元FPMで世界的コンピ「Red Hot + Rio 2」への参加などをキャリアハイライトとしながら音楽と社会の新しい関わりを模索する安田寿之による、シンプルな楽器構成の7thソロアルバム(CD、ハイレゾサイトへのリンク)。
奈良県在住でAPAアワードなどで受賞、南夏希とのコラボレーションなども行う村上由希映による写真集。
2者による音楽と写真の共作。
スタンダードのように美しい作曲に、ジャズ的オーセンティックな編曲を施した楽曲群。フェルトピアノと少しのシンセ(安田寿之)、コントラバス(飯田雅春)、ギター(山本のりこ)だけで演奏されたバッキングに、ブラジル系バンドBophanaでも活動してきたLica、ブラジル音楽を中心に活動する山本のりこ、ソロをはじめRose-Unlimitedや5th Gardenなどで活動してきた岩下清香、ジャズやブラジル音楽を独自の唱法で歌う行川さをりの4人の歌手が日本語で作詞、歌唱している。それらに合わせKatiをモデルに撮り下ろされた作品とミニマルな作品で構成された、村上由希映の写真群。映画をイメージした音とヴィジュアルの静かな交錯が、女性の力を感じさせる一体作として結実している。
【安田寿之】 1990年代中盤よりFPMとして活動後、2000年に1stアルバム「Robo*Brazileira」を発表。以降、コンセプチュアル作からシンガー・ソングライター的な作品まで多様な制作を行い、世界的コンピ「Red Hot + Rio 2」にも参加。5thアルバム「Nameless God's Blue」では、J- Waveチャートにて6週にわたりランクイン。Towa Tei、Atom Heart、Fernanda Takai(Pato Fu)、Clare and The Reasonsらと、内外・ジャンル問わず共作・共演を行う。TV、CM、中野裕之監督映画、篠山紀信写真映像作品、桑原茂一コメディ作品、パフォーマンスなどへの制作も多数。「西園寺さんは家事をしない」(TBS)、「これは経費で落ちません!」(NHK)、「突然ですが、明日結婚します」(フジテレビ)など、コメディ作品へ上品で瀟洒な劇伴音楽を提供。音楽環境研究所合同会社代表として、多様な音楽家のリリースを行いながら、音楽による社会貢献を目指し新しい仕事の創出を行っている。武蔵野音楽大学にてコンピュータ音楽、音楽ビジネスを教える。
https://www.toshiyuki-yasuda.com
Latest Album
Title : 『Colina Madre 母なる丘』
Artist : 安田寿之 (音楽) / 村上由希映 (写真)
LABEL : The Institute of Music and Environment
RELEASE : 2025年10月29日
【SONG LIST】
01. Lulu(ルル)[Feat. Lica]
02. Um filme pra nos dois(二人のシネマ)[Feat. 山本のりこ]
03. Secret Garden(秘密の庭)[Feat. 岩下清香]
04. Bate Papo(とりとめのない話)
05. Oval Merry-Go-Round(楕円のメリーゴーランド)[Feat. 行川さをり]
06. Wanderer and Mira(旅人とくじら星)[Feat. 行川さをり]
07. Meio crepusculo(宵待ちにて)[Feat. 山本のりこ]
08. Granada(柘榴)[Feat. 岩下清香]
09. By the Yellow Door(黄色の扉のそばで)
10. Visage at Dawn(おもい かける よあけ)[Feat. Lica]
【KKBOX Podcast「My First Jazz」】
JJazz.Netとの連動によるオリジナルコンテンツ。
ジャズ・ミュージシャン本人の音声コメントをお届けしています。 KKBOX Podcast
このアルバムには『Footprints Live!』に残る"初期カルテットの荒々しさ"に加え、ペレスのハーモニーがさらに広がりつつある"中期以降のサウンドの萌芽"が聴き取れます。また、Prima La Música Orchestra との共演2曲は、『Without a Net』や『Emanon』で本格的に提示された〈オーケストラとジャズ〉の融合が、すでにこの段階で形になりつつあったことを示す貴重な記録です。
最後の「Meridianne (A Wood Sylph)」は、巨匠ハービー・ハンコックとのデュオ(ボーナストラック的収録)で、ファンにはたまらない演奏です。
左から Chris Peters(1st Part,Bass) James Gillen(2nd Part,Trumpet)
Davin Kingston(4th Part,Guitar) Grant Heineman(3rd Part, Brushes)
9月に開催された富士五湖ジャズフェスのために来日し、約一ヶ月もの間、日本に滞在しながら各地で素晴らしいパフォーマンスを披露した、ボーカル・ジャズカルテット、The Bean Tones。
The Beach Boys、やThe Four Freshmen などの40~50年代のボーカル・トラディションを継承しながらも独自のサウンドが人気を集める彼らに、グループ結成の経緯や楽曲制作について伺いました!
(なお、インタビュー時、Davinさんは先に帰国)
[The Bean Tones - Grant Heineman]
私は古いバーバーショップのスタイルが高校時代から好きでした。大学に入ったらそのような4人組のボーカルグループを作ろうと。The Four Freshmen のような4人組をね。彼らのハーモニーのファンでしたから。
ジャズのアレンジャーとしての経験をいかして、バーバーショップのハーモニーを作り上げることに夢中になりました。
■結成のきっかけはどのような経緯だったのでしょう?
[The Bean Tones - Chris Peters]
そもそもの始まりは、僕ChrisとGrantが大学の寮でルームメイトだったことです。僕らがThe Four Freshmenに夢中だったので、こんなグループを作りたいとSNSでメンバーを募集しました。
50年代の古いボーカルスタイルと18歳ほどの僕ら。そのミスマッチがきっと面白いだろうと思ったのです。その結果、JamesとDavinが仲間になりました。
結成1年目は、大学で一緒に歌うときに会うだけの仲でしたが、1年経った頃には4人とも同じ寮に住んでいました。笑
■仲の良さが伺えますね!皆さんまだまだお若いですが、今までどんな音楽を聴いてきたのですが?
[The Bean Tones - Chris Peters]
全員共通してThe Four Freshmenが好きだという前提で、、
私Chrisは Jonas Brothers が大好き!Grantはジャズ。超が付くジャズ・ガイで、カウントベイシーが特に好きだよね。JamesはBillie JoeとQueen、クラシック・ロックが大好き。Davinはポップミュージックが好きなんだ。
そんな感じで4人とも嗜好がそれぞれ違うから、ユニークな化学反応が生まれているとも言えるんだ。
■The Four Freshmenという大きな存在。もちろんリスペクトを前提として「今」この時代にこういった音楽を奏でるThe Bean Tonesらしさ、彼らとの区別化についてどう考えていますか?
[The Bean Tones - Grant Heineman]
The Four Freshmenとは似た方向ではあるけれど、僕たちはそれぞれのシンガーの長所をフィーチャーした作曲やアレンジができる強みがある。僕Grantはアレンジャー、ピアニストでもあるので、他のメンバーにハイライトが当たるような編曲を凝らしています。
Chrisは声質がとても良いし音域が広い、同じようにJamesは低めの声が魅了的です。それらにスポットが当たるようにアレンジをします。加えて、Chrisはドラムが好きだからソロを作ったり、Jamesにはトランペットのパートを作ったり。
■The Bean Tonesのレパートリーはどれくらいあるのですか?
[The Bean Tones - Chris Peters]
ライブでは24〜26曲をプログラムしていますが、常に40曲ほどは用意しています。
新しくアレンジをしたら入れ替えながらね。バーバーショップやジャズスタンダードが多いかな。
ちなみに僕自身はJonas Brothersの曲を60曲ほど歌えるんだけど、まだ採用されないんだ・・(泣笑)
■次回作の構想はありますか?
[The Bean Tones - Grant Heineman]
もちろん!今はクリスマスアルバムのために動いています。オリジナルのクリスマスソングと、トラディショナルやスタンダードを収録したアルバムにする予定です。
そしてレコード盤でのリリース、来年はツアーも視野に入れています。今はそれぞれ単独での音楽活動もしているけれど、来年はグループの活動が多くなると思います。
■この日本滞在中に、忙しい間を塗ってレコーディングしていたと小耳に挟みました。
[The Bean Tones - Chris Peters]
そう!NOAHスタジオ吉祥寺に行ったよ!例のEar Trumpetを持参してね。
Davinのプロデュース、Grantのアレンジでピアノを録音したんだ。もともとあった楽曲を完成させるためにね。
■日本からみなさんを応援するにはどうしたらいいでしょう?
[The Bean Tones]
日本ではみんなSNSを活用しているよね!それらで僕たちの歌をシェアしてくれると嬉しいな!
WEB SITEではニュースレターの登録やTシャツ販売もしているし、オリジナルソングの楽譜も販売しています。
そしてライブの合間や公演後のファンとの交流の時間を大切にして、そういう場を持つようにしているので、ライブに来てもらえることが一番かな。
【SONG LIST】
01.Look For The Silver Lining (feat. Alex Baird)
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The Bean Tones
クラシックから現代音楽まで幅広いジャンルのオリジナルアレンジやカバーを演奏するボーカル・ジャズ・カルテット。2018年、バークリー音楽大学在学中に結成され、当時はバーバーショップ・カルテットとしてスタート。その後、ボーカル・ジャズ・アレンジを主に演奏。現在はロサンゼルスを拠点に活動。
The Four FreshmenやThe Hi-Lo'sといったグループに影響を受けつつも、独特なカリスマ性のあるサウンドと40年代、50年代のボーカルの伝統を融合させ、新たな聴衆に向けて刺激的なサウンドを生み出しています。 https://www.beantones.com
黒沢綾 (Singer,Pianist)
幼少よりクラシックピアノ、作曲、クラシック声楽を学ぶ。尚美学園大学JAZZ&POPSコースに入学後、自然な流れでジャズに傾倒。在学中よりプロとして活動をスタート。同コースを首席で卒業。以降、都内近郊でジャズシンガーとして着実にキャリアを重ねながらオリジナル曲を制作。2009年アルバム『うららか』、2013年『Twill』をリリース。ソングライターとして確かな実績を持つ。また上田力率いる【Jobim my Love】プロジェクトに10年以上ヴォイスアーティストとして参加。南米音楽への造詣を深める。ジャズの形式を用いた自由な音楽性、歓びに満ちたサウンドスケープをモットーとする。透明感あるクリスタルヴォイス、また楽器としての声による即興的なアプローチを得意とすることからヴォイス・プレイヤーとしてジャズ・コンテンポラリー作品に参加。参加作品は、栗林すみれ『Pieces of Color』、千葉史絵『Beautiful Days』、岸淑香『feat.手』等。またparis matchのコーラスを2011年から務め、Billboard Live TOKYOをはじめコンサートやツアーに参加。相撲と着物とジャズをこよなく愛す和洋折衷シンガー。
現在、インターネットラジオ・ステーションJJazz.Netの番組ナビゲーターをつとめる。 https://ayakurosawa.me/
私にとってのMy First Jazzは、Sarah Vaughan『Verve Jazz Masters 18』でした。
akiko
My First Jazz
Title : 『Verve Jazz Masters 18』
Artist : Sarah Vaughan
LABEL : Verve Records
RELEASE : 1993年
【SONG LIST】
01. Cherokee
02. September Song
03. Shulie A Bop
04. My Funny Valentine
05. How High The Moon?
06. It Shouldn't Happen To A Dream
07. Linger Awhile
08. Poor Butterfly
09. Just One Of Those Things
10. Lonely Woman
11. Lullaby Of Birdland
12. Say It Isn't So
13. Sometimes I'm Happy
14. All The Things You Are
15. Sassy's Blues
16. Misty
随一の人気オリジナル曲「I Miss You」がラヴァーズ・レゲエに
デビュー25周年に向けて展開中のセルフカバー企画が好調なakiko。その第4弾シングルは、2004年の発表以来、世界各地で愛され続けてきた名バラード「I Miss You」。今回この人気曲を、[Echo United]を主宰し、キーボード、ドラム、ベースなど数々の楽器を自在に操る森俊也、ネタンダーズやピラニアンズをはじめ数々のアーティストのサポートで知られるギタリスト・塚本功、そしてakikoの三人で新たにセッション。 スカ、ロックステディ、ルーツ...多様なジャマイカ音楽への深い造詣と、互いの音楽的感性が重なり合い、オリジナルとはひと味違う、ラヴァーズ・レゲエとしての「I Miss You」が誕生した。
【akiko】 2001年、名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」初の日本人女性シンガーとしてユニバーサルミュージックよりデビュー。既存のジャズの枠に捕われない幅広い表現で現在までに24枚のアルバムを発表、国内外で活動を展開する。これまでに「ジャズ・ディスク大賞」や「Billboard Japan Music Award」を始め、数々のミュージックアワードを受賞。
また音楽以外にもファッション方面のコラボレーションやプロデュース、選曲、執筆など活動は多岐に渡り、声を使ったボイス・ワークショップや子供のためのジャズワークショップの他に、アーユルヴェーダワークショップやサウンドメディテーション、ウェルネスリトリートなども開催している。
現在、ジャズのスタンダードをテーマにしたエッセイ集「ジャズを詠む」が好評発売中。2024年公開の映画『徒花-ADABANA-』の音楽監督を務める。来年のデビュー25周年へのカウントダウン企画として、今年6月より12ヶ月連続でデジタルシングルの配信が決定。その他、デジタルシングルや7inchレコードなど、定期的にリリースを続けている。
音楽性やファッション性のみならず、そのライフ・スタイルにも多く支持が集まる。
https://www.akiko-jazz.com