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2016年12月アーカイブ

須永辰緒「夜ジャズ.Net」100回記念イベント決定!:ニュース / NEWS

須永辰緒ナビゲート「夜ジャズ.Net」が2017年1月の放送をもって100回を迎えます。
そこで番組100回を記念した公開収録イベントを新宿PIT INNで開催します!


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須永さんのDJはもちろん、トークとライブも楽しめるお得なイベント。
トークゲストは、ジャズ写真家の第一人者、中平穂積さん。

ライブは、全米デビューを果たした注目のシンガー、Nao Yoshiokaさん、
そして記念すべき番組第一回目にquasimodeとして出演してくれた、
YUSUKE HIRADOさんとHIP HOPやJAZZシーンでも人気のEmily Styler(vo)さん、
元晴(Sax)、小泉P克人 (b)、藤井伸昭 (dr)さんらを迎えてのジャズセッションをお届けします。
そして急遽TRI4THからホーンの藤田淳之介さんと織田祐亮さんの参戦も決定!

「夜ジャズ.Net」のコンセプトは、
"オーセンティックなジャズ、そしてダンス・ミュージックを通過した世代が生み出すジャズ、
そのどちらのリスナーにもリンクするミュージックプログラム"

ということで、ジャズの歴史にリスペクトしつつも気軽に参加できる、そんなジャズイベントです。

老舗のジャズクラブに初めて足を運ぶには最適の機会。
プレミアムな一夜になること間違いありません。
早めのご予約をオススメいたします。



【「夜ジャズ.Net」100th special edition】

【日時】
2017年 2/2(木)
OPEN PM7:30 START PM8:00

【内容】
インターネットラジオJJazz.Netの番組、須永辰緒「夜ジャズ.Net」100回記念イベント。トークゲストにジャズ写真家の第一人者、中平穂積、そして新宿ピットイン初となる豪華ミュージシャンが出演。

【会場】
新宿PIT INN
東京都新宿区新宿2-12-4アコード新宿B1
新宿PIT INN

【出演者】
DJ 須永辰緒+TRI4TH HORNES(藤田淳之介、織田祐亮)
<ライブ>
Nao Yoshioka
YUSUKE HIRADO/Emily Styler/深田元晴(ex:SOIL&"PIMP"SESSIONS)/小泉P克人/藤井伸昭
<トークゲスト>
中平穂積

【料金】
前売¥3,500+税 
当日¥4,000+税
(共に1ドリンク付)

【予約方法】
◎ 1/2 13時より、新宿ピットインにて、チケット(予約可)前売り開始。
TEL 予約受付中 TEL:03-3354-2024
TEL.予約と同様に e-mail:shinjuku@pit-inn.comでも予約受付致します。
なお予約締切・人数の変更は前日の11p.m.となります。
また当日は予約の方からの優先入場となります。
メール予約の方には予約確認のメールを返信いたします。
返信のない場合はお手数ですがお店までご連絡下さい。

【主催】
JJazz.Net(ジェイジャズネット)


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Nao Yoshioka http://naoyoshioka.com/
NY仕込みのパワフルなヴォイスと表現力、ヒストリーに根ざしながらもレイドバックとは異なるモダンなテイストを兼ね備えた現在進行形ソウル・シンガー。デビュー前には単身渡米し、ニューヨークにあるソウル の殿堂アポロシアターで行われた「アマチュアナイト」で準優勝、日本人シンガーとしては異例のトップドッグまで勝ち上がり、更にアメリカ最大規模のゴスペルフェスティバルでは 40,000人の中からファイナリストに選出された経験を手に日本に帰国。

2013年にリリースしたファーストアルバム 『The Light』がスマッシュヒット。インディーズデビューにもかかわらず、累計8,000枚以上のセールスを記録。CMタイアップや FM802のヘビーローテーションにも選出された。そして2015年にリリースしたメジャー デビューアルバム『Rising』はグラミー賞受賞アーティストのゴードン・チェンバースらが参加し、各ラジオ局でのヘビーローテーションを獲得。SUMMER SONIC 2015やGREENROOM FESTIVALなどのフェスへも出演を果たし、2015年に行った12都市をまわる日本ツアー「Rising Japan Tour」でもその圧倒的歌声でファンを魅了した。

更に2015年7月に『The Light』で全米デビューし、ブルーノートニューヨークでの単独公演も行うと、2016年にはイギリスツアーを敢行し公共放送BBCにも出演し現地での単独公演も成功。6月にはソウルの本場アメリカで行われる大型フェス「Capital Jazz Fest」でレイラ・ハサウェイやマーカス・ミラーなどソウル、ジャズのレジェンド アーティストたちと並んで2万人規模のビッグステージに出演を果たすなど世界での認知度も大きく飛躍した。


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YUSUKE HIRADO http://yusukehirado.net/
長崎県生まれ。父親の所有する膨大なジャズ・レコードを聴きながら育ち、中学生の頃からジャズピアニストとして活動を開始。高校時代にはNYマンハッタン音楽院のサマー・ワーク・ショップでトップ・レベル・コンボに抜擢され、最優秀賞を獲得。高校卒業後渡米し、NYにあるニュース クール大学ジャズ科に進み、Walter Bishop Jr.に師事する。

1995年にはRichard Davis (Bs), Winard Harper (Ds)と共演、ジャパン・ツアーで成功を収める。大学卒業後に帰国、上京し、quasimodeを結成。国内外屈指のアーティスト群と共演を果たす。

2012年に自身初となるソロ作品 「Speak Own Words」をリリース。個人活動を充実させるべく2015年2月をもってquasimodeが活動を休止、2015年にはピアノソロアルバムの決定盤2ndアルバム「Voyage」をリリース。FM長崎で放送中の『YUSUKE HIRADO Radio MonoCreation』ではメインパーソナリティーをつとめる。


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Emily Styler http://www.mono-creation.com/artist/emily-styler/
ヴォーカル/ピアニスト/コンポーザー。幼少より培ったクラシック歌曲の感覚を、絶妙なバランスでHIP HOPベースのサウンドに落とし込んだ唯一無二の世界観を持つ。

Raashan Ahmad、Steph Pocketsらが参加したデビューアルバム『My Primal Antitheses』がiTunes HIPHOPトップアルバムランキングにて2位、リード曲『The Starry Night feat. NjS』は同トップソングランキングにて4位を獲得。透き通るウィスパーボイスと叙情的な楽曲群はシーンから高い評価を得る。

キー・ビジュアルとミュージック・ビデオの制作においてはバンタン・デザイン研究所の産学プロジェクトに参加。アーティスト活動だけではない多面性も発揮した。第12回『ベストデビュタントオブザイヤー2015』音楽部門を受賞。2015年9月30日、iTunes限定で『Last Romance』を配信、2016年3月、同曲も収録した2ndアルバム『Tragedy』をリリース。


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深田元晴(フカダ モトハル) http://ameblo.jp/motoharublog/
1973 年 6 月 29 日北海道生まれ。
SOIL&"PIMP"SESSIONS のフロントマンとして、感性と技術の粋をみせたプレイで観客を魅了してきた、日本を代表するサックス・プレイヤー。海外でも高い評価を受け、05 年には英国にて BBC ラジオの年末アワードを授賞。以来、毎年海外ツアーを行い、グラストンベリー、モントルー・ジャズ、ノースシー・ジャズ等の大型フェスティバルにも出演を果たす。

中学より SAX を始め、96 年渡米。ボストンにて音楽を学ぶ。 2000 年に帰国後、数々のレコーディングやライブ・セッションを経て、01 年 SOIL & "PIMP" SESSIONS を結成。ちょうど同じ頃結成した、三宅洋平擁する Dogggystyle (後の犬式)と出会い、03年フジロックで共演するなど、東京のクラブシーンを中心に数多くのイベントでセッションを重ねる。犬式の主要レコーディングにはほとんど参加し、後期犬式においては正式メンバーとして名を連ねた。

2010 年末、東京・吉祥寺におけるセッションから(仮)ALBATRUS のメンバーとなる。2016年SOIL&"PIMP"SESSIONS脱退。他にもレコーディング、セッションライブ、楽器やストラップのプロデュースなど、ジャンルを超えた活動を展開中。ジャズを核に、独自のサウンドを追求し続ける。株式会社ビュッフェ・クランポン・ジャパン契約講師。


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小泉P克人(コイズミピーヨシヒト) http://p-bass-biography.blogspot.jp/

BASSIST&COMPOSER
2003年秋より鈴木勲のグループ"OMASOUND"に参加し、多大な影響を受ける。 2004年頃から『P-Project』という名でリーダーセッションをはじめる。 その後『uni-birth』を結成し、2007年5月に1ST ALBUM『MOVEMENT』をリリース。

2009年9月には沖野修也の20周年イベント"TokyoCrossover/Jazz Festival" に参加し、MONDAY満ちる, MONDO GROSSO, BRAND NEW HEAVIESのメンバーと共演。 同じく2009年9月に『ALMA+』で1ST ALBUM『ALMA』をリリース。

2011年5月に小泉内閣発足。 2011年夏、東儀秀樹×古澤巌 TOUR 2011『午後の汀』に参加。 同年、12月には『P-Project』で完全自主制作1st Album 『By Coincidence』をリリース。 2013年3月、Monday満ちるBandでJava Jazz Festival 2013に出演。 2013年11月に松浦俊夫 presents HEXのメンバーとして、J-WAVE 25th Anniversary Gilles Peterson's WORLDWIDE SHOWCASE 2013 に出演。 同バンドでBLUE NOTE JAPANから1st Album『HEX』をリリース。 2014年6月にはヨーロッパツアーを行う。

2015年には沖野修也の新しいプロジェクト、『KYOTO JAZZ SEXTET』に参加し、BLUE NOTE JAPANから4月に1st album『Mission』をリリース。 2016年7月にはNorah JonesのサポートでNHK『SONGS』、フジテレビ『SMAP×SMAP』、BLUE NOTE TOKYOに出演。


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藤井伸昭 http://nobuakifujii.appuntino.com/index.html

1967年8月6日生。香川県高松市出身。
1986年高校卒業後、渡米。NYで10年修業。帰国後、Sleep Walker, Kyoto Jazz Massive, TOKU等のジャズ、クラブ・シーンで都内中心に活動。現在に至る。


【Nao Yoshioka US Tour 2016 Short Documentary】



【Nao Yoshioka - "Dreams" Music Video】



【EMILY STYLER「My Primal Antitheses」teaser】



2015.5.21 Emily Styler_After movie


■参考リンク
須永辰緒
中平穂積プロフィール
TRI4TH/a>
Mono Creation
新宿PIT INN

夜ジャズミーティング2016:スタッフの声 / FROM STAFF

ジャズアラウンドの重要人物が集い、その年を振り返りつつベストディスクを発表するという、
年末恒例企画「夜ジャズミーティング」。
昨年に続き、今年も「HMV record shop渋谷」にて公開収録を行いました!!

■夜ジャズ.Net
//www.jjazz.net/programs/yorujazz/
(配信期間:2016年12月21日~2017年1月18日)


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参加メンバーは、DJ/プロデューサー、松浦俊夫さんと音楽ライター/レーベルオーナーの原雅明さん。
今年は初めてプロフェッショナルの音楽評論家をお迎えしたということで、
原さんに今のジャズシーンの流れについても分かりやすく解説して頂きました。


その模様は番組でお楽しみ頂くとしまして、ここでは皆さんの年間ベスト3作品をご紹介。
須永さんと松浦さんはアナログリリースのあったものの中からのセレクトです。

現在「HMV record shop渋谷」ではこれらの作品が展開されています。
是非お店にもお立ち寄り下さい。

[Text:岡村誠樹]


収録協力:HMV record shop渋谷


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【2016年 年間BEST3アルバム】


selected by 須永辰緒


1.も2.も昨年のエントリーにギリギリ間に合わなかった2015年作。欧米では既に熱狂的なファン層を獲得している「黒いビースティ・ボーイズ」アンダーソン・パアクのその人気は2016年南仏セットでのGillles Peterson's World wide Festivalでのギグで確認済み。2.は12インチシングルですが、今年もっともプレイした曲。インコグニートの底力とサウンドメイキングに改めて脱帽。3.は早くも次回作が待望される、今もっとも注目すべき日本人バンド。欧米のジャズ〜R&Bのミクスチャーな雰囲気に加え日本人らしい美学が重なっているように思い共感。次点でJosef Leimberg (ジョセフ・ライムバーグ)も挙げたい。


No.1
MALIBU


MALIBU / Anderson Paak

リリース:2016年1月27日
レーベル:Empire
製品番号:ERECDJ218













No.2
Got to Keep Moving on


Got to Keep Moving on / Olga Makovetskaya feat. Incognito

リリース:2015年5月2日
レーベル:EXPANSION
製品番号:EXPAND105













No.3
Sphere


Sphere / WONK

リリース:2016年9月14日
レーベル:Epistorph Tokyo
製品番号:EPST002













【Anderson .Paak - Come Down (Official Video)】



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【須永辰緒 プロフィール】
Sunaga t experience =須永辰緒によるソロ・ユニット含むDJ/プロデューサー。 DJとして東京、大阪でレギュラー・パーティーを主宰 。DJプレイでは国内47都道府県を全て踏破。欧州からアジアまで海外公演も多数。MIX CDシリーズ『World Standard』は10作を数え、ライフ・ワークとも言うべきジャズ・コンピレーションアルバム 『須永辰緒の夜ジャズ』は15作以上を継続中。国内から海外レーベルのコンパイルCDも多数制作。多数のリミックスワークに加え自身のソロ・ユニット"Sunaga t experience"としてアルバム5作を発表。最新作『STE』はDJ生活30周年を記念。ゆかりのあるアーティストをジャンルや国境を超えてフィーチャーしBLUE NOTEよりリリース。多種コンピレーションの 監修やプロデュース・ワークス、海外リミックス作品含め関連する作品は延べ200作を超えた。日本一忙しい"レコード番長"の動向を各業界が注目している。

須永辰緒 Official Site  




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selected by 松浦俊夫


今年もアナログでリリースされた作品から選出しました。絞り込むのがあまりに悩ましかったので、次点をまとめて列記します。どれも素晴らしい作品ばかりなので是非聴いてみてください。
Butterting Trio、A Tribe Called Quest、De La soul、Anderson Paak、SOIL&"PIMP" SESSIONS、D.A,N、WONK、Josef Leimberg、DJ Shadow、Gregory Porter、Ed Motta、The Greg Foat Group、Acid Arab、KAYTRANADA、坂本慎太郎、Radiohead、Archy Marshall、Azymuth、Corinne Bailey Rae、Tommy Guerrero、Marcus Strickland's Twi-Life、Noname、Terrace Martin、Shabaka and the Ancestors、、、2016年も豊作でした。


No.1
IV


IV / BadBadNotGood

リリース:2016年7月8日
レーベル:Innovative Leisure
製品番号:BRIL2034













No.2
Black Focus


Black Focus / Yussef Kamaal

リリース:2016年11月11日
レーベル:Brownswood Recordings/BEAT RECORDS
製品番号:BRBW157













No.3
Artscience


Artscience / Robert Glasper Experiment

リリース:2016年9月16日
レーベル:ユニバーサル ミュージック
製品番号:UCCQ10













【BADBADNOTGOOD - Confessions Pt II (Feat. Colin Stetson) 】



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【松浦俊夫 プロフィール】
1990年、United Future Organization (U.F.O.)を結成。日本におけるクラブカルチャー創世記の礎を築く。12年間で5枚のフルアルバムを世界32ヶ国で発売し、高い評価を得た。独立後も精力的に国内外のクラブやフェスティバルでDJ。さらにイベントのプロデュースやファッション・ブランドなどの音楽監修を手掛ける。
2013年、4人の実力派ミュージシャンとともに、東京から世界に向けて現在進行形のジャズを発信するプロジェクト"HEX"を始動。Blue Note Recordsからアルバムをワールドワイド・リリース。InterFM"TOKYO MOON"(毎週水曜23:00)好評オンエア中。

松浦俊夫 Official Site  




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selected by 原雅明


当たり前ですが、アンサンブルはジャズの重要な要素であって、そのことに改めて、新たなアプローチで向かっている作品が目に付き、それに惹かれた年でした。そうした中から、ビッグバンド(Darcy James Argue)と、オーケストラ(Nels Cline)のサウンドを挙げました。一方、ヒップホップの中にジャズ/ジャズ・ミュージシャンが当然のように入り込み、それどころかそれがなければ成立し得ない必然性のあるものとして存在している、その作品の代表としてCommonのアルバムを挙げました。


No.1
Real Enemies


Real Enemies / Darcy James Argue's Secret Society

リリース:2016年9月30日
レーベル:New Amsterdam
製品番号:NAMS0812













No.2
Black America Again


Black America Again / Common

リリース:2016年11月11日
レーベル:Def Jam Recordings
製品番号:5712429













No.3
Lovers


Lovers / Nels Cline

リリース:2016年8月23日
レーベル:Blue Note Records
製品番号:4789939













【The Enemy Within - Darcy James Argue's Secret Society】



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【原雅明 プロフィール】
音楽ジャーナリストとして執筆活動の傍ら、レーベルringsのプロデュー サー。LAの非営利ネットラジオ局の日本ブランチ dublab.jpの運営も務める。単著『音 楽から解き放たれるために──21世紀のサウンド・リサイクル』、近編著『ザ・ドリーム・シーン 夢想が生んだ 架空のコンサート・フライヤー&ポスター集』。


原雅明 facebook


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Monthly Disc Review2016.12.15:Monthly Disc Review

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Title : 『Songbook』
Artist : 石若駿



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ジャズ・ドラマー、そしてCRCK/LCKSのドラマーとして活躍する石若駿の最新作。ゲストのボーカルを中心に置き、ドラム、ピアノ、シンセまでを多重録音してのセルプロデュースによって制作されたこの作品は、昨年のリーダーバンドによるジャズ作品『CLEANUP』とはうってかわって、というよりジャズドラマー石若駿のイメージをそのものを覆す作品となった。


ゲストとして参加しているのは、石若と同じく東京藝術大学の打楽器専攻出身の角銅真実、CRCK/LCKSに参加する小西遼と小田朋美、けもののボーカリスト青羊とベーシスト織原良次、ジャズボーカルのサラ・レクター。石若がキャリアの中で共演してきたミュージシャンが並んでいる。

 
少しぼやけて滲んだピアノとドラムの上にクリアなボーカルが乗る「Asa」からアルバムはスタート。ウィスパー気味のボーカルと背景の楽器のバランスが、良い意味で豪華すぎない優しい空間を演出している。


「Asa」、「10℃」、「the voice」で聴ける小学校に上る前から学んでいたという石若のピアノは、ここではジャズ的というよりもクラシック的。縦にリズムを割っていくのではなく、沢山のラインが並行してそれぞれのラインと歌との間を交差して折り重なっていく。一方でシンセベースや打ち込みの音源で作り込まれた「Christmas Song」は、既にCRCK/LCKSで演奏している曲ということもあり、ひねくれたリズムとカラフルな音色が複雑に絡み合う曲、さらにシンプルなリズムの上を織原のベースが歌の隙間を縫うように自由に走る「ジョゼ」と、それぞれの曲が違った表情を見せている。その中でも、小節の縦線をまたいで滑らかに繋がっていくメロディラインや、そこに寄り添うオブリガードには『CLEANUP』から一貫した石若の作家性が伺えるのが面白い。


スウィングも超絶テクニックも表には出さずに仕上げられたこの一枚が、あるいはドラムを叩いている時以上に作曲家としての石若駿をくっきりと浮き彫りにしている気がしてならない。


文:花木洸 HANAKI hikaru


石若駿インタビュー(JJazz.Net 2015.12.15)

石若駿 Official


【Shun Ishiwaka『Songbook』】




Recommend Disc

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Title : 『Songbook』
Artist : 石若駿(Shun Ishiwaka)
LABEL : YoungS'tonesRecords/APOLLO SOUNDS
NO : YS-0001
RELEASE : 2016.12.14

アマゾン詳細ページへ


【MEMBER】
石若駿セルフプロデュース


【SONG LIST】
01. Asa feat.角銅真実
02. Christmas Song feat.小西遼 (from CRCK/LCKS)&小田朋美 (from CRCK/LCKS)
03. 10℃ feat.角銅真実
04. ジョゼ feat.青羊(from けもの)&織原良次(from 透明な家具、miD)
05. the voice feat.Sara Rector


この連載の筆者、花木洸が先日発売になりました『Jazz The New Chapter 3』で編集・選盤・レビュー記事などを担当。ブラック・ミュージックの最先端からUKジャズ、ネクスト・ジャズ・ファンク、ラージアンサンブル等ここにしかない記事・インタビューが盛り沢山となっています。


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■タイトル:『Jazz The New Chapter 3』
■監修:柳樂光隆
■発売日:2015年9月10日
■出版社: シンコーミュージック

アマゾン詳細ページへ


今日においてはジャズこそが時代を牽引し、ディアンジェロやフライング・ロータスなど海外の最先端アーティストから、ceroなど日本のポップ・シーンにも大きな影響を与えている。この状況を予言し、新時代の到来を告げた「Jazz The New Chapter(ジャズ・ザ・ニュー・チャプター)」の第3弾がいよいよ登場。2014年の刊行時より刷数を重ね、SNS上でも未だ話題沸騰中の第1弾・第2弾に続き、2015年9月末に〈Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN〉が開催されるなど、かつてない活況を迎えているジャズの次なる未来は、ニューチャプターが切り拓く!


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「Monthly Disc Review」アーカイブ花木 洸

2015.04 ・2015.05 ・2015.06 ・2015.07 ・2015.08 ・2015.09 ・2015.10 ・2015.11 ・2015.12 ・2016.01 ・2016.02 ・2016.03 ・2016.04 ・2016.05 ・2016.06 ・2016.07 ・2016.08 ・2016.09 ・2016.10 ・2016.11




Reviewer information

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花木 洸 HANAKI hikaru

東京都出身。音楽愛好家。
幼少期にフリージャズと即興音楽を聴いて育ち、暗中模索の思春期を経てジャズへ。
2014年より柳樂光隆監修『Jazz the New Chapter』シリーズ(シンコーミュージック)
及び関西ジャズ情報誌『WAY OUT WEST』に微力ながら協力。
音楽性迷子による迷子の為の音楽ブログ"maigo-music"管理人です。

花木 洸 Twitter
maigo-music

bar bossa vol.64:bar bossa

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vol.64 - お客様:宮川泰幸さん(ヴィヴァン)
【テーマ:やっぱり美メロが好き】



いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

今月はゲストに、徳島のワインビストロ、ヴィヴァンの宮川泰幸さんをお迎えしました。


林;こんばんは。早速ですが、お飲物はどうされますか?


宮川;カイピリーニャをお願いします。


林;今日は徳島の名産スダチを使ったスダチーニャがありますが。


宮川;(笑)じゃあ、それで...


林;お待たせしました。ではお生まれはどちらだったんでしょうか?


宮川;1975年、四国の徳島の生まれです。徳島市の隣町のいわゆるベッドタウン的なところで育ちました。


林;隣町のベッドタウン的って、ええと、藍住町ですよね。実は僕も同じ徳島県藍住町出身なので、ここはちゃんと言っておかないとと思いまして。では、音楽のことを聞かせてください。


宮川;音楽的には昭和のごく普通な家庭でしたので、両親から受けた影響などは特にありませんでした。両親ともに聞くのは演歌か歌謡曲で、幼少の頃の音楽の記憶と言えば内藤国雄のおゆき位ですね(笑)


林;ご両親が藍住町で老舗の飲食店を経営されていたんですよね。最初のレコードは?


宮川;最初のレコードは買ってもらったのは恐らくタイムボカンシリーズの主題歌だったと思います。自分でおこずかいを貯めて買ったのは中森明菜のスローモーションですね。近所に「あいずみレコード」というレコード屋さんがあって、中学生くらいまではほとんどそこで買ってましたね。レコードが中心だったころは色々と試聴させてもらってました。


林;僕もあいずみレコード、通いました。新品のレコード店なのに試聴させてもらえるんですよね。僕も色々と試聴して買いました。その後は?


宮川;中学・高校時代はぼくらの頃はとにかくバンドブームでしたね。中2位になるとギター始めたりする友達もいましたが、いかんせん僕は音感というものが絶望的にないのでそちらの畑には全く手が出せませんでした。とは言えいわゆる「厨二」ですので、「楽器は弾けないけど、お前らが知らない音楽知ってるぜ」という曲がった方向に進んでいきます。

しかしネットの発達していない時代ですので情報源は限られてます。好きなアーティストのアルバムのライナーノーツに出てくるその人が好きだったり影響を受けた人達のを聴いてみたり、FMのトップテン(邦洋)番組を聴いててパーソナリティーが話すランクに入っていないミュージシャンのアルバムを買ったり。今振り返るとめんど臭い奴だなあと我ながら思います。


林;僕が高校の頃にちょうどバンドブームが始まったのですが、6才下の宮川さんの時期もバンドブームは続いてたんですね。その後はどうされたんですか?


宮川;高校卒業後は地元の料理の専門学校に入って、その後東京のレストランに就職しました。


林;学校は地元なのに、東京のレストランに就職したんですか。それはかなり思い切った展開でしたね。お店はどうでしたか?


宮川;そこは日本でも有数の厳しいお店だったので、早朝から深夜まで働きっぱなしでした。
最初の2年間は家にテレビも電話も無かったので、家に帰って聴く音楽と録音していたアヴァンティのラジオで気を休めてましたね。


林;アヴァンティ、良かったですよねえ。あの、実は宮川さん、このJJAZZのブログ、アヴァンティを意識してるんです。


宮川;え、そうだったんですか? 


林;はい。今、それで宮川さんがゲストですから。さて、東京はどうでしたか?


宮川;でも田舎から出て来て初めて行ったタワレコやHMVは衝撃的に楽しかったですね。そして自分しか知らないと思ってた音楽がフツーにある事でようやっと厨二から卒業出来たと思います。

今は地元でワインビストロをしていますが、強く影響を受けたのは原宿のパレフランスにあった時のオー・バカナルですね。ブーランジェリーとカフェ、ビストロのどれもが素晴らしく、常にドキドキする何かがあったお店です。その頃は若く、当然お金も無かったのですが、友人とカフェに行ってサラダ・ニソワーズにステック・フリット、カラフェのワインだけですごく楽しかったですね。そこで得た「楽しく食べる」と言うことがお店を開く原点だと思います。


林;あのお店は本当に良いお店でしたよね。今、僕たちが気軽にフレンチを楽しめるのも、あのお店の影響って大きいような気がします。さて、東京ではお店をやらずに徳島県の、それもまさかの藍住町でやろうと思ったのはどうしてでしょうか?


宮川;本当は東京で5坪位のワインと惣菜のお店をするつもりでした。しかし震災の後に街が真っ暗になった時、「地元でこんな事があった時、灯りになるお店になりたい」と思いまして。(この言い方はちょっとカッコつけすぎですが)

震災以降急速にヴァンナチュール界の方々と知り合う機会が増えたんですね。まあこれは「街暗い!みんなが飲まないなら俺が飲む!」という訳のわからない決意のお陰だったんですが。

その中で僕達が扱うようなワインをもっと地方でも飲んでもらいたい。そんなわけで地元でお店をオープンするに至りました。


林;なるほど。そういう経緯だったんですね。


宮川;お店は実家の一部を改装してスタートしました。夜の20時にもなれば周りが暗くなるようなところでワインを売ろうなんて我ながら無茶だなあと思います。林さんがよく仰る「お店は場所」に照らし合わせると0点です。でもこれは逆に自由に出来るかなあと思ってやってます。

ヴァンナチュールにも「流行りモノ」があって、「もうあれ飲んだ?」って会話がそこかしこであるんです。それがある時期から嫌になって、自分が思う楽しんでもらえるワインをお出しするには割と良い環境だと思います。


林;なるほど。逆に自由に出来るんですね。でも、お店、流行っているって噂、聞いてますよ。


宮川;とは言え難しさも当然あります。売り上げも安定しませんし、ワインのお店なのにご予約4名さまでお車4台で来店されると正直へこみます。「まあこんな事もあるか」、と「これは譲れない」のバランスをうまくとっていかないと続けるのは難しいかもしれませんね。これは僕自身の課題でもあります。


林;うーん、車社会なので、お酒を飲んでもらうのって本当に難しいですね。さて、これ、みんなに聞いているのですが、これからの音楽はどうなると思いますか?


宮川;これからの音楽。難しいですね。でも僕自身凄く好きなアーティスト以外はもうCD買わずに配信で済ましてます。音楽を聴くのもアンプ+レコード→コンポやラジカセ→配信とどんどんライトな感じになってますが、いつかまたクラシックな聴き方が流行ることもあるんじゃないでしょうか。あとはライブでしょうか。先日カエターノ・ヴェローゾが来日公演してましたが、僕のSNSはカエターノ一色でした。「音楽を体感する」機会がもっと増えていくと楽しいですね。


林;そうですね。音楽を体感する機会が増えていくと良いですね。さて、今後はどうするつもりでしょうか?


宮川;これからしばらくは自分のお店でヴァンナチュールを楽しんでもらうことに注力します。
それからワインや惣菜を買って帰れるようにして、ご家庭の食卓にも普通にワインがあるような街にしたいですね。あれ? これって街づくりでしょうか。でも楽しく食べるって本当に素敵な事だと思います。


林;良いですねえ。


宮川;あと以前林さんに「宮川さんのお店はお嫁さんもらってその子にサーヴィス担当してもらって完成です!」と言われたので完成できるよう頑張ります(笑)


林;すいません。しつこく言い過ぎですよね。今回もこれにゲスト出演して「お嫁さん募集しましょう」っていうのがメインでしたしね。というわけで、宮川さんのお店で可愛い笑顔で「いらっしゃいませ」を言いたい貴女は徳島へ急げです。

さて、みんなが待っている選曲にうつりましょうか。


01. 中森明菜「ミ・アモーレ」

宮川;初めて自分で買ったレコードが明菜ちゃんだったと言うこともあり、小学生時代はおこずかいの許す限り買ってました。サビ前のセクシーさは小学生には刺激強め。この頃確か21歳。オトナ過ぎる。。。


林;21歳なんですね。確かにこんな21歳いないですね。僕実は、宮川さんと女性の好み、結構かぶるといつも思ってます...


02. 岡村靖幸「SUPER GIRL」

宮川;僕の厨二はこの人から。バンドキッズの対極をいくこのダサカッコ良さ。しかし当時は単純にカッコいいと思ってました。あのエロい感じもたまりません。同世代での厨二病のアイドルNo. 1。


林;僕もすごく好きでした。あの、宮川さん、多少、「岡村靖幸的な要素」あると思いますよ...。


03. ビル・エヴァンス「枯葉」

宮川;演歌好きの父が唯一聴いていた洋楽がフランク・シナトラでその中でもお気に入りが枯葉。それが耳に残っていたのか、初めて買ったジャズアルバムがこの曲が収録されている「PORTRAIT IN JAZZ」。絶望的に音感のない僕ですが、ビル・エヴァンスのピアノはエヴァンスのものだと分かるくらい好き。


林;お父さん、シナトラ持ってたんですか。羨ましいですね。うちにはジャズなんて1枚もなかったですよ。


04. モンドグロッソ「Dazzling」

宮川;カシオペアの名曲のカバー。
「人が知らない音楽を」の頃に聴いていたモンドグロッソ。しかし実はみんな知っていたという。。。大沢さんのソロプロジェクト的なものよりも初期のバンドスタイルが好きだったりします。桜丘のクラブで大沢さんがDJしてた夜は同僚と夜通し踊ったのは遠い昔。


林;お、モンドグロッソ、お好きなんですね。大沢伸一さんのDJも当時、体験してるんですか。すごくバランスが良い人ですよね。


05. チェット・ベイカー「Let's get lost」

宮川;専門学校時代にフランス語学校に通ってまして。そこで知り合ったお姉さまにジャズバーに連れて行ってもらった時に彼女がかけてもらったのがこの曲。以来曲名とも合わさって僕にとって最もロマンティックな1曲。


林;あ、実は僕もチェット・ベイカーに関しては妻が大ファンでして、妻にいろんなレコードを教えてもらいました。女性に教えてもらうチェット・ベイカー繋がりですね。いやあ、でもカッコいいです。


06. 小沢健二「天気読み」

宮川;岡村靖幸と双璧をなす青春時代のアーティスト。
王子様になる前のオザケン。フリッパーズギター解散後、「らしい」アルバムを作った小山田圭吾とは対極のメロディと歌詞。心のベストテン第1位はブギーバックではなくこちら。


林;宮川さんの世代ってオザケンに本当に惚れ込んでいる男性多いですよね。いやあ、でも宮川さんも好きそうですね。


07: フレッド・アステア 「night & day」

宮川;小学生時代からラジオっ子だったんですが、高校生の頃よく聴いていたのが土曜日夕方5時からのアヴァンティ。そのおしゃれなトークや音楽や構成にいつもドキドキしてました。その中で粋なオトコとして出てくるスターでハマったのがアステア。もう単純にカッコいい!


林;アヴァンティ、ほんと良かったですよね。ちなみにうちの場合、うちの娘も好きで、麻布十番の祭りにアヴァンティが出店するっていうので、わざわざ家族で行きました。


08:ディ アンジェロ 「Brown Sugar」

宮川;R&B系のアルバムで最も聴いたのが恐らくこれ。横浜のお店で働いていた時が最も忙しい時期で、激務の後四ツ谷まで帰る電車の中で常に聴いてました。抑えたリズムとセクシーな声が疲れすぎて興奮してる気を沈めてくれてました。


林;ディ・アンジェロも宮川さん世代の男性のアイドルですね。カッコいいですねえ。


09: 山下達郎 「Funky Flushin'」

宮川;学生時代も聴いたりアルバム買ったりしてましたが、「歌の上手いおじさん」位の印象でした。それが一変したのがアヒルストアの齊藤さんに「アヒルのiPod」をもらって聴いたこの大阪フェスティバルホールでのライブバージョン。なんてすごいメロディメイカー!
以来僕のお店では遅い時間になるとほぼ達郎をかけます。


林;あ、そう言えば宮川さん、一番最初にbar bossaに来店していただいたのってアヒルの齊藤さんと一緒でしたね。アヒルのiPodにこれが入ってたんですか。飲食業界で山下達郎好き多いですね。もちろん僕も大好きです。


10: カルロス・アギーレ&キケ・シネシ 「A Beto」

宮川;ボッサの影響で聴き始めた2人。奏でる音の美しさはもちろん素晴らしいですが、アルバム「Live In Sense Of Quiet」でのそれは涙が出るほど。寒い冬の夜、お客さんもほとんど帰られて静かになった店内で聴きたいです。


林;これ、ほんと素晴らしいですよね。これ企画した成田さん読んでるかな。成田さ~ん! こうやって音楽は広がってますよ~!


宮川さん、お忙しいところどうもありがとうございました。
こんなキャラクターの愛すべき宮川さんのところに嫁ぎたいという女性の方、徳島のヴィヴァンに是非、行ってみてください。もちろん女性じゃなくても、すごく良いお店ですので、近くにお住まいの方、あるいは旅行で四国方面に行かれる方、是非、お立ち寄りくださいね。


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いよいよ本格的な冬がやってきましたね。
今年はどんな音楽を聴きましたか? どんな人と一緒に音楽を聴きましたか? 
それではまた来月もこちらのお店でお待ちしております。

bar bossa 林伸次


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■Bar bossa林さんが選曲したコンピレーションアルバムが11/16リリース!

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■タイトル:『Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa』
■アーティスト:V.A
■発売日:2016年11月16日
■レーベル: ユニバーサル ミュージック
■品番:UICZ-1646

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【収録曲】
1.Blossom Dearie / It Might As Well Be Spring
2.Bill Evans / Soiree
3.Paul Desmond / Emily
4.Bill Evans Trio / Elegia
5.Quincy Jones and His Orchestra / Dreamsville
6.Gerry Mulligan / Night Lights
7.Vince Guaraldi Trio / Great Pumpkin Waltz
8.Cal Tjader / Just Friends
9.Shirley Scott/Can't Get Over The Bossa Nova
10.Blossom Dearie / Give Him The Ooh-La-La
11.Burt Bacharach / I'll Never Fall In Love Again
12.NICK De CARO and orchestra / I'M GONNA MAKE YOU LOVE ME
13.Blossom Dearie / Sweet Surprise
14.Beach Boys / Caroline No
15.Burt Bacharach / Alfie
16.Milton Nascimento / Catavento
17.Earl Klugh / The April Fools
18.Danilo Perez/Another Autumn


【林 伸次 近著】

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■タイトル:『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』
■著者:林 伸次
■発売日:2016年9月9日
■出版社: DU BOOKS
■金額:¥1,728 単行本

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「このビール、ぬるいんだけど」とお客さまに言われたら、あなたならどう対応しますか?
その都度悩んで、自ら回答を見つけてきた渋谷のバーのマスターの約20年。
楽しく経営を続けられたのには理由がある!

「バーの重たい扉の向こうには、お客さま、店主、お酒......その他たくさんの物語が詰まっています。ぜひ、あなたもその物語に参加してみてください。」
――本文より


「bar bossa」アーカイブ

vol.1 「モニカ・サウマーゾ」 ・vol.2 高木洋介 ・vol.3 「クリスマス・ソングのボサノヴァ」 ・vol.4 柳樂光隆 ・vol.5 「1960年代当時のブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.6 松原繁久 ・vol.7 「1970年代から1980年代までのブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.8 中村ムネユキ ・vol.9 「現代のブラジルのボサノヴァ女性シンガー特集」 ・vol.10 江利川侑介 ・vol.11 「エレンコ・レーベル」 ・vol.12 田仲昌之 ・vol.13 「ルミアール・ヂスコス」 ・vol.14 定成寛 ・vol.15 寺田俊彦 ・vol.16 白尾嘉規 ・vol.17 「畠山美由紀『rain falls』 プロデューサー中島ノブユキ インタビュー」 ・vol.18 山本勇樹 ・vol.19 「ジノンさん ルシッド・フォールについて」 ・vol.20 大場俊輔 ・vol.21 「ブラジル人と演奏しているアメリカのジャズ・ミュージシャン特集」 ・vol.22 武藤サツキ ・vol.23 「Lucid Fall (The Best of)」 ・vol.24 筒井奈々 ・vol.25 「THE PIANO ERA2013」 ・vol.26 山上周平 ・vol.27 ジノン ・vol.28 東野龍一郎 ・vol.29 林伸次 ・vol.30 中村智昭 ・vol.31 齊藤外志雄 ・vol.32 染谷大陽 ・vol.33 稲葉昌太 ・vol.34 小嶋佐和子 ・vol.35 石郷岡学 ・vol.36 原田雅之 ・vol.37 松本研二 ・vol.38 塚田耕司 ・vol.39 岩間洋介 ・vol.40 中村信彦&真理子 ・vol.41 白尾嘉規 ・vol.42 田仲昌之 ・vol.43 山本勇樹 ・vol.44 新川忠 ・vol.45 川嶋繁良 ・vol.46 田村示音 ・vol.47 山崎雄康 ・vol.48 上川大助 ・vol.49 町田和宏 ・vol.50 林下英治 ・vol.51 シュート・アロー ・vol.52 高橋悠 ・vol.53 沼田学 ・vol.54 庄野雄治 ・vol.55 山本のりこ ・vol.56 渡部徹 ・vol.57 小栗誠史 ・vol.58 相澤歩 ・vol.59 土田義周 ・vol.60 榎本善一郎 ・vol.61 町田洋子 ・vol.62 影山敏彦 ・vol.63 花田勝暁


bar bossa information
林 伸次
1969年徳島生まれ。
レコファン(中古レコード店)、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)、
フェアグランド(ショット・バー)を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。
2001年ネット上でBOSSA RECRDSをオープン。
著書に『ボサノヴァ(アノニマスタジオ)』。
選曲CD、CDライナー執筆多数。
連載『カフェ&レストラン(旭屋出版)』。

bar bossa
bar bossa
●東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
●TEL/03-5458-4185
●営業時間/月~土
18:00~24:00 bar time
●定休日/日、祝
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