セッションというネーミングがじつに味わい深い。


林;10代にこれに出会ってるんですね。環境って本当に人によって違うものですね。


05. Guy / Groove me



花崎;いまやメガネ男子の私の知られざる過去といえば、元ダンサーだったってこと。
とくにニュージャックスウィングには格別の思い入れがありまして、テディ・ライリーには感謝してもしきれません。

バブルな六本木の夜にはNJSがいちばんハマります。しかし今あらためて観てみると...なんだかちょっと恥ずかしいな...


林;いやいや、同世代として全然恥ずかしくないですよ。やっぱりニュージャックスウィング、カッコいいです。キャッチーでクールですよね。これから何度も再評価くる音楽だと思います。


06. Roger / I want to be your man



花崎;高校生のころに聴き倒した曲です。たしか80年代から90年代にかけて何度かZappとして来日していて、2回ほど行きました。根っからのエンターテイナーですね。ロジャーとのコール&レスポンス、楽しかったなあ。

はじめて行ったZappのライブの帰り、一枚のフライヤーを受け取りました。これが、当時ディスコをたまり場に遊ぶ謎の集団Macro Clubに私が参加するきっかけになったのです。


林;ああ、僕もZapp好きでした。六本木で遊ぶ花崎さんが目に浮かびます。


07: De la Soul / Say No Go



花崎;ホール&オーツのわかりやすい元ネタで「あーヒップホップでこういうことなのね」ということを直感的にわからせてくれた曲です。ヒップホップなら断然ニュースクール。ニュースクールなら俄然デ・ラ・ソウルです。個人的に。クラブチッタ川崎のオールナイトイベントが懐かしい。


林;やっぱり同い年だとなにかと重なりますね。デ・ラ・ソウル、僕も大好きでした。


08: Luis Carlos Vinhas / Boss's Tres, Leny Andrade, Peru Ribeiro
Rio de Sol Maior- Rio- Coisas do Dia- Estamos Ai- Feitinho Pro Poeta- Garota de Ipanema




花崎;イパネマのヴィニシウスバーでルイス・カルロス・ヴィーニャス本人に会ったことがあります。たまたま宿泊したホテルの一階でパフォーマンスしていたミュージシャンに連れられていった彼のライブは素晴らしかった。ライブが終わると、とっても気さくに話してくれました。手売りのCDにサインもしてくれました。いい人でした。Gemini Vなどなど、彼がらみのメドレーは名演が多いですよね。


林;ルイス・カルロス・ヴィーニャスと話したことがある日本人って何人いるんでしょう。なんかいい人そうですね。


09: Marcos Valle / Nao pode ser



花崎;マルコス・ヴァーリが好きなもので、なにか選ばないわけにはいきません。
90年代後半にバールボッサによく来ていた東大軍団のひとり、◯◯君(不覚にも名前忘れちゃいました)とこの曲が好きだという話題で盛り上がったのを、なぜかよく覚えています。曲後半の空中自由に飛び回るような目眩く展開が気持ちいいですね。

そして同時に、林さんと一緒に◯◯君に会いに駒場祭に行ったことも思い出されます。あの日下北沢のカレー屋で汗噴き出して大爆笑された苦い思い出とともに。


林;それ、伊崎くんですね。東大法学部出て、東芝を辞めて、実家のお素麺の会社を継いでますね。このアルバムの最後の曲ですね。ほんと良い曲です。僕も確か一緒に盛り上がったの覚えています。さて、最後の曲ですが。


10: Jackie Paris&Anne Marie Moss / I believe in you/ You've made me so very happy



花崎;夫婦デュオ好き、ライブ好きの私としては選ばざるを得ないですね。
彼らやジャッキー&ロイのような夫婦デュオは、どんな曲を歌っても独特の親密感とか、多幸感を感じることができていいですね。どちらもおしどり夫婦だったに違いない。そのはずだ。たぶん。


林;なんか最後に含みがありますが、確かにこういう演奏、すごく多幸感ありますね。ライブ録音ならではです。


花崎さん、今回はお忙しいところどうもありがとうございました。誰にも選曲できない花崎さんならではの10曲でしたね。

花崎さんが代表を務める会社はこちらです。 
https://www.daiwa-ad.jp/


さて、みなさん、やっと9月になりましたがいかがですか。
まだまだ暑い日が続きますが、良い音楽を聴いて乗り越えましょう。
それではまた来月こちらのお店でお待ちしております。

bar bossa 林伸次


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■Bar bossa林さんが選曲したコンピレーションアルバムが11/16リリース!

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■タイトル:『Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa』
■アーティスト:V.A
■発売日:2016年11月16日
■レーベル: ユニバーサル ミュージック
■品番:UICZ-1646

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【収録曲】
1.Blossom Dearie / It Might As Well Be Spring
2.Bill Evans / Soiree
3.Paul Desmond / Emily
4.Bill Evans Trio / Elegia
5.Quincy Jones and His Orchestra / Dreamsville
6.Gerry Mulligan / Night Lights
7.Vince Guaraldi Trio / Great Pumpkin Waltz
8.Cal Tjader / Just Friends
9.Shirley Scott/Can't Get Over The Bossa Nova
10.Blossom Dearie / Give Him The Ooh-La-La
11.Burt Bacharach / I'll Never Fall In Love Again
12.NICK De CARO and orchestra / I'M GONNA MAKE YOU LOVE ME
13.Blossom Dearie / Sweet Surprise
14.Beach Boys / Caroline No
15.Burt Bacharach / Alfie
16.Milton Nascimento / Catavento
17.Earl Klugh / The April Fools
18.Danilo Perez/Another Autumn


【林 伸次 近著】

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■タイトル:『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』
■著者:林 伸次
■発売日:2016年9月9日
■出版社: DU BOOKS
■金額:¥1,728 単行本

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「このビール、ぬるいんだけど」とお客さまに言われたら、あなたならどう対応しますか?
その都度悩んで、自ら回答を見つけてきた渋谷のバーのマスターの約20年。
楽しく経営を続けられたのには理由がある!

「バーの重たい扉の向こうには、お客さま、店主、お酒......その他たくさんの物語が詰まっています。ぜひ、あなたもその物語に参加してみてください。」
――本文より


「bar bossa」アーカイブ

vol.1 「モニカ・サウマーゾ」 ・vol.2 高木洋介 ・vol.3 「クリスマス・ソングのボサノヴァ」 ・vol.4 柳樂光隆 ・vol.5 「1960年代当時のブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.6 松原繁久 ・vol.7 「1970年代から1980年代までのブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.8 中村ムネユキ ・vol.9 「現代のブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.10 江利川侑介 ・vol.11 「エレンコ・レーベル」 ・vol.12 田仲昌之 ・vol.13 「ルミアール・ヂスコス」 ・vol.14 定成寛 ・vol.15 寺田俊彦 ・vol.16 白尾嘉規 ・vol.17 「畠山美由紀『rain falls』 プロデューサー中島ノブユキ インタビュー」 ・vol.18 山本勇樹 ・vol.19 「ジノンさん ルシッド・フォールについて」 ・vol.20 大場俊輔 ・vol.21 「ブラジル人と演奏しているアメリカのジャズ・ミュージシャン特集」 ・vol.22 武藤サツキ ・vol.23 「Lucid Fall (The Best of)」 ・vol.24 筒井奈々 ・vol.25 「THE PIANO ERA2013」 ・vol.26 山上周平 ・vol.27 ジノン ・vol.28 東野龍一郎 ・vol.29 林伸次 ・vol.30 中村智昭 ・vol.31 齊藤外志雄 ・vol.32 染谷大陽 ・vol.33 稲葉昌太 ・vol.34 小嶋佐和子 ・vol.35 石郷岡学 ・vol.36 原田雅之 ・vol.37 松本研二 ・vol.38 塚田耕司 ・vol.39 岩間洋介 ・vol.40 中村信彦&真理子 ・vol.41 白尾嘉規 ・vol.42 田仲昌之 ・vol.43 山本勇樹 ・vol.44 新川忠 ・vol.45 川嶋繁良 ・vol.46 田村示音 ・vol.47 山崎雄康 ・vol.48 上川大助 ・vol.49 町田和宏 ・vol.50 林下英治 ・vol.51 シュート・アロー ・vol.52 高橋悠 ・vol.53 沼田学 ・vol.54 庄野雄治 ・vol.55 山本のりこ ・vol.56 渡部徹 ・vol.57 小栗誠史 ・vol.58 相澤歩 ・vol.59 土田義周 ・vol.60 榎本善一郎 ・vol.61 町田洋子 ・vol.62 影山敏彦 ・vol.63 花田勝暁 ・vol.64 宮川泰幸 ・vol.65 林伸次 ・vol.66 高原一実 ・vol.67 松岡祐子 ・vol.68 宿口豪 ・vol.69 石亀政宏 ・vol.70 愛知アンディー有 ・vol.71 三原秀章 ・vol.72 キム・ジノン


bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

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