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JJazz.Net Blog Title

2025年1月アーカイブ

My First Jazz Vol.82-北川潔:My First Jazz

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Title : 『Full House』
Artist : Wes Montgomery


ジャズ・ベーシストの北川潔です。

僕が初めて出会ったジャズ・アルバムは、Wes Montgomery のライブアルバム『Full House』です。
メンバーは、Wes Montgomery(Guitar)、Johnny Griffin(Tenor Saxophone)、Wynton Kelly(Piano)、Paul Chambers(Bass)、Jimmy Cobb(Drums)というオールスターのバンドのライブアルバムです。

このレコードを買うきっかけは、高校3年生当時。僕はロックバンドを組んでいました。そのバンドのギタリスト、、Jeff Beck が大好きなギター小僧が、突如として George Benson のギタープレイにはまりまして。
その頃『Breezin'』というクロスオーバーのハシりのようなアルバムが出た頃。彼はそのアルバムに夢中になって、ロックからクロスオーバージャズに方向転換していったんですね。
その彼に「北川きけ~。めちゃいいぞ~。」と言われて聴き、お洒落で素敵だなと思って、その頃からジャズに興味を持ち始めました。
そして雑誌で George Benson が影響を受けたのが Wes Montgomery というギタリストだと知り「誰やねん」というところからアルバムを買って聴いてみようと。それで買ったレコードがこの作品です。

初めて聴いた印象としては、なんじゃらほい、さっぱりわからん、でした。特にベースが録音環境的にモコモコしていて、何をやっているかさっぱり分からず。ロック大好き高校生の自分にはとても地味な音楽という印象でした。
大学でベースを始めて、ジャズにどっぷり浸かるようになってからは、隅々まで聴こえてくるようになりました。

最近はサブスクなどでもコンプリート版が聴けるようです。
ジャズの醍醐味、臨場感がとても良く捉えられた良いアルバムだと思いますので、チャンスがあれば聴いてみてください。


北川潔



My First Jazz

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Title : 『Full House』
Artist : Wes Montgomery
LABEL : Riverside Records
RELEASE : 1962年



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【SONG LIST】
01.Full House
02.I've Grown Accustomed To Her Face
03.Blue 'N' Boogie
04.Cariba
05.Come Rain Or Come Shine
06.S.O.S.




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NY在住ジャズベーシスト北川潔、初のアナログ盤を二作同時発売!

ジャズピアニスト、ケニー・バロンのレギュラーメンバーとして、1988年に渡米して以来、ジャズの聖地ニューヨークの第一線で活躍し続けるベーシスト北川潔。
かねてよりCDでは売切れ状態となっていた2017年『Turning Point』と2020年『Spring Night』の二作品のアナログ盤を2025年2月19日(水)にリリース。
二作ともピアニスト片倉真由子、ドラマー石若駿と日本ジャズ界が誇る二人を迎え、至高のストレート・アヘッド・ジャズを聴かせる。






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北川潔   
1958年12月5日大阪生まれ。関西学院大学在学中よりベースを始め、関西のライブハウスに出演。1988年10月NYに移住。Blue Noteのアフターアワーズジャムセッションで当時ハウスバンドをしていたThe Harper Brothersと知り合い、89年同グループに参加、9月老舗ジャズクラブThe Village Vanguardに出演、その演奏はアルバム"Remembrance:Live At The Village Vanguard"としてリリースされる。
1993年、Tommy Flanagan TrioでNYのクラブに出演。同年Jimmy Heath Quartet及びKenny Garrett Trioに参加。 翌年にはKenny Barron Trioにも参加する。その後,Andy Bey Group, Terell Stafford Quartet, 小曽根真トリオ, Ben Riley's Monk Legacy Septetなどで活動。2008年及び2012年にはMaria Schneider OrchestraのメンバーとしてJazz Standardでのサンクスギビングウィーク公演に参加する。
リーダーアルバムはKenny BarronとBrian Bladeとのトリオで"Ancestry" "Prayer""Live in Japan" "Live at Tsutenkaku (DVD)", Danny GrissettとBrian Bladeとのトリオで"I'm Still Here"をいずれも澤野工房よりリリースしている。現在、Kenny Barron Trio/Quintet, Jon Faddis Quartet, Michael Rodriguez Quintetなどのレギュラーベーシストとして活動中。NYブルックリン在住。



Latest Album

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Title : 『Turning Point』
Artist : 北川潔
LABEL : Kamnabi Records
RELEASE : 2025年2月19日


【SONG LIST】
SIDE A
A1, Linden Blvd
A2, Pocono's Delight
A3, Thought #3
A4, Zero Gravity

SIDE B
B1, Turning Point
B2, Thought #4
B3, Backlash
B4, Summer Mist

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Title : 『Spring Night』
Artist : 北川潔
LABEL : Kamnabi Records
RELEASE : 2025年2月19日


【SONG LIST】
SIDE A
A1, Thought #5
A2, Wishy-Washy
A3, Believe It or Not
A4, Spring Night

SIDE B
B1, You Know What
B2, Cross the Line
B3, Forgiveness
B4, Thought #6





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【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。
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曽根麻央 Monthly Disc Review2025.01_Hal Crook : Hero Worship:Monthly Disc Review

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Title : 『Hero Worship』
Artist : Hal Crook


こんにちは、ジャズ二刀流ことマルチインストゥルメンタリストの曽根麻央です。今年もよろしくお願いいたします。
1月に入って気温もぐんと下がった気がしますがみなさんお元気ですか?僕はというと年中子供から風邪をもらってを繰り返していて、なかなか体調管理の難しい日々を送っています。
幸い演奏の機会は今年の前半は少ないのですが、作曲や編曲など今年も忙しく過ごしております。今年も一年頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


本題に入る前に一点宣伝をさせてください。
今年から日本屈指のバンドネオン奏者である三浦一馬さんと「Latin x Tango」という新しい企画を催すことになりまして、早速コンサートが東京と大阪で決定しました。

・2025年6月6日(金)19時開演(18時半開場)王子ホール
・2025年8月1日(金)19時開演(18時半開場)あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール

一般的にラテン音楽と呼ばれるものはどちらかというとジャズの影響をより濃く受けた南米の音楽、タンゴはクラシックの影響をより受けた南米の音楽というふうに思っていますが、今回はこの二つのエレメントを大胆に混ぜ合わせた新しいジャンル「ラテンタンゴ」の誕生ということをテーマに、新たなレパートリーを引っ提げて公演を行います。
演目もマニュエルdeファリャの「火祭りの踊り」などクラシックの曲から、バーンスタインの『West Side Story』、そして「リベルタンゴ」まで、なかなか異色の公演になるはずです。是非お越しください。

<チケット販売:イープラス>
https://eplus.jp/sf/detail/4240650001-P0030001P021001?P1=1221


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今日は僕のバークリー音楽大学の師でもある、トロンボーン奏者のハル・クルックの名盤『Hero Worship』を紹介します。ハル・クルックは1950年にロードアイランド州で生まれたトロンボーン奏者で、おそらくジャズの歴史上最も実力があり独創的なトロンボーン奏者の一人であると考えています。
しかし彼のキャリアはあまりにもバークリー音楽大学で30年以上教壇に立ち後進の指導に務めたことや、『How To Improvise』など即興演奏に関する数々の名著を書いたことに集約されがちです。しかも彼の生徒はエスペランザ・スポルディング、ロイ・ハーグローヴ、アントニオ・サンチェス、リオネル・ルイケなどあまりにも有名すぎて、彼らアーティストたちがが尊敬する何やら偉大な人としての印象が強すぎて、あまりクルック自身のアーティスト作品に触れられないことが多い気がします。この点は日頃から残念に思っています。

同時に彼の教師としての一面がらアーティスト像を見ることもとても面白いので、いくつかまとめてみます。


① 君のベストで音楽をよくするのには十分だ、という言葉
はじめに断っておくと、ハル・クルックの授業は厳しいです。映画の『セッション』の先生のリアル版と例える生徒もいました。自信を喪失したり、授業中に泣いて逃げ出す生徒はたくさんいました。しかしそんな授業の中でも「君のベストで音楽をよくするのには十分だ」という言葉は僕の中に強く残っています。だからそんなに気張るなよ、頑張りすぎるなよ、自然体であれよ、でも誠実であれ、という意味が込められている気がします。いつも音楽に対して誠実だった彼の姿勢を見習っている生徒は多いはずです。


② 大きい、小さい、それが人間が聞いて判断できる最初の情報
ハル・クルックは音楽の強弱を大事にしてました。「クラシックの音楽はppp(ピアニッシシモ)からfff(フォルテッシシモ)まで表現する。ジャズも即興も同じであるべきだ。大きい、小さいが人間が聞いて脳が判断できる最初の情報。音程はその後だからダイナミックスが一番大事。」という言葉もとても印象に残っています。


③ 即興では自分が今何をしているか明確に
ハル・クルックの即興演奏のアプローチは実に合理的です。練習やセッションの時、自分が何をしているかを理解することによって表現の幅を広げていこうとする人です。

・フォーム(形式)に従って演奏しているのか、それともフリーの演奏なのか
ジャズの代表的な演奏スタイルは、例えば何か有名な曲を演奏しているとして、もしその曲が32小節ならば、32小節を繰り返す、そのフォーム(形式)の中で即興を演奏するものです。これは一般的なルールで、セッション行ったらこのやり方をして世界中どこでも大丈夫といえます。一方でもしソリストが5人いた場合、長尺の曲となってしまいます。聞いている側は形式がずっと一緒だと同じ曲調で退屈してしまいますよね。

ハル・クルックの授業では曲が即興演奏の過程で長尺化した場合でも常にお客さんに興味を持ってもらうような、何か変化をつけることを求められます。一番代表的なのが、フォームで演奏するのか、それともフリーで形式を破っていくのか、即興演奏中に選択することを求められます。例えば前のソリストがフォームでソロを終えたのならば、自分のソロは最初はフォーム、途中からフリーへと変化させ、前のソロとの明らかな違いを作っていくことを授業で体験させてくれます。そしてまた次のソリストはフリーのソロを受け継いで、全く違う曲に切り替えて、その別曲をフォームで発展させ、また元の主題に戻る、などというテクニックも教えてくれます。これがハル・クルックが説くフォームvsフリーのコンセプトです。
授業では、特に自分が今何をしているかを明確に演奏で表現する必要があります。明確でないと一旦そこで演奏を止められて、「今何がしたかったの」と聞かれます。こうしたかったと自分の理想を言うと、ああ、じゃあ、とその即興演奏の流れにおいて最善の例を演奏して見せてくれる、それがハル・クルックです。
全てが整頓されていて、しかもそれが音楽的である素晴らしいアーティストなのです。自分が何をしようと即興していたのか、明確に理解することが表現の幅を広げるための一歩なのです。その代表的な例が、

・フリーの種類
Free:コード進行やタイムなど、形式を作る要素を省いた演奏スタイル
Free in Tempo:コード進行や拍子はその場で作るか、もしくは全くないかだが、一定のテンポはキープするフリー・スタイル
Free in Time:コード進行や拍子はその場で作るか、もしくは全くないかだが、元々の楽曲の拍子やテンポで演奏するスタイル
Free on Form:もともと存在する曲の形式の(伴奏などの)上で、それとは全く関係のない内容のソロをとる演奏スタイル

・今自分はソロを演奏しているのか、コンピング(ジャズの伴奏)なのか
ソロと伴奏の違いはモチーフ、特にリズミック・モチーフの繰り返しの多いか少ないかだ。コンピングは繰り返しが多い。


ここまでハル・クルックのアーティスト性を生徒目線で追ってみましたが、この『Hero Worship』という作品はトロンボーンにエフェクターをつけハーモニーを表現する、トロンボーンの新たな表現の可能性に迫った作品になっています。
この作品以降ハル・クルック・サウンドといえばこのエフェクター・サウンドとなりました。エフェクターを駆使することで、このアルバムのこの不規則編成のトリオは成り立っています。
編成はトロンボーン、ギター、ドラム。トロンボーンとギターがハーモニーを奏でられるという、ベースが不在のなんとも珍しい編成になっています。
しかもギターにMick Goodrick、ドラムにPaul Motianという名手が揃っています。ミック・グッドリックは同じくバークリー音楽大学の教授として知られていて、マイク・スターン、ジョン・スコフィールド、ジュリアン・ラージなどジャズ史を代表するギター奏者の先生として知られています。ポール・モチアンはジャズドラムの巨匠ですね。ビル・エヴァンス・トリオをはじめ自身のバンドでも広く活動しています。いつか彼のリーダー作品もこちらで取り上げます。


この作品の聞きどころはなんといってもこの3人の名手の会話のようなプレイ、そして本当に自由な演奏スタイルです。しかし、上記に挙げた今、曲を、形式に沿って演奏しているのか、フリーなのか、フリーでもどんなフリーなのか考えながら聞くと、また一つジャズの聴き方の楽しみが増えると思います。




それではまた次回、お元気で。


文:曽根麻央 Mao Soné



Recommend Disc

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Title :『Hero Worship』
Artist : Hal Crook
LABEL : RAM Records
発売年 : 1997年



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【SONG LIST】

01.Noticed Moments
02.Bluezo
03.A Simpler Time
04.Night And Day
05.Teen Mind
06.Cathedral Song
07.My Funny Valentine
08.Hero Worship
09.Falling Grace
10.You Do Something To Me




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「Monthly Disc Review」アーカイブ曽根麻央
2020.04『Motherland / Danilo Perez』2020.05『Color Of Soil /タイガー大越』2020.06『Passages / Tom Harrell 』2020.07『Inventions And Dimensions / Herbie Hancock』2020.08『Birth Of The Cool / Miles Davis』2020.09『Chet Baker Sings / Chet Baker』2020.10『SFJAZZ Collective2 / SFJAZZ Collective』2020.11『Money Jungle: Provocative In Blue / Terri Lyne Carrington』2020.12『Three Suites / Duke Ellington』2021.01『Into The Blue / Nicholas Payton』2021.02『Ben And "Sweets" / Ben Webster & "Sweets" Edison』2021.03『Relaxin' With The MilesDavis Quintet / The Miles Davis Quintet 』2021.04『Something More / Buster Williams』2021.05『Booker Little / Booker Little』2021.06『Charms Of The Night Sky / Dave Douglas』2021.07『Play The Blues / Ray Bryant Trio』2021.08『The Sidewinder / Lee Morgan』2021.09『Esta Plena / Miguel Zenón』2021.10『Hub-Tones / Freddie Hubbard』2021.11『Concert By The Sea / Erroll Garner』2021.12『D・N・A Live In Tokyo / 日野皓正』2022.1『The Tony Bennett Bill Evans Album / Tony Bennett / Bill Evans』2022.2『Quiet Kenny / Kenny Dorham』2022.3『Take Five / Dave Brubeck』・2022.4『Old And New Dreams / Old And New Dreams』2022.5『Ella Fitzgerald And Louis Armstrong / Ella And Louis』2022.6『Live from Miami / Nu Deco Ensemble & Aaron Parks』2022.7『Oscar Peterson Trio + One / Oscar Peterson Trio Clark Terry』2022.8『Ugetsu/ Art Blakey & The Jazz Messengers』2022.9『Sun Goddess / Ramsey Lewis』2022.10『Emergence / Roy Hargrove Big Band』2022.11『Speak No Evil / Wayne Shorter』2022.12『The Revival / Cory Henry』2023.1『Complete Communion / Don Cherry』2023.2『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』2023.3『Without a Net / Wayne Shorter』2023.4『LADY IN LOVE / 中本マリ』2023.5『Songs Of New York / Mel Torme』2023.6『Covers / James Blake』2023.7『Siembra / Willie Colón & Rubén Blades』2023.8『Undercover Live at the Village Vanguard / Kurt Rosenwinkel』2023.09『Toshiko Mariano Quartet / Toshiko Mariano Quartet』2023.10『MAINS / J3PO』2023.11『Knower Forever / Knower』2023.12『Ella Wishes You A Swinging Christmas / Ella Fitzgerald』2024.01『Silence / Charlie Haden with Chet Baker, Enrico Pieranunzi, Billy Higgins』2024.02『Rhapsody in Blue Reimagined / Lara Downes』2024.03『Djesse Vol. 4 / Jacob Collier』2024.04『Voyager / Moonchild』2024.05『Evidence with Don Cherry / Steve Lacy』2024.06『Quietude / Eliane Elias』2024.07『Alone Together / Lee Konitz, Brad Mehldau, Charlie Haden』2024.08『The Rough Dancer And The Cyclical Night (Tango Apasionado) / Astor Piazzolla』2024.09『Potro De Rabia Y Miel / Camarón De La Isla』2024.10『Calle 54 / Various』2024.11『Trumpets Of Michel-ange / Ibrahim Maalouf』2024.12『Sings for Only the Lonely / Frank Sinatra』



Reviewer information

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曽根麻央 Mao Soné

曽根麻央は2018年にジャズの二刀流として、 2枚組CD『Infinite Creature』でメジャー・デビュー果たしたトランペッター、ピアニスト、作曲家。

 幼少期よりピアノを、8歳でトランペットを始める。9歳で流山市周辺での音楽活動をスタートさせる。18歳で猪俣猛グループに参加し、同年バークリー音楽大学に全額奨学金を授与され渡米。2016年には同大学の修士課程の第1期生として首席(summa cum laude)で卒業。在学中にはタイガー大越、ショーン・ジョーンズ、ハル・クルック等に師事。グラミー賞受賞ピアニスト、ダニーロ・ペレスの設立した教育機関、グローバル・ジャズ・インスティチュートにも在籍し、ダニーロ・ペレス、ジョー・ロバーノ、ジョン・パティトゥッチ、テリ・リン・キャリントン等に師事、また共演。
 これまでにニューポート、モントレー、モントリオール、トロント、ドミニカ等の国際的なジャズ・フェスティバルに出演。
2017年には自己のバンドでニューヨークのブルーノートやワシントンDCのブルース・アレイ等に出演。2018年メジャー・デビュー。2019年には故・児山紀芳の代役でNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」の司会を担当。また2020年公開のKevin Hæfelin監督のショート・フィルム「トランペット」の主演・音楽を務めるなど、演奏を超えて様々な活動の場を得ている。

 曽根は国際的に権威ある機関より名誉ある賞を数々受賞している。
2014年度フィラデルフィア『国際トランペット協会(ITG)ジャズ・コンペティション』で優勝。
同年『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』にて13人のファイナリストに世界中の応募者の中から選出。
2015年に地元・流山市より『ふるさとづくり功労賞』受賞。
2016年アムステルダム『"Keep An Eye" 国際ジャズアワード』にて優勝。

曽根麻央Official Site

Allysha Joy @BLUE NOTE TOKYO公演:ライブ情報 / LIVE INFO

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オーストラリア・メルボルンの音楽シーンで稀有な存在感を示すネオ・ソウルコレクティヴ"30/70"のヴォーカルとして、そしてソロ・アーティストとしても現在進行形のネオソウル~ジャズシーンから注目を集めているアリーシャ・ジョイ。
ソロ名義3作目となる最新アルバム『The Making of Silk』を2024年9月にリリースし、彼女のハスキーでソウルフルな歌声は世界中で多くのファンを魅了しました。
そんな彼女が来日公演をブルーノート東京で行います。
エモーショナルなヴォーカル、変幻自在なエレピ・サウンドで魅せる、極上の現在進行形ネオソウル。是非、ライヴで味わってください。


 



【日時】
1.17 fri.
[1st]Open5:00pm Start6:00pm [2nd]Open7:45pm Start8:30pm

1.18 sat.
[1st]Open3:30pm Start4:30pm [2nd]Open6:30pm Start7:30pm


【出演】
Allysha Joy(vo,key) アリーシャ・ジョイ(ヴォーカル、キーボード)
Finn Rees(key) フィン・リーズ(キーボード)
Audrey Powne(tp) オードリー・パウン(トランペット)
Matthew Hayes(b) マシュー・ヘイズ(ベース)
Yusuf Ahmed(ds) ユスフ・アーメド(ドラムス)


【場所】
BLUE NOTE TOKYO


【music charge】
¥8,800(税込)


【ご予約】
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/allysha-joy/




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Allysha Joy
オーストラリア・メルボルンの音楽シーンで稀有な存在感を示すネオ・ソウルコレクティヴ、30/70 のヴォーカルとしてのみならず、そのソウルフルでスピリチュアルなヴォーカル、独創的なタッチで変幻自在のグルーヴを生み出すエレピでのパフォーマンスでソロ・アーティストとしても現在進行形のネオソウル〜ジャズシーンから常に注目を集めている Allysha Joy。
Gilles Peterson、Jamz Supernova、Jamie Cullumといった BBC Radio で強力にプッシュされるなど UK での評価は非常に高く、1st アルバム『Acadie:Raw』(2018 年)は新世代のジャズシーンをリードするマンチェスターの Gondwana Records、2nd アルバム『TORN:TONIC』(2022 年)は多数のオルタナティヴなジャズ、ソウルミュージシャンを輩出するロンドンの FIRST WORD RECORDS からと共に UK のレーベルからリリースされている。
さらに近年では北米へと活動の場を広げ、Snarky Puppy、PJ Morton といったアーティストともライヴで競演、そして2023年には日本での来日公演も果たすなどワールドワイドに活躍しているアーティストである。
2024 年 9 月に最新アルバム『The Making of Silk』(FIRST WORD RECORDS)をリリース。




Latest Album

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Title : 『The Making of Silk』
Artist : Allysha Joy
LABEL : P-VINE
RELEASE : 2024年9月13日



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【SONG LIST】
01.nothing to prove
02.dropping keys
03.reset : ____
04.raise up
05.hold on
06.silk
07.david
08.____ : float
09.your touch
10.learning to love
11.stay

守屋純子オーケストラ2025年定期公演<Tribute to Benny Golson>:ライブ情報 / LIVE INFO

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ジャズの分野で最も権威のある米国セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で優勝。
輝かしい実績を持つピアニスト/作・編曲家の守屋純子。


自身がリーダーを務める「守屋純子オーケストラ」は毎年定期公演を行い
日本を代表するビッグバンドとして知られています。


25周年を迎える今年
<Tribute to Benny Golson>として
昨年2024年に亡くなった偉大なサックス奏者・作編曲家であったBenny Golsonをトリビュート。
また、2024年は映画音楽の巨匠・Henry Mancini生誕100周年でもあったことから、彼の楽曲をニューアレンジで演奏するなど
定期公演でありながら、毎年様々な表情で観客を魅了しています。


素晴らしいメンバーで構成された貴重なステージをどうぞお楽しみください。


 
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守屋純子オーケストラ2025年定期公演<Tribute to Benny Golson>


2024年9月、偉大なサックス奏者・作編曲家であったBenny Golsonが亡くなりました。
彼の多くの名曲の中から、新たに今回のためにアレンジした曲をお届けして追悼します。
また、2024年はHenry Mancini生誕100周年の年でもあり、彼の曲の新アレンジや、オリジナルの新曲なども演奏します。
毎年2月に行なっている定期公演も、今回で25周年。
ここでしか聴けない豪華な音にどうぞご期待ください。 守屋純子


【日時】
2025年2月28日(金)
18:15開場、19:00開演


【出演】
守屋純子(P,ARR)、安カ川大樹(B)、加納樹麻(DRS)、 岡部洋一(PERC)
近藤和彦(AS,SS,FL)、緑川英徳(AS)、岡崎正典(TS,CL)、吉本章紘(TS.FL)、Andy Wulf(BS)
佐野聡、東條あづさ、駒野逸美(TB)、山城純子(B-TB)
Joe Motter、奥村晶 、佐瀬悠輔、岡崎好朗(TP)


【場所】
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
(東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷駅より徒歩5分)


【チケット】
一般 4800円 
学生 3000円


【HP販売について】
チケットはぴあ等でもお求めになれますが、最も良いお席は守屋純子HPより座席指定で御求めいただけます。
また学生券もこちらよりお申込み下さい。
守屋純子オーケストラ2025年定期公演・特設ページ


【問合せ】
サンライズプロモーション東京
0570-00-3337(平日12-15時)



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【守屋純子】ピアニスト、作・編曲家
早稲田大学ハイソサエティーオーケストラでジャズを始め、ニューヨークのマンハッタン音楽院修士課程修了。アメリカ・ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。
2000年より、"守屋純子オーケストラ"が芸術文化振興基金の助成対象事業となり、毎年定期公演を行っている。2004年、自己のカルテットでインド公演。
2005年に CD"Points Of Departure"が、第18回ミュージック・ペンクラブ賞を受賞する。同年9月、ジャズでは最も権威のあるセロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人としてまた女性として初優勝の栄誉に輝き、ワシントンのケネディーセンターでの授賞式に招聘されて受賞曲を演奏し、日米で話題を呼ぶ。
2008年 9月、米"モンタレージャズフェスティバル"に自己のカルテットで出演、その後、サンフランシスコ・ロサンゼルスでも公演を行う。2008・09年フランス・ツアー。2014-16年、毎年オーストラリア・パースにてビッグバンド指導。2014年より2019年まで、7回にわたり、ロシア・サンクトペテルブルク、ウラジオストクで公演。
これまでに9枚のリーダーCD(内6枚はビッグバンド作品)を発表。2018年7月、安土桃山時代の画伯<長谷川等伯>を題材としたジャズ組曲を収録した最新ビッグバンド作<Art In Motion>を発表する。
教育活動にも熱心で、 "山野ビッグバンドコンテスト""浅草ジャズコンテスト""ヤマハエレクトーンコンクール"等の審査員や、全国の小中高生のためのビッグバンドの指導、講演なども行なっている。2013年以降は、米国・モンタレー、オーストラリア・パースなど、海外でも学生を指導している。昭和音楽大学・尚美学園大学非常勤講師。早稲田大学エクステンションセンター講師。
守屋純子オフィシャル・サイト

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