vol.62 - お客様:影山敏彦さん(tico moon)
【テーマ:迷える思春期のあなたへ送る10曲】
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
今月はtico moonのギタリスト、影山敏彦さんをゲストにお迎えしました。
林; こんばんは。早速ですが、お飲物はどうされますか?
影山; ギネスビールをお願いします。
林; ギネスは最近やってなくて、黒ビールでしたらコエドの漆黒というビールがありますが、どうでしょう?
影山; じゃあ、それでお願いします。
林; それでは簡単なプロフィールをお願いできますか?
影山; 1966年、東京の新宿で生まれました。新宿と言っても西新宿の十二社というところで、下町情緒あふれるところでした。近所に十二社温泉という温泉と温水プールが一緒になった施設があって、夏のスイカ割り大会やドジョウすくいが毎年楽しみでした。その後7才の時に東京の世田谷区へ引っ越しました。こちらは出来たばかりのマンモス団地で、何もかもが新しく、新宿とのギャップに子供心ながら驚きました。
林; 新宿ご出身! カッコいいですねえ。小さい頃の音楽的な環境はどうでしたか?
影山; 僕の小さい頃父親は映画音楽やイージーリスニング的なジャズやクラシックが好きで、家にはあの頃通販で流行っていたLPの全集ボックスが沢山ありました。よくドライブに出掛ける家庭だったので、カーステレオからはいつもそんな音楽が流れてきていました。映画「世界残酷物語」の主題歌や「男と女」のサントラなど、今でも好きだなと思う曲が沢山ありました。
またちょっと年上の従姉妹が埼玉の所沢に住んでいて、毎週の様に遊びに行っていました。従姉妹はグループサウンズや当時のアイドルが好きで、よくレコードを聴かせてもらっていました。その時のお気に入りはザ・タイガースの「シー・シー・シー」と「ジンジン・バンバン」でした。
林; おお、従姉妹からグループサウンズをっていうのが時代ですねえ。初めて買ったレコードは?
影山; 初めて買ったレコードはフィンガー5の「学園天国」でした。ちょっとロックンロールっぽい曲調とオープニングの掛け合い、そして晃の大きなサングラスに完全にやられていました。
林; あれ、カッコいいですよね。他にはどういうのを聞いてましたか?
影山; その後小学校高学年の時に強烈に影響を受けたテレビ番組に出会いました。「ぎんざNOW!」という番組です。月~金の夕方の帯番組なのですが、毎日日替わりで色々な企画がありました。「しろうとコメディアン道場」というコーナーを見た時は、小学生ながら本気でお笑い芸人になろうと思っていました。音楽の企画も充実していて、バンドコンテストや洋楽・邦楽チャートコーナー、デビューしたての日本のバンドなども沢山出演していました。そしてよく出演していたCharやBowWow、Lazyなど、エレキギターを持って歌う人たち、厳密に言えばエレキギターそのものにノックアウトされてしまい、とにかくエレキギターが鳴っている音楽ならなんでも聴きたいという時期が暫く続きました。寺内タケシ、野口五郎、沢田研二のバックバンド、KISS、音楽性はさておきテレビの画面からエレキギターを見つけるのに必死でした。
と言いつつ当時流行っていた歌謡曲も大好きでした。その頃母親が家で内職をしていたのですが、いつもラジオを聞きながら仕事をしていたので、ラジオから流れてくる山口百恵や石川さゆり、岩崎宏美や沢田研二など、よく一緒に聴いていました。
林; お、ギターキッズへの入り口がこの辺りにあったんですね。その後はどうでしたか?
影山; その後中学に入り自分のラジカセを手に入れた事もあり、ラジオ熱は益々高まっていきました。平日はNHK-FMの「軽音楽をあなたに」、土曜はFM東京の洋楽、邦楽のトップテン番組、そして夜はAMの深夜放送やFEN、とにかくラジオを聴くのが楽しくて仕方がありませんでした。本格的に洋楽を聴く様になるのもこの頃からでした。と言っても主な情報源はラジオのチャート番組なので、まず好きになったのはその頃人気のあったチープトリック、クイーン、アバ、ベイシティーローラーズなど。ミュージックライフを読んでいたのもこの頃でした。ただ前述の従姉妹がこの頃ロックを聴く様になっていて、その後彼女のレコード棚にあったレッド・ツェッペリンやジェフ・ベック、ロッド・スチュワートなどにどんどん興味は移っていきました。
そして遅ればせながらとうとうラジオでザ・ビートルズに出会う事が出来たのもこの頃でした。初めて聴いたのは確かFENから流れてきた「抱きしめたい」でした。とても衝撃的な出会いだったのですが、初めて手に入れたビートルズのレコードが、父親が出張のお土産で買って来てくれた「Love Songs」という甘い曲を集めたコンピレーション盤だったので、ちょっと拍子抜けした事を今でも覚えています。もちろん今では甘いビートルズの曲も大好きですが。
林; もうギターキッズ王道そのものですね。そして?
影山; そしていよいよ中学2年のお正月に念願のエレキギターを手に入れる事が出来ました。同じ学年の他のクラスに、親が純邦楽の師匠でギターがものすごく上手な男の子がいたのですが、ひょんな事から彼と仲良くなり、学校が終わると彼の家に入り浸ってはずっとギターを教えてもらっていました。そしてとうとう中学3年の夏休み、受験生にとっては最も大切な時期に、あろう事か彼と初めてのバンドを組み、毎週の様にスタジオに入ってはギターをかき鳴らしていました。ただ2学期が始まった瞬間に塾の先生にギターを取り上げられてしまい、バンド活動も暫くおあずけとなってしまいました。
林; (笑)でも、始まりました。
影山; 4月には無事高校に合格。大学の付属高校だった上、何の部活にも入らなかったので、ぬるま湯の様な高校生活が始まりました。同じクラスに他の高校から編入して来た一つ年上の同級生がいたのですが、高校時代に彼から受けた影響は計り知れませんでした。映画や音楽にとても詳しく、よく一緒にレコード屋巡りや映画館に行ったりしました。ちょうど通学の経由駅が西武新宿駅だったので、学校の帰りには毎日の様に西新宿界隈のレコード屋に足を運んでいました。ウッドストック、えとせとら、シカゴ、新宿レコード、エジソン、そして東口のディスクユニオン。たくさんは買えませんが、ただレコードを眺めているだけで幸せでした。
この頃その彼から教えてもらったパンク・ニューウェーブにどんどんのめり込んで行くのですが、やはりこういう音楽は肌で地元のリアルなうねりを感じなくてはだめだ、と妙な使命感の様な物を感じ、ライブハウスやストリートライブへ通う様になりました。東京ロッカーズは終わり、ストレートなパンクロックもありませんでしたが、E.D.P.S、少年ナイフ、くじら、コンクリーツ、突然段ボール、ガーゼ、システマティック・デス、エクスキュート、キャー、G.ZETなど、もやもやした思春期の男子高校生にとって刺激的な音楽はいくらでもありました。カムズというバンドの解散ライブを屋根裏で観た後の渋谷の朝がとても眩しかったのも、今では甘酸っぱい思い出です。
林; うわー、高校生でリアルタイムでその辺りを経験されてるんですね。
影山; とは言え相変わらす洋楽も聴いていました。ベン・ワットやトレーシー・ソーン、ヤング・マーブル・ジャイアンツ、ウィークエンド、モノクローム・セットなど、ネオアコと呼ばれる音楽に出会ったのもこの頃でした。桑原茂一さんがやってらした原宿のピテカントロプスというクラブで初めて観たドゥルッティ・コラムには、狂気を孕んだ繊細さとはこういう事なのかと、衝撃を受けました。
林; お、イメージ通りの影山さんらしさがこの辺りから見えてきましたね。そしてその後は?
影山; 大学入学後、とりあえずおそらく学校で一番大きい音楽サークルに入りました。ジャンルは何でもありで、お酒を呑みながら音楽の話をするのが大好きな人たちの集まりでした。おかげで、それまで見向きもしなかったアメリカンロックやブラックミュージック、シンガーソングライターやジャズ、フュージョンなど、たくさんの素晴らしい音楽がある事を知る事ができました。
林; 大学のサークルって音楽が広がるきっかけですよね。
影山; そしてまたしても衝撃的なテレビ番組に出会いました。ピーター・バラカンさんの「ポッパーズMTV」です。その頃ようやくわが家にやってきたビデオデッキで録画しては繰り返し見ていました。音楽と映像がこんなにもクリエイティブに融合していくものなのだなと、毎週楽しみにしていました。
友人に誘われるがままに始めたコンサートの搬入・搬出・警備のアルバイトは、結局大学卒業直前まで続けていました。搬入・搬出の仕事は完全に肉体労働なのですが、コンサートに少しでも携わっているという錯覚に陥り結構楽しかったです。武道館の仕事も結構多く、エリック・クラプトン、ビリー・ジョエル、アイアン・メイデン、矢沢永吉、忌野清志郎、チェッカーズなど、興味の有る無しに関わらず色々なジャンルのいわゆる大物ミュージシャンの演奏を聴けたりして、大変ながらも楽しく働いていました。
林; 「錯覚に陥り」に笑いました。僕もそのバイト、学生時代やりましたよ。
影山; この頃、スターリンを解散された遠藤ミチロウさんの新しいプロジェクトのオーディションを受けたのも良い思い出です。何の間違いかテープ審査には通ってライブ審査という事になり、初めてミチロウさんにお会いしました。極度に緊張していたのですが、ミチロウさんはとても優しい方でした。もし受かっていたら全然違う人生を歩んでいたかもしれません。
林; え! すごい! さていよいよ社会人になるわけですが。
影山; 大学卒業後、暫くサラリーマンをやって、その後別の仕事にも就いたのですが、色々な事情で仕事を辞める事になりました。音楽の興味としては、POP IND'S、ニューズウェーブ、Suburbia Suite等の紙媒体を経由しつつ、ちょうどその頃ブラジルの音楽に興味を持つ様になり、ガットギターを手に入れたので、一念発起してギターをちゃんと習う事にしました。中南米系のクラシックギターを得意とされる演奏家の方に数年程師事したのですが、その頃遅ればせながらでも基礎を教わっておいて本当に良かったと、今でも思っています。
林; なるほど。
影山; 平行してほんの少しずつですが、人前で演奏する様になりました。シャンソンやミュゼット、ボサノヴァなど、面白いと思ったものはどんどんやってみました。そして、とにかく一緒に音楽を奏でてみたいと思える人と出会えるという事がとても大切だと感じる様になりました。そんな中で出会ったのが、現在tico moonでハープを弾いている吉野友加さんです。
林; おお!
影山; 彼女と出会ったばかりの頃は、ギターとハープでどの様な演奏をすれば良いのかさっぱり見当もつきませんでしたし、共通の音楽の趣味というものも殆どありませんでした。ただ彼女とは、良いものに対する感覚は同じではないか、そして大きな目で見ればきっと同じ方向を見ているのではないか、という事を直感しました。そして徐々にオリジナル曲を作る様になり、ぼんやりとですが二人で音楽を演奏し続けて行けば見えてくる新しい世界があるのではないかと、感じる様になって行きました。
林; 素敵なお話ですね。
影山; そしてギタリスト、と言うより今では音楽家と言った方が通りが良いと思いますが、伊藤ゴローさんと出会ったのも同じ頃でした。まだmoose hill名義で活動する少し前で、naomi & goroを始め、色々なボサノヴァ的なセッションで良くお見かけしていました。その頃ブラジル的なギターを弾かれる演奏家の演奏を色々と聴きに行っていたのですが、ゴローさんの奏でる音はどんな人とも違って聴こえていて、あっという間にその音の虜になっていました。ゴローさんと知り合う事によって、tico moonのアルバムリリースでお世話になる事になるレーベル、333DISCSとも出会う事が出来ました。
このお二人との出会いは自分の音楽生活の中でもとても大きな出来事でした。そしてこの後もいくつかの大切な出会いに支えられて現在に至っています。
林; こう聞いてみると、影山さんの人生は「出会い」で大きく何度も良い方向に向かってきましたね。さて、これはみんなに聞いているのですが、これからの音楽はどうなると思いますか?
影山; 個人的な話ですが、今までは割と自分の好きな音楽を手許に置いておきたいという欲求が強く、レコード店でレコードやCDを集める事が何よりもの楽しみでしたが、最近ではそういう意識が段々と薄れていっている様な気がします。ふとつけたラジオから聴こえてきた音楽や、たまたま入ったカフェでかかっていた曲に心を奪われる事があっても、あえて昔の様に血眼になって探したりはせず、次の出会いを楽しみにする、そんな感じでしょうか。ただ自分のアルバムを作っている時は相変わらす血眼になっていますが。
林; なんとなくわかります。これからのご予定を教えていただけますでしょうか?
影山; とにかく続ける事、この一言に尽きます。この9月に『Arietta(アリエッタ)』というtico moonの新しいアルバムをリリースしました。tico moonの結成から15年と少し、通算8枚目のアルバムで、遊佐未森さん、ビューティフルハミングバードさんという素晴らしい2組のアーティストに作詞と歌唱・演奏で参加していただきました。tico moonを始めた頃には思ってもみなかったこんな素敵なコラボレーレションが実ったのも、ひとえに音楽を止めないで続けて来たからだと思っています。
林; このアルバム、すごく良いですねえ。二人の天国に近い音空間に遊佐未森さんの天使の声が加わるとすごい世界になりますね。さて、みんなが待っている10曲の選曲なのですが、まずテーマを教えてください。
影山; はい。「迷える思春期のあなたへ送る10曲」です。
自分の事を振り返ると、多感な思春期に見聞きしたり体験した事には今に至るまで大きな影響を受けていると感じます。そして同時に音楽には幾度となく気持ちを救われました。若い時期に音楽に触れるのは本当に素敵な事だなと思い、こんな曲を選んでみました。
林; おお、思春期で迷える方、オジサンなのに思春期みたいな方も、期待大ですね。
01. David Byrne「Once In a Lifetime」
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影山; もやもやした気分になったら、まずこのビデオのダンサーの様に踊って発散してみるのはいかがでしょうか?この曲はもともとトーキングヘッズというバンドの曲ですが、2008〜9年に開催されたデヴィッド・バーンのこのツアーでの演出が素晴らしく、僕も東京公演では踊り狂いながら聴いていました。
林; もうとにかく名曲ですが、最近はこんな演出なんですね。影山さん、これで踊り狂うんですね(笑)
02. Marcus Tardelli「Baiao de Lacan」
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影山; 思春期の若い頃、時間だけはたくさんあり、今では考えられない程集中力と忍耐力があった様な気がします。この曲はギンガの曲をギターソロにアレンジして演奏しているのですが、こんな難しそうな曲を今ではとても弾こうとは思いません。集中力のある思春期にこそチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
林; うわ、すごい演奏ですね。これはすごい...
03. Cato Guitar Duo 「Jongo」 by Paulo Bellinati
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影山; そして一人で演奏する事に飽きたら、是非どなたかと二人で演奏する事をお薦めいたします。この曲はもともとギターの独奏曲を作曲者自身でデュオ用に編曲したもので、ギターデュオのスタンダードとしても知られています。自身の経験上、1+1=2では無くそれ以上なのは間違いなく、試してみたらその広がりにきっと驚く事でしょう。もちろん音楽に限らず色々な事にあてはまるのではと思います。
林; 自身の経験上というのが響くお言葉です!
04. Aca Seca Trio「Adolorido」
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影山; そして更にもう一人誘って次はトリオです。3人というのはなかなか手強く、2対1、3対0、1対1対1など、状況がどんどん変化していきます。人間関係について学ぶにはうってつけの人数です。そして奇跡が起こった時には、この曲の様な素晴らしい瞬間が訪れるかも知れません。
林; もう奇跡ですね。3人、難しいけど、こういう瞬間もあるんですね。
05. Dr Feelgood「She does it right」
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影山; 4人になるともう向うところ敵無しです。メンバーの結束が最高潮に達した時には、この曲の様に一丸となってひたすら突き進み、あらゆるもやもやを吹き飛ばす事が出来るでしょう。ただ勢いがもの凄いだけに、何かにぶつかると崩壊するのも早そうです。そこさえ気をつければ4人というのはバランスのとれた人数だと思います。ちなみにギターとベースが前後するアクションもこの演奏の見所です。
林; そしてドクター・フィールグッド! カッコいいですねえ。影山さんがこういうのがお好きなのがわかったのが今回の一番の収穫かもです。
06. Frank Zappa「Inca Roads」
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影山; いろいろと経験したのちは、優れたリーダーのもとで大人数で統率のとれた演奏するのはいかがでしょうか?マイルス・デイヴィス、ジェームス・ブラウン、そしてこのフランク・ザッパ、優れたリーダーがいるだけでその場が引き締まる事があります。優れたリーダーに出会う事が出来たら目の前が大きく広がるでしょう。
林; なるほど。優れたリーダーですか。でも影山さん、ザッパが好きな人だったんですね。なるほど、わかってきました。
07: Gunung Sari「Baris」
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影山; 若い頃はとにかく人と違う事をやってみたくなる時期があります。そんな時、たとえばガムランに打ち込む、もしくはバリ舞踊を習ってみるなどいかがでしょうか?今では日本にもたくさんのバリ舞踊団があり、その気があれば習ってみる事も出来ると思います。ちなみにこのビデオで踊っているアノムさんというダンサーの踊りを目の前で見た事がありますが、人生が変わってしまいそうになりました。
林; この間、カウンターで聞きましたが、影山さん、バリダンス踊ってたんですよね。
08: Devine & Statton「Under the weather」
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影山; 色々とやってみたり考え込んだりして疲れた時、こんな曲はいかがでしょうか?僕自身、この元ヤング・マーブル・ジャイアンツ、元ウィークエンドのヴォーカリスト、アリソン・スタットンの歌声に何度と無く救われました。一度で良いから生で聴いてみたい声です。
林; うわ、ここにきてデヴァイン&スタットン! 僕も大好きでした。
09: Gustave Charpentier「Depuis le Jour」
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影山; この映像は1987年に公開された映画「アリア」という映画の中の一遍です。「アリア」は10曲のオペラ・アリアに、このデレク・ジャーマンをはじめとする10人の監督が映像を付けた、とても美しいオムニバス作品です。この映画を初めて観た時、雷に打たれた様に胸が熱くなったのを今でも憶えています。若い時にこんな素敵な作品に出会えた事に感謝しています。
林; へえ。こういうのがあるんですね。また影山さんの違う一面を知ることが出来ました。
10: 伊藤ゴロー「Captain Coo with a Butterfly」
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影山; 思春期に聴いたビートルズ、ビーチボーイズ、XTC、素晴らしい音楽に人生が多少ならずとも影響を受けていると感じます。もし思春期にこの曲に出会っていたらどんな人生が待ち受けていたでしょうか。考えただけでワクワクします。
林; ああ、確かにビートルズ、ビーチボーイズ、XTCの先にある日本の音楽ですね。今でも思春期の影山さんに刺さる曲ですね。
影山さん、お忙しいところ今回はどうもありがとうございました。みなさんも是非、tico moonの新作、聴いてみてくださいね。
■タイトル:『Arietta』
■アーティスト:tico moon
■発売日:2016年9月14
■レーベル: 333DISCS
試聴はこちらになります。→http://www.e-onkyo.com/sp/album/rsc333d50/
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いつの間にか夏も終わり、もうしっかり秋ですね。この秋も良い音楽に出会えると良いですね。
それではまた来月もこちらのお店でお待ちしております。
bar bossa 林伸次
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【林 伸次 近著】
■タイトル:『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』
■著者:林 伸次
■発売日:2016年9月9日
■出版社: DU BOOKS
■金額:¥1,728 単行本
「このビール、ぬるいんだけど」とお客さまに言われたら、あなたならどう対応しますか?
その都度悩んで、自ら回答を見つけてきた渋谷のバーのマスターの約20年。
楽しく経営を続けられたのには理由がある!
「バーの重たい扉の向こうには、お客さま、店主、お酒......その他たくさんの物語が詰まっています。ぜひ、あなたもその物語に参加してみてください。」
――本文より
bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
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